1953年発売のレクタフレックス 1300。コンタックス Sと共にペンタプリズムを装備した、最初の一眼レフ(SLR)。イタリア製らしい洒脱なボディやロゴデザインも魅力、使い勝手もなかなか良好です。
このモデル1300は、数あるレクタフレックスの中でも一番生産台数の多いモデルです。
レクタフレックスには、アルパ等と同じく実に多様で魅力的なレンズが用意されていました。ドイツからはSchneider、Zeiss、Kilfit、SchachtやVoigtlander、Rodenstock。フランスからはAngenieux、SOM Berthiot、Boyer。オランダからはOld Delft、母国イタリアからはGalileo、Filotecnica、Aktonなどなど。
いつの日かコンプリートしてみたいと思わせる銘玉の数々、レンズ選びも楽しいカメラです。
ボディ底面とペンタプリズム上部には擦れが見られます。ボディ底面の擦れはかなり多く、接地部分には僅かながら真鍮が見えています。他は目立ったキズやアタリは見られません。
背面のレザー部には、以前のオーナーによるごく薄い文字の書き込みがみられますが、遠目には分からない程度の浅いものです。
2024年8月に各部点検、ファインダー清掃を行っており、レクタにありがちなプリズムの縦スジや黒点は見られず綺麗な見え味です。
その他動作快調、安定した動作をしています。
純正のプラスプール、ボディキャップが付属します。