カメラ
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Rolleicord V
155万台。ローライコード V。1954年から1957年にかけて製造されました。シュナイダー製クセナー 75mm f3.5付。シャッターは1/500までのシンクロコンパー。 ローライフレックスの廉価版であるローライコードはオートマット機構などが省かれていますが、こちらでも必要十分。シンプルなつくりで軽量さも魅力で、こちらを好まれる方も多い二眼レフ。 使用感の少ないボディで、かなり綺麗な一台です。 使用による軽微なペイント落ちがバックドアに見られますが、全体的にとても綺...
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Hasselblad 500C/M + Planar 80mm f2.8 + A12
プロフェッショナル用として名高い、スウェーデン製中判カメラの銘機、ハッセルブラッド 500C/M。本品はブラック仕様。 ボディは1979年製、マガジンは1977年製。レンズは少々時代を遡り1967年製のクローム仕上げの7枚玉プラナー 80mm。スクリーンは標準タイプ。 レンズ前後キャップ、ボディキャップ、ストラップ、フィルター2枚が付属。バッチリ整備済、フィルムを用意すればそのまま撮影に持ち出せます。 ボディ、レンズ共に通常使用に伴う、軽微な擦れや塗料落ちが見られます...
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Leica DIII Chrome
ライカ DIII。海外ではモデルF、ライカIIIと呼ばれます。ライツの製品コードはAFOOV。本品の製造番号は13万台、1934年製。特定の時期に製造された、光沢感の強いクロームメッキが特徴的な個体です。いわゆるシャイニークローム。 ライカ DIIに吊り環、視度補正、スローシャッターが装備されたモデルで、カメラとして期待される機能が一通り揃っています。レンジファインダーの倍率はDIIの等倍から1.5倍に引き上げられました。 本品は、お客様が1980年代にドイツ本国で購入...
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Leica A Early
製造番号8千番台。1928年(昭和3年)製の旧エルマー付ライカ A型です。距離表記はfeet。本品は近接エルマー付で最短距離は1.5feet。feet目測での最短撮影に是非挑戦を(笑)。 エクボレリーズ、目の粗い初期タイプのグッタペルカ、底蓋はカンヌキ、丸型のアクセサリーシューなど、各部にA型初期〜中期モデルの特徴を残します。 ノブやシャッターダイヤル、レンズ先端部のローレットの目は揃っています。旧エルマーの銘板は、初期モデルならではの可愛らしい小さな字体。往年ご活躍し...
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Nikon S4 + Nikkor 50mm f2
日本光学製レンジファインダーカメラ、ニコン S4。 ニコンS3の普及機として登場し、ファインダー枠は35mmを省き50/105mmのみを表示、セルフタイマー省略、コマ数計を手動式、モータードライブ非対応とすることで価格を抑えたモデルです。残念ながらその努力は報われず、わずか5898台を販売したのみに留まりました。 付属レンズは定番のニッコール-H 50mm f2。小型軽量でよく写る良いレンズ。 35mm枠が無くなったおかげでファインダーも見やすく、セルフタイマーが省略さ...
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Nikon F Black Paint + Nikkor Auto 50mm f2
ニコンF ブラックペイント。659万台。ニッコール・オートH 50mm f2付。 高い信頼性、豊富で質の高いレンズ群、関連製品の充実などにより、世界のカメラ界におけるザ・スタンダードとなったニコン Fの精悍な黒塗り仕上げ。故障知らずで今もなお現役で活躍できる素晴らしい一眼レフ。付属のレンズはf2の標準レンズ。 よど良い使用感が良き味わい。ガンガン使い込んで、風格を更に育てて頂きたい一台です。 ボディのカド部に多少のペイント落ち、擦れや小傷が少々、底蓋に一箇所小さな凹み...
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Rolleiflex MX-EVS
ローライフレックス 3.5 MX-EVS初期型。3.5Cとも呼ばれます。製造番号は146万台。1954年製。同年発売のライカM3初期と並べてみたい一台(笑) 丁寧に作り込まれた軽量ボディに、銘玉テッサー f3.5。ローライフレックス・オートマットから進化した、ローライ二眼レフの一つの完成形。とても使いやすいクロウト好みなモデル。後の3.5Fや2.8F等の豪華ボディとは、操作感も描写もまた違う味わいのある、ローライフレックスの隠れた銘機です。重量は1035g。 ちなみに、...
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Leica DIII
製造番号12万台、1934年製のライカ DIII。ライツの製品コードはAFOOV。ブラックペイント、ニッケルメッキ仕上げ。海外ではモデル F、ライカ IIIと呼ばれています。 手にすっぽりと収まるサイズ感、黒塗装とニッケルの優しい色合いに癒やされるような佇まい。吊り環、視度補正付きの内蔵距離計、スローシャッターを装備するなど、機能面でも完成度が高く、実用面でも優れたライカ。 ニッケルメッキのレンズ群と合わせ、撮って良し、眺めて良し。使い頃のコンディションです。 手の触...
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Leica MDa
ライツのコードは10103。製造番号124万台、1969年製のライカ MDa。MDaは、ライカ M4からファインダーや距離計、セルフタイマーとフレームセレクターを省いたモデルです。フィルムカウンターは自動復元式。 ビゾフレックス&ビゾレンズを装着しての撮影が王道でしょうが、スーパー・アンギュロン 21mmやエルマリート 28mm、ズマロン 35mmなどの広角レンズと単体ファインダーを組み合わせて、街角スナップシューターとしても楽しめる、自由な一台。 トップカバーの前面...
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Leica A
製造番号は18,000番台。末尾はゾロ目。1929年、昭和4年製造のライカ A型、新エルマー付。世界恐慌が起こり政治経済の混乱を経て、世界が第二次世界大戦へと突入していく激動の時代を見つめてきた、歴史の証人とも言える一台です。ベルリンの販売店のマークが付いており、正真正銘のドイツ国内モノ。 距離表記はメートル。レリーズはカラーが付くタイプで、ノブ類は目の粗い刻みと、各パーツもしっかり当時物のフルオリジナル。 マッシュルームやエクボレリーズの初期のA型とは異なり、フィルム...
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Nikon New F + Nikkor Auto 50mm f2
綺麗なニコン・ニュー F。738万台。クローム仕上げ。ニッコール・オートH.C 50mm f2が付属。 高い信頼性、豊富で質の高いレンズ群、関連製品の充実などにより、世界のカメラ界におけるザ・スタンダードとなった、ニコン Fの最後期モデル。非常にタフで今なお現役で活躍できる、日本が誇る素晴らしい一眼レフカメラ。 付属のレンズはf2の標準レンズ。ボディとレンズ共に使用感見られず、大変綺麗なコンディション。往時の新品の雰囲気を味わえる1台。コレクションにもどうぞ。 使用感...
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Leica M4 Chrome
ライカ M4クローム。本品の製造番号は117万台、1967年製。製造番号1175001からスタートしたライカ M4ですが、本品は最初に製造された3000台のうちの1台。最初期ロット。ドイツ製。ライツの製品コードは10400。 ラピッドローディング機構や巻き上げクランクを搭載し、35/50/90/135mmのブライトフレームを内蔵。現行品のライカ M-Aに至るまで、外観や機能はM4のスタイルが踏襲されており、完成度の高いデザインや機能が魅力です。 大分使い込まれている個体...
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Leica M2-R
1969年製造のライカ M2-R。ライカ M2-Rは、1966年に米陸軍向けに製造されたライカ M2S (CAMERA STILL PICTURE KS15-4)の民生版とも言え、ライカ M2をベースとしながらM4のラピッド・ローディング機構が組み込まれています。 M2-Rという名前もニューヨーク・ライツの発注品で、約2000台のみの製造です。セルフの台座や底蓋等も通常のM2と異なります。やや稀少なモデル。 当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってき...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント。126万台。1970年11月に出荷された個体です。しっかりと使い込まれた出で立ちが実に良い雰囲気。 グッタペルカも含め、各部パーツは全てオリジナル。既にかなりイイ感じに成熟していますが、ガンガン使い込んで自分色に育て上げてください。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合いますが、M4黒にはクローム鏡胴レンズも良くマッチします。懐の広いデザインです。 使い込まれた外観が実にプロフェッショナル。 各所にペイント落ちや小傷、バック...
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Leica M2 Black Paint
製造番号100万台、1960年7月に出荷されたライカ M2ブラックペイント。セルフタイマー付。適度に使い込まれた、精悍な黒塗りモデル。グッタペルカを含め、各部のパーツはオリジナル。 今回の整備でリフレッシュ、作動快調で実用にも好適です。 巻き上げレバー付近のコーナーにアタリの修正痕、Leitzのロゴ付近に軽微な凹み、トップカバーの前面や背面部などに軽微なアタリが見られます。年代なりの使用感はありますが、往年丁寧に使い込まれてきた思われ、ペイントの剥げ具合も絶妙です。 ...
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Nikon F2 Titan No Name
ニコン F2 チタン ノーネーム、開封済みの新品です。 付属の保証書に記載されていますが、本品は1979年に読売広告社に納められた1台。正にプロ向け。 元箱、クロス、取説、ニコンチャート、ニッコールクラブ入会申し込み書類、保証書、ボディキャップ、底蓋キャップ、クリーナークロスが付属。当時の新品がタイムマシンで現れたかのような稀少なセット。 フィルムを通した形跡も見られず文句無しのコンディション。使用感は全く見られません。各部の動作正常です。
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Leica IIIg
ライツのコードはGOOEF。製造番号は86万台。1957年製のバルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。 ライカM3、M2、そしてMPが製造されていた時期に、新登場となった最後のバルナックライカだけに、作りの良さと完成度の高さが光ります。梨地メッキの質感やグッタペルカもライカ M3譲りですね。パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵。 大きくなったバルナックではありますが、M型と比較しても十二分にコンパクト。多少の使用感はありますが、バンバン...
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Alpa 9d Black Paint + Macro-Switar 50mm f1.8
アルパ 9dブラックペイントと黒マクロスイターのセット。 スイス・ピニオン社製。9dはアルパの中では最も成功したモデル。シルバー塗装ボディは比較的よく見掛けますが、ブラックペイントは稀少です。その製造台数は僅か665台。1964〜69年頃の製造です。 吸い込まれそうに黒く輝く美しい姿を眺めていると、そっと防湿庫に仕舞っておきたくなります。35mm 一眼レフカメラとしては、トプコン REスーパーに次いでTTL露出計を内蔵したという事も、カメラ好きの心をくすぐります。 レン...
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Nikon S2+ Nikkor 50mm f1.4
ボディの製造番号は618万台。ニコン S2 ブラックダイヤル。シャッターダイヤル、コマ数計、シンクロセレクターなどが黒くなった、S2後期型です。 ニコン Sシリーズはニコン SPやS3がメジャーですが、S2は実用機としても定評があります。旧Nikonロゴもたまりません。レンズは定番のニッコール-S・C 5cm、黒鏡胴の後期仕様が付属します。 各部整備済みで気兼ね無く使える、綺麗めなニコン S2です。 底蓋に軽微な擦れと針先ほどの小さな突き傷が一箇所見られますが、トップ...
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Leica SL2-S
10880。ライカ SL2-S ブラック。ライカ社製のミラーレスデジタルカメラ。2400万画素のデータが大きくなりすぎないセンサーサイズを採用しつつ、高感度での画質劣化に強くなりました(ISO6400でも素晴らしい写り!)。 シャッター速度は機械式で最高1/8,000、電子式はなんと1/40,000という超高速仕様。真っ昼間にノクチを絞り開放で使いたい向きには、最高の機材でしょう。 更には、初代SLでも見やすく定評のあったEVFは、404万ドットから576万ドットへと改...
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Rolleicord V
155万台。ローライコード V。1954年から1957年にかけて製造されました。シュナイダー製クセナー 75mm f3.5付。シャッターは1/500までのシンクロコンパー。 ローライフレックスの廉価版、ローライコードはオートマット機構などは省かれていますが、こちらでも必要十分。シンプルなつくりで軽量さも魅力で、こちらを好まれる方も多い二眼レフ。 本品は使用感少なく、かなり綺麗な一台です。 バックドア下部のカドに使用による軽微なペイント落ちこそ見られますが、全体的にとて...
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Canon VI-T Black Paint
キヤノンのレンジファインダー式カメラ、モデルVI-T ブラックペイント。ライカスクリューマウント。トリガー巻き上げ。 1958年6月に登場したハイエンドモデルのVI-Tの黒塗りバージョン。専用のブラック仕上げの50mm f1.2やf1.8などがセットされ、販売されていました。 ファインダーは、35mm、50mm、マグニファイヤーの3つのモードを装備。巻き上げ操作は底部のトリガーか、背面のボタンを押して引き出した巻上ノブによって行います。 根強い人気を誇るモデル。ブラック...
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Rolleiflex 2.8F White Face
二眼レフの王様、ローライフレックス 2.8Fの最終型、通称ホワイトフェイス。製造番号295万台。本品は1976〜1980年の製造。撮影用レンズの周囲のデザインがスッキリ白くなった顔が人気です。撮影用レンズは シュナイダー製のクセノタール 80mm f2.8。露出計内蔵。 2.8Fや3.5Fを選ぶ際に常々迷うのが、プラナーとクセノターのどちらを選ぶかですが、ガラスのコンディションが良ければどちらも素晴らしい描写を見せます。 本品はOHでリフレッシュ、作動完調、使い頃の一台...
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Foca PF3 + Oplar 50mm f2.8
フランスOPL社製。書籍「FOCA Graphie」の分類によると、本品はライカ M3が世に出た1954年製のフォカ PF3。レンズ交換はスクリューマウント式。 激レアなライカ・コピー機、SAGEMを除くと、フランス唯一のライカ型カメラですが、デザインや機構は独創的で、ライカ・コピーと呼ぶには憚られます。さすがのフレンチカメラ。 付属のOplar 50mm f2.8は4群5枚構成。直線基調のボディデザインは秀逸でホールド感も良好です。また、フォカのスプールは、数多あるカ...
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Leica A / DII / IIf
製造番号5万台の1930年製のライカ A型後期型を、後年ライツにてDIIへアップグレード、その後にIIfへ再度アップグレードされたであろう一台です。 これらの純正アップグレード機には、ライツから供給されたアップグレード専用のパーツが使われており、A型にそのまま通常のDIIやIIfのパーツが入るわけではありません。当時のライツの細やかなカスタマーケアが見て取れる一台でもあります。 本品はコンパクトなライカ A型 / DIIのボディサイズながらも、中身はIIfという変わり種...
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Leica M-A Black Chrome
10370。ライカ M-A ブラッククローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は562万台。 M-Aは、近年の名機ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラで、原点回帰的なモデル。巻上げレバーや巻き戻しノブはM3タイプ。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応しています。 デジタル M型を使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも気になる一台でしょう。当店のお客様にもユーザーが多いライカです...
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Nikon F2 Data + MF-10 Data Back
ニコン F2データ・フォトミックと、MF-10 データバックの元箱入りセットに、もう一台F2データ・アイレベルファインダーが付属したセットです。外観はどちらも新同品。 1976年登場。F2データとMF10データバックを組み合わせることにより、フィルム画面の左端に、年月日、時分秒(専用のSEIKO製三針時計!)、手書きメモを写し込むことができます。時計はアナログ時計がそのまま写り込むと言う、何とも愛嬌のある設計です。 データバックの横から、時計と年月日のカウンターを取り出...
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Contax I + Sonnar 50mm f1.5
コンタックス I型、通称ブラックコンタックス、ブラコン。初期のゾナー 50mm f1.5付、絞りはf11まで。 本品は、著名なコンタックスコレクターのハンス・ユルゲン・クッツ氏の分類ではバージョン4。1933年夏からの製造です。ファインダー引き出し枠は85mm。ヘリコイドはmeter表記。 ツァイスイコンが総力を結集して作り上げた、35mmレンジファインダーカメラ。角形基調のボディデザインと、ブラックペイント&ニッケルメッキの輝きがたまりません。ブラックゾナー 50mm...
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Leica M3
IGEMO。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。 本品は製造番号89万台、1957年製のライカ M3前期型。福耳ダブルストローク。良き時代のM3です。元々は10数年前に当店で販売した極上のM3ですが、今回3度目の出戻りとなり嬉しい再会です! 目立った傷みも無く、とても綺麗な一台。元箱、タグの番号も全て一致しています。英文取説も1957年のもの。クロームメッキもM3前期型の細やかなでサラッとした光沢を未だ保っています。 代々のオーナー様に大切にされ、前回...
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Rolleiflex Standard
とても綺麗なローライフレックス・スタンダード f3.5。本品はモデル 622。1932〜38年の製造です。6x6判、120フィルム使用。撮影レンズはスタンダード・シリーズで一番明るいテッサー f3.5。シャッターは1/500。 クラシカルな外観や操作感、軽快さは後のローライ 2.8F等とはまた違った魅力があります。重量は790gと軽量です。 コンパー・シャッター音も優しく心地良く耳に響きます。黒塗りとニッケルの輝きも美しく、ライカ A型などと同じく愛でたくなるカメラ。 ...
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Nagel Pupille w/ Elmar 50mm f3.5
ナーゲル・ピュピレ。1931〜35年の製造。ドイツのNagel社がコダックに吸収される直前に発表した製品です。3X4cm判。127フィルム使用。距離指標はmeter。 本品はライツのエルマー 50mm f3.5を装備した、ピュピレの中でも一番人気のモデル。他にクセノン 50mm f2、クセナー 50mm f2.9と3.5、テッサー 50mm f2.8と3.5が付いたモデルがありました。 ライツ製の距離計本体は付属しませんが、アクセサリーシューの足が付属します。ここにライ...
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Leica DII
ライカDII、ブラック&ニッケル仕上げ。ライツの製品コードはLYCAN。 1932年に登場した、ライカ初の距離計連動式カメラ。本品は製造番号は19万台、1936年製。まだ視度補正や吊り環は付いていませんが、そのシンプルさを好むバルナックユーザーも多いです。距離計窓は等倍で、距離合わせもしやすいモデル。 製造から90年を経ても定期的にメンテナンスさえ行っていれば、今でも普通に使える実用機。ライカってつくづく凄い道具です。 各所にブラックペイント落ち、底蓋には三脚...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + A12
ハッセルブラッド 500C。スウェーデン製。優れた描写のツァイス製レンズが40mmから500mmまで9本が用意され、シンクロ接点は全速同調。プロフェッショナル用中判カメラとしての不動の地位を築いた銘機です。そして、巻き上げからシャッターを切る一連の動作と作動音には、心が躍ります。 ボディ、マガジン共に1971年製。付属のノンTのプラナー 80mm f2.8 も1971年製です。1957年に登場し、1970年まで続いたロングセラーモデル。 本品は500C/Mが販売開始され...
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Plaubel Makina W67
プラウベル・マキナ 67をベースに、広角のニッコール 55mmを搭載したモデル、W67。レンズボードの繰り出し量も少なくなり、軽快な操作感。リブの入ったボディのデザインもより洗練された印象です。 必要にして十分な機能に、申し分の無い描写性能を誇るニッコールレンズ、スタイリングや携帯性にも優れ、操作性も良好。長く人気を保っている理由が良く分かります。 使いやすく、実用機として使い込まれがちなマキナですが、こちらは丁寧に使われ、かなり良い状態を保っています。 当店過去販売...
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Leica M3
製造番号75万台、1955年製のライカ M3前期型、ダブルストローク。セルフタイマー無し。ライツの製品コードはIGEMO。 レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ史においても金字塔的存在です。 50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。 本品はM3初期、段付きの雰囲気も...
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Leica Ic
ライツのコードはOEGIO。製造番号は52万台。1950/51年製のライカ Icです。ライカ・スタンダードの後継機として1949年に登場。 一定の条件でルーティン化された撮影や、科学向けなどを主な目的として供給されたモデルで、ファインダー類がありません。 2つのアクセサリーシューを装備しており、現代ではレンズやファインダー、距離計などのアクセサリーの組み合わせが愉しいカメラ。ズマロン 35mmとSBKOOファインダーを装着してスナップシューターなどなど、お好みの一台を仕...
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Nikon S3 Limited Silver
2000年に復刻したニコン S3リミテッド。付属のレンズは通称オリンピックニッコールと呼ばれる、新設計のニッコール-S 50mm f1.4。 コレクターさんが発売当時にご購入後、大切に保管されていた新品同様品です。箱や付属品ももちろん新同品です。
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Olympus Pen Wide
渋すぎるハーフ判の銘機、ペンワイド。1964〜65年製。135フィルム使用。オリンパス ペンSをベースに、25mm f2.8の明るい広角レンズを搭載。ボディは真鍮にブラックペイントと、世の黒塗りマニアも唸る粋な仕上げ。アブクや真鍮の出る雰囲気などは、ライカ M3やM2のブラックペイントにも通じます。 精悍なスタイルと優れた描写性能で、世のカメラ好きの琴線に触れる一台。この個体もほどよく枯れた実に良い雰囲気。ペイントボディのサブ機としての活躍も期待できます。 純正の革ケー...
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Leica M5 Black Chrome
134万台。1972年製。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。本品は2ラグ(吊り環が2つ)の前期型。ライツの製品コードは10502。 露出計が内蔵され、シャッターダイヤルは自然と指が届く位置に設置されています。ファインダーから目を離すこと無く撮影を楽しめる、使いやすいモデルです。ライカ M4までと比べ、ボディは大柄となりましたが、ホールディングの良さもピカイチ。 また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックスなど、往年のクロームメッキのレンズも良く...
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Leica M4 Black Paint
1969年1月に出荷されたライカ M4ブラックペイント、オリジナル。製造番号は122万台。ライツのカタログNo.は10402。 ベトナム戦争への反戦運動も高まり、マグナムフォトグラファーら報道カメラマンも大いに活躍した時代のM4ブラックペイントです。 ライカ M3、M2黒にはやはり黒レンズが似合いますが、モダンなデザインとなったM4ブラックペイントには、クローム鏡胴のレンズも絶妙にマッチします。ズミクロン 50mm固定鏡胴やズミルックス Steel Rimなども実に映え...
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Leica R3 + Summilux-R 50mm f1.4 Safari
10034。ライカ R3とズミルクス-R 50mm後期型の限定サファリモデル。1978年の発売です。本品の限定番号はL905。オリーブ塗装仕上げ。 R3はそれまでのライカフレックスの名前を廃し、名称をRシリーズへと移行しました。また、ライツ初の電子制御式シャッターを採用、提携先のミノルタ XEのボディを用いてポルトガルで製造された自動露出(AE)モデル。 付属レンズは定評あるズミルックス-R 50mm f1.4、3カム。フード内蔵型。フィルター径はE55。 ズミルックス...
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Leica M3
1956年製造のライカM3、前期型。ダブルストローク(ツーストローク)。製造番号は91万台。ライツの製品コードはIGEMO。吊り環は福耳。三脚ネジは小ネジです。 最高傑作とも呼ばれるライカ M3。この後、シングルストロークの後期型へと移行してゆきますが、本品は熟成期とも呼べる時代のM3前期型の魅力に溢れます。メッキや各部の質感などは、この頃が絶頂期とも呼べるでしょう。 本品は綺麗過ぎず、適度に使われて来た雰囲気の個体で、実用にも好適。グッタペルカが全面貼り替えられてしま...
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Ensign Autorange 820
英国の名門、Houghton社製の中判カメラ。レンズは銘玉ロス・エクスプレス 105ミリ f3.8。1955年頃の製造です。ベッサ IIや、スーパー・イコンタ等と共に、スプリングカメラ全盛期の終わり頃に製造された中判高級機。 非常に凝った作りと精鋭描写のAPOレンズで、クラシックカメラファンの間では、昔から人気のあるカメラです。ピント合わせの際は前蓋とレンズボードごと前後に動くので、前玉回転式の他機種と比較して安定したピントが得られます。 120フィルムを使用。66マス...
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Leica Q2 Black Paint
19050。ライカ Q2 ブラックペイント。コンパクトな大きさながら、ライカならではの写りを楽しめる1台です。4730万画素フルサイズセンサー、ズミルックス28mm f1.7 ASPHを装備し、素早いオートフォーカスや有機ELモニター、そしてライカならではの操作系を含めたデザインが魅力的な1台です。 こちらの個体は使用された形跡も見られず、大変に綺麗な一台。それもそのはず、購入は2023年3月。新品を考えていらっしゃった方にも朗報です。 使用感見られず、文字通りの新品...
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Leica M10-P Black Chrome
20021。ライカ M10-P ブラッククローム。ライカ製デジタルカメラです。1954年に登場したライカM3から連綿と引き継がれる、レンジファインダー一体型の光学式ファインダー、ライカMマウントを装備し、一眼ファインダーが普及した今も尚、写真愛好家にとっての金字塔であり続けるライカM型カメラを牽引する1台。 ベースとなるライカ M10に静音シャッター、赤ロゴを省き控えめでクールな外観、タッチ式液晶モニターなどを新たに採用し、更に洗練されたデジタルMへと進化しています。前...
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Leica M-A Black Chrome
10370。ライカ M-A ブラッククローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は491万台。2020年11月に出荷された一台です。 M-Aは近年の名機、ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラで原点回帰的なモデル。巻上げレバーや巻き戻しノブはM3タイプ。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応しています。 デジタル M型を使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも。当店のお客様にもユーザー...
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Zeiss Ikon ZM Silver
ライカ Mマウントのレンジファインダーカメラ。衰え知らずの人気、ツァイス・イコン ZM、シルバー。 露出計内蔵。大きく見やすいファインダーと1/2000までのシャッター速度優先AE機構が付いて、実用性タップリ。 フィルムでライカの高速レンズを使われる方は、一度は気になるカメラでしょう。本品実測で478gと軽量なのも魅力的。 電子シャッターですので、LR44電池を2つご用意ください。 使用感はほとんどありません。目立つ擦れも無く、とても綺麗です。露出計、シャッターを含む...
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Leitz Minolta CL
ライツ社とミノルタの提携によって誕生したコンパクトライカ。ライツ銘が入りますが製造は日本のミノルタ工場。 ライカ Mマウントを採用するカメラですが、40mmファインダー枠、縦走りシャッターなど、ライカM型とは異なる機構を搭載。ファインダーには50mmと90mm枠も備わり、とても使いやすく仕上がっています。 必要十分な機能を備えた軽量・コンパクトなボディは、現在もライカ M型ユーザーのメイン機、サブ機として根強い人気を誇ります。使えばしみじみと良さが判る名機です。 残念な...
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Leica M3
ライツの製品コードはIGEMO。製造番号は91万台。1957年製造のライカM3、前期型。ダブルストローク(ツーストローク)。吊り環は福耳。三脚ネジは小ネジ。 この後まもなくシングルストローク巻上げへと移行します。 最高傑作とも呼ばれるライカ M3。その中でも成熟しつつある時代のM3の魅力が詰まった一台。 綺麗過ぎず、適度に使われて来た雰囲気の個体で、実用にも好適。グッタペルカを含め、オリジナルコンディションです。 トップカバーと底面、バックドアに、それぞれ数ヶ所ずつ擦...
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Contax II
543/24。戦前〜戦中品。ツァイス・イコン製、コンタックス II型。1936〜42年の製造です。本品はシャッター速度が倍数系列となった後期型。 一軸式シャッター速度ダイアル、長基線長一眼式レンジファインダーなど、今日のレンジファインダー・カメラに通ずる機構を装備。鎧戸シャッターもブラックコンタックス時代から改良され、信頼性が大幅に向上しました。シャッター速度の操作がシンプルになった事が何より嬉しいですね。 コンタックス II型は、後玉が出っ張った銘玉、戦前ビオゴン 3...
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Leica A
1930年製。製造番号4万台のライカA型。ショット社のガラスを採用した新エルマー付。海外ではライカI、ライカIAとも呼ばれます。ライツの製品コードは堂々たるLEICA。 それなりの使用感と経年が見られますが、各部のパーツ、グッタペルカなど当時のオリジナルを保っています。 製造されてから93年(!)の時を経た現代でも、定期的なメンテナンスさえ行えば問題無く実用出来る堅牢性に、往時のモノづくりへの姿勢を感じます。 今回のフル整備でレンズ、ボディをリフレッシュ。末長くお楽しみ...
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Leica M-A Chrome
10371。ライカ M-A シルバークローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は515万台! M-Aは近年の名機、ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラで原点回帰的なモデル。トップカバーにはLeicaの筆記体ロゴの刻印。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応しています。 デジタル M型を使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも。当店のお客様にもユーザーが多いライカです。 ほぼ新品コン...
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Hasselblad SWC Chrome + A12 Magazine
1959年にハッセルブラッド SWA、SWの後を継いで交代したSWC。ボディは61年製、マガジンは79年製。距離指標はfeet表記。 500C用のCレンズと共通となり、ウィークポイントだった鏡胴のガタが消えました。また、巻き上げがクランク式となり、使いやすさが大幅に改善しました。ピント合わせは目測式ですが、被写界深度が非常に深く不自由には感じ無いでしょう。但し、水平にはご注意を。 純正ストラップ、オカダヤさん製SWC用アルミフード Shu 0011、純正レンズ前キャップ...
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Foca Universal R Marine
仏OPL社製。1958年製のフォカ・ユニバーサル R フランス海軍仕様。通常のモデルではFOCAのエンブレムが貼られている箇所に、「Marine Nationale」のプレートが貼られています。 激レアなライカ・コピー機SAGEMを除くと、フランス唯一のライカ型カメラですが、デザインや機構は独創的で、ライカ・コピーと呼ぶのは憚られます。 レバー巻き上げ、バヨネット式レンズ交換、距離計連動。直線基調のボディデザインが秀逸なフォカは、ホールド感も良好です。また、フォカのスプ...
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Leica IIIc Shark Skin
LOOHW。1949/50年製の戦後のライカ IIIc。ライカ初のアルミ・ダイキャストボディを採用、これにより大量生産が可能となったエポックメイキング的なモデル。ライカ IIIbまでの板金ボディに比べて、横幅が3mmほど伸びました。これに伴いライカピストルもこのモデル以前と以降ではサイズが異なります。 グッタペルカ(貼り革)は、この時代にみられる鮫革風の仕上げになっています。通称シャークスキン。サラッとした爽やかな触り心地で、ジメジメしたこの時期にピッタリのバルナックラ...
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Leica A / C + Elmar 50mm f3.5 Early
製造番号3000番台、1926〜27年製の旧エルマー付ライカ A型を、後年ライツにてC型に純正アップグレードした一台です。アップグレード時期は1930年代の初めでしょう。 旧エルマーは距離計連動の単体レンズへと改造され、ボディ、レンズ共にフランジバックを28.8mmに合わせてスタンダード化。スタンダード化に伴い、ボディはマウント前面12時の位置に0マークの刻印がなされました。旧エルマーの距離表記はmeterです。 スタンダード化された旧エルマーは、現代のデジタルライカM...
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Leica IIIa
ライツの製品コードはAGNOO。製造番号は24万台、1937/38年製造のライカ IIIa。 DIII型に1/1000秒が追加されたモデルで、当時はスポーツ写真撮影用としても良く売れたようです。また、このモデルIIIaあたりから、従来の黒&ニッケルのボディからクロームメッキボディが主流となりました。当時はさぞかし美しく輝いて見えたことでしょう。 板金で製造されていた時代のバルナックとしては、本品はなかなか綺麗な一台。ライカ DIIIから採用された吊り環、視度補正、スロー...
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Leica M-E Typ240 Anthracite
10981。ライカ M-E タイプ240 アンスラサイト。ライカ M10発売後に発売された、M240の廉価版。 M240と同じ2400万画素のフルサイズCMOSセンサー、M-Pと同じ2GBのバッファメモリー、フルHD動画撮影など、撮影に必要な機能を保ちつつ、ブライトフレームのセレクターを省くなどの簡素化がされています。 スッキリした顔立ちで、ブラックのレンズでもクロームのレンズでも似合う、グレー系のアンスラサイトの外装がスタイリッシュ。 当店のお客様が新品で購入された一...
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Leica A
製造番号3万番台のライカ A型、新エルマー付。海外ではライカ I、またIAとも呼ばれます。1930年の製造。ライツ社の製品コードはLEICA! 当店のお客様が30年以上前にドイツの有名店で購入された一台。当然のことながら、距離表記はメートルです。 シャッター・レリーズのカラーは近年のレプリカ品ですが、グッタペルカも含め各部のパーツは1930年製造当初のオリジナル。初期のライカらしいシンプルなデザインと、つくりの良さが味わい深い一台です。 今回のフル整備でリフレッシュ、製...
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Leica M3
製造番号100万台、1960年製のライカ M3後期型、シングルストローク。ライツの製品コードはIGEMO。 レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。 本品は出荷検査証、販売時タグ、保証書、英文マニュアル、元箱が揃ったセ...