カメラ
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Hasselblad 500C + A12
スウェーデン製中判カメラ、ハッセルブラッド500C。世界中のプロカメラマンに愛された銘機です。ツァイス製の優れたレンズ群、操作性、信頼性の高さ。現代においてもなお素晴らしいカメラである事に異論は無いでしょう。 ボディは71年製、マガジンは73年製。共にかなり綺麗なもの。マガジンはケース、中身共に番号一致。 本品は500Cの最後期型、続く500C/Mと同様にファインダースクリーンが交換可能となりました。見やすさで評価の高いアキュートマットが装備されています。巻上げはクラン...
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Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。製造番号は98万台。1959年製。 ライカ MPとほぼ同時期に製造された、戦後ライツ絶頂期の製品。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、使い易さではダントツのバルナックライカ。 本品は使用感少なく、かなり綺麗な一...
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Leica M1
製造番号106万台。1962年製造のライカ M1。ライツの製品コードはKOOCT、カタログNo.は10125M。 M2から距離計とセルフタイマーを省いたモデルで、元々は軍用、科学技術者向けなど、距離計を必要としない使用を目的として製造されたようですが、ビゾフレックスや広角レンズ好きにも嬉しい存在です。 50mmと35mmのファインダー枠が常に表示され、パララクス補正がなされます。 初期のM1には、M2初期と同じくボタン付きのモデルもあります。 一部はオリーブ塗装が施され...
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Olympus Pen S
1960年6月発売。オリンパス・ペンS。Dズイコー 30ミリ f2.8を装備。35ミリフィルムを使用するハーフ判。先代のオリンパス・ペンのf3.5より1段明るく、f2.8となったモデル。シャッター&絞りはマニュアル、距離は目測式です。 ポケットに収まるかわいいサイズ、沢山撮れるハーフ判、街歩きや旅のお供に。とても綺麗で作動快調、実用にも良い一台です。純正フィルター付。 正面のOLYMPUSロゴの上にごく薄い傷が一本見られますが、他は擦れ等も少なく、かなり綺麗な一台です...
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Leica If Red Dial
ライカ If レッドダイヤル。ライツのコード名はOEFGO。81万台。1956年製。ライカ IIIf 後期型から、ファインダー、距離計、スローシャッターを省いたモデル。アクセサリーシューが2つ装備されており、組み合わせの自由度が高いカメラ。グッタペルカや梨地メッキの肌はライカM3と同様のライツ黄金期ならではの質感です。 広角レンズを装着してパンフォーカスでバシバシ撮影したり、お好みの外付けファインダーを載せての目測撮影、はたまたFOKOSなどの単独距離計を載せて賑やかな...
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Leica IIIc Luftwaffen
ドイツ空軍用のライカ IIIc ルフトヴァッフェン。トップカバーに軍用登録番号Fl. No.38079の刻印があります。製造番号は37万台。ライツの製品コードはLOOGI。 ドイツのライカ研究団体、Leica Historicaが発足30周年を記念し発刊した、「30 Jahre Leica Historica」の番号表にシリアルナンバーが記載されており、1941年6月3日にベルリンに向けて出荷された一台と言う事が分かります。 アルミダイキャスト・ボディとなった戦中型。段...
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Hasselblad 903SWC Chrome + A12 Magazine
ハッセルブラッド 903SWC。1999年製。カールツァイス製超広角レンズ ビオゴン 38ミリ f4.5を装備。歴代SWCの中でも根強い人気の一台です。 歪みが極めて少ない銘玉ビオゴンを味わえるとともに、ファインダー内には水準器、シャッター速度、絞り値、ヘリコイドの距離指標が表示されるようになり、更に実戦仕様へと進化しています。 付属のマガジンは以前のオーナーさんが整備済を購入したもので、2002年製のA12N、型番は30212。引き蓋を背面部に収納出来るようになりまし...
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Leica IIIg
ライツのコードはGOOEF。製造番号は84万台。1956年製のバルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライカ MPとほぼ同時期に製造された、戦後ライツ絶頂期の製品です。 コストを惜しまず設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでも感じ取れます。M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵。使い勝手バツグンのバルナックライカです。 2022年夏のヨーロッパ買い付け物件。 日本国内で丁寧なOHが行われた後、お客様が最...
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Rolleiflex 2.8F White Face
347万台。二眼レフの王様、ローライフレックス 2.8Fの最終型、通称ホワイトフェイス。撮影用レンズの周囲のデザインがスッキリ白くなった顔が人気です。12/24切り替え付。露出計内蔵。 撮影用レンズはプラナー80mm f2.8。 やや使い込まれたボディですが、レンズは綺麗、OH済で操作感も軽やか、ガンガン使い倒すには好適な一台です。 使用による塗装落ちなど、長らく活躍してきた様子が伺えますが、アタリも無く、まだまだ現役の貫禄があります。 2023年6月にOH済。シャッ...
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Hasselblad 1000F + Tessar 80mm f2.8
スウェーデン製の中判カメラ、ハッセルブラッド 1000F。ボディ、マガジンともに1957年製です。初代1600Fで多発したシャッタートラブルの対策として、最高速度を1/1000に改め安定性を確保した後継モデル。1952年の登場です。 本品はとても綺麗なテッサー 80mmレンズ付。アルミ製のリング部分などは、今さっき削り出されたばかりの様な美しい輝きです。今回で3回目の販売となりますが、作動も快調、以前のオーナー様も撮影を楽しまれておりました。 純正アルミ前キャップ、落と...
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Leica R6.2 Chrome
192万台。1992年、ドイツ製。ライカらしい機械式一眼レフカメラ、ライカ R6.2。本品はクローム。R6の改良版で、機構的にも安定しており、定評があります。ライカ Rシリーズの中で最も人気のあるモデルのうちのひとつ。装着可能なレンズは、3カム、Rカム、ROM。 R6.2はR6の改良バージョンで、1/2000シャッターを装備。マニュアルフォーカスのレンズで、絞りと露出を操作しながら撮影をお楽しみ頂けます。 電子式の自動露出やオートフォーカスが主流の時代に、機械式でマニュ...
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Leica R6.2 Black Chrome
独ライツ製一眼レフ。ベースのR6は1989年に登場し、その改良版として1992年に登場したモデルがこのR6.2。1/2000のシャッター速度が追加されたこと大きな改良点です。ズミクロンR、ズミルクスRといった大口径レンズを愛用される方に。装着可能なレンズは、3カム、Rカム、ROM。 当時としては珍しく、そしてライカらしく、完全な機械式カメラ。電子式の自動露出やオートフォーカスが主流の時代に、機械式でマニュアルフォーカスで投入されたモデルです。露出計のバッテリーが切れても...
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Nikon S + Nikkor 50mm f1.4
611万台。日本光学製レンジファインダーカメラ、ニコン S型。先代のM型にシンクロ接点が装着されたモデルの後期にあたる個体です。ボディの製造は1953年頃と思われます。 付属のレンズは標準のニッコール 5cm f1.4。捨て番5005が付されたTokyo銘です。3群7枚構成のゾナー型。レンズの製造時期は初期のシリアル番号で1950年と推測されます。 その後のS2以降と比して、シンプルで無骨なデザインが印象的。重厚なつくりで手に取れば、ズシリと凝縮感と重みを感じます。 ...
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Leica M10-R Black Paint
20062。ライカ M10-R ブラックペイント。2021年7月に販売開始されました。 4000万画素を超える高画素センサーを採用したM10-Rをベースに、光沢感のあるブラックペイント、正面の赤いロゴ無し、トップカバーのLeica筆記体ロゴや刻印を採用し、一味ちがう雰囲気に仕上がっています。 本品は新品購入後、大切に保管されていた未開封品。 馴染みのお客様からお譲り頂きました。メーカー保証もたっぷり残ってます。
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Leica IIIf Red Dial
72万台。ライツの製品コードはLOOHN。ライカIIIf レッドダイヤル。ライカ M3発売初年度の1954年の製造です。本品はセルフタイマー付、IIIfの最終型。 高い完成度を誇るIIIfは、これまでのライカと同様に、様々なメーカーがお手本としてそのコピー機を製造したモデルでもあります。シボの目が粗めなグッタペルカの握り心地も良いですね。 ライカ IIIfは生産台数も多く価格もこなれており、トラブルの少ないモデルでもあります。これからライカを始めたい方にも良いチョイスで...
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Leica M4 Black Paint
124万台。良い雰囲気に育った、1969年8月出荷のライカ M4ブラックペイント。7月のアポロ月面着陸に続き、8月にはジミヘンやザ・フーが伝説のライブを行ったウッドストック・フェスティバルが開催、男はつらいよ初上映。時代の大きなうねりを感じる1969年8月生まれのライカです。 グッタペルカも含め、全て当時のオリジナルコンディション。やきもの、ジーンズ、革製品などと同じく、ブラックペイント・ライカには育てる楽しみが。既にイイ感じに使い込まれていますが、これから自分色に育て...
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Leica M-D Typ262 Black Paint
10945。デジタル M型ライカ。タイプ240をベースにライブビューと動画撮影機能を取り除いたタイプ262、そこから更に背面モニターが取り去られたのが本モデルです。 モノクロ専用機ライカMモノクロームも衝撃的でしたが、このカメラも実に強烈なコンセプト。撮影した画像はPCでしか見られません。デジタルカメラの利便性を敢えて排除し、フィルム機のように現像をしてから撮像を確認することとなります。 WiFi経由でスマホで見れらるというイマドキの機能すらありません。カメラとは何か。...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。124万台。本品は1969年8月に出荷された一台です。 使用の形跡ほとんど見られず、トップカバーは未だ粉を吹いたようなマットな艶を保っています。バックドア横のちりめん塗装やグッタペルカも、さらりと清潔感のある手触りで、新品当初の感触を保っています。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合いますが、M4ブラックペイントにはクローム鏡胴のレンズも良く似合います。 操作感抜群、オリジナルを保った美しいM...
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Leica M2 Black Paint
製造番号113万台、1965年8月出荷のライカ M2ブラックペイント。セルフタイマー付。 適度に使い込まれていながら、アタリや凹みは見られず、丁寧に扱われてきた印象の一台。自然なペイントの剥げ方からも写真家に使い込まれたようで、大変に精悍な雰囲気です。 今回のオーバーホールでリフレッシュ、作動スムースで操作感良好、使い頃の一台です。 お客様からのリクエストにより、お取り寄せにて扱わせて頂きました。ありがとうございます。 手の当たる場所に自然な塗装の剥げが見られますが、...
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Leica M3 Black Paint
1965年11月に出荷されたライカ M3ブラックペイント。製造番号は113万台。M3シングルストロークの後期型の黒塗り仕様。グッタペルカも含め、フルオリジナルの一台。指の触れる部分の真鍮がわずかに出ていますが、トップカバーや底蓋は、いまだうっすら粉が吹いたようなマットなペイントの質感を残しています。 アタリや凹みも無く、とても綺麗なM3ブラックペイント。こんなのなかなか出て来ません!アブクが出ている箇所もまだまだ少ないですが、このままのコンディションをキープしてゆくのも...
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Leica Ig
92万台のライカIg。1958年製。コード名はOCEGO。同年製造開始のライカIIIgから、レンジファインダーとビューファインダーを省略したモデル。Leicaロゴがボディの前面に刻印された最初のライカでもあります。ファインダーが無くなった間を埋めたのかも知れませんね。元々は複写や科学写真のために製造されましたが、軍艦部にはアクセサリーシューが2つあり、距離計と単体ファインダーなどでお好みでカスタマイズしてゆく楽しみ方も。戦後ライカの黄金時代の製品は、眺めていても惚れ惚れ...
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Norita 66 + Noritar 80mm f2
1972年登場。ノリタ光学製、ノリタ66。120/220フイルム使用。バケペン等と並び、数少ない中判66一眼レフカメラ。f2の明るさを誇るノリタール80ミリ 標準レンズ付。 東京光学出身の車田利夫氏率いるノリタ光学で、ボディ、レンズ共に製造されていましたが、残念ながら販売が振るわず1976年に民生用カメラ・レンズ共に事業は終了。短命に終わってしまいました。 シャッター速度1/500、交換可能なファインダー、多重露光、大口径f2標準レンズ等々、フルスペック装備で実用性抜群...
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Rolleiflex MX-EVS
ローライフレックス 3.5 MX-EVS初期型。3.5Cとも呼ばれます。製造番号は146万台。1954年製。同年発売のライカM3初期と並べてみたいです(笑) 丁寧に作り込まれた軽量ボディに、銘玉テッサー f3.5。ローライフレックス・オートマットから進化した、ローライ二眼レフの一つの完成形で、とても使いやすいモデル。後の3.5Fや2.8F等の豪華ボディとは、操作感も描写もまた違う味わいのある、ローライフレックスの隠れた銘機。重量は1035g。 ちなみに、ヴィヴィアン・マ...
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Contax I + Tessar 50mm f3.5
コンタックス I型、通称ブラックコンタックス、ブラコン。テッサー 50mm f3.5付。 著名なコンタックスコレクター、ハンス・ユルゲン・クッツ氏の分類では本品はバージョン7。1935年頃の製造です。ファインダー引き出し枠は85mm。ヘリコイドはfeet表記。 ツァイスイコンが総力を結集して作り上げた、35mmレンジファインダーカメラ。角形基調のボディデザインとブラックペイント&ニッケルメッキの輝きがたまりません。 ブラック・コンタックスもこの最終型Ver.7となると、...
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Leica IIIa
AGNOO。製造番号は30万台、1938年製造のライカ IIIaボディ。 ライカ DIII型に1/1000秒が追加されたモデルで、当時はスポーツ写真撮影用としても良く売れたようです。また、このモデルIIIaあたりから、従来の黒&ニッケルのボディからクロームメッキボディが主流となりました。当時はさぞかしまぶしく輝いて見えたことでしょう。 板金で製造されていた時代のバルナックとしては、本品はとても綺麗な一台。ライカ DIIIから採用された吊り環、視度補正、スローシャッターを...
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Nikon S3 Olympic Black Paint
632万台。1964年製。オリジナルのニコン S3発売の7年後に再販されたモデル、通称ニコン S3 オリンピック。ブラックペイント。再生産型とも呼ばれます。チタン幕シャッター。カメラの距離指標はメートル。ファインダーには35/50/105mm枠を装備。ライカとはまた異なる無骨なデザインも魅力です。 本品はかなり使い込まれており、貫禄タップリの出で立ち。当店のお客様がつい最近までガンガン実用されていた一台で、安心してお使い頂けます。 各部に塗料落ち、傷やアタリが多数見られ...
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Nikon SP
ニコン SPクローム。621万台。ニコン製レンジファインダー式カメラのフラッグシップ機です。前期型。布幕シャッター。feet表記。 右側のファインダーはパララクス補正付きで50/85/105/135mmフレームと距離計像を内蔵し、左側の子ファインダーで28と35mmに対応します。 気兼ね無く実用でお楽しみ頂けるSPクロームです。 各部に軽微な擦れや小傷が見られます。外観を大きく損なうような傷やアタリは見られません。 各部の動作正常、巻上げなどの感触も滑らかです。ピント...
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Leica MP Black Paint
現行品。10302。ライカ MP ブラックペイント仕上げ。製造番号は563万台。ファインダー倍率は0.72。ライカM3をオマージュしたデザインが、ブラックペイントにハマります。クラシカルなスタイリングながら、露出計が内蔵されており、実用面はしっかりとアップデートされています。 2021年9月にお客様が国内正規店にて購入された一台。ライカ社の正規保証は2023年9月まで有効となります。 元箱、保証書、取説、検査証、ストラップ、スペアバッテリーキャップ、ボディキャップが付属...
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Leica DII Chrome + Elmar 50mm f3.5
ライカ DIIとエルマー 50mm f3.5のセット。クロームフィニッシュ、どちらも1938年(昭和13年)製。 ボディとレンズ、セットでのライツのコード名は、ABOOTCHROM。ちなみにDIIブラックのボディ単品は、1934年まではLYKAN、1934〜1948年はAIROO、そのクローム仕上げはAIROOCHROMとなります。実に複雑ですね(笑)。 駆け出しの頃、ライカ製品のコードネームを小物に至るまでほぼ全て記憶していた、超人のようなイタリア人コレクターに出会っ...
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Leica M6 Black Chrome
10404。ライカ M6クラシック。ブラッククローム。ファインダー倍率は0.72。28/35/50/75/90/135mmと充実したブライトフレームを装備。 バックドアのダイヤルでフィルム感度を設定します。内蔵露出計はファインダー内の赤色ダイオードで表示されます。 21世紀の現在もM6は実用機として一級品。信頼性も高く、完成度の高いレンジファインダー機です。最近、総本山ライカ社から復刻モデルが販売され、こちらも大きな話題を呼んでいます。 本品は172万台、1987年製造...
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Leica M3
1955年製のライカ M3前期型。ダブルストローク(ツーストローク)。吊り環は福耳。ライツの製品コードはIGEMO。製造番号は74万台。三脚ネジは大ネジです。 グッタペルカは補修跡こそありますがオリジナル、他、各部のパーツも製造時のオリジナルのまま。やや角張ったバックドアのデザイン、トップカバーの箇所のビス、ASA200のインジゲーター、巻き戻し軸の1ドット、バックドア横が結晶塗りでは無くブラックペイント、トップカバーの4箇所のマイナスネジ、ガラス圧板などなど、質実剛健...
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Leica A Early
製造番号8千番台。1928年(昭和3年)製の旧エルマー付ライカ A型。距離表記はmeter。エクボレリーズ。巻上げと巻戻しノブは背が低く、ローレットが細かな仕上げ。ノブやシャッターダイヤル、レンズ先端部のローレットの目も揃っています。グッタペルカも目の粗い初期タイプ。旧エルマーの銘板は、初期モデルならではの可愛らしい小さな字体などなど。使い込まれてはいますが、オリジナル状態を保っています。 ペイントの剥げ具合もほど良く、大切に使い込まれて来たのでしょう。 95年を経た現...
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Leica DIII / IIIf Black
1933年製のライカ DIIIを、戦後ライツ社にてIIIfへ純正アップグレードした一台。ダイヤル部や吊り環、レバー等はクロームメッキ、他はブラックペイント。いわゆるセミクロームと呼ばれるタイプです。 シンクロ接点やバルブのガイド番号が入り、モダンな印象になりつつも、視度補正や底蓋の銀象嵌などに、ライカ DIIIだった頃の名残を残します。 シャッター速度が1/20、1/30...となっている事から、IIIfブラックダイヤルの頃に改造(コンバージョン)された個体だと思われま...
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Leica M6 Titanium
ライカ M6チタン。ライカ社の製品コードは10412。シリアル番号は218万台、1995年の製造です。 独特のチタンカラーの外装とオーストリッチを模した貼り革が印象的です。かなり綺麗な個体で、使用感ほとんど見られません。コレクションにも向いた1台です。 吊り環にごくごくわずかな擦れが見られる程度で、他は傷や擦れも無く、とても綺麗な一台。塗膜が傷みやすいチタンボディとしてはレアなコンディションでしょう。 各部の動作快調です。露出計も適正に作動しています。ファインダーもス...
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Rolleiflex Black Baby
ローライフレックス 4x4、戦後型。通称ブラックベビー・ローライ。127フイルム(ベスト判)使用。4x4フォーマット。ピントノブはメートル表記。120フイルムを使うローライフレックスをそのまま小さくしたようなデザインは、風格を保ちつつ、可愛さもたっぷりと兼ね備えています。 文献によるとグレーベビーは1957〜61年の製造、そしてこのブラックベビーは1963年の1月から5月に製造されたのみで、多くとも3000台の製造だそうです。 こちらの個体は、1998年のドイツ買付けで...
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Hasselblad 500C/M + Planar 80mm f2.8 + A12
スウェーデン製の銘機、ハッセルブラッド 500C/M。ボディは73年製、A12マガジンは74年製です。フォーカシングフードは旧タイプ。レンズはノンTコーティングの白プラナー80mmが装着されています。 シルバーに彩られた元箱には、誇らしげにBox Made In Swedenの文字が記されています。とても綺麗なハッセルブラッド 500C/Mクロームのセットです。 当店販売品が出戻って来ました。以前のオーナー様のもとで丁寧なOHが行われており、ボディ、マガジン、レンズ共...
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Leica DII
ライカ DII。ライツの製品コードはLYCAN。製造番号は8万台、1934年製。海外ではライカ II、またはモデルDとも呼ばれます。ブラック&ニッケル仕上げ。距離計を内蔵した初のライカで、エポックメイキングなモデルです。 後に続くDIIIと比較すると、スローシャッター無し、吊り環無し、視度補正無しと機能的には少ないモデルですが、このDIIは顧客の要望によりライツによる純正改造がなされており、吊り環が付いています。非常に有り難いカスタマイズで、実用性も大幅にアップ。こんな...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。製造番号126万台、1970年6月出荷のロットです。 1967年、製造番号1181501から始まるライカ M4ブラックペイント、初期は多くのバリエーションがありコレクターを悩ませますが、この辺りの後期ロットは仕様が確立された印象です。 本品は多少の使用感は見られますが、黒塗りのマットな雰囲気も未だ残っており、これから使い込むにはちょうど良い頃合いでしょう。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合い...
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Leica M-P Typ240 Black Paint
10773。第3世代のデジタルM型ライカ、ライカ M-P Typ240。M-Pはタイプ240をベースに、正面のLeica赤バッジを省略、背面液晶部にサファイアガラス採用、フレームセレクターレバーの装備、バッファ容量増量(1GBから2GBへ)など、各部が強化されています。2014年購入の国内正規品(販売店押印有)。 当店でも未だ現役で活躍しているtyp240は、ニュートラルな発色が持ち味。ここ最近またまた人気が高まってきており、相場も上昇中。M8から始まる各モデルにそれぞ...
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Leica DIII + Elmar 50mm f3.5
とても綺麗なライカ DIIIとニッケルエルマー5cmのセット。ボディは12万台の1934年製、レンズは18万台の1933年製で、製造年代も合致しています。当店のお客様が長らく所有されていた一台。また、底蓋開閉ラッチ付近にはGermany刻印が刻まれています。輸出向けの個体だったのでしょう。 DIIIはブラックペイントとニッケルメッキ仕上げ。海外ではモデル F、ライカ IIIと呼ばれるモデルです。手にすっぽりと収まるサイズ感、黒塗装とニッケルの優しい風合いに癒やされる佇ま...
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Contax III
独ツァイス・イコン製のコンタックス III型。レンジファインダー式35mm判カメラで、コンタックス II型に露出計を搭載したモデル。1936年3月、ライプツィヒでの見本市でデビューしました。 ブラコン I型は格好良いけれど信頼性が今ひとつ、戦後のIIa/IIIaは戦前ビオゴンが使えないなど、コンタックス使いの悩みは日々尽きませんが、このIII型なら全て解決? 露出計の操作方法は、まずフィルム感度を設定し、露出計のカバーを開けてから、巻き戻しノブの最下段の調整リングを回し...
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Leica M6 TTL 0.72 Black Chrome
10433。製造番号は246万台、1998年製。ライカ M6 TTL 0.72。 ファインダー倍率は0.85、0.71、0.58の3種がラインナップされ、こちらはその中間 0.72のモデル。外装はブラッククローム仕上げ。ブライトフレームは28/35/50/75/90mmに対応しています。 ライカ M6シリーズは露出計内蔵のライカM型として、近年またまたまた人気再燃中。なんと復刻版も販売されました!本気でフィルム撮影をされたい方には、どうにも気になるライカでしょう。 ボ...
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Robot II Black Paint + Tele-Xenar 75mm f3.8
ロボット II ブラックペイント。24x24mm判のスクエア・フォーマット、ロボット判(35mmフィルム使用)。目測式。ゼンマイ仕掛けで一度の巻上げで20枚程度の撮影が可能です。ユニークな機構として、切替式の横向きファインダーを内蔵しています。ボディもレンズも、とても綺麗な一台。 ロボット II型は1939〜1952年の間に製造され、軍用モデル他多くのバリエーションがあります。秘密警察やスパイ活動、軍用などに活躍したとは思えない可愛らしいデザインは、眺めていても飽きませ...
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Nikon New F Black
741万台のニコン・ニュー F ブラックペイント。とても綺麗な個体で、使用感見られません。堂々たる新品同様品。 前オーナー様のお好みにより、アイレベルファインダーはFの初期のもの、ファインダースクリーンはF3用となっています。アイレベルで使うにはバッチリの相性ですが、フォトミックファインダーを装着した場合は、露出補正の必要がありますのでご注意ください。 他に、F3用の枠に入ったF用スクリーン、ニコンF用のBマットスクリーン、日本語取扱説明書が付属します。 ルーペで見る...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + C12
スウェーデン製ハッセルブラッド 500C。ボディ、マガジン共に1963年製。1957年に登場し、1970年まで続いたロングセラーモデル。付属のレンズはノンTのプラナー 80mm f2.8。 優れた描写のツァイス製レンズが40mmから500mmまで9本が用意され、シンクロ接点は全速同調。プロフェッショナル用中判カメラとしての不動の地位を築いた銘機です。 巻き上げからシャッターを切る一連の動作と作動音には、心が躍ります。今回、時間やコストは惜しまずに、レンズとボディを丁寧に...
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Rolleiflex 3.5F
280万台。プラナー付ローライフレックス 3.5F、プラナー 75mm f3.5付。1965〜76年の製造です。純正ファインダーマットはスプリットイメージ。 絶妙な画角とプラナーの素晴らしい描写で、安定人気のローライ・サンハンF。本品は露出計付モデルで適正に作動しています。使用感はごくわずかで作動も良好。綺麗なローライ 3.5Fをお探しの方に。 付属の革ケースやストラップも見合って美しいコンディションです。 当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってき...
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Nikon F3P
ニコン F3P。フィルムバックMF-6Bを標準装備。ニコン F3ハイアイポイントの仕様を一部変更したモデルで、報道関係限定で供給されたカメラ。防塵防滴対策が施され、セルフタイマーなどは省かれたプロ仕様。ベースモデルはニコン F3チタンで、他にも細かな変更が行われています。 ボディの重量は780gです。 箱から出しただけのような新品同様のコンディション。元箱、書類一式、キャップ類、クリーナークロスが付属します。コレクションに!
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Leica M5 Black Chrome
135万台。1972年製。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。本品は2ラグ(吊り環が2つ)の前期型。ライツの製品コードは10502。 露出計が内蔵され、シャッターダイヤルは自然と指が届く位置に設置されています。ファインダーから目を離すこと無く、撮影を楽しめる使いやすいモデル。ライカ M4までと比べボディは大柄となりましたが、ホールディングの良さはピカイチ。使えば分かる、実用機として使い易いモデルです。 また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックス...
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Leica M6 TTL 0.85 NSH Black Paint
10477。268万台。2000年製。日本シーベルヘグナー社がライカ社へオーダー、販売したモデル、ライカ M6TTL NSH ブラックペイント。本品のファインダー倍率は0.85。この限定モデルでは、0.58、0.72、0.85のファインダー倍率が選べ、合計で400台が製造されました。製造番号と限定番号はアクセサリーシューに刻印されています。ベースモデルはライカ M6 TTL 0.85。 ライカ M3をオマージュした巻き上げレバーと、巻き戻しノブがデザイン上のアクセントに...
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Leica M3
IGEMO。製造番号113万台。1966年製のライカ M3後期型、シングルストローク。最終ロットではありませんが、M3生産終了年に製造された一台。この1966年をもって、名声を築き上げたM3の製造は終了、翌年発売開始のM4へとバトンタッチされます。 レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなお最善のライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリ...
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Reid III + Taylor-Hobson 2inch f2
英Reid&Sigrist社製、リード III型。ライカ IIIbをお手本として製造されたライカコピー機です。本品はシンクロが付いたリード IIIa、もしくはType IIと呼ばれるモデル。1953〜1964年の間に約1200台が製造されました。ボールベアリング内蔵のシャッター機構、スローダイヤルのネジが無いことなど微妙な差異はありますが、実に良く出来たライカ型カメラです。 付属のテイラーホブソン製のアナスティグマット 2インチ f2は、ライカLマウントを採用し...
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Robot IIa Outfit
1951年、ドイツのフォトキナにてデビューした、ロボット IIaの豪華セット。本機はシンクロ接点がXとMになった、IIaの2ndバージョン。24x24mmのスクエアフォーマット(ロボット判)。スプリング式巻き上げで連写可能(空シャッターの切りすぎにはご注意を)。 ロボットは、このIIaから通常の35mmパトローネが使えるようになりました。また、撮影後のフィルム巻戻しが可能になるのは、この後のロボット・スター Iからですが、本セットには純正フィルムローダーが付属しており、...
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Canon VT de Luxe
キヤノン製レンジファインダー式カメラ。35mm、50mm、望遠用に切替が可能なレンジファインダー一体型ビューファインダーを採用。底蓋にはトリガー式のラピッドワインダーを装備しており、純正オプションのハンドグリップを装着することで、快適なシームレスな操作が可能になります。 現代の目から見ても、優れた設計のレンジファインダー機。35mmのライカスクリューレンズを使うなら良いチョイスかも知れません。なかなかの銘機でしょう。 最近まで当店のお客様が実用されていた一台です。作動...
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Leica M4 Black Paint
ライツの製品コードは10402。製造番号は124万台、1969年8月に出荷されたライカ M4ブラックペイント。グッタペルカ等も含め、全てオリジナルコンディション。 使用の形跡は少なく、黒塗りの擦れもほとんど見られず、トップカバーは未だ粉を吹いたようなマットな艶を保っています。バックドア横のちりめん塗装やグッタペルカも、さらりと清潔感のある手触りです。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合いますが、M4ブラックペイントにはクローム鏡胴のレンズも良く似合います...
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Leica M6 Panda
10414。1997年製のライカ M6 クローム、パンダバージョン。巻上げレバー、シャッタースピードダイヤル、巻戻しクランクなどにブラックパーツが装着されています。ファインダー倍率は0.72。 バックドアに感度設定ダイヤルが付いており、ファインダー内の赤色ダイオードで露出が表示されます。露出計内蔵のライカ M6は、その使いやすさと信頼性から、フィルムカメラの人気と共に近年再び人気急上昇中。 以前は想像も出来ませんでしたが、昨年11月には、なんと復刻版も販売されました! ...
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Alpa 10d + Macro-Switar 50mm f1.8
スイスのピニオン社製造の高級一眼レフカメラ、アルパ 10dとマクロスイター 50mm f1.8の綺麗なセット。10dは1968年に発売、2974台製造されたと言われていますが、市場ではそうそう見掛けません。アルパの製造番号表によると、本品は1969年製です。 前のモデル9dから軍艦部のデザインを刷新。TTLメーターにシャッター速度を連動させ、シャッターダイヤルが不回転等間隔式となり、よりスクエアなデザインに改められました。 曲面と直線を上手く組み合わせたモダンなボディデ...
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Ducati Sogno
イタリア製サブミニチュアカメラ、デュカティ・ソーニョ。35mmハーフ判。ソーニョは連動距離計内蔵、レンズ交換式の上位モデル。付属のレンズは定番のヴィトール 35mm f3.5。 シングルデスモや750SS等、数々の名車を送り出してきたイタリアのDucati社が1950年前後に製造。手に取ればズシリと重く、凝縮された精密感に溢れるカメラです。バイクでのツーリング時も邪魔にならないコンパクトサイズ(シングルやツインの振動は厳禁ですが笑)。 レンズを沈胴させた状態ではシャッタ...
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Leica M2 Early
KOOHE。製造番号94万台、1958年製のライカ M2初期型、ボタン巻き戻しの後期タイプ。三脚ネジは細ネジ。 本品はセルフタイマー無し、採光窓の目は細かく、巻戻しのプッシュボタンは押すとロックされるタイプです。後のM2とデザインが僅かに異なるだけですが、プロの道具感があり玄人筋にも人気なボタン巻戻し。 各部のパーツはオリジナル、グッタペルカも当時のままで良い状態です。 M2初期はなかなか綺麗なものが出て来ません。お気に入りの35 / 50mmレンズや同時代に世に出たL...
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Leica A / DII
シリアル番号7千番台。1928年製のライカA型を、後年ライカ DII型へとライツにより純正アップグレードされた個体です。海外ではファクトリーコンバージョンとも呼ばれます。製造番号からみても当初は旧エルマーが装着されていたものでしょう。 スローシャッター無し、視度補正無しの等倍レンジファインダーと、DIIの仕様ですが、本品にはDIII譲りの吊り環(ストラップラグ)が付いています。これは実に嬉しいポイント!スローシャッター不要のニッケルバルナック使いには、吊り環付きのDII...
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Leica M6 TTL 0.72 Black Paint Millennium
10442。ライカM6TTL ミレニアム。250万台目のライカ製造を記念し、2000年に2000台限定で販売されたモデル。アクセサリーシューには限定番号が刻印されています。ブラックペイント仕上げ。ファインダー倍率は0.72。 M3デザインの巻上げレバーや、巻き戻しノブなどを組み合わせたデザイン。M3やM2時代のブラックペイントと比較し塗膜は強固ですが、長年使い込むとなかなか見事な風格となります。コレクションするも良し、使い込むも良しの一台です。 使用感見られず、新品同...