1930年製。製造番号4万台のライカA型。ショット社のガラスを採用した新エルマー付。海外ではライカI、ライカIAとも呼ばれます。ライツの製品コードは堂々たるLEICA。
それなりの使用感と経年が見られますが、各部のパーツ、グッタペルカなど当時のオリジナルを保っています。
製造されてから93年(!)の時を経た現代でも、定期的なメンテナンスさえ行えば問題無く実用出来る堅牢性に、往時のモノづくりへの姿勢を感じます。
今回のフル整備でレンズ、ボディをリフレッシュ。末長くお楽しみ頂き、7年後の生誕100年を祝うという乙な楽しみも。
雰囲気抜群のベークライト製純正キャップが付属します。
通常の使用に伴う塗料落ち、ニッケルメッキ落ちが見られます。ファインダーの上部にアタリ、レンズの銘板に軽微な歪みが見られますが、動作や使用において問題はありません。
2023年6月にOH済。各部の操作感もスムーズとなり、しっかり実用して頂ける仕上がりです。ファインダーの見え味もスッキリとクリアー。
映画用35ミリフィルムを活用して、現代に至るフィルムカメラのデファクトスタンダードを築いたライカ A型。その規格はデジタルにも受け継がれ、フルサイズ=35mm判相当としてしっかりの認知されています。
その源流となるこのカメラもぜひお楽しみください。