コンタックス Sと共にペンタプリズムを装備した最初のSLR。こちらは1953年発売のレクタフレックス 1300。数あるレクタの中でも一番生産台数の多いモデルです。3枚構成のアンジェニュー 50mm f2.9 Type Z2付。
レクタフレックスには他にも多様なレンズが用意され、ドイツからはSchneider、Zeiss、Kilfit、SchachtやVoigtlander、Rodenstock。フランスからはAngenieux、SOM Berthiot、Boyer、オランダからはOld Delft。母国イタリアからはGalileo、Filotecnica等々、レンズ選びも楽しいカメラです。
嬉しい純正ケース付。
ボディ底面とペンタプリズム前面部に僅かながら真鍮が見えていますが、レザー部の色落ちも見られず、全体的には使用感少なく綺麗な状態です。ファインダー内部のプリズム貼り合わせ部に、わずかな腐食が見られますが、見え味にはほとんど影響ありません。
2024年3月にボディ、レンズ共にOH済。ボディ、レンズともに動作快調です。アンジェニューレンズは前玉に拭き傷がやや多く見られますが、中玉はスカッとクリア、スローシャッターの1秒は少し短めに作動しますが、他は安定した動作をしています。