カメラ
-
Norita 66 + Noritar 80mm f2
1972年登場。ノリタ光学製、ノリタ66。120/220フイルム使用。バケペン等と並び、数少ない中判66一眼レフカメラ。f2の明るさを誇るノリタール80ミリ 標準レンズ付。 東京光学出身の車田利夫氏率いるノリタ光学で、ボディ、レンズ共に製造されていましたが、残念ながら販売が振るわず1976年に民生用カメラ・レンズ共に事業は終了。短命に終わってしまいました。 シャッター速度1/500、交換可能なファインダー、多重露光、大口径f2標準レンズ等々、フルスペック装備で実用性抜群...
-
Rolleiflex MX-EVS
ローライフレックス 3.5 MX-EVS初期型。3.5Cとも呼ばれます。製造番号は146万台。1954年製。同年発売のライカM3初期と並べてみたいです(笑) 丁寧に作り込まれた軽量ボディに、銘玉テッサー f3.5。ローライフレックス・オートマットから進化した、ローライ二眼レフの一つの完成形で、とても使いやすいモデル。後の3.5Fや2.8F等の豪華ボディとは、操作感も描写もまた違う味わいのある、ローライフレックスの隠れた銘機。重量は1035g。 ちなみに、ヴィヴィアン・マ...
-
Plaubel Makina 67
プラウベル・マキナ 67。120フィルム使用。10枚撮り。4群6枚構成のニッコール 80mm f2.8を装備した、軽量・コンパクトな中判カメラです。 プラウベルは元はドイツの名門メーカーでしたが、休眠状態にあったブランド名をカメラのドイが買収し、1979年に復活を果たしました。カメラ設計はコニカ、レンズは社長の希望でニッコールを装着。 洗練されたデザインと使いやすさ、ニッコールの描写の良さで近年人気は高まるばかりです。 露出計の電池はLR44を2個使用。フィルター径は5...
-
Contax I + Tessar 50mm f3.5
コンタックス I型、通称ブラックコンタックス、ブラコン。テッサー 50mm f3.5付。 著名なコンタックスコレクター、ハンス・ユルゲン・クッツ氏の分類では本品はバージョン7。1935年頃の製造です。ファインダー引き出し枠は85mm。ヘリコイドはfeet表記。 ツァイスイコンが総力を結集して作り上げた、35mmレンジファインダーカメラ。角形基調のボディデザインとブラックペイント&ニッケルメッキの輝きがたまりません。 ブラック・コンタックスもこの最終型Ver.7となると、...
-
Leica IIIa
AGNOO。製造番号は30万台、1938年製造のライカ IIIaボディ。 ライカ DIII型に1/1000秒が追加されたモデルで、当時はスポーツ写真撮影用としても良く売れたようです。また、このモデルIIIaあたりから、従来の黒&ニッケルのボディからクロームメッキボディが主流となりました。当時はさぞかしまぶしく輝いて見えたことでしょう。 板金で製造されていた時代のバルナックとしては、本品はとても綺麗な一台。ライカ DIIIから採用された吊り環、視度補正、スローシャッターを...
-
Nikon S3 Olympic Black Paint
632万台。1964年製。オリジナルのニコン S3発売の7年後に再販されたモデル、通称ニコン S3 オリンピック。ブラックペイント。再生産型とも呼ばれます。チタン幕シャッター。カメラの距離指標はメートル。ファインダーには35/50/105mm枠を装備。ライカとはまた異なる無骨なデザインも魅力です。 本品はかなり使い込まれており、貫禄タップリの出で立ち。当店のお客様がつい最近までガンガン実用されていた一台で、安心してお使い頂けます。 各部に塗料落ち、傷やアタリが多数見られ...
-
Nikon SP
ニコン SPクローム。621万台。ニコン製レンジファインダー式カメラのフラッグシップ機です。前期型。布幕シャッター。feet表記。 右側のファインダーはパララクス補正付きで50/85/105/135mmフレームと距離計像を内蔵し、左側の子ファインダーで28と35mmに対応します。 気兼ね無く実用でお楽しみ頂けるSPクロームです。 各部に軽微な擦れや小傷が見られます。外観を大きく損なうような傷やアタリは見られません。 各部の動作正常、巻上げなどの感触も滑らかです。ピント...
-
Leica MP Black Paint
現行品。10302。ライカ MP ブラックペイント仕上げ。製造番号は563万台。ファインダー倍率は0.72。ライカM3をオマージュしたデザインが、ブラックペイントにハマります。クラシカルなスタイリングながら、露出計が内蔵されており、実用面はしっかりとアップデートされています。 2021年9月にお客様が国内正規店にて購入された一台。ライカ社の正規保証は2023年9月まで有効となります。 元箱、保証書、取説、検査証、ストラップ、スペアバッテリーキャップ、ボディキャップが付属...
-
Leica DII Chrome + Elmar 50mm f3.5
ライカ DIIとエルマー 50mm f3.5のセット。クロームフィニッシュ、どちらも1938年(昭和13年)製。 ボディとレンズ、セットでのライツのコード名は、ABOOTCHROM。ちなみにDIIブラックのボディ単品は、1934年まではLYKAN、1934〜1948年はAIROO、そのクローム仕上げはAIROOCHROMとなります。実に複雑ですね(笑)。 駆け出しの頃、ライカ製品のコードネームを小物に至るまでほぼ全て記憶していた、超人のようなイタリア人コレクターに出会っ...
-
Leica M6 Black Chrome
10404。ライカ M6クラシック。ブラッククローム。ファインダー倍率は0.72。28/35/50/75/90/135mmと充実したブライトフレームを装備。 バックドアのダイヤルでフィルム感度を設定します。内蔵露出計はファインダー内の赤色ダイオードで表示されます。 21世紀の現在もM6は実用機として一級品。信頼性も高く、完成度の高いレンジファインダー機です。最近、総本山ライカ社から復刻モデルが販売され、こちらも大きな話題を呼んでいます。 本品は172万台、1987年製造...
-
Leica M3
1955年製のライカ M3前期型。ダブルストローク(ツーストローク)。吊り環は福耳。ライツの製品コードはIGEMO。製造番号は74万台。三脚ネジは大ネジです。 グッタペルカは補修跡こそありますがオリジナル、他、各部のパーツも製造時のオリジナルのまま。やや角張ったバックドアのデザイン、トップカバーの箇所のビス、ASA200のインジゲーター、巻き戻し軸の1ドット、バックドア横が結晶塗りでは無くブラックペイント、トップカバーの4箇所のマイナスネジ、ガラス圧板などなど、質実剛健...
-
Leica A Early
製造番号8千番台。1928年(昭和3年)製の旧エルマー付ライカ A型。距離表記はmeter。エクボレリーズ。巻上げと巻戻しノブは背が低く、ローレットが細かな仕上げ。ノブやシャッターダイヤル、レンズ先端部のローレットの目も揃っています。グッタペルカも目の粗い初期タイプ。旧エルマーの銘板は、初期モデルならではの可愛らしい小さな字体などなど。使い込まれてはいますが、オリジナル状態を保っています。 ペイントの剥げ具合もほど良く、大切に使い込まれて来たのでしょう。 95年を経た現...
-
Leica DIII / IIIf Black
1933年製のライカ DIIIを、戦後ライツ社にてIIIfへ純正アップグレードした一台。ダイヤル部や吊り環、レバー等はクロームメッキ、他はブラックペイント。いわゆるセミクロームと呼ばれるタイプです。 シンクロ接点やバルブのガイド番号が入り、モダンな印象になりつつも、視度補正や底蓋の銀象嵌などに、ライカ DIIIだった頃の名残を残します。 シャッター速度が1/20、1/30...となっている事から、IIIfブラックダイヤルの頃に改造(コンバージョン)された個体だと思われま...
-
Leica M6 Titanium
ライカ M6チタン。ライカ社の製品コードは10412。シリアル番号は218万台、1995年の製造です。 独特のチタンカラーの外装とオーストリッチを模した貼り革が印象的です。かなり綺麗な個体で、使用感ほとんど見られません。コレクションにも向いた1台です。 吊り環にごくごくわずかな擦れが見られる程度で、他は傷や擦れも無く、とても綺麗な一台。塗膜が傷みやすいチタンボディとしてはレアなコンディションでしょう。 各部の動作快調です。露出計も適正に作動しています。ファインダーもス...
-
Rolleiflex Black Baby
ローライフレックス 4x4、戦後型。通称ブラックベビー・ローライ。127フイルム(ベスト判)使用。4x4フォーマット。ピントノブはメートル表記。120フイルムを使うローライフレックスをそのまま小さくしたようなデザインは、風格を保ちつつ、可愛さもたっぷりと兼ね備えています。 文献によるとグレーベビーは1957〜61年の製造、そしてこのブラックベビーは1963年の1月から5月に製造されたのみで、多くとも3000台の製造だそうです。 こちらの個体は、1998年のドイツ買付けで...
-
Hasselblad 500C/M + Planar 80mm f2.8 + A12
スウェーデン製の銘機、ハッセルブラッド 500C/M。ボディは73年製、A12マガジンは74年製です。フォーカシングフードは旧タイプ。レンズはノンTコーティングの白プラナー80mmが装着されています。 シルバーに彩られた元箱には、誇らしげにBox Made In Swedenの文字が記されています。とても綺麗なハッセルブラッド 500C/Mクロームのセットです。 当店販売品が出戻って来ました。以前のオーナー様のもとで丁寧なOHが行われており、ボディ、マガジン、レンズ共...
-
Leica DII
ライカ DII。ライツの製品コードはLYCAN。製造番号は8万台、1934年製。海外ではライカ II、またはモデルDとも呼ばれます。ブラック&ニッケル仕上げ。距離計を内蔵した初のライカで、エポックメイキングなモデルです。 後に続くDIIIと比較すると、スローシャッター無し、吊り環無し、視度補正無しと機能的には少ないモデルですが、このDIIは顧客の要望によりライツによる純正改造がなされており、吊り環が付いています。非常に有り難いカスタマイズで、実用性も大幅にアップ。こんな...
-
Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。製造番号126万台、1970年6月出荷のロットです。 1967年、製造番号1181501から始まるライカ M4ブラックペイント、初期は多くのバリエーションがありコレクターを悩ませますが、この辺りの後期ロットは仕様が確立された印象です。 本品は多少の使用感は見られますが、黒塗りのマットな雰囲気も未だ残っており、これから使い込むにはちょうど良い頃合いでしょう。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合い...
-
Leica M-P Typ240 Black Paint
10773。第3世代のデジタルM型ライカ、ライカ M-P Typ240。M-Pはタイプ240をベースに、正面のLeica赤バッジを省略、背面液晶部にサファイアガラス採用、フレームセレクターレバーの装備、バッファ容量増量(1GBから2GBへ)など、各部が強化されています。2014年購入の国内正規品(販売店押印有)。 当店でも未だ現役で活躍しているtyp240は、ニュートラルな発色が持ち味。ここ最近またまた人気が高まってきており、相場も上昇中。M8から始まる各モデルにそれぞ...
-
Leica DIII + Elmar 50mm f3.5
とても綺麗なライカ DIIIとニッケルエルマー5cmのセット。ボディは12万台の1934年製、レンズは18万台の1933年製で、製造年代も合致しています。当店のお客様が長らく所有されていた一台。また、底蓋開閉ラッチ付近にはGermany刻印が刻まれています。輸出向けの個体だったのでしょう。 DIIIはブラックペイントとニッケルメッキ仕上げ。海外ではモデル F、ライカ IIIと呼ばれるモデルです。手にすっぽりと収まるサイズ感、黒塗装とニッケルの優しい風合いに癒やされる佇ま...
-
Contax III
独ツァイス・イコン製のコンタックス III型。レンジファインダー式35mm判カメラで、コンタックス II型に露出計を搭載したモデル。1936年3月、ライプツィヒでの見本市でデビューしました。 ブラコン I型は格好良いけれど信頼性が今ひとつ、戦後のIIa/IIIaは戦前ビオゴンが使えないなど、コンタックス使いの悩みは日々尽きませんが、このIII型なら全て解決? 露出計の操作方法は、まずフィルム感度を設定し、露出計のカバーを開けてから、巻き戻しノブの最下段の調整リングを回し...
-
Leica M6 TTL 0.72 Black Chrome
10433。製造番号は246万台、1998年製。ライカ M6 TTL 0.72。 ファインダー倍率は0.85、0.71、0.58の3種がラインナップされ、こちらはその中間 0.72のモデル。外装はブラッククローム仕上げ。ブライトフレームは28/35/50/75/90mmに対応しています。 ライカ M6シリーズは露出計内蔵のライカM型として、近年またまたまた人気再燃中。なんと復刻版も販売されました!本気でフィルム撮影をされたい方には、どうにも気になるライカでしょう。 ボ...
-
Robot II Black Paint + Tele-Xenar 75mm f3.8
ロボット II ブラックペイント。24x24mm判のスクエア・フォーマット、ロボット判(35mmフィルム使用)。目測式。ゼンマイ仕掛けで一度の巻上げで20枚程度の撮影が可能です。ユニークな機構として、切替式の横向きファインダーを内蔵しています。ボディもレンズも、とても綺麗な一台。 ロボット II型は1939〜1952年の間に製造され、軍用モデル他多くのバリエーションがあります。秘密警察やスパイ活動、軍用などに活躍したとは思えない可愛らしいデザインは、眺めていても飽きませ...
-
Nikon New F Black
741万台のニコン・ニュー F ブラックペイント。とても綺麗な個体で、使用感見られません。堂々たる新品同様品。 前オーナー様のお好みにより、アイレベルファインダーはFの初期のもの、ファインダースクリーンはF3用となっています。アイレベルで使うにはバッチリの相性ですが、フォトミックファインダーを装着した場合は、露出補正の必要がありますのでご注意ください。 他に、F3用の枠に入ったF用スクリーン、ニコンF用のBマットスクリーン、日本語取扱説明書が付属します。 ルーペで見る...
-
Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + C12
スウェーデン製ハッセルブラッド 500C。ボディ、マガジン共に1963年製。1957年に登場し、1970年まで続いたロングセラーモデル。付属のレンズはノンTのプラナー 80mm f2.8。 優れた描写のツァイス製レンズが40mmから500mmまで9本が用意され、シンクロ接点は全速同調。プロフェッショナル用中判カメラとしての不動の地位を築いた銘機です。 巻き上げからシャッターを切る一連の動作と作動音には、心が躍ります。今回、時間やコストは惜しまずに、レンズとボディを丁寧に...
-
Rolleiflex 3.5F
280万台。プラナー付ローライフレックス 3.5F、プラナー 75mm f3.5付。1965〜76年の製造です。純正ファインダーマットはスプリットイメージ。 絶妙な画角とプラナーの素晴らしい描写で、安定人気のローライ・サンハンF。本品は露出計付モデルで適正に作動しています。使用感はごくわずかで作動も良好。綺麗なローライ 3.5Fをお探しの方に。 付属の革ケースやストラップも見合って美しいコンディションです。 当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってき...
-
Nikon F3P
ニコン F3P。フィルムバックMF-6Bを標準装備。ニコン F3ハイアイポイントの仕様を一部変更したモデルで、報道関係限定で供給されたカメラ。防塵防滴対策が施され、セルフタイマーなどは省かれたプロ仕様。ベースモデルはニコン F3チタンで、他にも細かな変更が行われています。 ボディの重量は780gです。 箱から出しただけのような新品同様のコンディション。元箱、書類一式、キャップ類、クリーナークロスが付属します。コレクションに!
-
Leica M5 Black Chrome
135万台。1972年製。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。本品は2ラグ(吊り環が2つ)の前期型。ライツの製品コードは10502。 露出計が内蔵され、シャッターダイヤルは自然と指が届く位置に設置されています。ファインダーから目を離すこと無く、撮影を楽しめる使いやすいモデル。ライカ M4までと比べボディは大柄となりましたが、ホールディングの良さはピカイチ。使えば分かる、実用機として使い易いモデルです。 また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックス...
-
Leica M6 TTL 0.85 NSH Black Paint
10477。268万台。2000年製。日本シーベルヘグナー社がライカ社へオーダー、販売したモデル、ライカ M6TTL NSH ブラックペイント。本品のファインダー倍率は0.85。この限定モデルでは、0.58、0.72、0.85のファインダー倍率が選べ、合計で400台が製造されました。製造番号と限定番号はアクセサリーシューに刻印されています。ベースモデルはライカ M6 TTL 0.85。 ライカ M3をオマージュした巻き上げレバーと、巻き戻しノブがデザイン上のアクセントに...
-
Leica M3
IGEMO。製造番号113万台。1966年製のライカ M3後期型、シングルストローク。最終ロットではありませんが、M3生産終了年に製造された一台。この1966年をもって、名声を築き上げたM3の製造は終了、翌年発売開始のM4へとバトンタッチされます。 レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなお最善のライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリ...
-
Reid III + Taylor-Hobson 2inch f2
英Reid&Sigrist社製、リード III型。ライカ IIIbをお手本として製造されたライカコピー機です。本品はシンクロが付いたリード IIIa、もしくはType IIと呼ばれるモデル。1953〜1964年の間に約1200台が製造されました。ボールベアリング内蔵のシャッター機構、スローダイヤルのネジが無いことなど微妙な差異はありますが、実に良く出来たライカ型カメラです。 付属のテイラーホブソン製のアナスティグマット 2インチ f2は、ライカLマウントを採用し...
-
Robot IIa Outfit
1951年、ドイツのフォトキナにてデビューした、ロボット IIaの豪華セット。本機はシンクロ接点がXとMになった、IIaの2ndバージョン。24x24mmのスクエアフォーマット(ロボット判)。スプリング式巻き上げで連写可能(空シャッターの切りすぎにはご注意を)。 ロボットは、このIIaから通常の35mmパトローネが使えるようになりました。また、撮影後のフィルム巻戻しが可能になるのは、この後のロボット・スター Iからですが、本セットには純正フィルムローダーが付属しており、...
-
Canon VT de Luxe
キヤノン製レンジファインダー式カメラ。35mm、50mm、望遠用に切替が可能なレンジファインダー一体型ビューファインダーを採用。底蓋にはトリガー式のラピッドワインダーを装備しており、純正オプションのハンドグリップを装着することで、快適なシームレスな操作が可能になります。 現代の目から見ても、優れた設計のレンジファインダー機。35mmのライカスクリューレンズを使うなら良いチョイスかも知れません。なかなかの銘機でしょう。 最近まで当店のお客様が実用されていた一台です。作動...
-
Leica M4 Black Paint
ライツの製品コードは10402。製造番号は124万台、1969年8月に出荷されたライカ M4ブラックペイント。グッタペルカ等も含め、全てオリジナルコンディション。 使用の形跡は少なく、黒塗りの擦れもほとんど見られず、トップカバーは未だ粉を吹いたようなマットな艶を保っています。バックドア横のちりめん塗装やグッタペルカも、さらりと清潔感のある手触りです。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合いますが、M4ブラックペイントにはクローム鏡胴のレンズも良く似合います...
-
Leica M6 Panda
10414。1997年製のライカ M6 クローム、パンダバージョン。巻上げレバー、シャッタースピードダイヤル、巻戻しクランクなどにブラックパーツが装着されています。ファインダー倍率は0.72。 バックドアに感度設定ダイヤルが付いており、ファインダー内の赤色ダイオードで露出が表示されます。露出計内蔵のライカ M6は、その使いやすさと信頼性から、フィルムカメラの人気と共に近年再び人気急上昇中。 以前は想像も出来ませんでしたが、昨年11月には、なんと復刻版も販売されました! ...
-
Alpa 10d + Macro-Switar 50mm f1.8
スイスのピニオン社製造の高級一眼レフカメラ、アルパ 10dとマクロスイター 50mm f1.8の綺麗なセット。10dは1968年に発売、2974台製造されたと言われていますが、市場ではそうそう見掛けません。アルパの製造番号表によると、本品は1969年製です。 前のモデル9dから軍艦部のデザインを刷新。TTLメーターにシャッター速度を連動させ、シャッターダイヤルが不回転等間隔式となり、よりスクエアなデザインに改められました。 曲面と直線を上手く組み合わせたモダンなボディデ...
-
Ducati Sogno
イタリア製サブミニチュアカメラ、デュカティ・ソーニョ。35mmハーフ判。ソーニョは連動距離計内蔵、レンズ交換式の上位モデル。付属のレンズは定番のヴィトール 35mm f3.5。 シングルデスモや750SS等、数々の名車を送り出してきたイタリアのDucati社が1950年前後に製造。手に取ればズシリと重く、凝縮された精密感に溢れるカメラです。バイクでのツーリング時も邪魔にならないコンパクトサイズ(シングルやツインの振動は厳禁ですが笑)。 レンズを沈胴させた状態ではシャッタ...
-
Leica M2 Early
KOOHE。製造番号94万台、1958年製のライカ M2初期型、ボタン巻き戻しの後期タイプ。三脚ネジは細ネジ。 本品はセルフタイマー無し、採光窓の目は細かく、巻戻しのプッシュボタンは押すとロックされるタイプです。後のM2とデザインが僅かに異なるだけですが、プロの道具感があり玄人筋にも人気なボタン巻戻し。 各部のパーツはオリジナル、グッタペルカも当時のままで良い状態です。 M2初期はなかなか綺麗なものが出て来ません。お気に入りの35 / 50mmレンズや同時代に世に出たL...
-
Leica A / DII
シリアル番号7千番台。1928年製のライカA型を、後年ライカ DII型へとライツにより純正アップグレードされた個体です。海外ではファクトリーコンバージョンとも呼ばれます。製造番号からみても当初は旧エルマーが装着されていたものでしょう。 スローシャッター無し、視度補正無しの等倍レンジファインダーと、DIIの仕様ですが、本品にはDIII譲りの吊り環(ストラップラグ)が付いています。これは実に嬉しいポイント!スローシャッター不要のニッケルバルナック使いには、吊り環付きのDII...
-
Leica M6 TTL 0.72 Black Paint Millennium
10442。ライカM6TTL ミレニアム。250万台目のライカ製造を記念し、2000年に2000台限定で販売されたモデル。アクセサリーシューには限定番号が刻印されています。ブラックペイント仕上げ。ファインダー倍率は0.72。 M3デザインの巻上げレバーや、巻き戻しノブなどを組み合わせたデザイン。M3やM2時代のブラックペイントと比較し塗膜は強固ですが、長年使い込むとなかなか見事な風格となります。コレクションするも良し、使い込むも良しの一台です。 使用感見られず、新品同...
-
Leica A / DII / IIf
製造番号4万台の1930年製のライカ A型後期型を、後年ライツにてDIIへアップグレード、その後にIIfへ再度アップグレードされた一台です。 ライカ A型改には様々なパターンがありますが、本品はペイントの剥げ具合なども、どことなくライカ IIIfスウェーデン軍用を彷彿させ、実に精悍な佇まい。 ボディサイズはコンパクトなライカ DIIサイズながらもIIfという変わり種。黒&クロームボディなので、赤エルマーはもちろんのこと、ズマリット、固定鏡胴ズミクロンやズミルックスなどを...
-
Leica M3
95万台。1959年製。ライカ M3総生産台数約22万台中、わずか7500台程度 (3.5%弱) のみ存在する、福耳スプリング式シングルストローク。やや稀少なモデル。巻上レバーを戻すときのチリチリ音がしません。この後すぐにラチェット式となりますが、より滑らかな操作感のこのタイプは指名買いも多いモデルです。 トップカバーのロゴ周辺に擦れ傷が見られますが、その他はなかなか綺麗な状態を保っています。実用に! トップカバー上部のロゴ周辺に、ライカメーター脱着によるやや広めの擦...
-
Contax II + Sonnar 50mm f2
極上コンタックス II型クローム。543/24。レンズはゾナー 50mm f2。一軸式シャッター速度ダイアル、一眼式レンジファインダーなど、今日のレンジファインダー・カメラに通ずる機構を装備。鎧戸シャッターも改良され、ブラックコンタックス時代と比較し、信頼性も大幅にアップ。 本品は当時の元箱や取説、純正ストラップやツァイス刻印のケーブルレリーズまで付属し、マニュアルやパンフ等の紙モノは新品のよう。 コンディションもお見事!メッキの美しさやエッジの立った感じは、まるで工場...
-
Leica A / DIII
製造番号4万台、1930年製のライカ A型のボディを、後年ライツにてDIII型へ純正改造された個体です。海外ではファクトリーコンバージョンとも呼ばれています。外観はライカDIIIですが、A型改造の個体は内部も専用パーツを多数用い製作されるなど、やたらと凝ったつくりにライツのイズムを感じさせられます。 吊り環、スローシャッター、視度補正などが装備されており、使い勝手も素晴らしいバルナック。ブラックペイントとニッケルメッキが醸し出す雰囲気もたまりません。本品はほど良い使用感...
-
Hasselblad 500C + A12
名機ハッセルブラッド500C。世界中のプロカメラマンに愛された質実剛健で機能的なつくり、ツァイス製の優れたレンズ群が魅力の中判カメラ。上から覗き込み、シャッターを切る操作と音で気分も上がります。近年、人気再燃中。 ボディ、マガジン共に1971年製。マガジンはケース、中身共に番号一致。スクリーンは標準タイプ、フォーカシングフードは旧型、巻上げ部もノブ式の旧型です。純正のショートストラップとボディキャップが付属します。 当店販売品が出戻って参りました。2022年に専門業者に...
-
Leica 0-Serie Oscar Barnack 1879-2004
10555。1923〜24年の間に僅か25台が試作された、Leica 0(ヌル)の後期型を再現したモデル。2004年、ライカの生みの親オスカー・バルナックの生誕125周年として、世界限定1000台で発売されました。 ライカ Null型、本物は数億円はくだりませんが、本品はその数百分の1のお値段で気分を味わえ、しかもバシバシ撮影も可能です。Leitz Anastigmat 50mm f3.5レンズにはコーティングが施されています。 残念ながら、付属のDVDや、ライカ誕生の...
-
Rolleiflex MX-EVS
ローライフレックス 3.5 MX-EVS タイプ2。3.5Dとも呼ばれます。製造番号は172万台。1954年頃の製造。基本性能は十分装備し、この後に続く3.5E以降のシリーズと比べ軽量な点も魅力的なモデルです。 堅牢なつくりの軽量ボディに盤石のテッサー f3.5を装備。ローライフレックス・オートマットから正常進化したローライの1つの完成形で、使い易さが光ります。また、このタイプからライトバリューを簡単に解除できるようになり、絞りとシャッターダイヤルを独立して操作するのが...
-
Reid III + Taylor-Hobson 2inch f2
英Reid&Sigrist社製、リード III型。ライカ IIIbをお手本として製造されたライカコピー機です。本品はシンクロが付いたリード IIIa、もしくはType IIと呼ばれるモデル。1953〜1964年の間に約1200台が製造されました。ボールベアリング内蔵のシャッター機構、スローダイヤルのネジが無いことなど微妙な差異はありますが、実に良く出来たライカ型カメラ。 付属レンズはテイラーホブソン製のアナスティグマット 2inch f2。ライカでも距離計連動で...
-
Nikon S3 Olympic Black Paint
632万台。1964年製。オリジナルのニコン S3発売の7年後に再販されたモデル、通称ニコン S3 オリンピック。ブラックペイント。再生産型とも呼ばれます。 チタン幕シャッター。カメラの距離指標はメートル。ファインダーには35/50/105mm枠を装備。 適度に使い込まれ、プロの道具らしい貫禄のある出で立ち。ガンガン使い込んで、更に味わいを深めたい一台です。 標準装備のオリンピック・ニッコールではありませんが、ニッコール 50mm f2と W-ニッコール 35mm f2...
-
Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント最初期モデル、ノーノッチ。製造番号は1181xxx。 本個体は1967年7月、1181501から始まる僅か500台のM4黒塗りのファーストロットのうちの一台。ファーストロットは主にプロフェッショナルや関係者に供給されたと言われ、著名な報道カメラマンや写真家に使われて来ました。 本品はそのファーストロットの中でも、セルフタイマー、フレームセレクターを止めるビスがカニ目ではなく真鍮地にペイントが施された、通称ノーノッチと呼ばれるレアモデル。製造台...
-
Robot I
記念すべきロボットの1st モデル、本品はバージョン 4、1937年頃の製造です。24x24mm判。スクエア・フォーマットが楽しいカメラ。目測式。スプリング・モーター巻き上げ。レンズは、専用のロボット・スクリューマウント。ボディ内蔵の緑フィルター、真っ青に見える横向きファインダーも楽しい機構。 このI型は後のモデルと比較してもコンパクトで可愛らしく、愛でたくなるカメラ。 2018年のヨーロッパ買い付けでドイツのコレクターから譲って頂いた一台。お客さまに大切に使われ、この...
-
Leica A / DIII + Elmar 50mm f3.5 Early
ライカ A型発売初年度、1925年製のボディを、1930年代の半ばにライツにてDIII型へ純正改造した一台。ボディのシリアル番号は99x、何と3桁! 番号的にはElmaxのロットですが、昔から旧エルマー付A型の最初期の一部はエルマックスがあるとも言われており、またElmaxからElmarへとレンズ名が変わり始めるのは1000番付近からで、両レンズが混在するとも言われて来ました。 本品は正にその端境の一台。整備の際にもElmaxのつくりと似ているところは多いとの事でした。...
-
Leica DII
ライカ DII。製造番号は8万台、1932年製。DII登場初年度の製造です。海外ではライカ II、またはモデルDとも呼ばれます。ブラック&ニッケル仕上げ。ライツの製品コードはLYCAN。距離計を内蔵した初のライカで、エポックメイキングなモデル。 後に続くDIIIと比較すると、スローシャッター無し、吊り環無し、視度補正無しと機能的には少ないモデルですが、そのシンプルな構造が魅力ともなる素晴らしいライカです。 2022年8月に欧州買い付けにて入手した1台。北イタリアのコレク...
-
Leica M2
製造番号は110万台、1965年製のライカ M2クローム、後期型。セルフタイマー付。ライツのコード名はKOOHE、カタログNo.は10835M。ファインダーフレームは、35/50/90mm枠を内蔵。 グッタペルカを含め、オリジナル状態を保った一台。この度しっかりと整備を施し、これから安心して使い込めるM2です。 トップカバーや底蓋のクロームメッキには薄い擦れが少々見られます。また、バックドアのペイント部の左側に一箇所凹みが見られますが、ハードに使われがちなM2としては...
-
Contax II + Sonnar 50mm f2
コンタックス II型、ゾナー 50mm f2付。戦前品。一軸式シャッター速度ダイアル、一眼式レンジファインダーなど、今日のレンジファインダー・カメラに通ずる機構を装備。鎧戸シャッターもブラックコンタックスの時代から改良され、信頼性が大幅に向上しました。 コンタックス II型では後玉が出っ張った銘玉、戦前ビオゴン35mm f2.8が使えるのも大きなポイントです。 ファインダー小窓の天井部に目立たないごく小さなアタリが見られますが、全体的には使用感少なく、かなり綺麗なコン...
-
Leica M5 Chrome
10501。製造番号は128万台、1971年製のライカ M5クローム。2ラグ(吊り環2つ付)の前期型。露出計内蔵。 従来のM型ライカから少し大きくなりホールド感が向上、またファインダーにはシャッタースピードと追針式露出計が表示され、ファインダーから目を離すことなく撮影が可能です。 シャッターダイヤルがボディより少し前に突き出ており、シャッター操作は楽ちん、露出計も使いやすく、使うほどによく手に馴染む実用モデル。 トップカバーに薄い線キズが数本、また底蓋は擦れにより僅か...
-
Leica DII / IIf
製造番号は9万台、1932年製のライカ DIIを、後年ライツにてライカ IIfにアップグレードした個体です。一見リペイントにも見えるような質感の塗り肌ですが、これで正解。稀に見掛ける純正改造品。海外ではファクトリー・コンバージョンと呼ばれています。 バルナックの中でもよりコンパクトなDII時代のサイズながら、1/1000シャッター、視度補正、シンクロ、吊り環などが付き、より実用的な一台となっています。 ボディは黒&クローム、いわゆるセミクローム。沈胴ズミクロンをはじめ、...
-
Rollei C35
ローライ 35シリーズの露出計無しエントリーモデル。1969年から75年にかけて製造されました。ドイツ製。付属レンズはカール・ツァイス製トリオター40ミリ。3群3枚構成。広めの画角をトリプレット構成でまかなっています。周辺はやや弱いようですが、中央の写りはテッサーやゾナーにも引けをとらないしっかりとした抜けの良い写りで定評があります。 251gの重量は固定鏡胴ズミクロンとほぼ同等。小型軽量の先鋒カメラ ローライ 35の中でも更に軽量なこのC35、ちょっとしたスナップや散...
-
Hasselblad 500C/M + Planar 80mm f2.8 + A12
スウェーデン製の銘機、ハッセルブラッド 500C/M。ボディは73年製、A12マガジンは74年製です。フォーカシングフードは旧タイプ。レンズはノンTコーティングの白プラナー80mmが装着されています。 シルバーに彩られた元箱には、誇らしげにBox Made In Swedenの文字が記されています。とても綺麗なハッセルブラッド 500C/Mクロームのセットです。 当店販売品が出戻って参りました。以前のオーナー様の下で丁寧なOHが行われており、ボディ、マガジン、レンズ共...
-
Leica M4 Black Chrome 50 Jahre
ライカ M4 ブラッククローム、50周年記念モデル。製造番号は141万台。1925年のライカ A型発売から50周年を記念し、1975年に発売されました。ボディ正面左側に、LEICAと50JAHREのロゴが並びます。本品と同時にM5、CL、SL-2の5周年記念モデルが登場しました。トップカバー裏面には限定モデルの個体番号が刻まれています。 35/50/90/135mmのファインダー・ブライトフレームを装備し、ラピッドローディング機構を採用、実用に優れたカメラとして高い評価...