ライカ MD。ライツの製品コードは10101。製造番号113万台、1966年の製造です。ライカ M2をベースとした、ファインダー無しのモデル。M1からビューファインダーを取り除いたモデルとも言えます。ビゾフレックスや工業用などを目的に作られました。生産台数は少なく、3200台程度にとどまります。
本品にはMD用の特殊な底蓋が付属しており、フィルムにデータを記録できるようになっています。底蓋の出っ張りが邪魔に感じた際には、通常のM2やM3の底蓋も取り付け可能です。
本体重量は約500g、距離計が省かれた分、同時代のM3やM2と比較して軽量です。
派生モデルとして、グレーのMDとビゾフレックスがごく少数製造されましたが、こちらは非常に高価な激レアアイテムとして知られています。
ズミクロンやズマロン 35mm、エルマリート 28mmやスーパー・アンギュロン 21mmなどの広角レンズと単体ファインダーをセットし、街角スナップシューターに。ホロゴン 15mm f8も粋ですね(笑)
ビゾフレックスを組み合わせて一眼レフとしても。Leicavit MPも取り付け可能です。
シャッターダイヤル付近やトップカバーにごく薄い擦れが見られますが、全体的には使用感少なくとても綺麗な一台です。アタリや凹みは見られません。
グッタペルカも全てオリジナル状態で、シボはいまだ目が立っており、握り心地も良好です。
2025年9月にOH済。巻上げやシャッターの感触も良く、各部の作動快調。コレクションにも実用にもどうぞ!
ボディキャップ付。