フィルムカメラ
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Leica Ic
1950/51年製のライカ Ic。ライツのコードはOEGIO。製造番号は52万台。ライカ・スタンダードの後継機として1949年に登場しました。 一定の条件でルーティン化された撮影や、科学向けなどを主な目的として供給されたモデルで、ファインダー類がありません。 2つのアクセサリーシューを装備しており、現代ではレンズやファインダー、距離計などのアクセサリーの組み合わせが愉しいカメラ。 ズマロン 35mmとSBKOOファインダーを装着してスナップシューターなどなど、お好みの一...
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Hasselblad 503CXi Chrome + A12
1994年に登場した、503CXのマイナーチェンジモデル。ボディは1995年製、マガジンは2004年製。巻き上げクランクがワインダー装着可能な仕様となりました。後継機の503CWと同様に、6x4.5および6x3(パノラマ)のフォーマットマスクを使用することができます。また、三脚座の両脇には脚が追加され、置いた時の安定性が増しています。503CX譲りのミノルタ製アキュートマットの採用により、ファインダー像はすみずみまで明るく、シャープな像で快適なフォーカシングが愉しめます...
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Leica IIIa
オリジナル状態を保った綺麗なライカ IIIa。製造番号23万台、1936/37年製。板金時代のバルナックライカ。ライツのコードはAGNOO。本品の三脚ネジは太ネジ。DIIIに1/1000秒シャッターが追加されたIIIaは、当時スポーツ写真撮影用としても大いに活躍したそうです。DIII以前は黒塗りボディが主役でしたが、このIIIaからクローム仕上げがバルナックライカの主流となってゆきます。ライカ DIIIから採用された吊り環、視度補正、スローシャッター等はそのまま装備され...
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Leica MDa
ライツのコードは10103。製造番号124万台、1969年製のライカ MDa。MDaは、ライカ M4からファインダーや距離計、セルフタイマーとフレームセレクターを省いたモデル。フィルムカウンターは自動復元式。巻戻しがM4と同じクランク式。このMDa、発売当初は記録用や学術研究用として開発されたと言われていますが、現在ではビゾフレックス&ビゾレンズを装着しての撮影、もしくは広角レンズと単体ファインダーを装着しての撮影が王道でしょう。スーパー・アンギュロン 21mmやエルマ...
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Leicaflex SL Black Paint
ライツ製SLRカメラ、ライカフレックスSL。ブラックペイント。製造番号123万台、1969/70年製。製品コードは10012。Leicaflexの後継モデルとして1968年に登場、1974年まで販売されました。TTL測光に進化し、対応するレンズも2カムへ。初代ライカフレックスのデザインテイストを受け継ぎ、無骨な出で立ちが実にクール。ブラックペイント仕上げは一段と精悍です。底蓋にごく軽微な擦れが見られますが、ブラックペイントボディとしてはかなり綺麗な一台。大切に使われて来...
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Leica M3
ライカM3。後期型のシングルストローク。製造番号は105万台、1962年製。ライツの製品コードはIGEMO。1954年登場のライカM3は、素早いレンズ交換と確実な固定を約束するライカMマウント、距離計内蔵型の見え味素晴らしいレンジファインダー、機能美として完成されたデザイン、安定した動作を確保する堅牢なボディ、他社の追随を許さない質感の高いつくりで、ライツの黄金時代を築いたカメラ。このM3後期型は、前期型が抱えていたマイナーな欠点を改善し、シングルストロークという一般的...
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Rolleiflex 2.8F White Face
独ローライ・ヴェルケ・フランケ&ハイデッケ社製。二眼レフの王様、ローライフレックス 2.8Fの最終型。通称ホワイトフェイス。撮影用レンズ周りがスッキリと白くなりました。従来より人気のあるモデル。撮影レンズはシュナイダー製クセノタール 80mm f2.8。露出計内蔵。本品は十分な整備が行き届きつつ、とても綺麗な外観コンディションが維持されている個体で付属品も充実しています。フィルムカウンター下の黒塗り部分に波打ちが少々見られますが、他は使用感ほとんど見られず大変綺麗なボデ...
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Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデルであり完成形、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。三脚ネジは太ネジ。製造番号は86万台。1957年製。ライカMPやM3軍用オリーブと同じ時期に製造されていた、戦後ライカのゴールデンエイジの製品です。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3のテクノロジーも導入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、使い易...
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Wideangle Rolleiflex
ワイドアングル・ローライフレックス。通称ワイドローライ。ディスタゴン 55mm f4の鮮鋭描写で根強い人気の広角専用機。ワイドローライは1961年から製造開始されましたが、本品は1967年頃の製造と思われます。フィルターやレンズフードは専用のバヨネットIVを使用します。本品は露出計無しモデル。ピントノブはmeter表記とマニア好み仕様。スクリーンは純正の全面マット。全体的に使用感は少なく、綺麗めなワイド・ローライフレックスです。ピントの平面性を保つ、純正ガラススクリーン...
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Nikon New F Black Paint + Nikkor 50mm f1.4
742万台のニコン・ニューF ブラックペイント。元箱や書類こそ付属しませんが、往時の新品の空気をまとった見事なコンディション。付属レンズは、ニッコール 50mm f1.4 Ais。ボディに対して、レンズは後年のものですが、ボディに負けず劣らず綺麗なもの。当店過去販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。前回販売時と変わらぬ美しいコンディション。フィルムカウンターの周辺部と、巻き上げレバー側のボディ側面ペイント部にわずかなペイント落ち、レンズマウント...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号72万台。ライカM3発売年の1954年製造。ライツの製品コードはLOOHN。ライカIIIcの後継機として1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加されたIIIfの最終型。高い完成度を誇るIIIfは、1957年までの8年間でバルナック型の中では最多の製造数を誇ります。生産台数...
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Nikon S2
ニコン S2の前期型。製造番号は617万台。白ダイヤル。feet表記。1954年登場。ニコンSをより実用的に、使い易く改良したモデルで、使うほどに良さが分かる銘機です。ファインダーは50mmのブライトフレームを内蔵し、パララクス自動補正は無いものの、等倍なのは嬉しいポイントですね。旧Nikonロゴもたまりません。底蓋のフィルム感度表示側のカドに一箇所のアタリが見られます。それを除けば、かなり綺麗なボディ。S2は使い込まれた個体が多いだけに、比較的良好な外観コンディション...
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Leica M3
銘機ライカM3、本品はスプリング巻上げと呼ばれるモデル。ライツの製品コードはIGEMO。製造番号は95万台、1959年製。福耳スプリング式シングルストロークは、ライカM3の総生産台数約22万台のうち、わずか7500台程度(3.5%弱)のみ存在する稀少モデルです。旧き佳きM3前期、福耳スタイルの吊り環を装備。シングルストロークながらもスプリング式ですので、フィルムを巻き上げた後にレバーが原点復帰する動作に際してチリチリ音がしません。外観と操作感の両面から、魅力の高いM3と...
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Hasselblad SWC Chrome + A12 Magazine
ハッセルブラッド SWA、SWの後を継いで1959年に登場したSWC。鏡胴は白クローム。距離指標はfeet表記。レンズは500シリーズ用のCレンズと共通デザインとなり、SWA、SWのウィークポイントだった鏡胴のガタの問題が解消されました。また、巻き上げがクランク式となり、使いやすさUP。ピント合わせはfeetで目測式ですが、被写界深度は非常に深く、不自由さは感じ無いでしょう。但し、水平取りにはご注意を。A12マガジン、ファインダー、フィルター、フード、フードキャップが付...
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Nikon S + Nikkor 50mm f2
ニコンS型の後期モデル。日本光学製レンジファインダーカメラ。シリアル番号は611xxxx。製造技術も向上し、1台1台のクオリティが高まった時代の個体です。巻き取りスプール室の壁面が丸く仕上げられており、内部の造りも上質になっています。 S型は先代のM型にシンクロ接点(F:ファスト1/20以上、S:スロー1/8以下)を装備したモデルです。追加されたシリアル番号下の赤点は、フィルム面を示すインジケーター。なお、ファインダーは視野全体が50mm相当です。 付属のレンズはニッコ...
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Leica M6 TTL 0.85 ICS Black Paint
ICS輸入カメラ協会が、2000年に特注したライカ M6 TTL。限定200台。光沢のあるブラックペイント仕上げ。製品コードは10465。ライカM3をオマージュしたデザインの巻き上げレバー、巻戻しノブ、シャッターレリーズボタンを採用。トップカバー背面部にはICSロゴと専用のシリアル番号が刻まれています。ファインダー倍率は0.85です。本品には付属品がしっかりと揃っています。今回、丁寧なオーバーホールも行っており、コレクションにも実用にもオススメの1台です。吊り環に塗料落...
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Leica MP 0.72 Black Paint
ライカ MP 0.72 ブラックペイント。現行品。ライカの製品コードは10302。国内正規品。製造番号は595万台。ライカ0を含め製造番号100番から連綿と続くライカボディ、しばしばライカA型初期モデルも扱う当店としては隔世の感があります笑2002年にデビューしたライカMPは、耐久性と信頼性を確保するための設計がなされ、堅牢なM型ライカの伝統を受け継いでいます。電気系統はTTL測光の露出計を内蔵するのみで、あとはメカニカルな機構による動作、マニュアル操作となっています。...
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Rollei 35 Black
コンパクトカメラの銘機、ローライ 35。シンガポール製、ブラックペイント。目測式ながら、慣れれば非常に使いやすいカメラ。40mmレンズで被写界深度も深く、6mから先は無限遠となり、またピント合わせは大まかでも大丈夫。絶妙な画角のテッサー 40mmの落ち着いた描写もたまりません。コンパクトで何処へでも持ち出せる、フィルムカメラ初心者から上級者まで、幅広い人気を誇る銘機です。本品はトップカバー前面に見事なアブクが出現した激シブな一台。前オーナーさんもアブクの乗ったM型ライカ...
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Rollei 35S Black
ローライ 35S、精悍なブラックペイント。シンガポール製。35Sは、ローライ独自のHFT(High-Fidelity-Transfer)コーティング付の大口径f2.8ゾナー搭載の上位モデル。ヘリコイドの距離表示は上面がfeet、下面がmeter。ハインツ・ヴェースケ氏設計のコンパクト 35mmカメラの銘機で、後の多くのカメラ設計に影響を与えました。35mmフルフレームのカメラとしては最小クラスを実現。携行時はレンズが沈胴出来るようになっており、非常によく練られたパッケー...
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Hasselblad 503CX Black + A12
ハッセルブラッド 503CX、ブラック仕様。1989年に登場したモデル。本品は、本体、マガジンともに1993年製です。TTLフラッシュ測光機能を搭載し、内面反射を抑える改良型コーティングが施されています。ファインダーには方眼スプリットタイプのアキューマットスクリーンを装着。バランスがとりやすく、明るい見え味は実用面で大きな魅力です。マガジンの黒塗装フチ部分に2箇所ほど擦れが見られますが、それ以外は本体・マガジンともに使用感が少なく、大変綺麗な状態です。三脚座には保護テー...
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Nikkor 50mm f1.4 (S)
連合国軍占領下時代の、ニッコール-S 5cm f1.4。Tokyo銘。白鏡胴。ニコンS 内爪マウント。シリアル番号は316xxx。捨て番5005シリーズの直後に作られた番号帯。製造時期としては1950年〜1951年と推測されます。ニコンMやMS、初期のニコンSの時代のニッコール。ボディにMade In Occupied Japan (MIOJ)の刻印がなされている時代のレンズと思われます。3群7枚構成のゾナー型。フィルター径は43mm。当時、50mmでは世界で初めてのf...
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Alpa 11si Black
アルパ 11si。アルパの最終型にして一番人気のモデル。使いやすく信頼性も高いカメラです。1976年〜1989年にかけて製造されました。そのうち黒塗り仕上げの生産は、768台と言われています。当時は(今でも)、かなりの高級機だったそうです。ザ・旦那カメラ。11siは、先代の11elのCdSを測光範囲が広く反応が速い、SPD受光素子に変更し、加えて3色のLEDによる露出表示に改良されたモデルです。本品はペンタプリズム部正面にクレストが無い、ヨーロッパ向けモデル。すっきりク...
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Leica A Early
1928年(昭和3年)製の旧エルマー付ライカ A型。ライツ社のコード名は、記念すべきLEICA。ライカの輝ける歴史はここからスタートします。本品の製造番号は12xxx。ヘリコイドの距離表記はmeter。最短撮影距離は1メートル。シャッターレリーズはエクボタイプ。本品はえくぼレリーズ付のA型としては終わりの方の個体でしょう。グッタペルカはLeitz Anastigmat 、Elmax時代から続く、目の粗いタイプ。なお、巻上げと巻き戻しノブは、少し後の背の高いタイプへとアッ...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号77万台。ライカM3登場の翌年の1955年製造。ライツの製品コードはLOOHN。ライカIIIcの後継機として1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された、IIIfの最終型。高い完成度を誇るIIIfは、1957年までの8年間でバルナック型の中では最多の製造数を誇ります。生...
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Rollei 35 Chrome Germany
クローム仕上げの初代ローライ 35。Made in Germany。のちのコンパクトカメラのあり方に大きな影響を与えた、ドイツの天才設計者、ハインツ・ヴァースケ氏設計のローライの傑作機です。テッサー 40mm f3.5はピントも深く、目測での撮影も愉しいカメラです。穏やかで、どことなくノスタルジックなテッサーの描写は、現代ではより味わい深く、フィルムで撮影する楽しさを改めて教えてくれる事でしょう。長らく製造されたベストセラー機、ローライ35には多種多様なモデルがあります...
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Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。製造番号は82万台。1956年製造。このIIIgのシリアル番号刻印は、通常のIIIgとはやや異なりカナダライツ風の刻印です。本品の前後のロットでは、IIIf、IIIg、M3のカナダ製が入り交じりますが、このIIIgは過渡期のものなのでしょうか。IIIgに刻まれるボディ内部のシリアル番号は、トップカバーと一致しています。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけ...
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Leica IIIa
1939年製。製造番号33万台のライカIIIa。板金時代のバルナックライカ。ライツのコードはAGNOO。本品の三脚ネジは太ネジ。DIIIに1/1000秒シャッターが追加されたIIIaは、当時スポーツ写真撮影用としても大いに活躍したそうです。DIII以前は黒塗りボディが主役でしたが、このIIIaからクローム仕上げがバルナックライカの主流となってゆきます。ライカ DIIIから採用された、吊り環、視度補正、スローシャッター等はそのまま装備されており、実用的なバルナックとしても...
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Leica M1
製造番号106万台。1961年製造のライカ M1。ライツの製品コードはKOOCT、カタログNo.は10125M。ライカM2から距離計とセルフタイマーを省いたモデルで、元々は軍用、科学技術者向けなど、距離計を必要としない使用を目的として製造されたようですが、ビゾフレックス使いや広角レンズ好きにも嬉しい存在です。50mmと35mmのファインダー枠が常に表示され、パララクス補正がなされます。初期のM1には、M2初期と同じくボタン付きのモデルもありました。一部はオリーブ塗装が施...
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Leica MD
ライカ MD。ライツの製品コードは10101。製造番号113万台、1966年の製造です。ライカ M2をベースとした、ファインダー無しのモデル。M1からビューファインダーを取り除いたモデルとも言えます。ビゾフレックスや工業用などを目的に作られました。生産台数は少なく、3200台程度にとどまります。本品にはMD用の特殊な底蓋が付属しており、フィルムにデータを記録できるようになっています。底蓋の出っ張りが邪魔に感じた際には、通常のM2やM3の底蓋も取り付け可能です。本体重量は...
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Leica A Early
¥310,000
1930年製の旧エルマー付ライカ A型。製造番号は21xxx。ヘリコイドの距離はfeet表記。本品は1.5feet(約45cm)まで撮影できる近接エルマー付。各部のパーツは当時のオリジナル、グッタペルカは目の細かいタイプ。シャッターレリーズは通常のタイプで、マッシュルーム、エクボの次のタイプです。通常この番号帯では、新エルマーへと移行していると思われますが、過渡期の一台だったのでしょう、本品は旧エルマー付。旧エルマー付のA型では一番最後の方のロットと思われます。ほど良く...
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Leica M4 Black Paint
ライカM4 ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。製造番号は124万台、1969年8月に出荷された1台です。同年同月には、ニューヨーク州の農場でウッドストックフェスティバルが開催。ベトナム戦争への反戦運動が高まる中で、40万もの人々が愛と平和と音楽を掲げ、伝説の野外ロックフェスとなりました。ジミヘンやザ・フーらの歴史に残る好演でも知られています。また、ソ連のソユーズが有人宇宙船ドッキング成功、アポロ11号の月面着陸、セイコーの世界初クォーツ式時計の登場など、...
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Leitz Minolta CL + M-Rokkor 40mm f2
ライツ社とミノルタの提携によって生まれたコンパクト銘機。ライツ銘が入りますが、日本のミノルタ工場で製造されました。ライカ Mマウントを採用するカメラですが、距離計の基線長や縦走りシャッター、ダイアル類の位置等々のライツの伝統は敢えて採用せず、ほぼ全ての部分がCL専用の設計。しかしながら実に良く考えられ、とても使いやすい一台に仕上がっています。付属レンズはM-ロッコール40mm f2。装着時には40mmと50mmのブライトフレーム枠が両方同時に出現します。使いやすく軽量な...
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Kodak Signet 35 Black KE-7(I)
コダック・シグネット 35、米空軍(U.S. AIR FORCE)モデル。黒塗り。呼称はオリーブドラブの革が貼られた米陸軍通信隊(US Army Signal Corps)モデルと同じく、CAMERA, STILL PICTURE KE-7(1)。1950年代の製造です。可愛らしいスタイリングに、精悍なブラックペイント、連動距離計内蔵で44mmのエクター付と、なかなかツボを抑えた、男心を刺激するカメラ。44mmの画角はストリートでのスナップにも向いています。可愛らしいス...
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Leica IIIf Black Dial
ライカ IIIf ブラックダイヤル。製造番号は60万台、1951/52年の製造です。ライカIIIcから進化し、フラッシュシンクロとストロボ接点、巻上げダイヤル内蔵のフィルム感度表示などを装備した完成度の高いモデル。機構面でも安定しており、製造台数も多く価格もこなれています。撮影を楽しまれたい方にも好適です。ライカM型に注目が行きがちですが、フィルムもすっかり高価となった昨今、1枚1枚を丁寧に撮影するならバルナックライカも良い選択肢でしょう。当店のお客様が最近まで実用され...
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Nikon S3 + Nikkor 50mm f1.4
ニコン S3 クローム。日本光学製のレンジファインダーカメラ。製造番号は630万台。S2の後継機、SPの普及機として1958年3月に発売されました。ニコンSシリーズの堅牢な造りと確実な動作性能を有し、実用機として定評のあるカメラです。フレームは35/50/105mm枠が常時表示されます。パララクス補正はフレーム内のマークで行います。本品のシャッター幕は布幕です(後期はチタン幕)。付属レンズは定番のニッコール-S 50mm f1.4。コンパクトな高速大口径レンズ。絞り開放...
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Alpa 11si Black
アルパ 11si。トップカバーは黒の結晶塗装、ボトムカバーはブラックペイント仕上げ。アルパの最終型にして一番人気のモデル。使いやすく信頼性も高いカメラです。11siは、1976年〜1989年にかけて、シルバークロームが412台、黒クローム/黒塗り仕上げが768台製造されました。黒は結晶塗装とブラッククロームバージョンがあります。11siは、先代の11elのCdSを測光範囲が広く反応が速いSPD受光素子に変更し、加えて3色のLEDによる露出表示に改良されたモデル。ファイン...
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Rolleiflex Standard
綺麗なローライフレックス・スタンダード。本品は1934年から1938年にかけて製造されたモデル622。テイクレンズはCarl Zeiss Jena製のテッサー 75mm f3.5、スタンダード・シリーズで一番明るいレンズを装備しています。テッサーレンズの出荷時期から、本品は1934年頃に製造されたスタンダードと思われます。6x6判、120フィルムを使用。シャッターの最高速は1/500。コンパーシャッターを装備。なお、昔からスタンダードの一番人気は、一番暗いf4.5テッサ...
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Rolleicord Vb
¥110,000
ローライ二眼レフのエントリーモデル、ローライコード Vb。製造番号260万台、1960年代前半の製造です。Vbはローライフレックスの弟分、ローライコードの完成形モデル。ファインダーフード、フォーカシングスクリーンが交換可能となりました。オートマット機能は省かれておりスタートマーク式、巻上げはクランク式では無くダイヤル式ですが、実用面での不自由さは感じません。機能が省かれた分、軽量なのは嬉しいポイントでしょう。各部のクオリティは全盛期のローライフレックスを引き継いでおり、...
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Leica M6 Chrome
製造番号242万台、1997年製のライカ M6クラシック、クローム。LEICA CAMERA刻印。ライカ社の製品コードは10414。ファインダー倍率は0.72。バックドアに感度設定ダイヤルが付いており、ファインダー内の赤色ダイオードで露出が表示されます。露出計内蔵で、その使いやすさと信頼性から近年再び人気上昇中のライカM6。中でもM6クラシックのクロームボディは、馴染みのあるサイズ感とクラシカルな佇まいが魅力です。擦れや傷等の使用感は見られず、とても綺麗な外観です。グッ...
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Leica CL + Summicron-C 40mm f2
ライカCL。ライツとミノルタの提携により誕生したコンパクトライカ。製造番号は132万台。1973/74年製。ズミクロン-C 40mm F2を標準装備。40mmファインダー枠、縦走りシャッターなど、M型とは異なる機構を搭載。ファインダーには50mmと90mm枠も備わり、コンパクトながら必要な機能を備えており。使えばしみじみと良さが判る名機です。ズミクロン-C 40mmの画角は絶妙、最短撮影距離は80cmで、スナップや旅カメラにも最高です。本品はボディ、レンズ共にオーバーホ...
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Leica M3
ライカ M3、初期モデル。シリアル番号703xxx。M3発売初年度の1954年製。1stロットのうちの一台。当然ながら福耳ダブルストローク、フレームセレクター無し。三脚穴は小ネジ。本品は段付きではありませんが(段付きと段無しは、M3ひと桁番号から混在します)、各部に初期M3の特徴を残す、オリジナル・コンディション。軍艦部のマイナスねじでのビス留め、マウント12時位置にマイナスねじ(更に早い個体はねじ無し)、ASA200までの角張ったバックドア、ピンクがかったインジゲータ...
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Leica M3
1954年製造のライカ M3前期型。コード名はIGEMO。製造番号は74万台。ダブルストローク(ツーストローク)。グッタペルカを含め、各部のパーツは製造時のオリジナルのまま。フレームセレクター無し、やや角張ったバックドアのデザインやASA200のインジゲーター、旧系列シャッター、巻き戻し軸の1ドット、バックドア横が結晶塗りでは無くブラックペイント、トップカバーの4箇所のマイナスネジなどなど、段付きとも共通する、質実剛健・クラシカルな初期M3の雰囲気です。この番号帯のM3...
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Rollei C35
ローライ35シリーズの中でも、露出計を省いたエントリーモデル、ローライ C35。1969年から1975年にかけて製造されました。ドイツ製。搭載レンズはカール・ツァイス製のトリオター40mm、3群3枚構成。広めの画角をトリプレットでカバーしており、周辺描写こそやや控えめですが、中央の描写はテッサーやゾナーにも引けを取らない、抜けの良さで高く評価されています。実測で251gと、固定鏡胴ズミクロンとほぼ同等の軽さ。小型軽量を誇るローライ35シリーズの中でも、更に軽量なこのC3...
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Leica M4 Black Paint
ライカM4 ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。製造番号は124万台、1969年8月に出荷された1台です。同年同月には、ニューヨーク州の農場でウッドストックフェスティバルが開催。ベトナム戦争への反戦運動が高まる中で、40万もの人々が愛と平和と音楽を掲げ、伝説の野外ロックフェスとなりました。ジミヘンやザ・フーらの歴史に残る好演でも知られています。また、ソ連のソユーズが有人宇宙船ドッキング成功、アポロ11号の月面着陸、セイコーの世界初クォーツ式時計の登場など、...
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Leica M2 Early
ライカ M2初期型、人気のボタン巻戻し。セルフタイマー無し。93万台。1958年製。コード名はKOOHE。本品は、1957年製造のライカM2の1stロット (926001〜926200)に続く、2ndロット(929001〜931000)。三脚ネジは大ネジ。ブライトフレームは35/50/90mmが単体で表示されます。M2初期のプッシュボタン巻き戻しの中でも再初期タイプなので、巻き戻しボタンはロックされません。巻戻し時はボタンを押し続ける必要があります。他のM型ライカとは一...
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Leica IIIa / IIIf Black Dial
製造番号は21万台、1936年製のライカ IIIa型を、後年ライツ社にてIIIfブラックダイヤルへ純正改造した一台です。離れたファインダー窓、各ノブ、底蓋などにIIIaの面影を残しており、何と言ってもA型時代からのボディサイズを踏襲したコンパクトさが、ライカマニアの心をくすぐります。IIIaサイズのIIIf。ライカによる純正改造は、元のモデルごとに改造専用のパーツが用意されていたそうですが、大変な手間とコストが掛かっています。妥協を許さないライツらしい、小粋なライカです...
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Leica M3
ライカM型の始祖、ライカM3。87万台の前期型。福耳ダブルストローク。1957年製。セルフタイマー付。圧板はガラスから金属となり、ASA感度は1000まで。銘機ライカMPも同時期に製造されており、特徴を共有しています。昇り龍となったライツの勢いをクオリティで感じることができる、旧き佳き時代の1台です。ツーストロークは、巻き上げストロークが短く、チャッ、チャッと小気味良いリズムが楽しめます。ついつい空シャッターを切りたくなるカメラ。当店スタッフ(私)も点検中についつい楽し...
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Alpa 9d Green
アルパ 9d グリーン。スイス・ピニオン社製のアイレベル一眼レフレックスカメラ。トプコンREスーパー、ペンタックスSPに次いで、世界で3番目に登場したTTL機。高級路線かつ小規模生産を続けたアルパとしては、一番多く販売されたモデル。9dは銀塗りが4391台、黒塗りが665台、それぞれ生産されました。特注色のグリーンの本品は、アメリカの代理店からの注文によるもので、1964年〜1968年の間にわずか63台が製造されました。本品は1966年の製造。9dグリーンの中でも、革だ...
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Nikon SP + Nikkor 50mm f1.4
ニコン SPクローム。日本光学製。製造番号は620万台。ニコン製レンジファインダー機の最高峰モデル。メインのファインダーはパララクス補正付きで、50/85/105/135mm切替式フレームを採用し、距離計像も内蔵。等倍という点も素晴らしいですね。子ファインダーは28mmと35mmのフレーミングに対応。距離表記はfeet。布幕シャッター。付属の標準レンズは50mm f1.4。本品は使用感少なめのキレイめボディで、レンズ共に整備が行われています。元箱や純正フードなどの付属品...
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Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。製造番号は87万台。1957年製。ライカ MPやM3ブラック、軍用オリーブなど、魅力的なライカがわんさか出現してきた1950年代後半、戦後ライツのゴールデンエイジの製品です。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、...
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Leica M4 Black Chrome
ライカ M4 ブラッククローム。ライツの製品コードは10402。シリアル番号は138万台、1974年の製造です。製造国はドイツ。シュミット商会が取り扱った国内正規品です。M3とM2の後継機として生まれたM4は、その総合的な使いやすさから今もなお愛好家が多いモデルです。35/50/90/135mmのブライトフレームを装備。ライカメーターを避けるように配置された巻き上げクランクも、M6そしてM7に至るまで踏襲されています。M4ブラッククロームボディは、黒レンズのみならずクロ...
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
1929年製の旧エルマー付ライカ A型を、後年ライツにてDIIにアップグレードした一台です。その際にレンズも距離計連動にアップグレードされています。製造番号は19000番台。レンズのヘリコイド番号は3、距離表記はmeter。当時のライツには、アップグレード専用のパーツが各モデルごとに用意されていたそうで、A型に通常のDIIの部品はそのまま組み込めないそうです。当時のライカが非常に高価なものあったこともあるでしょうが、何と面倒見の良いメーカーでしょう。ボディとレンズの時代...
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Leica M3
ライカM3。後期型のシングルストローク。製造番号は102万台、1961年製。セルフタイマー付。ライツの製品コードはIGEMO。三脚ネジは小ネジ(細ネジ)。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ史においても金字塔的存在です。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。この度...
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Leica M6 Chrome
ライカ M6クラシック、クローム。10414。1994年製。日本の正規輸入代理店シーベルヘグナーの「sh」ロゴ付。ファインダー倍率は0.72。バックドアに感度設定ダイヤルが付いており、ファインダー内の赤色ダイオードで露出が表示されます。露出計内蔵。その使いやすさと信頼性から、近年再び人気上昇中です。各部に軽微な擦れが少々見られますが、アタリや凹みは見られず、全体的に清潔感のあるキレイめボディです。グッタペルカは社外品の革に貼り替えられていますが、パッと見の違和感はありま...
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Leica MP 0.72 Chrome
現行のライカ MP シルバークローム。ライカの製品コードは10301。現行MPは2002年にデビュー、本品は製造番号289万台。2002年発売年の製造です。露出計内蔵。ファインダー倍率は0.72倍。歴代のM型ライカの伝統をしっかりと受け継いだモデルで、現在でも人気の高いカメラです。吊り環の上部やマウント部などにごく軽微な擦れは見られますが、全体的にとても綺麗な一台です。目立つアタリや凹みは見られません。2025年7月にOH済み。シャッターや露出計を含め、各部の動作快調と...
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Leica M4-2 Black Chrome
ライカ M4-2、ブラッククローム。製造番号は152万台、1979年、カナダライツ製造。ライツの製品コードは10410。M4-2は、M5、CLの登場後、1978年にデビュー、1980年までの3年間製造されM4-Pにバトンタッチ。その後、M5タイプのボディは登場せず、M4を継承したデザインが現在まで続いていることを考えると、やはりライカM型にはこのスタイルが求められていたのでしょう。ブライトフレームは、M4と同様の35/50/90/135mmに対応。ライカ M4をベースと...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号81万台。1956年製。ライツの製品コードはLOOHN。1950年にライカIIIcの後継機として登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された以降のIIIfの最終型。高い完成度を誇るライカ IIIfは、1950年から1957年までの8年間でバルナック型の中で最多の製造数を誇ります。生...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + A12
ハッセルブラッド500C。スウェーデン製の6x6中判カメラ。カール・ツァイス製の素晴らしい交換レンズ群、優れた操作性と堅牢性、充実したアクセサリーで、プロフェッショナル向け中判として不動の地位を築いた銘機。今もなお愛好家は絶えません。ボディは1970年製、マガジンは1973年製。付属のレンズは1968年製のノンTコーティング付きプラナー 80mm f2.8。ファインダースクリーンは全面マット。ファインダーフードは500C/M後期に導入されたタイプ。ボディは500Cのため...
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Box Tengor
ツァイスの定番ボックスカメラ、ボックス・テンゴールの戦前モデル。55/2。1939年の製造です。120フィルム使用、6x6判。12枚の撮影が可能です。このモデルから巻上げはダイヤル式、レンズプレートがクロームメッキで飾られ、モダンなデザインとなりました。二重露出防止機構付。大ツァイスの製品とは言えボックスカメラですので、描写はそれなりでしょうが、こんなカメラを構えて、のんびりと近場の休日を楽しむのも良いかも知れませんね。なかなか綺麗な一台です。外観には多少の擦れ、ボディ...
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Box Tengor
ツァイスの定番ボックスカメラ、ボックス・テンゴール。ツァイスの型番は54。1932〜39年に製造された6x4.5cm判の中判カメラ。120フィルムで16枚の撮影が可能です。絞りはf11とf22、撮影距離は1〜3m、3m〜無限遠から選びます。二重露出防止機構は付いていません。シャッターのロックを解除するにはレリーズ横の細いレバーをスライドさせます。カメラが非常に高価だった時代の大衆向けカメラ。ピント合わせもファインダーの構図決めも全てユルすぎますが、時にはこんなカメラでの...