プラウベル・マキナ 67。120フィルム使用。10枚撮り。4群6枚構成のニッコール 80mm f2.8を装備した、軽量・コンパクトな中判カメラの銘機です。
プラウベルは元はドイツの名門メーカーでしたが、休眠状態にあったブランド名をカメラのドイが買収し、1979年に復活を果たしました。カメラの設計はコニカ、レンズは社長の希望でニッコールを装着。 洗練されたデザインと使いやすさ、ニッコールの描写の良さで現在も高い人気を誇ります。
露出計の電池はLR44を2個使用。フィルター径は58mm。純正グリップが付属します。本体と比べてグリップは使い込まれた感じです。
ボディは各部に擦れが少々、巻き上げレバーの黒塗りが少々剥げています。また、対物側ファインダーガラスの右上に一箇所小さなヒビが入っています。他、アタリや凹みは見られず、マキナ 67に散見されるボディのヒビ割れは見られません。
各部の作動快調で操作感滑らか、露出計の作動もOKです。マキナの例に漏れずファインダーにはうっすらクモリが見られますが、二重像のコントラストは良好で実用上問題はありません。
レンズ中玉にはチリ汚れが少々見られますが、実写には影響無いでしょう(別途有償にて整備も承ります)。
グリップも付属し、ガンガン撮影を楽しまれる向きには好適な一台です。