1972年登場。ノリタ光学製、ノリタ66。120/220フイルム使用。バケペン等と並び、数少ない中判66一眼レフカメラ。f2の明るさを誇るノリタール80ミリ 標準レンズ付。
東京光学出身の車田利夫氏率いるノリタ光学で、ボディ、レンズ共に製造されていましたが、残念ながら販売が振るわず1976年に民生用カメラ・レンズ共に事業は終了。短命に終わってしまいました。
シャッター速度1/500、交換可能なファインダー、多重露光、大口径f2標準レンズ等々、フルスペック装備で実用性抜群な一台。重厚感タップリで、無骨なスタイルと作りが印象的です。
使用感少なくなかなか綺麗な外観です。ペンタプリズムの頂上、ボディの左右両端、レンズ先端部など各所のペイントもしっかりと残っており、大切にされてきたことを伺わせます。
当店のお客様が最近まで使用されていた個体で、各部の動作快調です。ファインダーのプリズムやスクリーン、ミラーの状態は良好。f2レンズだけにファインダーの見え味はとてもクリアで、ピントのヤマも見やすいです。
レンズは中玉の端の方に長さ5mmほどのコーティングの傷みが見られますが、他は拭きキズやクモリも見られず、スカッと抜けた綺麗なガラスです。