ライツ社とミノルタの提携によって生まれたコンパクト銘機。ライツ銘が入りますが、日本のミノルタ工場で製造されました。
ライカ Mマウントを採用するカメラですが、距離計の基線長や縦走りシャッター、ダイアル類の位置等々のライツの伝統は敢えて採用せず、ほぼ全ての部分がCL専用の設計。しかしながら実に良く考えられ、とても使いやすい一台に仕上がっています。
付属レンズはM-ロッコール40mm f2。装着時には40mmと50mmのブライトフレーム枠が両方同時に出現します。使いやすく軽量なボディに40mmの画角が絶妙のマッチング。旅カメラにも好適です!
上部の吊り環にわずかな塗装落ちが見られますが、他はレンズも含め使用感はほとんど見られず、とても綺麗な一台です。
ボディは2025年9月にファインダー清掃、及び各部点検済。ファインダーはクリア、動作も良好です。露出計は受光部の劣化により、残念ながら作動しません。距離計はバッチリです。
レンズはフルOH済。ガラスはクリアで距離計連動、ピントともに良好です。当店のM10-Pによる実写テストでも結果は良好でした。
ボディ、レンズ共にシリアルナンバー一致の元箱、ストラップ、ケース、日本語取説が付属します。露出計は残念ですが、コレクションにも好適なセットです。