二眼レフの王様、ローライフレックス 2.8Fの最終型、通称ホワイトフェイス。製造番号295万台。本品は1976〜1980年の製造。撮影用レンズの周囲のデザインがスッキリ白くなった顔が人気です。撮影用レンズは シュナイダー製のクセノタール 80mm f2.8。露出計内蔵。
2.8Fや3.5Fを選ぶ際に常々迷うのが、プラナーとクセノターのどちらを選ぶかですが、ガラスのコンディションが良ければどちらも素晴らしい描写を見せます。
本品はOHでリフレッシュ、作動完調、使い頃の一台です。
カド部に軽微なペイント落ち、三脚座に使用に伴う擦れ、バックドアのアルミ製の縁取りに沿って小傷が見られます。
2023年8月にOH済。ローライ操作の要、巻き上げレバーや距離ノブの操作感とても滑らかに仕上がっています。露出計も適正に動作しています。
テイクレンズの前玉にはごく僅かな拭き傷と、ルーペで見てやっと分かるほどのカビ痕が見られますが、撮影への影響はまず無いでしょう。ガラスはクモリ無くスカッと抜けています。
きちんと整備された2.8Fホワイトフェイス。安心して撮影をお楽しみいただける一台です。ガンガン撮影を楽しまれる方に。