元箱番号一致、書類も揃った、ライカ M3前期型と沈胴ズミクロンのセット。
元箱の底には、M3とズミクロンがセット販売された際のライツの製品コード、ISUMO-M3のスタンプが押されています。ちなみにボディ単体でのコードはIGEMO、ズミクロン付はISUMOと思われます。
本品は製造番号73万台、ダブルストローク。ライツの製造番号表によると、ボディは1955年、レンズは1954年製ですが、元箱記載の番号から出荷時期は同じで、販売当初からの組み合わせです。
また、ズミクロンの距離表記はmeterで、1954年後期発行のドイツ語の取説が付属することから、1955年にドイツ国内で販売された個体とみて間違いないでしょう。
元箱、タグ(証明書)、M3本体とズミクロンのシリアル番号は全て一致しています。バラされずにここまで残ったセットは、近年とても少なくなりました。
M3ボディは、トップカバーの4本のマイナスねじ、巻き戻しノブの中心がマイナス、マウント12時位置のマイナスねじなど、前年の1954年に発売されたM3初期の雰囲気をタップリと残しています。
トップカバーと底蓋にそれぞれごく薄い線状の擦れが数本ずつ、また吊り環に金具を通した形跡が見られます。また、底蓋の三脚穴の周辺にごくごく薄い凹みが見られますが、ほとんど目立ちません。他、キズ等は見られず、ボディ、レンズ共にとても綺麗な外観です。
ボディ、レンズ共に2026年1月にOH済。巻上げやシャッター等、各部の作動滑らか、ファインダーの見え味もスカッとクリアです。グッタペルカは全面オリジナルでシボの目も未だザラっと立っており、清潔感漂う雰囲気です。
レンズ前玉には、経年によるコーティング荒れがかなり見られます。また中玉にクリーニングで取り切れなかった、ごく薄いクモリ状のコーティング劣化が見られます。コーティングは全面残っています。ピントや距離計連動は良好です。
ボディとレンズ共に番号が一致した元箱は歳月なりにヤレていますが、当時モノのM3前期型用革ケース、独文マニュアル、出荷タグ、レンズキャップが付属します。
コレクションにどうぞ!