カメラ
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Leica A + Leica A / DIII Set
ライカ A型オリジナル、及びA型改DIIIのセット。なんとシリアル番号「3575」と「3576」の連番です! 1927年の製造当初には、Wetzlarのライツの工場で隣り合って並んでいたであろうこの2台。 「3576」のA型オリジナルは、当店のお得意様の手を渡り歩き、なんと今回で7度目の販売です。「3575」を既に所有していたお客様が、ご自分のボディと連番となる事に気付かれ、過日お買い求め頂きました。 「3575」は、ライツにてA型からDIIIに純正アップグレードされ...
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Contax I
ツァイス・イコン製。大ツァイスの威信を賭けた、レンジファインダー式35mmフィルムカメラのコンタックス I型。いわゆるブラックコンタックス(ブラコン)。 著名コレクターのハンス・ユンケル・クッツ氏による分類では、本品はバージョン 5。1934年後半の製造と思われます。引き出し式ファインダー枠は短いタイプで85mm用。このバージョンからはボディー後部の角が丸みを帯びたデザインとなっています。 黒塗りやニッケルメッキの擦れなどの多少の使用感、底蓋やボディの角部の一部にタッ...
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Leica DII
ライカ DII。製造番号は14万台、1934年製。海外ではライカ II、またはモデルDとも呼ばれます。ブラック&ニッケル仕上げ。ライツの製品コードはLYCAN。距離計を内蔵した初のライカで、エポックメイキングなモデルです。 後に続くDIIIと比較すると、スローシャッター無し、吊り環無し、視度補正無しと機能的には少ないモデルですが、そのシンプルな構造が魅力となる素晴らしいカメラです。 この個体は巻上げ&巻戻しノブ、シャッターダイヤルが梨地ニッケルメッキとなっており、通常の...
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Superfekta
独Welta社製の6x9判カメラ、スーパーフェクタ。1935年頃の発売です。120フィルム使用で8枚の撮影が可能。兄弟機には6x6判のペルフェクタがありました。折りたたみ式の二眼レフという珍しいカメラで、メカ好きにはたまらない独特な機構が満載です。 レボルビング機構を搭載し、レンズボードを90度回転させることで横位置への切替ができる(ファインダーフレームも機械式で自動的に切り替わる!)という、凝りに凝った機構を搭載。切り替え時には、各部が所定の位置にきっちりと納まってい...
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Leica DII / IIf
1932年製のライカ DIIを、後年ライツにてライカ IIfにアップグレードした一台です。一見リペイントにも見えるややチープな塗りですが、ヨーロッパでは稀に見掛けるタイプの純正改造品。今となってはその剥げ具合も良き雰囲気です。 ボディサイズはコンパクトなライカ DIIながら、1/1000シャッター、視度補正、シンクロ、吊り環などが付き、より実用的な一台となっています。黒&クローム、いわゆるセミクローム。ツボを押さえた玄人好みのモデルですね。 2019年のドイツ仕入れ物...
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Contax II
543/24。戦前〜戦中品。ツァイス・イコン製、コンタックス II型。1936〜42年の製造です。本品はシャッター速度が倍数系列となった後期型。 一軸式シャッター速度ダイアル、長基線長一眼式レンジファインダーなど、今日のレンジファインダー・カメラに通ずる機構を装備。鎧戸シャッターもブラックコンタックス時代から改良され、信頼性が大幅に向上しました。シャッター速度の操作がシンプルになった事が何より嬉しいですね。 後玉が出っ張った銘玉、戦前ビオゴン35mm f2.8等が使える...
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Leica M4 MOT Black Paint
126万台。ライカ M4モーター。ニューヨークライツ製のライカモーターを装着できるようになったM4。ブラックペイント仕上げ。本品は、M4-Mから名称変更され、M4 MOT刻印となった個体です。両モデル合わせても、製造台数は僅か904台。1970年11月に出荷された400台のうちの1台です。 底蓋を外したボディの底面には、専用のモータードライブ接点が装備されています。手の触れる部分の黒塗りには自然な艶が出ており、ボディの角部には真鍮がうっすらと露出しているなど、雰囲気を感...
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Leica M9 Black Paint
第2世代のデジタルM型ライカ、今なおコアなファンに支持されるCCDセンサーのM9。10705。独特の色彩感覚が魅力です。本品はライカ M9スチールグレーからのアップグレード品で、実質M9-Pブラックペイントです。 2022年1月にライカジャパンにて、ライカ M9-P仕様の赤丸のライカロゴ無しのトップカバーに換装され、全体がブラックペイント仕様に変更されています。同時にレザーの貼り替え、サファイヤガラス製のモニターへの交換がなされています。ノーマルのM9と比較すると実に精...
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Leica M4 Black Chrome
10402。1974年、ドイツ製のライカ M4 ブラッククローム。精悍なブラッククローム仕上げ。M3とM2の後継として生まれたM4は、その総合的な使いやすさから今もなお愛好家が多いモデル。 35/50/90/135mmのブライトフレームを装備。ライカメーターを避けるように配置された巻き上げクランクも、M6そしてM7に至るまで踏襲されています。 M5以降に搭載された露出計も無く、故障知らずでシンプル、コンパクトな構造が支持されているのでしょう。 ブラッククロームボディなが...
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Canon 7 Black Paint
キヤノン 7ブラックペイント。ライカ・スクリューマウント。もちろんペイントはオリジナル。角張ったボディはホールディングも良く、露出計を内蔵、また35/50/85/100/135mmのファインダー枠を内蔵しており、実に使い易いカメラ。 本品はほど良く使い込まれ、一部真鍮が出た感じが実に良い雰囲気。探すのに苦労しますが、専用のキヤノン黒レンズ群を合わせたくなりますね。このブラックボディなら、ライカのレンズを装着しても実に良く似合うでしょう。やや稀少。 当店販売品が出戻って...
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Leica M-A Chrome
10371。ライカ M-A シルバークローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は515万台。ライカ A型の131番から始まった市販ライカも、ここまで来ました。 M-Aは近年の名機、ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラの原点回帰的なモデル。トップカバーにはLeicaの筆記体ロゴの刻印。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応。 デジタル M型も使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも。...
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Leica M6 TTL 0.58 Black Chrome
ライカ社の製品コードは10475。製造番号は272万台、2000年製のライカM6 TTL 0.58。ブラッククローム仕上げ。0.85、0.72、0.58の3種のファインダー倍率が用意され、この個体は広角寄りのモデルとなります。ブライトフレームは28/35/50/75/90mmの対応です。 ライカ M6シリーズは露出計内蔵のライカM型として、近年またまたまた人気再燃中。なんと復刻版も販売されました!本気でフィルム撮影をされたい方には、どうにも気になるライカでしょう。 当...
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Bantam Special
1936年、米イーストマン・コダックから発売された高級機。828フィルム使用(バンタム判)。 1930年代に吹き荒れた、流線型デザインブームを取り入れた工業製品として、カメラ史だけでは無くデザイン史においても重要な一台です。ウォルター・ダーウィン・ティーグによるデザイン。米国工業デザイン全盛期の古き良き優雅なカメラです。 レンズはコダック自慢のエクター f2を搭載。シャッターはコンパー・ラピッド。連動距離計も搭載されており、迅速にピント合わせができます。 828フィルム...
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Hasselblad 503CX
1990年製のハッセルブラッド 503CXのブラック仕様。スターマーク付のシュリロ正規輸入品。1988年に登場した500C/Mの後継モデルです。 ミノルタ製のアキュートマットが標準装備され、ファインダーの見やすさが格段に向上しました。明るく、すみずみまで均一な明るさを保ち、シャープな像でフォーカシングのしやすさが大きく向上しました。 三脚座、レンズマウントに軽微な使用感が見られますが、実用機ハッセルブラッドとしてはなかなか綺麗な個体です。 2022年12月に専門業者さ...
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Rolleiflex 2.8F White Face
295万台。ローライフレックス2.8F、クセノタール 80mm付。人気のホワイトフェイス、最終型。露出計内蔵。なかなか綺麗な一台です。 2.8Fや3.5Fを選ぶ際に迷うのがプラナーとクセノター、どちらを選ぶかですが、どちらも素晴らしい描写を見せます。 2022年8月、ドイツ本国買い付け物件。この度、初めてドイツを出て、日本での整備でリフレッシュ、これからまた末長く撮影をお楽しみ頂けます。 巻き上げクランク周辺やフィルター枠に擦れ傷などの使用感、バックドアのカド部に軽微な...
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Super Nettel II
537/24。スーパー・ネッテル II型。前モデルのスーパーネッテル I型(536/24)は黒塗りとニッケルメッキの組み合わせで、いかにもクラシックカメラ然とした佇まいでしたが、このII型はスタイルはそのままにクロームメッキの輝きも眩しく、一気にモダンとなった印象です。アールデコの影響を感じるボディデザインも秀逸です。 スーパーネッテル II型は1936〜38年の製造、生産台数も2000台以下と言われています。なお、II型はテッサー f2.8を標準装備としました。 戦前...
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Rolleiflex 2.8A
ローライフレックス 2.8A。1949〜51年の製造。f2.8レンズを初めて装備した6x6ローライフレックス。レンズはツァイス・オプトン製 テッサー 80mm f2.8。Tコーティング付。1/400コンパーラピッドシャッターを装備。適合するフードやフィルターは、バヨネット 2(RII、Baj2)。後の3.5Fと同じサイズです。 ニッパチのローライと言えばプラナーがメジャーですが、より簡素で古い設計のテッサーは味わいのある写りが持ち味。オールド感を感じさせる、柔らかさを伴...
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Roland w/ Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7
世界初の一眼式連動距離計を搭載した、銘機ローランド。1934〜1937年製造。本品は光学露出計(経年劣化の為見えません)、またコンパーラピッドシャッター(1/400)を搭載したモデルです。 銘玉Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7は6枚構成。645判(120フィルム)。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士が発明。数ある中判カメラでも距離計連動でプラズマットの描写を楽しめるカメラはローランドのみで、昔からマニア垂涎の一台。これ一台で完...
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Olympus Pen Wide
渋すぎるハーフ判の銘機、ペンワイド。1964〜65年製。135フィルム使用。オリンパス ペンSをベースに、25mm f2.8の明るい広角レンズを搭載。ボディは真鍮にブラックペイントと、世の黒塗りマニアも唸る粋な仕上げ。アブクや真鍮の出る雰囲気などは、ライカ M3やM2のブラックペイントにも通じます。 精悍なスタイルと優れた描写性能で、世のカメラ好きの琴線に触れる一台。この個体もほどよく枯れた実に良い雰囲気。 当店販売品です。前回の販売に際しフル整備を行っており、ペイント...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + A12
ハッセルブラッド 500Cと、抜群にコンディションの良い6枚玉プラナー 80mmのセット。世界中のプロカメラマンに愛された、質実剛健で機能的なつくりと、優れたツァイスレンズ群が隙の無い布陣を構成している中判カメラの銘機。上から覗き込みシャッターを切る作法や、バックシャッター音に気分も上がります。近年、ハッセルはメラメラと人気再燃中。 プラナー6枚玉とボディは1958年製で一致しています。マガジンは1975年製、使い易さが向上したA12マガジンが付属。レンズはfeet表記...
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Leica M3
IGEMO。製造番号110万台。1965年製のライカ M3後期型、シングルストローク。M3生産終了前年の製造。レンジファインダー式カメラの最高傑作。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなお最善のライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。 製造から半世紀を経てもなお現役第一線で活躍できる、堅牢さ、動作精度、使いやすさには脱帽です...
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Leica M6 Black Chrome
10404。ライカ M6クラシック。ブラッククローム。ファインダー倍率は0.72。28/35/50/75/90/135mmと充実したブライトフレームを装備。 露出計を内蔵。バックドアのダイヤルでフィルム感度を設定します。露出はファインダー内の赤色ダイオードで表示されます。21世紀の現在もM6は実用機として一級品。信頼性も高く、近年の人気の高まりも納得できる、完成度の高いレンジファインダー機。 本品は170万台、1986年製造のM6初期型。ERNST LEITZ WETZ...
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Leica M2-M
ライカ M2-M。ニューヨーク・ライツが特注した、モータードライブが装着可能なライカ M2。1966年、シリアル番号1163771〜1164046で、わずか275台が製造されました。ドイツ製造。 特徴としてはトップカバーの刻印がM2-Mとなっていること、底蓋を開けると接点が追加されており、スプールの巻上軸に切り掛けが入っていることが挙げられます。ライカビット MPも装着可能。 モーター付のM2には他にMP-2がありますが、そちらは激レアモデル。 本品は2001年に発刊さ...
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Leica M2-R
1969年製造のライカ M2-R。ライカ M2-Rは、1966年に米陸軍向けに製造されたライカ M2S (CAMERA STILL PICTURE KS15-4)の民生版とも言え、M2にM4ラピッド・ローディング機構が組み込まれています。 M2-Rという名前もニューヨーク・ライツの発注品で、約2000台のみの製造です。セルフの台座や底蓋等も通常のM2と異なります。稀少モデル。 アクセサリーシューにごくごく薄い線キズがありますが、他は使用感見られず、文句無しの極上コンデ...
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Leica SL2
10854。ライカ SL2。日本国内正規品。ライカのデジタルミラーレスのハイエンドモデルで、現行製品。4700万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを採用。ダイナミックレンジの広さ、色の深さ、高感度性能等がより高まり、色鮮やかな描写が得られる一級品。ボディ側にも手振れ補正機能が内蔵され、スローシャッター時の安定度も高まっています。 SLシリーズレンズを装着した際のとびきり優れたオートフォーカス性能には、旧SL使いのスタッフMも舌を巻きました。爆速です! また、アダプ...
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Hasselblad 503CXi + A12
1994年に登場した503CXのマイナーチェンジモデル。ボディ、マガジンともに1994年製。巻き上げクランクがワインダー装着可能な仕様となりました。後継の503CWと同様に、6x4.5および6x3(パノラマ)のフォーマットマスクを使用することができます。三脚座の両脇には脚が追加され、置いた時の安定性が増しています。 503CX譲りのミノルタ製アキュートマットの採用により、ファインダー像はすみずみまで明るく、またシャープな像で快適なフォーカシングが愉しめます。 三脚座に...
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Miranda T + Zunow 50mm f1.9
ミランダ T、ズノー付。本機は初期のOrion銘、通称オリオンネーム。後にはミランダ銘となります。1954〜56年の製造。 ミランダ最初の一眼レフカメラで、国産初のペンタプリズム搭載機、かつ脱着可のペンタプリズム採用も日本初。レンズマウントは専用の44mmスクリュー。シャッター速度は1/500まで。各種のマウントアダプターも発売され、またごく少数ブラックペイントボディも製造されました。 発売当時、昭和30年の価格は57,000円でかなりの高級機だったようです。 付属のズ...
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Leica IIf Black Dial
ライツのコードはLUOON。ライカ IIfのブラックダイヤル。57万台、1952年製です。シャッタースピードは、B/30/40/60/100/200/500となります。同時代のIIIfからスローシャッターを省いたモデルです。グッタペルカはライカM3にも近しい目がしっかりしているタイプで全面当時のオリジナル。ダイキャストボディとなりやや大きくなったとは言え、コンパクトな握り心地はバルナックの美点ですね。 2022年8月、欧州買い付け物件です。コレクターさんの元で長らく眠っ...
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Leica A Early
製造番号は12xxx。1928年製の旧エルマー付ライカ A型。距離表記はmeter。エクボレリーズ。巻上げと巻戻しノブは初期モデルらしく、背が低く穏やかな佇まい。ノブやシャッターダイヤル、レンズ先端部のローレットの目も揃っています。距離指標などは、初期モデルならではの可愛らしい小さな字体と、90余年を経ても当時のオリジナル状態を保った良好なコンディション。 黒ペイントはかなり剥げていますが、目立ったダメージは無く大切に使われてきた印象です。撮って良し、眺めて良しの一台。...
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Roland w/ Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7
世界初の一眼式連動距離計を搭載した、銘機ローランド。1934〜1937年製造です。本品は、光学露出計(経年劣化のため殆ど見えません)、またコンパーラピッドシャッター(1/400)を搭載したモデル。645判(120フィルム)。 Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7レンズは6枚構成。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士が発明。数ある中判カメラでも、距離計連動でプラズマットの描写を楽しめるカメラはローランドのみで、昔からマニア垂涎の一台で...
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Contax IIa + Sonnar 50mm f1.5
西独シュツットガルト製のコンタックス IIa。戦後のコンタックス。本品はブラックダイヤルの前期型。ヘリコイドはfeet表記。Tコーティングが施されたオプトンゾナー 50mm f1.5付。 後玉が飛び出している戦前ビオゴン35mm f2.8は使えませんが、他の数多くのレンジファインダー・コンタックス用レンズ群を楽しめる、魅力的な一台です。 ボディ、レンズともに綺麗な外観です。三脚座周辺に軽微なメッキの傷み、トップカバー背面のペイント部にわずかなペイント落ちが見られますが...
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Baldaxette II
独バルダ社製の上級モデル、バルダクセッテ II。1937年登場の6x6cm 中判スプリングカメラ(120フィルム)。ハーフミラーを用いない上下像合致式の距離計を内蔵。左目でファインダー、右目で距離計というワザを身につければ、素早い撮影が出来るかもしれない、撮影技巧派(?)の方には楽しいカメラです。 付属のレンズは定評のあるシュナイダー製 クセナー75mm f2.8。当時としては贅沢な装備でしょう。1/250のコンパーシャッターを採用。ボディ側のボタンでレリーズが可能。...
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Leica M2 Early
KOOHE。製造番号94万台、1958年製のライカ M2初期型、ボタン巻き戻し。三脚ネジは太ネジ。本品はセルフタイマー付。採光窓の目は細かく、巻戻しプッシュボタンは押すとロックされるタイプです。 往年相当ご活躍だったようでかなり使い込まれていますが、今回の整備でしっかりとリフレッシュ!ガンガン使い込むのに好適な一台。2018年のドイツ買い付け物件です。 トップカバー、バックドア、底蓋など各所に擦れ、傷、軽微なアタリが見られるなど、かなり使い込まれた外観です。また接眼部...
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Telka III
1948年頃に製造された、フランスのDemaria Lapierre社製6x9判スプリングカメラ。120フィルム使用。テルカ・シリーズの最上位モデル。本品はプロンター SVSシャッター装備のテルカ III後期型。やや広角気味の3群4枚構成テッサータイプ、サジタール・レンズ 95mmレンズ付。連動距離計内蔵です。 テルカ III型の前期モデルはステンレス製のトップカバーが個性的でしたが、この後期モデルはサテンクロームでより高級感があります。後期型はややレアなモデルです。 ...
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Plaubel Makina W67
プラウベル・マキナ67をベースに、広角のニッコール 55mmを搭載したモデル、W67。レンズボードの繰り出し量も少なくなり、軽快な操作感。リブの入ったボディのデザインもより洗練された印象です。 使いやすく、実用機として使い込まれがちなマキナですが、コチラの個体は嬉しいほどに綺麗なコンディションです。 当店過去販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。前オーナーさんも撮影を楽しまれており、このまま安心してお使い頂けます。 擦れやすい裏蓋、底蓋の塗装...
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Alpa 4 + Old Delft Alfinar 38mm f3.5
アルパリフレックス モデル4。1959年製。プリズム無しのウエストレベルファインダーを装備。レアなモデル4の中でも、本品は更に稀少なハーフ判、18x24mm。主に接写専用や記録用に病院や研究所で使われていたと言われており、市場にはほとんど出回っていません。 Alfred Columberg著「ALPA-REFLEX」によれば、この個体は1959年に製造された2台のハーフ判のうちの1台で、ハーフ判としては7台目の個体です。アルパ・モデル4総生産台数352台のうち、約20台...
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Hasselblad 500C/M + Planar CF 80mm f2.8 + A12
スウェーデン製の中判カメラ、ハッセルブラッド 500C/M、本品はプラナー CFレンズ付。質実剛健な作りの良さが光る名機です。 500C/Mは、1970年に登場、1989年まで続いたロングセラーモデル。500Cの改良版、Modifiedとなり、スクリーン交換が可能となるなど、細かな仕様変更がなされています。 ボディは1977年、マガジンは1993年製です。付属のレンズは1987年製T*コーティング付きのプラナー CF 80ミリ。A12マガジンのシェルと中身の番号下3ケタ...
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Elax
フランスの名門メーカー、Lumiere(ルミエール)社製が1933〜38年に製造した、3x4cm(ベスト半裁)版16枚撮りのフォールディングカメラ、エラックス。本品はダイヤル式巻上のI型。レンズはベルチオ・フロール 50mm f3.5。127フィルム使用。目測式。ステンレス製のシャッター幕を採用、4秒〜1/1000までのシャッターが切れます。 アールデコデザインを基調とし、角形と円を見事に配置したデザインはさすがのフランス製。眺めているだけでもウットリ。マイナスネジの配...
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Leica M Typ 262 + Apo-Summicron-M 50mm f2 ASPH Red Anodized
ライカ M Typ262レッドと、アポズミクロン-M 50mm f2 ASPH.レッドのセット。レンズは新品同様、ボディは完全未使用品。ボディのカタログNo.は10951、レンズは11696。 赤アポズミは2016年12月に100本を限定発売、瞬く間に売り切れたレアレンズ。ボディは翌2017年12月2日のWetzlarでのライカコレクターのディナーパーティーにて発表、その場に居合わせた私はボディの鮮烈な赤さやアルミ底蓋の軽さに驚いた記憶があります。 レンズとボディが別々...
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Leica MP Titanium
世界初のライカ直営店、ライカ銀座店オープン1周年記念モデルとして2007年に日本国内のみ150台限定で発売された、ライカ MPチタン。ファインダー倍率は0.72。ライカの製品コードは10324。 チタン無垢材から削り出したトップカバーやベースプレート、マウントなど30点近くのチタン製パーツにより、通常のモデルより約90g軽量化されています。チタンは軽量で耐久性にも優れますが、加工が難しいことで知られています。本品の製造コストはかなりのものだったでしょう。 ちなみにこのモ...
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Rollei 35 Chrome
ローライ 35。クローム。シンガポール製。レンズはテッサー 40mm f3.5を搭載、ローライ 35シリーズの標準的グレードです。標準とは言え実力派、目測ながらピントが合った時の描写は鋭く、手にした当初はこんなにコンパクトなカメラからこんな写りが繰り出されるのかと驚いた記憶があります。40mmの画角も絶妙。精密で練りに練られたメカニズムもカメラ好きの心をくすぐります。ライカ CLをはじめ、後の多くのカメラに多大な影響を与えたコンパクトカメラの金字塔です。 本品は32から...
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Soho Reflex Tropical
英国Marion社製のイギリスを代表的する箱型一眼レフ。本品はトロピカルモデル。1900年代初頭の製造です。美しく磨かれたチーク材と赤革のベローズ(蛇腹)やフード、そして真鍮金具のコントラストが大変に美しいカメラ。もはや工芸品。往年、憧れていらっしゃった方も多いでしょう。フルセット。珍品。
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Leica M5 Chrome
10501。製造番号は135万台、1973年製のライカ M5クローム。2ラグ(吊り環2つ付)の前期型。露出計内蔵。 従来のM型ライカから少し大きくなりホールド感が向上、またファインダーにシャッタースピードと追針式露出計が表示され、ファインダーから目を離すことなく撮影が可能です。 シャッターダイヤルはボディより少し前に突き出ており、シャッター操作も楽ちん、使うほどによく手に馴染む実用モデルです。 トップカバーに2本、底蓋に4〜5箇所ほど、ごく軽微な擦れが見られますが、全...
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Kowa SW
興和製。コーワSW。1964年発売のスナップシューター。クセノター変形型のコーワ 28mm f3.2レンズを搭載したスーパーワイドな仕様として登場。 目測式ながら被写界深度が非常に深いので、バシバシ撮影が楽しめるでしょう。セイコー製SLVシャッターを搭載。厚みを極力抑えたデザインがスタイリッシュ。当時、28mm交換レンズ1本分で購入出来る優れたカメラでした。 軽微な擦れは見られますが、使用感の少ないキレイ目な外観です。アタリや凹みはありません。 2022年10月に専門...
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Leica IIIg
ライツのコードはGOOEF。製造番号は87万台。バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。1957年製。ライカ MPとほぼ同時期に製造された、ライツの絶頂期の製品です。コストを惜しまず設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでも感じ取れます。M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。本品は使用感も少なく、かなり綺麗な一台です。 当店過去販売品です。2020年にOHを行った後に販売、お客さまに大切に使...
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Kardon Military w/ Ektar 47mm f2
ミリタリー・カードン。CAMERA PH-629/UF。米Premier Instrument社製。1951年と1954年の2回に渡り、米陸軍通信隊(U.S. Army Signal Corps)に供給されたライカ・コピー機。マイナス55度から摂氏65度の環境で実用に耐える、という厳しい要求に応えた一台(試さないでくださいね)。 本品は製造番号991〜1654の2ndロットにあたり、背面の金属プレートは通常のカードンミリタリーのものでは無く、製造番号のみが記載されていま...
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Leica DII + Elmar 50mm f3.5
ライカ DIIとニッケル新エルマーのセット。ボディ、レンズ共に1932年製。アクセサリー・シューにGermanyの刻印があるので、当時の輸出仕様と思われます。エルマーの距離指標はメートル。 ボディに多少の擦れや黒塗装落ちは見られますが、アタリや凹みは見られず、大切に使われてきた事が伺えます。ブラックペイント仕上げの純正前キャップには小アタリが2箇所見られます。 製造から90年が経過しても、定期的にメンテナンスさえ行っていれば今でも普通に使える実用機。ライカってつくづく凄...
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Leica M9-P Black Paint
10703。第2世代のデジタルM型ライカ。CCDセンサーが生み出す色彩感覚は、今なおコアなファンに支持されています。M9-Pは正面のライカの赤ロゴが無くなり、より精悍なルックスとなりました。 採光窓が付いており、電源オフでもブライトフレームが見える点など、伝統的なライカM型ならではの設計を受け継いでいます。 本品は対策品CCDに交換済み。ショット数はわずか約2,430枚ほど。安心してお使い頂ける個体です。元箱、バッテリー、充電器、ケーブル一式、取説、保証書(期限切れ)な...
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Leica M2
ライツのコード名はKOOHE、カタログNo.は10835M。製造番号は105万台、1962年製のライカ M2クローム、後期型。セルフタイマー付。 本品はオリジナル状態を保った一台で、 それなりに使い込まれた雰囲気ですが、この度しっかりと整備を施し、これから安心して使い込めるM2です。 2022年8月、本国ドイツ買い付け物件。製造から60年、この度初めてドイツ国外に出ることとなりました。 トップカバーの上面と吊り環付近、巻き上げレバー、底蓋に擦れが見られます。またシリアル...
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Leica M4 Chrome
ライカ M4クローム。126万台、1970〜71年製。ライツのカタログNo.は10400。 ラピッドローディング機構や巻き上げクランクを搭載し、35/50/90/135mmのブライトフレームを内蔵。現行品のライカ M-Aに至るまで、外観や機能はM4のスタイルが踏襲されており、完成度の高いデザインや機能が魅力です。 本品は丁寧にOHがされており、操作感、ファインダーの見え味いずれも良い仕上がりです。 トップカバーの吊り環付近にテカリが見られます。底蓋には薄い擦れ傷が多め...
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Frilon 50mm f1.5 (M改)
独Freiburgのフツーラ・カメラが1952~57年の間製造した上位機種、フツラ S用標準レンズ、フリロン 50mm f1.5。隠れた銘玉として、密かな人気レンズ。4群6枚構成ながらダブルガウス型ではありません。コンパクト軽量ながらf1.5の明るさを持つ優れた設計には感銘を受けます。 開放ではやや甘い描写ですので、一段程度絞ったあたりが使い頃でしょう。オールドレンズらしいボケ味と周辺の歪みが見られ、美しい滲みの中に繊細さを持つ上品な描写が魅力です。 フツラは謎の多いメ...
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
英国のPeto Scott社が製造し、イルフォード社が販売したライカコピー機、ウィットネス。1952年頃の製造です。製造台数は350台以下のレアカメラ。ライカコピーの中でもひときわ秀逸なデザインで、Witnessのロゴも最高、Tシャツを作りたくなる格好良さ。 当初、WitnessにはDaron 50mm f2.9が標準装着される予定でしたが、それではスペックが凡庸との理由で、急遽大口径のダルメイヤー・スーパーシックス 2inch f1.9が採用されたそうです。往時も現在...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント最初期モデル。1181xxx。本個体は1967年7月、主にプロ向けに、1181501から始まる僅か500台のみが供給された、M4黒塗りのファーストロット。 本品は、そのファーストロットの中でも50台未満程度の製造と推測される、セルフタイマー、フレームセレクターを止めるビスがカニ目ではなく真鍮地にペイントが施された、通称ノーノッチと呼ばれるレアモデル。 珍品。 グッタペルカも含め、全てフル・オリジナルコンディションを保っております。ペイントの剥...
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Leica M5 Black Chrome
135万台。1972年製。2ラグの前期型。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。ライツの製品コードは10502。 露出計が内蔵され、速度ダイヤルも自然と指が届く位置に設置されており、ファインダーから目を離すこと無く、撮影を楽しめる使いやすいライカ。ボディは大柄となりましたが、ホールディングの良さはピカイチ。また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックスなど、往年のクロームメッキのレンズも良く似合います。 純正ソフトケース、イタリア語取説付。 202...
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Leica M4 Chrome
ライカ M4クローム。126万台、1970〜71年製。ライツのカタログNo.は10400。 ラピッドローディング機構や巻き上げクランクを搭載し、35/50/90/135mmのブライトフレームを内蔵。現行品のライカ M-Aに至るまで、外観や機能はM4のスタイルが踏襲されており、完成度の高いデザインや機能が魅力です。 本品は丁寧なオーバーホールを施してあり、安心してお使い頂ける個体です。 トップカバーに数本の薄い擦れは見られますが、クロームメッキの輝きも美しく清潔感があり...
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Primo-JR
東京光学製の4x4cm判二眼レフ、プリモ-JR。127ロールフィルムで12枚撮り。新設計の4群4枚構成のトプコール60ミリf2.8を採用。ライトバリュー、クランク式オートマット、65cmの近接撮影など優れた機能を搭載しています。 ボディやパーツなどはアルミ削り出しのパーツが多用されており、この時代の東京光学のつくりの素晴らしさに惚れ惚れします。日本語取説、革ケース、フード、キャップが付属します。 当店販売品です。2021年にシャッターOH、ピント調整等、各部の整備後、...
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Leica IIIg
1957年製造のLeica IIIg。製造番号は88万台。ライツの製品コードはGOOEF。ライカ M3が発表された3年後に登場した、ライカスクリューマウント式カメラの最終型。M3で開発されたパララクス自動補正付きのブライトフレームを組み込み、格段に撮影しやすくなりました。バルナックのクラシカルな外観を保ちつつ、フィルムインジゲーターを背面に配置するなど、M型の特徴も取り入れた、バルナックライカの集大成モデル。完成度の高さが光ります。ライカを始めたい方にもピッタリな1台。...
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Leica Ig
92万台のライカ Ig。コード名はOCEGO。1957年の製造。戦後ライカの黄金時代ですね。Igはライカ IIIgからレンジファインダーとファインダーを省いたモデル。アクセサリーシューが二つ付いており、距離計や単体ファインダーを同時装着できます。この時代のライカは、眺めていても惚れ惚れする見事なつくりと仕上げです。また、ライカ Igはボディ前面に「Leica」ロゴが刻印された初のライカでもあります。 当店販売品が出戻って参りました。大切に使われ、以前と変わらず良いコンデ...
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Hasselblad SW + C12 Magazine
ハッセルブラッド・スーパーワイド、SW。1954年のフォトキナで発表された初代モデル、SWAの泣き所の鏡胴&シャッター部分を改良、またレンズ回りのデザインを変更し、1956年に発売されました。画角90度の超ワイドカメラ。装着されたビオゴン 38mmは35mmカメラに換算すると21mmとなります。レンズシャッター機ですが、セルフコッキングは採用されておらず、毎回シャッターチャージをする必要があります。二重露出防止機構は装備。距離リングはfeetとmeterの両表記です。 ...
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Rolleiflex 3.5F
225万台。プラナー付ローライフレックス 3.5F Type 3。1964年の製造です。絶妙な画角とプラナーの素晴らしい描写で安定人気の3.5Fです。本品は使用感が殆ど見られず、外観、レンズ共に見事に綺麗な一台。 革ケース、ストラップ、レンズキャップ、ディフューザーに加えて、社外品のフィルターとフィルター装着時のレンズキャップ、箱付きのローライキン、Rolleipol(PLフィルター)が付属します。付属のストラップはやや使用感ありますが、革はまだまだしっかりしています。...