独フランケ&ハイデッケ製の二眼レフ、ローライフレックス 3.5 MX-EVS初期型。3.5Cとも呼ばれます。製造番号は148万台。1954年頃の製造。ちょうどライカM3が登場した時期です。
丁寧に作り込まれた軽量ボディに、銘玉テッサー f3.5。ローライフレックス・オートマットから進化した、ローライ二眼レフの一つの完成形で、とても使いやすいモデルです。後の3.5Fや2.8F等の豪華ボディとは、操作感も描写もまた違う味わいのある、ローライフレックスの隠れた銘機。重量は実測で1030g。
本品は初期型ですので、ライトバリューの解除は絞り調整ダイヤルの中心部を押しながら操作します。
ちなみに、写真家ヴィヴィアン・マイヤー(Vivian Maier)が愛用していたローライはこのモデルの一つ前で、オートマットの4型と思われます。
このMX-EVSは2年と短い製造期間ながらも、それなりに台数は多いモデルですが、これだけ綺麗な個体はなかなかレアでしょう。
ROLLEIFLEXの銘板の上部左右の角にペイント落ちが見られますが、それを除けば使用感はほとんど見られず、かなり綺麗な1台。ピントフード、巻き上げレバー付近、レンズボード周辺、三脚座など各部のペイントやメッキは美しい状態です。
2026年2月にOH済。各部の動作滑らかに仕上がりました。巻上げやピント操作もスムーズ。ファインダーの見え味もクリアーです。
撮影レンズの前玉にコーティングの劣化によるシミが見られますが、撮影への影響はまず見られないでしょう。
革ケース、レンズキャップが付属します。