フィルムカメラ
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Leica Ic
1950/51年製のライカ Ic。ライツのコードはOEGIO。製造番号は52万台。ライカ・スタンダードの後継機として1949年に登場しました。 一定の条件でルーティン化された撮影や、科学向けなどを主な目的として供給されたモデルで、ファインダー類がありません。 2つのアクセサリーシューを装備しており、現代ではレンズやファインダー、距離計などのアクセサリーの組み合わせが愉しいカメラ。 ズマロン 35mmとSBKOOファインダーを装着してスナップシューターなどなど、お好みの一...
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Leica M3
ライカM3。後期型のシングルストローク。製造番号は105万台、1962年製。ライツの製品コードはIGEMO。1954年登場のライカM3は、素早いレンズ交換と確実な固定を約束するライカMマウント、距離計内蔵型の見え味素晴らしいレンジファインダー、機能美として完成されたデザイン、安定した動作を確保する堅牢なボディ、他社の追随を許さない質感の高いつくりで、ライツの黄金時代を築いたカメラ。このM3後期型は、前期型が抱えていたマイナーな欠点を改善し、シングルストロークという一般的...
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Rolleiflex 2.8F White Face
独ローライ・ヴェルケ・フランケ&ハイデッケ社製。二眼レフの王様、ローライフレックス 2.8Fの最終型。通称ホワイトフェイス。撮影用レンズ周りがスッキリと白くなりました。従来より人気のあるモデル。撮影レンズはシュナイダー製クセノタール 80mm f2.8。露出計内蔵。本品は十分な整備が行き届きつつ、とても綺麗な外観コンディションが維持されている個体で付属品も充実しています。フィルムカウンター下の黒塗り部分に波打ちが少々見られますが、他は使用感ほとんど見られず大変綺麗なボデ...
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Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデルであり完成形、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。三脚ネジは太ネジ。製造番号は86万台。1957年製。ライカMPやM3軍用オリーブと同じ時期に製造されていた、戦後ライカのゴールデンエイジの製品です。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3のテクノロジーも導入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、使い易...
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Wideangle Rolleiflex
ワイドアングル・ローライフレックス。通称ワイドローライ。ディスタゴン 55mm f4の鮮鋭描写で根強い人気の広角専用機。ワイドローライは1961年から製造開始されましたが、本品は1967年頃の製造と思われます。フィルターやレンズフードは専用のバヨネットIVを使用します。本品は露出計無しモデル。ピントノブはmeter表記とマニア好み仕様。スクリーンは純正の全面マット。全体的に使用感は少なく、綺麗めなワイド・ローライフレックスです。ピントの平面性を保つ、純正ガラススクリーン...
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Nikon New F Black Paint + Nikkor 50mm f1.4
742万台のニコン・ニューF ブラックペイント。元箱や書類こそ付属しませんが、往時の新品の空気をまとった見事なコンディション。付属レンズは、ニッコール 50mm f1.4 Ais。ボディに対して、レンズは後年のものですが、ボディに負けず劣らず綺麗なもの。当店過去販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。前回販売時と変わらぬ美しいコンディション。フィルムカウンターの周辺部と、巻き上げレバー側のボディ側面ペイント部にわずかなペイント落ち、レンズマウント...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号72万台。ライカM3発売年の1954年製造。ライツの製品コードはLOOHN。ライカIIIcの後継機として1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加されたIIIfの最終型。高い完成度を誇るIIIfは、1957年までの8年間でバルナック型の中では最多の製造数を誇ります。生産台数...
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Nikon S2
ニコン S2の前期型。製造番号は617万台。白ダイヤル。feet表記。1954年登場。ニコンSをより実用的に、使い易く改良したモデルで、使うほどに良さが分かる銘機です。ファインダーは50mmのブライトフレームを内蔵し、パララクス自動補正は無いものの、等倍なのは嬉しいポイントですね。旧Nikonロゴもたまりません。底蓋のフィルム感度表示側のカドに一箇所のアタリが見られます。それを除けば、かなり綺麗なボディ。S2は使い込まれた個体が多いだけに、比較的良好な外観コンディション...
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Leica M3
銘機ライカM3、本品はスプリング巻上げと呼ばれるモデル。ライツの製品コードはIGEMO。製造番号は95万台、1959年製。福耳スプリング式シングルストロークは、ライカM3の総生産台数約22万台のうち、わずか7500台程度(3.5%弱)のみ存在する稀少モデルです。旧き佳きM3前期、福耳スタイルの吊り環を装備。シングルストロークながらもスプリング式ですので、フィルムを巻き上げた後にレバーが原点復帰する動作に際してチリチリ音がしません。外観と操作感の両面から、魅力の高いM3と...
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Hasselblad SWC Chrome + A12 Magazine
ハッセルブラッド SWA、SWの後を継いで1959年に登場したSWC。鏡胴は白クローム。距離指標はfeet表記。レンズは500シリーズ用のCレンズと共通デザインとなり、SWA、SWのウィークポイントだった鏡胴のガタの問題が解消されました。また、巻き上げがクランク式となり、使いやすさUP。ピント合わせはfeetで目測式ですが、被写界深度は非常に深く、不自由さは感じ無いでしょう。但し、水平取りにはご注意を。A12マガジン、ファインダー、フィルター、フード、フードキャップが付...
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Nikon S + Nikkor 50mm f2
ニコンS型の後期モデル。日本光学製レンジファインダーカメラ。シリアル番号は611xxxx。製造技術も向上し、1台1台のクオリティが高まった時代の個体です。巻き取りスプール室の壁面が丸く仕上げられており、内部の造りも上質になっています。 S型は先代のM型にシンクロ接点(F:ファスト1/20以上、S:スロー1/8以下)を装備したモデルです。追加されたシリアル番号下の赤点は、フィルム面を示すインジケーター。なお、ファインダーは視野全体が50mm相当です。 付属のレンズはニッコ...
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Leica M4 Black Chrome
ライカ M4 ブラッククローム。ライツの製品コードは10402。シリアル番号は138万台、1974年の製造です。製造国はドイツ。シュミット商会が取り扱った国内正規品です。M3とM2の後継機として生まれたM4は、その総合的な使いやすさから今もなお愛好家が多いモデルです。35/50/90/135mmのブライトフレームを装備。ライカメーターを避けるように配置された巻き上げクランクも、M6そしてM7に至るまで踏襲されています。M4ブラッククロームボディは、黒レンズのみならずクロ...
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
1929年製の旧エルマー付ライカ A型を、後年ライツにてDIIにアップグレードした一台です。その際にレンズも距離計連動にアップグレードされています。製造番号は19000番台。レンズのヘリコイド番号は3、距離表記はmeter。当時のライツには、アップグレード専用のパーツが各モデルごとに用意されていたそうで、A型に通常のDIIの部品はそのまま組み込めないそうです。当時のライカが非常に高価なものあったこともあるでしょうが、何と面倒見の良いメーカーでしょう。ボディとレンズの時代...
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Leica M3
ライカM3。後期型のシングルストローク。製造番号は102万台、1961年製。セルフタイマー付。ライツの製品コードはIGEMO。三脚ネジは小ネジ(細ネジ)。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ史においても金字塔的存在です。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。この度...
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Leica M6 Chrome
ライカ M6クラシック、クローム。10414。1994年製。日本の正規輸入代理店シーベルヘグナーの「sh」ロゴ付。ファインダー倍率は0.72。バックドアに感度設定ダイヤルが付いており、ファインダー内の赤色ダイオードで露出が表示されます。露出計内蔵。その使いやすさと信頼性から、近年再び人気上昇中です。各部に軽微な擦れが少々見られますが、アタリや凹みは見られず、全体的に清潔感のあるキレイめボディです。グッタペルカは社外品の革に貼り替えられていますが、パッと見の違和感はありま...
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Leica MP 0.72 Chrome
現行のライカ MP シルバークローム。ライカの製品コードは10301。現行MPは2002年にデビュー、本品は製造番号289万台。2002年発売年の製造です。露出計内蔵。ファインダー倍率は0.72倍。歴代のM型ライカの伝統をしっかりと受け継いだモデルで、現在でも人気の高いカメラです。吊り環の上部やマウント部などにごく軽微な擦れは見られますが、全体的にとても綺麗な一台です。目立つアタリや凹みは見られません。2025年7月にOH済み。シャッターや露出計を含め、各部の動作快調と...
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Leica M4-2 Black Chrome
ライカ M4-2、ブラッククローム。製造番号は152万台、1979年、カナダライツ製造。ライツの製品コードは10410。M4-2は、M5、CLの登場後、1978年にデビュー、1980年までの3年間製造されM4-Pにバトンタッチ。その後、M5タイプのボディは登場せず、M4を継承したデザインが現在まで続いていることを考えると、やはりライカM型にはこのスタイルが求められていたのでしょう。ブライトフレームは、M4と同様の35/50/90/135mmに対応。ライカ M4をベースと...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号81万台。1956年製。ライツの製品コードはLOOHN。1950年にライカIIIcの後継機として登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された以降のIIIfの最終型。高い完成度を誇るライカ IIIfは、1950年から1957年までの8年間でバルナック型の中で最多の製造数を誇ります。生...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + A12
ハッセルブラッド500C。スウェーデン製の6x6中判カメラ。カール・ツァイス製の素晴らしい交換レンズ群、優れた操作性と堅牢性、充実したアクセサリーで、プロフェッショナル向け中判として不動の地位を築いた銘機。今もなお愛好家は絶えません。ボディは1970年製、マガジンは1973年製。付属のレンズは1968年製のノンTコーティング付きプラナー 80mm f2.8。ファインダースクリーンは全面マット。ファインダーフードは500C/M後期に導入されたタイプ。ボディは500Cのため...
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Contax II + Sonnar 50mm f2
コンタックス II型、ゾナー 50mm f2付。戦前品。一軸式シャッター速度ダイアル、一眼式レンジファインダーなど、今日のレンジファインダー・カメラに通ずる機構を装備。鎧戸シャッターもブラックコンタックスの時代から改良され、信頼性が大幅に向上しました。コンタックス II型では後玉が出っ張った銘玉、戦前ビオゴン35mm f2.8が使えるのも大きなポイントです。当店販売品が出戻って参りました。お帰りなさい!ファインダー小窓の天井部に目立たないごく小さなアタリが見られますが、...
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Box Tengor
ツァイスの定番ボックスカメラ、ボックス・テンゴールの戦前モデル。55/2。1939年の製造です。120フィルム使用、6x6判。12枚の撮影が可能です。このモデルから巻上げはダイヤル式、レンズプレートがクロームメッキで飾られ、モダンなデザインとなりました。二重露出防止機構付。大ツァイスの製品とは言えボックスカメラですので、描写はそれなりでしょうが、こんなカメラを構えて、のんびりと近場の休日を楽しむのも良いかも知れませんね。なかなか綺麗な一台です。外観には多少の擦れ、ボディ...
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Box Tengor
ツァイスの定番ボックスカメラ、ボックス・テンゴール。ツァイスの型番は54。1932〜39年に製造された6x4.5cm判の中判カメラ。120フィルムで16枚の撮影が可能です。絞りはf11とf22、撮影距離は1〜3m、3m〜無限遠から選びます。二重露出防止機構は付いていません。シャッターのロックを解除するにはレリーズ横の細いレバーをスライドさせます。カメラが非常に高価だった時代の大衆向けカメラ。ピント合わせもファインダーの構図決めも全てユルすぎますが、時にはこんなカメラでの...
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Plaubel Makina 67
プラウベル・マキナ 67。120フィルム使用。10枚撮り。4群6枚構成のニッコール 80mm f2.8を装備した、軽量・コンパクトな中判カメラです。プラウベルは元はドイツの名門メーカーでしたが、休眠状態にあったブランド名をカメラのドイが買収し、1979年に復活を果たしました。カメラ設計はコニカ、レンズは社長の希望でニッコールを装着。 洗練されたデザインと使いやすさ、ニッコールの描写の良さで年々人気も高まるばかりです。露出計の電池はLR44を2個使用。フィルター径は58m...
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Leica IIIg
とても綺麗なライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。製造番号は87万台、1957年製。IIIgはバルナック・ライカの最終モデルとして、1957年に登場。ライカM3登場後に作られており、機能面はもちろんのこと、質感においてもライカ全盛期のクオリティを実感できる銘機です。パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵した唯一のバルナック。ファインダーの見え味も素晴らしく、バルナックライカの中でもダントツの使い易さです。使用感非常に少なく、とても綺麗な...
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Leica M6 Titanium
ライカ M6チタン。ライカ社の製品コードは10412。シリアル番号は201万台、1994年の製造です。M6チタンは1992年のフォトキナで発表され、同年に発売開始。実際はチタン素材では無く、真鍮製のトップカバーと底蓋にチタンメッキが施されています。貼り革はオーストリッチ風で高級感のある仕上げ。なお、通常のM6は亜鉛合金素材です。とても綺麗な個体で、使用感ほとんど見られません。コレクションにも向いた1台です。シャッターダイヤル上面に針先ほどのごくごく薄い擦れが見られますが...
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Leica DII Chrome
ライカ DII クロームフィニッシュ。本品はメッキの輝きがより強い、通称シャイニークローム。ギッラギラのルックスで、なかなかの存在感。製造番号は10万台、1934年製造。ライツのコード名は、AIROOCHROM。ちなみにボディとレンズ、セットでのコード名は、ABOOTCHROM。DIIブラックのボディ単品は、1934年まではLYKAN、1934〜1948年はAIROO...、となかなか複雑ですね(笑)。ライカ DIIは、ライカ初の距離計連動式カメラとして1932年に登場...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + C12
6x6中判カメラの銘機、ハッセルブラッド 500C。1957年に登場。スウェーデン製。描写性能に優れたカール・ツァイス製のレンズ群が40mm〜500mmのバリエーションで9本用意されるとともに、ストロボシンクロ接点は全速同調、素早く交換できるマガジンなど、プロカメラマンの要求に応える素晴らしいスペック。プロ用中判カメラとして不動の地位築いた銘機中の銘機です。ボディ、C12マガジン共に1959年製。本品は初期モデルですので、前面部に特有の2つの穴が空いています。付属レンズ...
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Rolleiflex Standard
綺麗なローライフレックス・スタンダード。本品は1934年から1938年にかけて製造されたモデル622。テイクレンズはCarl Zeiss Jena製のテッサー 75mm f3.5、スタンダード・シリーズで一番明るいレンズを装備しています。なお、昔からスタンダードの一番人気は、一番暗いf4.5付(モデル620)。f4.5付スタンダードはそもそも製造数も少ないのですが、綺麗なはなかなか出て来ません。見掛けたら当店までご連絡をお願いします(笑)本品はレンズの出荷時期から推測す...
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Plaubel Makina IIIR
独プラウベル社製のプラウベルマキナ IIIR。1920年に登場したプラウベルマキナ・シリーズの最終型として1956年に登場。コンパー・ラピッドシャッター付となりました。昔からコレクターに人気のあるモデルです。III型はレンズ交換式で、Orthar 73mm f6.8やTele-Makinar 190mm f4.8などが用意されました。距離計連動は標準レンズのみとなります。マキナ IIIRには、通常Anticomar 100mm f2.9、またはf4.2が付属しますが、本...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4、オリジナル・ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。本品のシリアル番号は1207xxx、1968年5月3日に出荷された1台です。ちなみにこの年までは、M2ブラックペイントも併売されていたようです。グッタペルカ等も含め、全てオリジナルコンディション。ペイントの剥げなどは最小限で、ボディのエッジにわずかに真鍮が見える程度です。アタリや凹みも見られず、各部オリジナル状態を保った全体的にとても雰囲気の良いM4ブラックペイントです。各部のパーツはオリジナル...
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Canon F-1 Olive Drab
キヤノン OD F-1。オリーブドラブ。専用のケース、ストラップのセット品。ミリタリー感たっぷりな専用ボックスに納められています。1976年登場のF-1改のカラーバリエーションモデルとして、1978年に登場しました。限定3000台と言われています。当時の若者に人気だったUSアーミーカラー仕様。今見てもなかなか良い雰囲気で、男ゴコロがくすぐられます。使用感見られず、往時の新品の佇まい。傷や擦れは見当たりません。各部の作動快調、露出計も動作OKです。ミラーにはごく小さなシミ...
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Gamma III + Som Berthiot 50mm f2.8
ガンマ III、イタリア空軍バージョン。レンズは仏Som Berhiot製。トップカバーに「AERONAUTICA MILITARE」、レンズ鏡胴基部に「A.M.」の刻印が刻まれています。III型は1950〜51年の製造。ガンマはスタイル最高、大変ユニークな機構を持つ、イタリア製のライカ・コピー機ですが、部品精度に問題があり、まともに動く個体は殆ど見られないのが惜しまれるところ。本品はライカ・スクリューマウントとなった、ガンマ最終モデルのIII型。ガンマ I型は独自のバ...
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Leica M5 Black Chrome
製造番号134万台、1972年製。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。本品は2ラグ(吊り環が2つ)の前期型。ライツの製品コードは10502。視認性の良い追針式露出計を内蔵、シャッターダイヤルは指が自然に届く位置に設置され、ファインダーから目を離すこと無く撮影を楽しめる、実に使いやすいモデルです。ライカ M4までと比べ、大柄なボディとなりましたが、ホールディングの良さはピカイチ。また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックスなど、往年のクロームメッキ...
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Leica M3
製造番号1158xxx、1966年製のライカ M3後期型、シングルストローク。ライツの製品コードはIGEMO。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。本品は、幻とも言われる同じく1966年製造のM3最終ロット、1164846〜1164865の19台の一つ前のロット、1157601〜1158995の番号帯に収まる一台。発売時のオリジナル状態を保った非常に綺麗な一台。各部のパーツも当時モノ。見...
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Leica M4 Chrome
ライカ M4クローム。製造番号は123万台。1969年製造。ドイツ製。ライツの製品コードは10400。ラピッドローディング機構や巻き上げクランクを搭載し、35/50/90/135mmのブライトフレームを内蔵。現行品のライカ M-Aに至るまで、外観や機能はM4のスタイルが踏襲されており、完成度の高いデザインや機能が魅力です。本品は多少使い込まれてはいますが、各部のパーツはオリジナル、作動快調。これから使い込んで行ってください。アクセサリーシューなどのトップカバー各部に擦れ...
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Contarex Professional
コンタレックス・プロフェッショナル。ツァイス・イコン製の高級フォーカルプレーンシャッター35mm一眼レフカメラ。1967年登場。翌1968年までの1年間のみ製造されました。生産台数は1500台とやや希少なモデル。先代のコンタレックス・スペシャルからガラリと変わったデザインテイスト。露出計が省かれ、コンタレックス・シリーズ中の最軽量モデル(これでも!)で、実測800gジャスト。プリズムが全反射のためファインダーの明るさ、見やすさには定評があります。当時のZeiss Iko...
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Nikon S3 Limited Black
ニコンS3リミテッド・エディション・ブラック。2000年に突如復刻されたニコンS3クロームを皮切りに、2002年には黒塗りバージョンとして本品が登場しました。2000台限定。定価は53万円+税でした。本品は未使用に近いコンディション。コレクションにどうぞ!巻き上げレバーに一箇所、極小のキズが見られますが、他は使用感無くとても綺麗な外観です。2025年4月にファインダー清掃、ヘリコイドのグリス交換、他各部点検済。作動快調です。まだ最近の復刻モデルと思っていましたが、販売か...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号69万台。ライカM3登場と同じ、1954年製。ライツの製品コードはLOOHN。ライカIIIcの後継機として1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された、IIIfの最終型。高い完成度を誇るIIIfは、1957年までの8年間でバルナック型の中では最多の製造数を誇ります。生産...
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Leica M3
製造番号109万台、1964年製のライカ M3後期型、シングルストローク。ライツの製品コードはIGEMO。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。その卓越した性能と信頼性、強靱さから、世界中の写真家やジャーナリストに愛用され、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。本品は各部のパーツも発売時のオリ...
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Alpa 7 + Kern Auto Switar 50mm f1.8
アルパレフレックス、モデル7。REFLEXとALNEA(アルネア)表記の両方があり、製造台数は合計で3782台と、アルパ・アルネアシリーズの中では最も多く製造されました。製造期間は1956〜59年。セルフタイマー付。最も特徴的なのは、連動距離計を搭載した事で、45度プリズムファインダーと併用します。ファインダーは全面マットですが、垂直を取るために中央部に十字のマークが入っています。距離計用ファインダーは50/90/135mmの切り替えダイヤル付。現状販売のアルパがほとん...
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
旧エルマー付きライカA改DII。1928年製のライカ A型を、後年ライカDIIへと改造した個体です。製造番号は85xx。改造はもちろんライツによるもの。海外ではFactory Conversionと呼ばれています。仕上げはブラックペイントにクロームメッキ。多様なクロームレンズ群と合わせやすい仕様です。この個体はDIIの仕様・特徴に加えて、吊り環が追加され、使い易さが向上しています。細かい点ですが、シャッターダイヤルはCAVOO-A、フラッシュ同調用カム付きダイヤルに換装...
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Rolleiflex 2.8B
独フランケ&ハイデッケ製の二眼レフカメラ。本品はf2.8の大口径高速レンズを採用したローライフレックス 2.8B。先代の2.8Aが不評だったため、1952年に投入されました。輸出用として販売され、アメリカ市場が主力だったようです。生産期間は短く、翌1953年には生産終了。シリアル番号から、本品は比較的早く製造された個体と思われます。付属のレンズはCarl Zeiss Jena製のBiometar 80mm f2.8。ビオメターでの撮影が楽しめる唯一のローライフレックスと...
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Bergheil Deluxe + Heliar 120mm f4.5
ベルクハイル後期型。名門フォクトレンダー製の乾板用レンズ交換式ハンドヘルドカメラ。6.5x9cm判(大名刺判)。1932〜36年頃の製造。銘玉ヘリアー12cm f4.5付。本品は緑の革張りのデラックスモデルです。やや稀少なベルクハイル用望遠レンズ、Tele-Dynar 200mm f6.3(シャッターは旧コンパー)と、ブローニーが使える定番のRollexのフィルムホルダーが付属。他、シートフィルムホルダー、雰囲気の合うケーブルレリーズが付属します。精巧なつくりで堂々たる...
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Leica CL
ライツとミノルタの提携によって誕生したコンパクトライカ、ライカCL。製造番号は133万台。1973/74年製。40mmファインダー枠、縦走りシャッターなど、M型とは異なる機構を搭載。ファインダーには50mmと90mm枠も備わり、コンパクトながら必要な機能を備えており。使えばしみじみと良さが判る名機です。軽微な使用感程度で、かなり綺麗な一台。清潔感があり、気持ち良くお使いいただけます。2025年3月に専門業者さんにてファインダー調整、各部点検済。各部の動作正常です。露出計...
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Leica M7 Black Chrome 0.72
ライカ M7 ブラッククローム。ライカのカタログNo.は10503。ファインダー倍率は0.72。本品の製造番号は288万台。M7発売開始年の2002年製造。ライカMモデル、待ちに待ったAE搭載機として登場しました。ブライトフレームは、28/35/50/75/90/135mmの各焦点距離に対応。基本的には電子式シャッターですが、1/60と1/125は機械式で作動し、バッテリー切れの不測の事態にも動作するように設計されています。露出に自信の無い方でも、気軽にフィルム撮影がで...
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Olympus Pen FT + Zuiko 40mm f1.4
オリンパスのハーフサイズ一眼レフ、ペン FT。1966年発売。オリンパスペンFに、TTL露出計を内蔵しました。また、セルフタイマーが追加され、巻上げをシングルストロークに変更するなどの改良がなされています。36枚撮りフィルムで72枚撮影出来ます。デジタルでは何百枚もの撮影はあっと言う間ですが、何故かフィルムだと72枚がなかなか撮りきれない。などと良く聞かれますが、フィルムが高騰している昨今、機能に恵まれたこのハーフ一眼レフは、フィルムLOVERの心強い味方になるでしょう...
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Hasselblad 500C/M + Planar 80mm f2.8 T* + A12
超極上ハッセルブラッド 500C/M。スウェーデン製の中判カメラ。T*コーティングのプラナーC 80mm f2.8付き。ボディ、マガジンと番号一致の外箱も付属しています。いずれも1981年製。違和感無くフィットしている、美しいコンディションのプラナー T*は1971年製。1970年に登場した500C/Mは、1989年まで続いたロングセラーモデル。500Cの改良版として、スクリーンが交換可能となるなど細かなモディファイが施された一つの完成形です。本品は使用感見られず、非常...
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Leica DIII
ライカ DIII。製造番号は19万台、1936年製。ライツの製品コードはAFOOV。ブラック&ニッケルメッキ仕上げ。海外ではモデル F、ライカ IIIとも呼ばれています。手にすっぽりと収まるサイズ感、黒塗装とニッケルの落ち着いた色合いに癒やされるような佇まい。吊り環、視度補正付きの内蔵距離計、スローシャッターを装備しており、機能面でも完成度が高く、実用面でも優れたバルナックライカです。シャッターの最高速は1/500。ニッケルのレンズと合わせ、撮って良し、眺めて良し。昔か...
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Leica DII
ライカ DII。海外ではモデルDやライカIIとも呼ばれています。製造番号は808xxの5桁で、DIIが発売された初年度である1932年製。ライツの製品コードは、LYCAN。美しい黒塗り&ニッケルメッキ仕上げで、三脚ネジは大ネジ仕様。A型と同じ大きなシャッターダイヤルが初期DIIらしく良き佇まい。DIIは、ライカ初の距離計内蔵モデルであり、ライツの歴史においても画期的な存在です。後継のDIIIと比べると、ストラップ用の吊り環がなく、スローシャッターや視度補正機能も備えてい...
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Leica DII
ライカ DII。海外ではモデルD、ライカIIとも呼ばれています。製造番号は888xxの5ケタ、DII発売初年度の1932年製造。ライツの製品コードはLYCAN。美しいブラックペイント&ニッケルメッキ仕上げ。三脚ネジは大ネジ。A型と同じ大きなシャッターダイヤルが初期のDIIらしく、良き佇まい。DIIは距離計を内蔵した初めてのライカで、ライツの歴史においてもエポックメイキングなモデル。この後に登場するDIIIに比べると、吊り環無し、スローシャッター無し、視度補正無しと機能面...
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Leica A Early
1928年(昭和3年)製の旧エルマー付ライカ A型。ライツのコード名は、記念すべきLEICA。ライカの輝ける歴史はここからスタートします。製造番号は11xxx。ヘリコイドの距離表記はmeter。最短撮影距離は1メートル。各部のパーツは当時のオリジナル、グッタペルカは目の粗いタイプです。シャッターレリーズはエクボタイプ。本品はえくぼレリーズ付のA型としては終わりの方の個体でしょう。エルマーの銘板は、A型初期ならではの可愛らしい小さなフォントです。底蓋はもちろんカンヌキタイ...
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Leica Ig
ライカ Ig。88万台の1957年製。コード名はOCEGO。1957年に製造開始されたバルナックライカの最終機ライカIIIgから、レンジファインダーとビューファインダーを省略したモデル。Leicaロゴがボディの前面に刻印された最初のライカでもあります。ファインダー窓が無くなったため、ぽっかりと空いた間を埋めたのかも知れませんね。ちなみに本品の製造番号は887650。ライカ Igは、1957年にシリアル887001から始まる1000台からスタートしていますので、本品は1s...
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Leica IIIg
ライカ IIIg。バルナック・ライカの最終モデルであり完成形。ライツの製品コードはGOOEF。三脚ネジは細ネジ。製造番号は86万台。1957年製。ライカMPやM3軍用オリーブと同じ時期に製造されていた、戦後ライカのゴールデンエイジの製品。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、使い易さダントツの...
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Zeiss Ikon ZM Silver
ツァイス・イコン ZM、シルバー。ライカ Mマウントのレンジファインダーカメラ。現在も衰え知らずの人気モデル。露出計内蔵。大きく見やすいファインダーと1/2000までのシャッター速度優先AE機構が付いて、実用性タップリ。ファインダー枠は28/35/50/85mmを内蔵。フィルムライカで大口径レンズや広角系を使っているとどうにも気になってくるカメラでしょう。実測で454gと、M型ライカと比べるとかなり軽量なのも魅力です。LR44バッテリーを2つ使用します。使用感ほとんど見...
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Leica M2
ライカ M2クローム、後期型。製造番号は101万台、1960年製造。セルフタイマー付。ライツのコード名はKOOHE、カタログNo.は10835M。ファインダーフレームは、35/50/90mm枠を内蔵。以後のM型ライカのベースとなったファインダーです。グッタペルカを含め、オリジナル状態を保った一台。ファインダーに僅かに難がありますが、実用には良いコンディションです。トップカバーに薄い擦れが少々、底蓋には擦れがやや多く見られます。アタリや凹みは見られません。ハードに使われが...
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Leica DII Chrome
1937/38年製ライカ DII、クロームフィニッシュ。1937/38年製(昭和12/13年)製。ライツの製品コード名はAIROOCHROM。ちなみにボディとレンズ、セットのコード名はABOOTCHROM。何だかカッコいいコード名。ちなみにDIIブラックのボディ単品は、1934年まではLYKAN、1934〜1948年はAIROO、実に複雑ですね(笑)ライカ DIIは1932年、ライカ初の距離計連動式カメラとして登場。エポックメイキングなモデル。当初はブラックペイントモデ...
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Hasselblad 500C/M + Planar 80mm f2.8 T* + A12
スウェーデン製の中判カメラ、銘機ハッセルブラッド 500C/M。本品は精悍なブラックボディ。ボディは1975年製、マガジンは1976年製。付属のレンズは黒鏡胴のプラナー 80ミリ f2.8、T*コーティング付。スクリーンは標準タイプ。500C/Mはハッセルブラッドらしい質実剛健な作りの良さと、カール・ツァイス製の優れたレンズ群が魅力です。当店お客様の支持も厚いモデル。独特の操作と作動音で、気分も高揚するカメラです。当店過去販売品です。お客様が撮影が楽しまれ、当店に出戻っ...
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Rolleiflex 3.5F White Face
ローライフレックス 3.5F。撮影レンズ周りのレンズボードがすっきりとシンプルなデザインへと変更された最終型、通称ホワイトフェイス。レンズはプラナー 75mm f3.5付。製造番号は285万台、1979年頃の製造です。綺麗なボディでレンズのコンディションも良好。ファインダーマットは方眼入りのスプリットイメージです。ピントフードの側面に塗装の剥げが一箇所、同じくピントフード上面のRolleiマークに擦れ、巻き上げレバーにごくごく薄い擦れが見られますが、他は使用感見られず、...
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Leica M3
製造番号102xxxx、1961年製のライカ M3後期型、1ストローク。セルフタイマー付。ライツの製品コードはIGEMO。三脚ネジは小ネジ(細ネジ)。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ史においても金字塔的存在です。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。この度丁寧...
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Leicaflex SL MOT Black Paint
ライカフレックスSL MOTのブラックペイント。ボディ番号は123万台。ライカの製品コードは10013。ライカフレックスも2台目となり、時代の流れに合わせTLL露出計内蔵となりました。シャッターは高速1/2000を装備。先代に続いてボクシーで無骨なデザインを継承していますが、ダイアル配置やレバーなどの操作感などに作りの良さを感じます。本品はSL用のモーターワインダーを装着できるモーター対応の機種。ペンタプリズム部に「MOT」の刻印。また、セルフタイマーが省かれました。S...