Other
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Ilford Advocate
35mm判カメラ、アドヴォケート。フィルム感材メーカーで、またライカ・コピー機の傑作、Witnessの製造元としても知られる、英Ilford社製。目測式。距離表記はfeet。1953年5月から1956年まで販売され、約4500台が製造されました。35mmフィルムを使用するカメラでは初めて35mmレンズを標準装備した、世界最初の35mm広角専用機。本品はシリーズIIのホワイトフェイス。ちなみにシリーズ IはWray社のレンズを装備し、シャッター周辺が黒いデザイン。アルミダ...
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Plaubel Makina 670
プラウベル・マキナ67の改良版、670。レンジファインダー式中判カメラ。120/220フィルム使用。6×7フォーマット。ブランドは独プラウベルながら、設計はコニカ。レンズは4群6枚のニッコールで非常に高性能、現代においても定評のあるレンズです。670はボディ正面にリブが入りホールド感が向上、シャッターの誤作動防止用にレンズボードを閉じた状態ではレリーズできないようになりました。使用感ほとんど見られず、非常に綺麗な外観です。吊り環周辺にも使用感は無く、マキナにありがちなボ...
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Horseman SW612
ホースマン SW612。1995年に駒村商会が販売した、6x12cm判超広角パノラマカメラ。レンズ交換式、且つフィルムホルダー交換式により、35〜135mmの幅広い10種の焦点距離、6x7判 / 6x9判 / 6x12判の3種のフィルムサイズを組み合わせることが可能です。付属レンズはローデンシュトック製アポ・グランダゴン 45mm f4.5で、コパル製シャッター。4群8枚構成。最短撮影距離は0.4m。メートル、フィート併記。交換レンズユニットには、ローデンシュトック製は...
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
ライカコピー機の白眉、ウィットネス。1952年頃に製造され、その生産台数は350台以下と言われるレアカメラ。製造は英国のPeto Scott社が担当し、販売はイルフォード社。製造台数は350台以下。当初、WitnessにはDaron 50mm f2.9が標準装着される予定でしたが、それではスペックが凡庸との理由で、急遽大口径のダルメイヤー・スーパーシックス 2inch f1.9が採用されたそうです。スーパーシックスは往時も現在も高性能で評を博す、4群6枚ダブルガウス型の...
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Alpa 6b Black Paint + Macro-Switar 50mm f1.8
スイス・ピニョン社製、アルパ 6b ブラックペイント。生産台数僅か56台(!!)のレアモデル。製造番号41013〜41060の製造ロットで、1960年に黒塗りとして生産されたうちの1台です。スプリットイメージの45度ファインダー、50mmの透視ファインダー、セルフタイマーを装備。付属の銘玉マクロスイター 50mm f1.8も稀少なブラック仕様。大変精悍なルックスで、世のカメラ好き、黒塗り好きのハートを鷲掴みする1台です。珍品。当店過去販売品です。お客様に大切に使われ、こ...
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Rectaflex 1300
¥85,000
1953年発売のレクタフレックス 1300。コンタックス Sと共にペンタプリズムを装備した、最初の一眼レフ(SLR)。イタリア製らしい洒脱なボディやロゴデザインも魅力、使い勝手もなかなか良好です。このモデル1300は、数あるレクタフレックスの中でも一番生産台数の多いモデルです。レクタフレックスには、アルパ等と同じく実に多様で魅力的なレンズが用意されていました。ドイツからはSchneider、Zeiss、Kilfit、SchachtやVoigtlander、Rodenst...
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Robot I + Tessar 30mm f2.8
ロボット I型。1934年に登場した、24x24mm判スクエア・フォーマットの目測式カメラ。スプリング・モーター巻き上げ。レンズは専用のロボット・スクリューマウント。フランスの著名ロボットコレクター、Claude BELLON氏の分類によれば、本品はロボット I型のバージョン3。1936年頃の製造です。ボディ内蔵の緑フィルター、真っ青に見える横向きファインダーも楽しい機構。I型は後のモデルと比較しても、ことさらコンパクトで可愛らしく、愛でたくなるカメラです。その一方、動...
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Robot Recorder 24
¥68,000
ロボット・レコーダー 24。24x24のスクエアフォーマットの35mmフィルムカメラ。ロボット・ロイヤル 24から、ファインダーを省いたボディとも言えます。ゼンマイを巻き上げ、連射撮影ができるロボット・シリーズの中でも特殊なモデル。主に研究や工業用、または軍用としての記録専用として設計されたカメラで、距離計が無いのはもちろんのこと、ファインダーも巻戻しノブもバックドアの開閉ロック機構もありません。なお、軍用ロボットとしては、ライカ IIIgと同じスリークラウン刻印入りの...
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Kowa SW Black Paint
コーワSW ブラックペイント。興和光機製。1964年発売のスナップシューター。クセノター変形型のコーワ 28mm f3.2レンズを搭載したスーパーワイドな仕様として登場。目測式ですが、被写界深度が深いのでバシバシ撮影が楽しめます。セイコー製SLVシャッター、見え味の良いケプラータイプのファインダーを搭載。厚みを極力抑えた設計が好印象なカメラです。当時、28mm交換レンズ1本分で購入出来るリーズナブルな機種でしたが、その出来の良さからプロの写真家にも愛用者が多かったモデル...
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Ducati Simplex
伊デュカティ製35mmハーフ判カメラ、シンプレックス。シングルデスモや750SSなど往年の名車で知られ、現在でも第一線で活躍するバイクメーカーDUCATI社が1950年前後に製造した、可愛らしくも精密な小型カメラ。DUCATI社のカタログNo.は、OI 6404.1。秀逸な外観デザインに心惹かれる方も多いことでしょう。手に取ればズシリと金属感タップリなつくりにウットリ。グレーの貼り革と梨地シルバーの組み合わせは、実に洒脱な雰囲気。さすがのイタリアンデザイン。シンプレック...
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Pentax MX Japan Camera Show
¥250,000
旭光学製のペンタックス MX、日本カメラショー開催20周年記念モデル。わずか20台の限定です。1979年(昭和54年)3月の発売。ペンタックスMXは、軽量小型ボディにTTL露出計内蔵、外付けのモータードライブや、ワインダーでの自動巻き上げにも対応した高級モデル。付属の標準レンズはSMC Pentax-M 50mm f1.4。ペンタックスKマウント。レンズ前キャップ、元箱、ストラップ、肩パッド、保証書、新品付属の電池(使用不可)、日本語取扱説明書、レンズとアクセサリーのカ...
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Rectaflex 1300 + Angenieux 50mm f1.8
1953年発売のレクタフレックス 1300。コンタックス Sと共にペンタプリズムを装備した最初の一眼レフ(SLR)。イタリア製らしい洒脱なボディやロゴデザインも魅力、使い勝手もなかなか良好です。このモデル1300は、数あるレクタの中でも一番生産台数の多いモデル。レクタフレックスにはアルパ等と同じく実に多様なレンズが用意され、ドイツからはSchneider、Zeiss、Kilfit、SchachtやVoigtlander、Rodenstock。フランスからはAngenie...
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Teleroy w/ Angenieux 100mm f3.5
仏Royer社製、1950年代製造の6X9判(120フィルム)、テレロワ。なかなか凝ったメカニズムの連動距離計付の中判カメラ。テレロワはその多くがSom Berthiot Flor付きですが、本品は稀少なアンジェニュー 100mm f3.5付。このType X1はテッサータイプの4枚玉。アンジェニューらしい淡いパープル・コーティング。ボディ筐体はフランス製カメラらしくアルミ製で軽量、本体重量は771gです。テレロワは距離計窓が小さく、ピント合わせにはかなりの慣れが必要で...
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
英国イルフォード社が販売したライカコピー機、ウィットネス。1952年頃の製造で、生産台数350台以下と言われるレアカメラ。製造は英国のPeto Scott社が担当しました。古今東西数多あるライカコピーの中でも、ひときわ秀逸なデザインが光ります。Witnessのロゴも最高、Tシャツを作りたくなるようなカッコ良さです。当初、WitnessにはDaron 50mm f2.9が標準装着される予定でしたが、それではスペックが凡庸との理由で、急遽大口径のダルメイヤー・スーパーシック...
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Gokoku No.1
¥180,000
ゴコク I型。理研光学工業(現リコー)製。ベストフィルムを使用する3x4cm判カメラ。フォーカルプレーン・シャッターを採用し、外観デザインもライカを意識したつくりです。昭和14年(1939年)頃の製造で、ネーミングは「護国」に由来。軍国主義一色の当時の空気を反映しています。シリアル番号は1064。レンズ固定式のゴコク I型の生産は1,500台程度と言われており、シリアル番号は1000番台からスタートしているようですので、本品は64番目に当たる初期の個体と思われます。付属...
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Gamma III Aeronautica
ガンマ III、イタリア空軍バージョン。トップカバーにR.Aeronauticaの刻印有。III型は1950〜51年の製造。ガンマはスタイル最高、大変ユニークな機構を持つ、イタリア製のライカ・コピー機ですが、部品精度に問題があり、まともに動く個体は殆ど見られないのが残念です。本品はライカ・スクリューマウントとなった、ガンマ最終モデルのIII型。ちなみにガンマ I型は独自のバヨネットマウント、II型はスロー無しのライカ・スクリューマウント。このIII型は、ライカLマウント...
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Exakta Real + Travenar 50mm f2.8
1966年、Ihagee West社製。戦前エキザクタの名機の数々を設計したIhagee Dresdenの技術者が、理想を追い西側へ亡命して作ったカメラ。西ベルリン(西独)工場製。右手/左手用に二つレリーズが付いています。メジャーなドレスデン製エクザクタの左手巻き上げとは異なり、本機は右手巻き上げレバーの一般的なタイプとなりました。クイックリターンミラー。ファインダーは後ろに引き抜く方式で交換可能。東独製のエギザクタと比較すれば、このレアルは大きな進化でしたが、当時日進...
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Foca PF2 + Oplar 50mm f3.5
¥65,000
仏OPL(ルバロワ精密光学)社製のライカ型カメラ。すっきりとした端正なデザインが麗しいフォカ2スター(PF2)。1945年の登場です。一眼式連動距離計付きレンズ交換式カメラ。距離計対物レンズが左寄りに装備されており、うっかり右手でファインダー窓を遮ることがありません。OPL社は、第二次大戦中はドイツ軍に占領され、ドイツ軍への軍需品を納入していましたが、別の場所で密かに小型35mm判カメラ(Petit Format = PF)の開発を進め、1945年の終戦直後にこのモデル...
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Teleroy w/ Flor 105mm f3.5
仏Royer社製。1950年代製造の6X9判(120フィルム)、テレロワ。なかなか凝ったメカニズムの連動距離計内蔵カメラ。本品はトップカバーにセルフタイマーが付いたモデル。レンズはSOMベルチオ社のフロール 105mmf3.5。ベルチオ・レンズらしい美しい淡いブルーのコーティング。距離計窓が小さく、ピント合わせには慣れが必要ですが、アルミボディで軽量、距離計連動でベルチオのレンズが楽しめるなかなか魅力ある一台。2018年のフランス仕入れ物件です。お客様に大切に使われ、こ...
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Ensign Autorange 820
英国の名門、Houghton社製の中判カメラの銘機、オートレンジ 820。レンズは銘玉ロス・エクスプレス 105ミリ f3.8。1955年頃の製造です。オートレンジ 820は、ベッサ II、スーパー・イコンタ等と共に、スプリングカメラ全盛期の終わり頃に製造された、中判フォールディングカメラの高級機。日本でも昔から人気があります。 120フィルムを使用。66マスクはフラップ式でボディに内蔵されています。6X9で8枚、6x6で12枚の撮影が可能。二重露出防止機構付。 凝った...
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Mamiya 7 II + 65mm f4
マミヤ7II + N 65mm f4。レンズ交換式レンジファインダーカメラ。6x7判。 120/220フイルム使用。35mmカメラなみの機動力を備えた軽量・コンパクトな中判カメラです。ライカ等の35mmレンジファインダー機から中判にチャレンジするには丁度良いスターター機となるでしょう。 交換レンズは43mm、50mm、65mmの広角から標準の80mm、150mm、210mmの望遠まであり、様々な場面で活躍してくれます。本品には65mmの広角系のレンズが付属しています。*...
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Plaubel Makina 67
プラウベル・マキナ 67。120フィルム使用。10枚撮り。4群6枚構成のニッコール 80mm f2.8を装備した、軽量・コンパクトな中判カメラの銘機です。 プラウベルは元はドイツの名門メーカーでしたが、休眠状態にあったブランド名をカメラのドイが買収し、1979年に復活を果たしました。カメラの設計はコニカ、レンズは社長の希望でニッコールを装着。 洗練されたデザインと使いやすさ、ニッコールの描写の良さで現在も高い人気を誇ります。 露出計の電池はLR44を2個使用。フィルター...
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Rectaflex 1300 + Angenieux 50mm f2.9
コンタックス Sと共にペンタプリズムを装備した最初のSLR。こちらは1953年発売のレクタフレックス 1300。数あるレクタの中でも一番生産台数の多いモデルです。3枚構成のアンジェニュー 50mm f2.9 Type Z2付。レクタフレックスには他にも多様なレンズが用意され、ドイツからはSchneider、Zeiss、Kilfit、SchachtやVoigtlander、Rodenstock。フランスからはAngenieux、SOM Berthiot、Boyer、オラン...
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Miranda T Black Paint + Zunow 50mm f1.9
ミランダ Tブラックペイント。本品はOrion Camera Co.、通称オリオンネーム、シャッター1/500までのT-I (Type 1)型のペイントボディ。かなり珍しい一台。付属レンズはズノー 50mm f1.9。レンズマウントは専用の44mmスクリュー。黒塗りモデルは報道向けにわずかに供給されたとも言われています。20年ほど前の海外の有名オークションで、同じくOrionネームの黒塗りで近い仕様の個体が落札されています。全体的にとても綺麗なボディ、当店のお客様が長く...
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Miranda T + Zunow 50mm f1.9
ミランダ T。ミランダ銘。ボディ番号は556xxx。標準レンズのズノー 5cm f1.9付。1955年8月に発売された、国産最初のペンタプリズム式35mm一眼レフカメラ。また、脱着可のペンタプリズム採用も日本初。 前年に発売された試作機フェニックスを製品化し、登場したモデルです。レンズマウントは独自の44mmスクリューマウント、外側4本爪バヨネットの二重構図。シャッター速度は1/500まで。各種のマウントアダプターも発売され、またごく少数ブラックペイントボディも製造され...
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Norita 66 + Noritar 80mm f2
ノリタ光学製、ノリタ66。1972年登場。バケペン等と並び、数少ない中判66一眼レフカメラ。120/220フイルム使用。 中判では唯一無二の明るさを誇る、ノリタール 80mm f2を標準レンズとして装備。 東京光学出身の車田利夫氏率いるノリタ光学(埼玉県川越市)で、ボディ、レンズ共に製造されていましたが、残念ながら販売が振るわず、1976年に民生用カメラ、レンズ共に事業は終了。短命に終わってしまいました。 シャッター速度1/500、交換可能なファインダー、多重露光、大口...
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Nagel Pupille w/ Elmar 50mm f3.5
ナーゲル・ピュピレ。1931〜35年の製造。ドイツのNagel社がコダック社に吸収される直前に発表した製品です。3x4cm判。127フィルム使用。距離指標はmeter。 小柄ながら重量感タップリで、つくりも非常に良いカメラ。 本品はライツのエルマー 50mm f3.5を装備した、ピュピレの中でも一番人気のモデル。他にクセノン 50mm f2、クセナー 50mm f2.9と3.5、テッサー 50mm f2.8と3.5が付いたモデルがありました。 ニッケルメッキの鈍い輝き...
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Topcon RE Super Black Paint + RE Topcor 58mm f1.4
東京光学製。1963年登場の銘機、トプコン RE スーパー。オート・トプコール 58mm f1.4付。本品は精悍なブラックペイント仕上げモデル。1960年代終わり頃の製造です。 世界で初めてTTL測光方式を実現した35mm一眼レフ。ミラーにスリットを設け、測光素子を裏側に配置したミラーメーターを開発し採用。300mm f2.8やレトロフォーカス設計の広角レンズなど、優れたシステムを構築。 システムの優秀さと先進的な機能があいまって、高い評価を得た国産一眼レフ。2020年...
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
英国のPeto Scott社が製造し、イルフォード社が販売したライカコピー機、ウィットネス。1952年頃の製造です。製造台数350台以下と言われるレアカメラ。 古今東西数多あるライカコピーの中でもひときわ秀逸なデザインで、Witnessのロゴも最高、Tシャツを作りたくなる格好良さ。 当初、WitnessにはDaron 50mm f2.9が標準装着される予定でしたが、それではスペックが凡庸との理由で、急遽大口径のダルメイヤー・スーパーシックス 2inch f1.9が採用さ...
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FOCA Universal RC + Oplarex 50mm f1.9
光学機器メーカーとして戦前から軍事用機器等を製造していた、フランスのOPL社(Optique et Precision de Levallois)の距離計式カメラ、フォカの最終モデル、フォカ・ユニバーサル RC。通称U.R.C。フォカの最終型にして最上級モデル。シャッター速度はT、B、1〜1/1000。1962〜63年の製造です。 一見すると巷に溢れるバルナックライカ型カメラですが、レバー式巻上げやバヨネットマウントなど独自の機構を持ち、直線基調のボディデザインも新鮮で...
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FOCA Universal RC + Oplar 50mm f2.8
フォカの最終型にして最上級モデル、フォカ・ユニバーサル RC。通称U.R.C。 光学機器メーカーとして戦前から軍事用機器等を製造していた、フランスのOPL社(Optique et Precision de Levallois)製造の距離計式カメラ。シャッター速度はT、B、1〜1/1000。1962〜63年の製造です。 一見すると巷に溢れるバルナックライカ型カメラですが、レバー式巻上げやバヨネットマウントなど独自の機構を持ち、直線基調のボディデザインが新鮮です。黒とクロー...
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Foca PF3 + Oplar 50mm f2.8
フランスOPL社製。書籍「FOCA Graphie」の分類によると、本品はライカ M3が世に出た1954年製のフォカ PF3。レンズ交換はスクリューマウント式。 激レアなライカ・コピー機、SAGEMを除くと、フランス唯一のライカ型カメラですが、デザインや機構は独創的で、ライカ・コピーと呼ぶには憚られます。さすがのフレンチカメラ。 付属のOplar 50mm f2.8は4群5枚構成。直線基調のボディデザインは秀逸でホールド感も良好です。また、フォカのスプールは、数多あるカ...
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Nagel Pupille w/ Elmar 50mm f3.5
ナーゲル・ピュピレ。1931〜35年の製造。ドイツのNagel社がコダックに吸収される直前に発表した製品です。3X4cm判。127フィルム使用。距離指標はmeter。 本品はライツのエルマー 50mm f3.5を装備した、ピュピレの中でも一番人気のモデル。他にクセノン 50mm f2、クセナー 50mm f2.9と3.5、テッサー 50mm f2.8と3.5が付いたモデルがありました。 ライツ製の距離計本体は付属しませんが、アクセサリーシューの足が付属します。ここにライ...
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Plaubel Makina W67
プラウベル・マキナ 67をベースに、広角のニッコール 55mmを搭載したモデル、W67。レンズボードの繰り出し量も少なくなり、軽快な操作感。リブの入ったボディのデザインもより洗練された印象です。 必要にして十分な機能に、申し分の無い描写性能を誇るニッコールレンズ、スタイリングや携帯性にも優れ、操作性も良好。長く人気を保っている理由が良く分かります。 使いやすく、実用機として使い込まれがちなマキナですが、こちらは丁寧に使われ、かなり良い状態を保っています。 当店過去販売...
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Olympus Pen Wide
渋すぎるハーフ判の銘機、ペンワイド。1964〜65年製。135フィルム使用。オリンパス ペンSをベースに、25mm f2.8の明るい広角レンズを搭載。ボディは真鍮にブラックペイントと、世の黒塗りマニアも唸る粋な仕上げ。アブクや真鍮の出る雰囲気などは、ライカ M3やM2のブラックペイントにも通じます。 精悍なスタイルと優れた描写性能で、世のカメラ好きの琴線に触れる一台。この個体もほどよく枯れた実に良い雰囲気。ペイントボディのサブ機としての活躍も期待できます。 純正の革ケー...
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Ensign Autorange 820
英国の名門、Houghton社製の中判カメラ。レンズは銘玉ロス・エクスプレス 105ミリ f3.8。1955年頃の製造です。ベッサ IIや、スーパー・イコンタ等と共に、スプリングカメラ全盛期の終わり頃に製造された中判高級機。 非常に凝った作りと精鋭描写のAPOレンズで、クラシックカメラファンの間では、昔から人気のあるカメラです。ピント合わせの際は前蓋とレンズボードごと前後に動くので、前玉回転式の他機種と比較して安定したピントが得られます。 120フィルムを使用。66マス...
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Foca Universal R Marine
仏OPL社製。1958年製のフォカ・ユニバーサル R フランス海軍仕様。通常のモデルではFOCAのエンブレムが貼られている箇所に、「Marine Nationale」のプレートが貼られています。 激レアなライカ・コピー機SAGEMを除くと、フランス唯一のライカ型カメラですが、デザインや機構は独創的で、ライカ・コピーと呼ぶのは憚られます。 レバー巻き上げ、バヨネット式レンズ交換、距離計連動。直線基調のボディデザインが秀逸なフォカは、ホールド感も良好です。また、フォカのスプ...
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Olympus Pen S
1960年6月発売。オリンパス・ペンS。Dズイコー 30ミリ f2.8を装備。35ミリフィルムを使用するハーフ判。先代のオリンパス・ペンのf3.5より1段明るく、f2.8となったモデル。シャッター&絞りはマニュアル、距離は目測式です。 ポケットに収まるかわいいサイズ、沢山撮れるハーフ判、街歩きや旅のお供に。とても綺麗で作動快調、実用にも良い一台です。純正フィルター付。 正面のOLYMPUSロゴの上にごく薄い傷が一本見られますが、他は擦れ等も少なく、かなり綺麗な一台です...
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Nikon S + Nikkor 50mm f1.4
611万台。日本光学製レンジファインダーカメラ、ニコン S型。先代のM型にシンクロ接点が装着されたモデルの後期にあたる個体です。ボディの製造は1953年頃と思われます。 付属のレンズは標準のニッコール 5cm f1.4。捨て番5005が付されたTokyo銘です。3群7枚構成のゾナー型。レンズの製造時期は初期のシリアル番号で1950年と推測されます。 その後のS2以降と比して、シンプルで無骨なデザインが印象的。重厚なつくりで手に取れば、ズシリと凝縮感と重みを感じます。 ...
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Norita 66 + Noritar 80mm f2
1972年登場。ノリタ光学製、ノリタ66。120/220フイルム使用。バケペン等と並び、数少ない中判66一眼レフカメラ。f2の明るさを誇るノリタール80ミリ 標準レンズ付。 東京光学出身の車田利夫氏率いるノリタ光学で、ボディ、レンズ共に製造されていましたが、残念ながら販売が振るわず1976年に民生用カメラ・レンズ共に事業は終了。短命に終わってしまいました。 シャッター速度1/500、交換可能なファインダー、多重露光、大口径f2標準レンズ等々、フルスペック装備で実用性抜群...
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Plaubel Makina 67
プラウベル・マキナ 67。120フィルム使用。10枚撮り。4群6枚構成のニッコール 80mm f2.8を装備した、軽量・コンパクトな中判カメラです。 プラウベルは元はドイツの名門メーカーでしたが、休眠状態にあったブランド名をカメラのドイが買収し、1979年に復活を果たしました。カメラ設計はコニカ、レンズは社長の希望でニッコールを装着。 洗練されたデザインと使いやすさ、ニッコールの描写の良さで近年人気は高まるばかりです。 露出計の電池はLR44を2個使用。フィルター径は5...
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Robot II Black Paint + Tele-Xenar 75mm f3.8
ロボット II ブラックペイント。24x24mm判のスクエア・フォーマット、ロボット判(35mmフィルム使用)。目測式。ゼンマイ仕掛けで一度の巻上げで20枚程度の撮影が可能です。ユニークな機構として、切替式の横向きファインダーを内蔵しています。ボディもレンズも、とても綺麗な一台。 ロボット II型は1939〜1952年の間に製造され、軍用モデル他多くのバリエーションがあります。秘密警察やスパイ活動、軍用などに活躍したとは思えない可愛らしいデザインは、眺めていても飽きませ...
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Reid III + Taylor-Hobson 2inch f2
英Reid&Sigrist社製、リード III型。ライカ IIIbをお手本として製造されたライカコピー機です。本品はシンクロが付いたリード IIIa、もしくはType IIと呼ばれるモデル。1953〜1964年の間に約1200台が製造されました。ボールベアリング内蔵のシャッター機構、スローダイヤルのネジが無いことなど微妙な差異はありますが、実に良く出来たライカ型カメラです。 付属のテイラーホブソン製のアナスティグマット 2インチ f2は、ライカLマウントを採用し...
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Robot IIa Outfit
1951年、ドイツのフォトキナにてデビューした、ロボット IIaの豪華セット。本機はシンクロ接点がXとMになった、IIaの2ndバージョン。24x24mmのスクエアフォーマット(ロボット判)。スプリング式巻き上げで連写可能(空シャッターの切りすぎにはご注意を)。 ロボットは、このIIaから通常の35mmパトローネが使えるようになりました。また、撮影後のフィルム巻戻しが可能になるのは、この後のロボット・スター Iからですが、本セットには純正フィルムローダーが付属しており、...
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Alpa 10d + Macro-Switar 50mm f1.8
スイスのピニオン社製造の高級一眼レフカメラ、アルパ 10dとマクロスイター 50mm f1.8の綺麗なセット。10dは1968年に発売、2974台製造されたと言われていますが、市場ではそうそう見掛けません。アルパの製造番号表によると、本品は1969年製です。 前のモデル9dから軍艦部のデザインを刷新。TTLメーターにシャッター速度を連動させ、シャッターダイヤルが不回転等間隔式となり、よりスクエアなデザインに改められました。 曲面と直線を上手く組み合わせたモダンなボディデ...
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Ducati Sogno
イタリア製サブミニチュアカメラ、デュカティ・ソーニョ。35mmハーフ判。ソーニョは連動距離計内蔵、レンズ交換式の上位モデル。付属のレンズは定番のヴィトール 35mm f3.5。 シングルデスモや750SS等、数々の名車を送り出してきたイタリアのDucati社が1950年前後に製造。手に取ればズシリと重く、凝縮された精密感に溢れるカメラです。バイクでのツーリング時も邪魔にならないコンパクトサイズ(シングルやツインの振動は厳禁ですが笑)。 レンズを沈胴させた状態ではシャッタ...
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Reid III + Taylor-Hobson 2inch f2
英Reid&Sigrist社製、リード III型。ライカ IIIbをお手本として製造されたライカコピー機です。本品はシンクロが付いたリード IIIa、もしくはType IIと呼ばれるモデル。1953〜1964年の間に約1200台が製造されました。ボールベアリング内蔵のシャッター機構、スローダイヤルのネジが無いことなど微妙な差異はありますが、実に良く出来たライカ型カメラ。 付属レンズはテイラーホブソン製のアナスティグマット 2inch f2。ライカでも距離計連動で...
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Robot I
記念すべきロボットの1st モデル、本品はバージョン 4、1937年頃の製造です。24x24mm判。スクエア・フォーマットが楽しいカメラ。目測式。スプリング・モーター巻き上げ。レンズは、専用のロボット・スクリューマウント。ボディ内蔵の緑フィルター、真っ青に見える横向きファインダーも楽しい機構。 このI型は後のモデルと比較してもコンパクトで可愛らしく、愛でたくなるカメラ。 2018年のヨーロッパ買い付けでドイツのコレクターから譲って頂いた一台。お客さまに大切に使われ、この...
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Superfekta
独Welta社製の6x9判カメラ、スーパーフェクタ。1935年頃の発売です。120フィルム使用で8枚の撮影が可能。兄弟機には6x6判のペルフェクタがありました。折りたたみ式の二眼レフという珍しいカメラで、メカ好きにはたまらない独特な機構が満載です。 レボルビング機構を搭載し、レンズボードを90度回転させることで横位置への切替ができる(ファインダーフレームも機械式で自動的に切り替わる!)という、凝りに凝った機構を搭載。切り替え時には、各部が所定の位置にきっちりと納まってい...
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Bantam Special
1936年、米イーストマン・コダックから発売された高級機。828フィルム使用(バンタム判)。 1930年代に吹き荒れた、流線型デザインブームを取り入れた工業製品として、カメラ史だけでは無くデザイン史においても重要な一台です。ウォルター・ダーウィン・ティーグによるデザイン。米国工業デザイン全盛期の古き良き優雅なカメラです。 レンズはコダック自慢のエクター f2を搭載。シャッターはコンパー・ラピッド。連動距離計も搭載されており、迅速にピント合わせができます。 828フィルム...
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Roland w/ Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7
世界初の一眼式連動距離計を搭載した、銘機ローランド。1934〜1937年製造。本品は光学露出計(経年劣化の為見えません)、またコンパーラピッドシャッター(1/400)を搭載したモデルです。 銘玉Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7は6枚構成。645判(120フィルム)。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士が発明。数ある中判カメラでも距離計連動でプラズマットの描写を楽しめるカメラはローランドのみで、昔からマニア垂涎の一台。これ一台で完...
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Olympus Pen Wide
渋すぎるハーフ判の銘機、ペンワイド。1964〜65年製。135フィルム使用。オリンパス ペンSをベースに、25mm f2.8の明るい広角レンズを搭載。ボディは真鍮にブラックペイントと、世の黒塗りマニアも唸る粋な仕上げ。アブクや真鍮の出る雰囲気などは、ライカ M3やM2のブラックペイントにも通じます。 精悍なスタイルと優れた描写性能で、世のカメラ好きの琴線に触れる一台。この個体もほどよく枯れた実に良い雰囲気。 当店販売品です。前回の販売に際しフル整備を行っており、ペイント...
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Miranda T + Zunow 50mm f1.9
ミランダ T、ズノー付。本機は初期のOrion銘、通称オリオンネーム。後にはミランダ銘となります。1954〜56年の製造。 ミランダ最初の一眼レフカメラで、国産初のペンタプリズム搭載機、かつ脱着可のペンタプリズム採用も日本初。レンズマウントは専用の44mmスクリュー。シャッター速度は1/500まで。各種のマウントアダプターも発売され、またごく少数ブラックペイントボディも製造されました。 発売当時、昭和30年の価格は57,000円でかなりの高級機だったようです。 付属のズ...
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Roland w/ Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7
世界初の一眼式連動距離計を搭載した、銘機ローランド。1934〜1937年製造です。本品は、光学露出計(経年劣化のため殆ど見えません)、またコンパーラピッドシャッター(1/400)を搭載したモデル。645判(120フィルム)。 Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7レンズは6枚構成。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士が発明。数ある中判カメラでも、距離計連動でプラズマットの描写を楽しめるカメラはローランドのみで、昔からマニア垂涎の一台で...
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Baldaxette II
独バルダ社製の上級モデル、バルダクセッテ II。1937年登場の6x6cm 中判スプリングカメラ(120フィルム)。ハーフミラーを用いない上下像合致式の距離計を内蔵。左目でファインダー、右目で距離計というワザを身につければ、素早い撮影が出来るかもしれない、撮影技巧派(?)の方には楽しいカメラです。 付属のレンズは定評のあるシュナイダー製 クセナー75mm f2.8。当時としては贅沢な装備でしょう。1/250のコンパーシャッターを採用。ボディ側のボタンでレリーズが可能。...
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Telka III
1948年頃に製造された、フランスのDemaria Lapierre社製6x9判スプリングカメラ。120フィルム使用。テルカ・シリーズの最上位モデル。本品はプロンター SVSシャッター装備のテルカ III後期型。やや広角気味の3群4枚構成テッサータイプ、サジタール・レンズ 95mmレンズ付。連動距離計内蔵です。 テルカ III型の前期モデルはステンレス製のトップカバーが個性的でしたが、この後期モデルはサテンクロームでより高級感があります。後期型はややレアなモデルです。 ...
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Plaubel Makina W67
プラウベル・マキナ67をベースに、広角のニッコール 55mmを搭載したモデル、W67。レンズボードの繰り出し量も少なくなり、軽快な操作感。リブの入ったボディのデザインもより洗練された印象です。 使いやすく、実用機として使い込まれがちなマキナですが、コチラの個体は嬉しいほどに綺麗なコンディションです。 当店過去販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。前オーナーさんも撮影を楽しまれており、このまま安心してお使い頂けます。 擦れやすい裏蓋、底蓋の塗装...
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Elax
フランスの名門メーカー、Lumiere(ルミエール)社製が1933〜38年に製造した、3x4cm(ベスト半裁)版16枚撮りのフォールディングカメラ、エラックス。本品はダイヤル式巻上のI型。レンズはベルチオ・フロール 50mm f3.5。127フィルム使用。目測式。ステンレス製のシャッター幕を採用、4秒〜1/1000までのシャッターが切れます。 アールデコデザインを基調とし、角形と円を見事に配置したデザインはさすがのフランス製。眺めているだけでもウットリ。マイナスネジの配...
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Soho Reflex Tropical
英国Marion社製のイギリスを代表的する箱型一眼レフ。本品はトロピカルモデル。1900年代初頭の製造です。美しく磨かれたチーク材と赤革のベローズ(蛇腹)やフード、そして真鍮金具のコントラストが大変に美しいカメラ。もはや工芸品。往年、憧れていらっしゃった方も多いでしょう。フルセット。珍品。
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Kowa SW
興和製。コーワSW。1964年発売のスナップシューター。クセノター変形型のコーワ 28mm f3.2レンズを搭載したスーパーワイドな仕様として登場。 目測式ながら被写界深度が非常に深いので、バシバシ撮影が楽しめるでしょう。セイコー製SLVシャッターを搭載。厚みを極力抑えたデザインがスタイリッシュ。当時、28mm交換レンズ1本分で購入出来る優れたカメラでした。 軽微な擦れは見られますが、使用感の少ないキレイ目な外観です。アタリや凹みはありません。 2022年10月に専門...