ハッセルブラッド SWA、SWの後を継いで1959年に登場したSWC。鏡胴は白クローム。距離指標はfeet表記。
レンズは500シリーズ用のCレンズと共通デザインとなり、SWA、SWのウィークポイントだった鏡胴のガタの問題が解消されました。また、巻き上げがクランク式となり、使いやすさUP。ピント合わせはfeetで目測式ですが、被写界深度は非常に深く、不自由さは感じ無いでしょう。但し、水平取りにはご注意を。
A12マガジン、ファインダー、フィルター、フード、フードキャップが付属します。純正フードは先端がカーブ状にカットされています。フードキャップはシュナイダーのもの。マガジンの製造年は83年。マガジンの本体と中身の番号は合致しています。
また、シューアダプターはクイックカップリングプレートが装着されています。
クロームのレンズ鏡胴周りやフードには、使用に伴う小傷が多く見られます。また、ファインダーの上部には、アタリによる僅かな凹みがあります。
マガジンにはSWCに散見される貼り革の縮みが見られますが、ボディ側の貼り革は綺麗な状態です。
2024年8月に専門業者さんにより、ボディの作動チェック、マガジン及びファインダーのOHを行っています。当店での動作チェックでもシャッター、絞り、ヘリコイドはいずれも快調でした。
レンズ後玉に針先ほどのごくごく小さな突き傷が1点見られますが、実写にはまず影響無いでしょう。
綺麗過ぎず使い頃なSWC、ガンガン使い倒してください!