オリジナル状態を保った綺麗なライカ IIIa。製造番号23万台、1936/37年製。板金時代のバルナックライカ。ライツのコードはAGNOO。本品の三脚ネジは太ネジ。
DIIIに1/1000秒シャッターが追加されたIIIaは、当時スポーツ写真撮影用としても大いに活躍したそうです。
DIII以前は黒塗りボディが主役でしたが、このIIIaからクローム仕上げがバルナックライカの主流となってゆきます。
ライカ DIIIから採用された吊り環、視度補正、スローシャッター等はそのまま装備されており、実用的なバルナックとしても魅力的なモデルです。
沈胴エルマーやエルマー 35mm等のコンパクトなレンズを装着して、ポケットにしのばせるにも良いサイズ感。IIIc以降のダイキャストモデルとはまた違う、手にしっとりと馴染む感覚を楽しめます。
トップカバーや背面部のメッキにごく僅かな擦れが数ヶ所見られますが、目立つものではありません。アタリや凹みは見られません。
使い込まれた個体ばかりのIIIaとしては、とてもキレイな一台。ダイヤル類の上面部にも擦れはほとんど見られず、クロームメッキが美しく輝いています。このレベルのIIIaは滅多に出て来ません。
エッジの立ったボディに、クロームメッキが美しいトップカバーやダイヤル部。戦前ライカ絶頂期の完成度の高さをビシバシ感じ取れます。
グッタペルカ(貼り革)も当時のオリジナル、さらっとした握り心地が気分を盛り上げます。
2025年8月にOH済。作動快調です!各部の操作感滑らか、ファインダーには清掃で取り切れなかったカビ痕が残りますが、見え味はスカッと良好です。
純正ボディキャップが付属します。