ニコン F2データ・フォトミックと、MF-10 データバックの元箱入りセットに、もう一台F2データ・アイレベルファインダーが付属したセットです。外観はどちらも新同品。
1976年登場。F2データとMF10データバックを組み合わせることにより、フィルム画面の左端に、年月日、時分秒(専用のSEIKO製三針時計!)、手書きメモを写し込むことができます。時計はアナログ時計がそのまま写り込むと言う、何とも愛嬌のある設計です。
データバックの横から、時計と年月日のカウンターを取り出して設定し、手書きメモはHB〜Bのやわらかい鉛筆で記入します。時計は手巻き、竜頭を引き出して時間設定をします。これがまた精巧なつくりな上に、何とも可愛らしいデザインで、思わず顔がほころびます。
MF-10と同梱されているF2データ・フォトミックボディは、メーター故障のためオマケとなります。MF-10は新品同様品です。
もう一台のF2データ・アイレベルは、コレクションとして保管されていた新品同様品で、番号一致の元箱、日本語取説、保証書(昭和55年)、ニッコールクラブ案内、クリーナークロスなどの書類一式が付属します。
F2データ・アイレベルは限りなく新品に近いコンディション。未使用と言って差し支えありません。
MF-10データバックは、本体に貼られた製品表示ラベルに劣化が見られますが、他は往時の新品の雰囲気をしっかりと保っています。
オマケの露出計不動のニコン F2データ・フォトミックは、フィルムの記録エリアを確保するための遮光板が紛失していますが、もう1台の新同品のF2アイレベルには付属しています。この遮光板は脱着可能ですので、移設することでいずれのボディでもデータ差込撮影が可能です。
F2 アイレベルとMF-10の動作は正常です。データバックがボディと同調し、内蔵のスピードライトが点灯していることも確認しています。
データーバックの走りのこのセット、カウンター数字やアナログ時計が写し込まれるギミックもノスタルジーに溢れ、マニュアルに掲載された写真を眺めているだけでも楽しめます。
コレクションに。稀少品。