ローライフレックス 3.5 MX-EVS タイプ2。3.5Dとも呼ばれます。1954 〜1956年にかけて製造されたモデル。製造番号は171万台。露出計こそ付いていませんが、基本的な機能を十分に装備し、この後に続く3.5E以降のシリーズと比べ軽量な点も魅力で、ローライの隠れた人気モデルです。
堅牢なつくりの軽量ボディに、盤石のテッサー f3.5を装備。ローライフレックス・オートマットから正常進化したローライの1つの完成形で、使い易さが光ります。また、このタイプ2はライトバリューを簡単に解除できるようになり、絞りとシャッターダイヤルを独立して操作するのが楽になりました。タイプ1ではライトバリューの連動を解除するために、シャッター速度側のダイヤル前面部にあるボタンを押し続ける必要があります。
製造期間はわずか2年間ですが、65,000台程度が製造されたとも言われており、実力に応じた人気がありました。現代でも玄人好みのモデルと言えるでしょう。
「ROLLEIFLEX」プレートの左右に僅かながら塗料落ちが見られますが、ピントフードなど各部の黒ペイントの状態も良く、使い込まれがちなローライフレックスとしては良好な外観です。バックドアのアルミの縁取り、三脚座に見られる使用感も軽微なもの。撮って眺めて、気持ち良くお楽しみ頂けます。
2025年12月にOH済。ローライは手間がかかるため整備費用がかさむカメラですが、販売に際し万全を期すべく丁寧な整備を行って頂きました。巻き上げレバー、シャッター速度ダイヤル、絞りダイヤル、距離ノブの動きはとても滑らかです。
テイクレンズのガラスのフチに、強いLED光にかざしてやっと分かる程度のごく薄いクモリが見られますが、撮影への影響はまず無いでしょう。真ん中はスカッと抜けています。
ファインダーガラスは、標準の暗いガラスから近年のプラスチック製に変えられており、多少のキズが見られますが、見え味は良好でピントのヤマも掴みやすいです。何ともありがたい改造です。
革ケース、レンズキャップが付属します。