ライカ M3初期モデル。シリアル番号708xxx。M3発売初年度の1954年製。
70万台の中でも8000番台の本品はもちろん段付きではありませんが(段付きと段無しは、M3ひとケタ番号から3ケタ終わり頃まで混在します)、各部にM3初期の特徴を残しています。大変惜しいことに、グッタペルカは貼り替えられています。
マウント12時位置の封印無しマイナスねじ(最初期はネジ無し)、ASA200のバックドアとややピンクがかったインジゲーター、初期の特徴を持ったバックドア裏、M3プロトタイプや段付きとも共通するシャシーのデザイン、アクセサリーシューの半月ステンレスストッパー、巻戻し軸中心部がマイナスなどなど、見どころタップリな一台。クロームメッキもややギラついています。
ライカ A型初期と同じく、M3初期は探究すればするほど、知れば知るほど面白い、実に奥深いライカです。
トップカバーと底蓋に、それぞれ3本ほどのごく薄い擦れが見られますが、目立つものではありません。全体的にはかなり綺麗な外観です。
前述のように、グッタペルカが近年のものに貼り替えられていますが、一見したところ違和感は感じません。他は外装パーツを含め、M3初期のオリジナル状態を保っています。
最近まで前オーナーさんが実用されていたボディで、このまま安心してお使い頂けます。巻上げやシャッター等、各部の操作感はしっとりスムーズ。シャッター快調、ファインダーもスカッとクリア。近接側では二重像がわずかに縦ズレしますが、2m〜無限遠ではズレは感じません。
実用向きのM3初期ボディです。
純正ボディキャップ付。