カメラ
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Leicaflex SL Black Paint
ライツ製SLRカメラ、ライカフレックスSL。ブラックペイント。製造番号123万台、1969/70年製。製品コードは10012。Leicaflexの後継モデルとして1968年に登場、1974年まで販売されました。TTL測光に進化し、対応するレンズも2カムへ。初代ライカフレックスのデザインテイストを受け継ぎ、無骨な出で立ちが実にクール。ブラックペイント仕上げは一段と精悍です。底蓋にごく軽微な擦れが見られますが、ブラックペイントボディとしてはかなり綺麗な一台。大切に使われて来...
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Nikon SP + Nikkor 50mm f1.4
ニコン SPクローム。日本光学製。製造番号は620万台。ニコン製レンジファインダー機の最高峰モデル。メインのファインダーはパララクス補正付きで、50/85/105/135mm切替式フレームを採用し、距離計像も内蔵。等倍という点も素晴らしいですね。子ファインダーは28mmと35mmのフレーミングに対応。距離表記はfeet。布幕シャッター。付属の標準レンズは50mm f1.4。本品は使用感少なめのキレイめボディで、レンズ共に整備が行われています。元箱や純正フードなどの付属品...
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Leica M3
製造番号73万台、1955年製造のライカ M3前期型、ダブルストローク。M3発売開始の翌年度に製造された一台。三脚ネジは小ネジ。フレームセレクター無し。ライツの製品コードはIGEMO。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ史においても金字塔的存在です。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出...
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Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。製造番号は87万台。1957年製。ライカ MPやM3ブラック、軍用オリーブなど、魅力的なライカがわんさか出現してきた1950年代後半、戦後ライツのゴールデンエイジの製品です。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、...
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Leica M4 Black Chrome
ライカ M4 ブラッククローム。ライツの製品コードは10402。シリアル番号は138万台、1974年の製造です。製造国はドイツ。シュミット商会が取り扱った国内正規品です。M3とM2の後継機として生まれたM4は、その総合的な使いやすさから今もなお愛好家が多いモデルです。35/50/90/135mmのブライトフレームを装備。ライカメーターを避けるように配置された巻き上げクランクも、M6そしてM7に至るまで踏襲されています。M4ブラッククロームボディは、黒レンズのみならずクロ...
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Leica M10-P Safari
ライカ M10-P サファリ。ライカの製品コードは20015。往年の軍用ライカ M3やM4にも近いオリーブグリーンペイント仕上げに、ダイヤル類のシルバークロームがアクセント、何とも洒脱なモデル。クローム仕上げのレンズも良く似合い、1950〜60年代のライツ製の銘玉群も良くマッチします。2019年に世界限定1,500台で発売されました。同時にズミクロンM 50mm f2 サファリも限定販売(こちらは限定500本)。ベースモデルは発売開始時から定評があり、今もなお人気の高い...
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
1926年製のライカ A型旧エルマー付を、後年ライツにてDIIクロームへ純正改造した一台。海外ではFactory Conversionとも呼ばれます。製造番号は23xx。矢羽根付きが散見される番号帯。旧エルマーはmeter表記。三脚ネジは大ネジ。独特なシャイニーなメッキの質感から、改造された時期は1930年代後半でしょうか。ライツ社による純正改造には、通常モデル用とは異なったアップグレード専用パーツがわざわざ用意されていた様で、使い捨てが当たり前となってしまった現代では...
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
1929年製の旧エルマー付ライカ A型を、後年ライツにてDIIにアップグレードした一台です。その際にレンズも距離計連動にアップグレードされています。製造番号は19000番台。レンズのヘリコイド番号は3、距離表記はmeter。当時のライツには、アップグレード専用のパーツが各モデルごとに用意されていたそうで、A型に通常のDIIの部品はそのまま組み込めないそうです。当時のライカが非常に高価なものあったこともあるでしょうが、何と面倒見の良いメーカーでしょう。ボディとレンズの時代...
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Leica M3
ライカM3。後期型のシングルストローク。製造番号は102万台、1961年製。セルフタイマー付。ライツの製品コードはIGEMO。三脚ネジは小ネジ(細ネジ)。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ史においても金字塔的存在です。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。この度...
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Leica M6 Chrome
ライカ M6クラシック、クローム。10414。1994年製。日本の正規輸入代理店シーベルヘグナーの「sh」ロゴ付。ファインダー倍率は0.72。バックドアに感度設定ダイヤルが付いており、ファインダー内の赤色ダイオードで露出が表示されます。露出計内蔵。その使いやすさと信頼性から、近年再び人気上昇中です。各部に軽微な擦れが少々見られますが、アタリや凹みは見られず、全体的に清潔感のあるキレイめボディです。グッタペルカは社外品の革に貼り替えられていますが、パッと見の違和感はありま...
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Leica CL + Summicron-C 40mm f2
ライツとミノルタの提携によって誕生したコンパクトライカ、ライカCL。製造番号は142万台。1973/74年製。ズミクロン-C 40mm F2を標準装備。40mmファインダー枠、縦走りシャッターなど、M型とは異なる機構を搭載。ファインダーには50mmと90mm枠も備わり、コンパクトながら必要な機能を備えており。使えばしみじみと良さが判る名機です。ズミクロン-C 40mmの画角は絶妙、最短撮影距離は80cmで、スナップや旅カメラにも最高です。底蓋のカドにブラッククローム塗装...
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Leica M3 Black Paint
1965年11月に出荷されたライカ M3ブラックペイント。製造番号は113万台。M3後期型、シングルストロークの黒塗り仕様。グッタペルカも含め、フルオリジナルの一台。指の触れる部分の真鍮がわずかに出ていますが、トップカバーや底蓋は、いまだうっすら粉が吹いたようなマットなペイントの質感を残しています。アタリや凹みも無く、とても綺麗なM3ブラックペイント。こんなのなかなか出て来ません!アブクが出ている箇所もまだまだ少ないですが、このまま美しいコンディションをキープしてゆくの...
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Leica M9 Black Paint
ライカ M9 ブラックペイント。ライツの製品コードは10704。ライカ初のフルサイズセンサーを採用したデジタルM型ライカ。今もなお、コアなファンから熱い支持を得ているCCDセンサーが生み出す、独特な色合いが魅力です。当店スタッフもいまだ愛用中。操作系の古さは否めませんが、某氏曰くM9は「電子式フィルムカメラ」。言い得て妙です(笑)トップカバーのシャッターレリーズ側の側面に小傷が少々、上面、背面、正面にも軽微な擦れが見られます。また、底蓋のカドに軽微な塗料落ちが見られます...
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Leica MP 0.72 Chrome
現行のライカ MP シルバークローム。ライカの製品コードは10301。現行MPは2002年にデビュー、本品は製造番号289万台。2002年発売年の製造です。露出計内蔵。ファインダー倍率は0.72倍。歴代のM型ライカの伝統をしっかりと受け継いだモデルで、現在でも人気の高いカメラです。吊り環の上部やマウント部などにごく軽微な擦れは見られますが、全体的にとても綺麗な一台です。目立つアタリや凹みは見られません。2025年7月にOH済み。シャッターや露出計を含め、各部の動作快調と...
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Leica M4-2 Black Chrome
ライカ M4-2、ブラッククローム。製造番号は152万台、1979年、カナダライツ製造。ライツの製品コードは10410。M4-2は、M5、CLの登場後、1978年にデビュー、1980年までの3年間製造されM4-Pにバトンタッチ。その後、M5タイプのボディは登場せず、M4を継承したデザインが現在まで続いていることを考えると、やはりライカM型にはこのスタイルが求められていたのでしょう。ブライトフレームは、M4と同様の35/50/90/135mmに対応。ライカ M4をベースと...
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Heidoscop
¥110,000
独フランケ&ハイデッケ社製、三眼レフレックス式ステレオカメラ、ハイドスコープ。1925〜40年の製造です。カール・ツァイス・イエナ製のテッサー 75mm f4.5を装備した新鋭機として登場しました。ローライフレックスのご先祖様にあたります。1914〜1926年頃にかけては、立体写真が世界的に流行していました。ステレオカメラ1機種のみでカメラメーカーとして成立できるとは、今ではとても想像が付かない世相ですね。使用フィルムは、名刺判の乾板(6x13cm)。乾板フィルム12枚...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号81万台。1956年製。ライツの製品コードはLOOHN。1950年にライカIIIcの後継機として登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された以降のIIIfの最終型。高い完成度を誇るライカ IIIfは、1950年から1957年までの8年間でバルナック型の中で最多の製造数を誇ります。生...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + A12
ハッセルブラッド500C。スウェーデン製の6x6中判カメラ。カール・ツァイス製の素晴らしい交換レンズ群、優れた操作性と堅牢性、充実したアクセサリーで、プロフェッショナル向け中判として不動の地位を築いた銘機。今もなお愛好家は絶えません。ボディは1970年製、マガジンは1973年製。付属のレンズは1968年製のノンTコーティング付きプラナー 80mm f2.8。ファインダースクリーンは全面マット。ファインダーフードは500C/M後期に導入されたタイプ。ボディは500Cのため...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4 オリジナル・ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。製造番号は124万台、1969年8月に出荷された1台です。前月7月のアポロ11号月面着陸に続き、8月には伝説のウッドストック・フェスティバルが開催され、日本では男はつらいよが初公開されました。ベトナム戦争への反戦運動が高まり、報道カメラマンが大いに活躍した時代でもあります。現行フィルムライカにも採用されている、クランク式巻戻しや35/50/90/135mmに対応したブライトフレームなど、完成され...
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Leica M3 Early
ライカ M3初期モデル。シリアル番号7002xx。M3発売初年度の1954年製。本品は段付きではありませんが(段付きと段無しは、M3ひと桁番号から混在します)、各部に初期型の特徴を残す、フルオリジナル・コンディション。マウント12時位置のネジ無し、ASA200のバックドアやピンクがかったインジゲーター、初期の特徴を持ったバックドア裏、M3プロトタイプや段付きとも共通するシャシーのデザイン、アクセサリーシューの半月ステンレスストッパー、巻戻し軸中心部がマイナスなどなど、見...
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Tengoflex
1941~42年の間にごく少数が製造された、ツァイス・イコンの二眼ボックスカメラ。ツァイスのカタログNo.は、85/16。6x6判の12枚撮り(120フィルム)。レンズは単玉のフロンター 80mm f11。絞りはf11とf16の切替式。プロクサーレンズを内蔵しており、レバー切り替えで1〜3m、3m〜無限遠の2段階で撮影距離を選びます。二重露出防止機構付。文献によるとテンゴフレックスは、1970年初頭に最初の1台が発見されるまで、その存在が知られていなかったそうです。世に...
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Box Tengor
ツァイスの定番ボックスカメラ、ボックス・テンゴールの戦前モデル。55/2。1939年の製造です。120フィルム使用、6x6判。12枚の撮影が可能です。このモデルから巻上げはダイヤル式、レンズプレートがクロームメッキで飾られ、モダンなデザインとなりました。二重露出防止機構付。大ツァイスの製品とは言えボックスカメラですので、描写はそれなりでしょうが、こんなカメラを構えて、のんびりと近場の休日を楽しむのも良いかも知れませんね。なかなか綺麗な一台です。外観には多少の擦れ、ボディ...
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Box Tengor
ツァイスの定番ボックスカメラ、ボックス・テンゴール。ツァイスの型番は54。1932〜39年に製造された6x4.5cm判の中判カメラ。120フィルムで16枚の撮影が可能です。絞りはf11とf22、撮影距離は1〜3m、3m〜無限遠から選びます。二重露出防止機構は付いていません。シャッターのロックを解除するにはレリーズ横の細いレバーをスライドさせます。カメラが非常に高価だった時代の大衆向けカメラ。ピント合わせもファインダーの構図決めも全てユルすぎますが、時にはこんなカメラでの...
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Leica If Red Dial
¥62,000
ライカ If レッドダイヤル。ライツのコード名はOEFGO。製造番号57万台。1952/53年製。ライカ IIIf後期型からファインダー、距離計、スローシャッターを省いたモデル。アクセサリーシューが2つ装備されており、組み合わせの自由度が高いカメラ。グッタペルカや梨地メッキの肌は、ライカM3と同様のライツ黄金期ならではの質感です。広角レンズを装着してパンフォーカスでバシバシ撮影したり、外付けファインダーを載せての目測撮影、はたまたFOKOSなど単独距離計を載っけて賑やか...
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Plaubel Makina 67
プラウベル・マキナ 67。120フィルム使用。10枚撮り。4群6枚構成のニッコール 80mm f2.8を装備した、軽量・コンパクトな中判カメラです。プラウベルは元はドイツの名門メーカーでしたが、休眠状態にあったブランド名をカメラのドイが買収し、1979年に復活を果たしました。カメラ設計はコニカ、レンズは社長の希望でニッコールを装着。 洗練されたデザインと使いやすさ、ニッコールの描写の良さで年々人気も高まるばかりです。露出計の電池はLR44を2個使用。フィルター径は58m...
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Leica M3
ライカM3。後期型のシングルストローク。製造番号は105万台、1962年製。ライツの製品コードはIGEMO。1954年登場のライカM3は、素早いレンズ交換と確実な固定を約束するライカMマウント、距離計内蔵型の見え味素晴らしいレンジファインダー、機能美として完成されたデザイン、安定した動作を確保する堅牢なボディ、他社の追随を許さない質感の高いつくりで、ライツの黄金時代を築いたカメラ。このM3後期型は、前期型が抱えていたマイナーな欠点を改善し、シングルストロークという一般的...
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Rolleiflex 2.8F White Face
独ローライ・ヴェルケ・フランケ&ハイデッケ社製。二眼レフの王様、ローライフレックス 2.8Fの最終型。通称ホワイトフェイス。撮影用レンズ周りがスッキリと白くなりました。従来より人気のあるモデル。撮影レンズはシュナイダー製クセノタール 80mm f2.8。露出計内蔵。本品は十分な整備が行き届きつつ、とても綺麗な外観コンディションが維持されている個体で付属品も充実しています。フィルムカウンター下の黒塗り部分に波打ちが少々見られますが、他は使用感ほとんど見られず大変綺麗なボデ...
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Leica IIIg
とても綺麗なライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。製造番号は87万台、1957年製。IIIgはバルナック・ライカの最終モデルとして、1957年に登場。ライカM3登場後に作られており、機能面はもちろんのこと、質感においてもライカ全盛期のクオリティを実感できる銘機です。パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵した唯一のバルナック。ファインダーの見え味も素晴らしく、バルナックライカの中でもダントツの使い易さです。使用感非常に少なく、とても綺麗な...
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Leica M6 Titanium
ライカ M6チタン。ライカ社の製品コードは10412。シリアル番号は201万台、1994年の製造です。M6チタンは1992年のフォトキナで発表され、同年に発売開始。実際はチタン素材では無く、真鍮製のトップカバーと底蓋にチタンメッキが施されています。貼り革はオーストリッチ風で高級感のある仕上げ。なお、通常のM6は亜鉛合金素材です。とても綺麗な個体で、使用感ほとんど見られません。コレクションにも向いた1台です。シャッターダイヤル上面に針先ほどのごくごく薄い擦れが見られますが...
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Leica DII Chrome
ライカ DII クロームフィニッシュ。本品はメッキの輝きがより強い、通称シャイニークローム。ギッラギラのルックスで、なかなかの存在感。製造番号は10万台、1934年製造。ライツのコード名は、AIROOCHROM。ちなみにボディとレンズ、セットでのコード名は、ABOOTCHROM。DIIブラックのボディ単品は、1934年まではLYKAN、1934〜1948年はAIROO...、となかなか複雑ですね(笑)。ライカ DIIは、ライカ初の距離計連動式カメラとして1932年に登場...
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + C12
6x6中判カメラの銘機、ハッセルブラッド 500C。1957年に登場。スウェーデン製。描写性能に優れたカール・ツァイス製のレンズ群が40mm〜500mmのバリエーションで9本用意されるとともに、ストロボシンクロ接点は全速同調、素早く交換できるマガジンなど、プロカメラマンの要求に応える素晴らしいスペック。プロ用中判カメラとして不動の地位築いた銘機中の銘機です。ボディ、C12マガジン共に1959年製。本品は初期モデルですので、前面部に特有の2つの穴が空いています。付属レンズ...
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Rolleiflex Standard
綺麗なローライフレックス・スタンダード。本品は1934年から1938年にかけて製造されたモデル622。テイクレンズはCarl Zeiss Jena製のテッサー 75mm f3.5、スタンダード・シリーズで一番明るいレンズを装備しています。なお、昔からスタンダードの一番人気は、一番暗いf4.5付(モデル620)。f4.5付スタンダードはそもそも製造数も少ないのですが、綺麗なはなかなか出て来ません。見掛けたら当店までご連絡をお願いします(笑)本品はレンズの出荷時期から推測す...
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Plaubel Makina IIIR
独プラウベル社製のプラウベルマキナ IIIR。1920年に登場したプラウベルマキナ・シリーズの最終型として1956年に登場。コンパー・ラピッドシャッター付となりました。昔からコレクターに人気のあるモデルです。III型はレンズ交換式で、Orthar 73mm f6.8やTele-Makinar 190mm f4.8などが用意されました。距離計連動は標準レンズのみとなります。マキナ IIIRには、通常Anticomar 100mm f2.9、またはf4.2が付属しますが、本...
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Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデルであり完成形、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。三脚ネジは太ネジ。製造番号は86万台。1957年製。ライカMPやM3軍用オリーブと同じ時期に製造されていた、戦後ライカのゴールデンエイジの製品です。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3のテクノロジーも導入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、使い易...
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Rollei 35S
ローライ 35S。シンガポール製、クローム仕上げ。ローライ独自のHFT(High-Fidelity-Transfer)コーティング付、大口径f2.8ゾナー搭載の高級モデル。距離表示はfeet。ゾナー40mmは描写も画角も絶妙。手に収まるサイズで持ち出しやすく、撮影が楽しい一台。距離合わせは目測式ですが、被写界深度も深めで撮影しやすいカメラです。使い易い追伸式露出計を搭載、実用に足る精度が出ています。凹みやすいローライ 35シリーズとしては、かなり綺麗なボディ。ごく軽微な...
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Leica IIIg Swedish Military + Summaron 35mm f2.8
ライカ IIIgブラックペイント、スウェーデン軍用。通常、スウェーデン軍用IIIgにはエルマー 50mm f2.8が付属しますが、本品は大変珍しいズマロン 35mm f2.8付。共にフルオリジナル。スウェーデン軍所有を示すスリークラウンの刻印は、ボディの背面部、ズマロンの鏡胴基部に刻まれています。IIIg黒、ズマロン、共にスウェーデンのライカ代理店、ストックホルムのBrandtを通して、1960年5月25日にスウェーデン陸軍に供給されました。スウェーデン軍用IIIgボデ...
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Leica IIIf Swedish Military + Elmar 50mm f3.5
ライカ IIIf、スウェーデン軍用モデル。ブラックペイント。1956年、黒塗りの特別仕様のライカIIIfが、製造番号822901〜823000の100台足らずが製造され、鏡胴までもが黒いオールブラックのエルマー 50mm f3.5と一緒に、耐寒仕様でスウェーデン軍へと納入されました。また、通常製造番号685000以降のライカ IIIfは、セルフタイマーが標準装備ですが、本品はセルフ無しの特別仕様。エルマー 50mmは製造番号142万台、軍用ボディにもちろんマッチング。こ...
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Leica 250 FF Reporter + Summar 50mm f2
ライカ 250FF レポーター。スポーツ撮影や報道用などに、長さ10mのフィルムを装填し、250枚連続して撮影出来るようにしたモデル。ライツの製品コードは、LOOMY(ボディのみ)。供給側、巻き取り側に大きな専用マガジンを使い、巻戻しは行わないので、Rレバーは付いていません。暗室でフィルム装填が必要です。250レポーターは、1933年にDIIをベースに2台、翌1934年から1937年にDIIIをベースに244台、またIIIaをベースに1937〜53年に709台、その後に...
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Leica M2 Black Paint
シリアル番号1075xxx。1963年8月5日に出荷された、ライカ M2ブラックペイント。セルフタイマー付。適度に使い込まれた、精悍な黒塗りモデル。グッタペルカを含め、各部のパーツもオリジナル。目立ったキズ、アタリ等は見られず、丁寧に使い込まれてきた実に良い雰囲気。エッジ部に真鍮地は見えていますが、全体的に黒塗りもしっかり残りかなり状態の良いM2ブラックペイント。今回の整備でリフレッシュ、各部の作動感滑らかで実用にも好適です。手指の触れる箇所は黒塗りが剥げ、真鍮地が少々...
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Nikon S2 Black Paint + Nikkor 50mm f1.4
ニコン S2 ブラックペイント、前期型。シリアル番号は61709xx。クロームパーツが増えたS2ペイント後期型と比べると、前期型ブラックは黒塗り部分がより多く、ペイントのありがたみは5割増し。非常に精悍な印象です。エッジ部までもマットブラックで塗られた、シャッターやシンクロセレクターダイヤルの佇まいにシビれます。付属のブラックペイントのニッコール 5cm f1.4は、S2用より少し早く、3312xxのファーストバッチ。この番号帯は激レアなニコンS ブラックペイントに装着...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4、オリジナル・ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。本品のシリアル番号は1207xxx、1968年5月3日に出荷された1台です。ちなみにこの年までは、M2ブラックペイントも併売されていたようです。グッタペルカ等も含め、全てオリジナルコンディション。ペイントの剥げなどは最小限で、ボディのエッジにわずかに真鍮が見える程度です。アタリや凹みも見られず、各部オリジナル状態を保った全体的にとても雰囲気の良いM4ブラックペイントです。各部のパーツはオリジナル...
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Canon F-1 Olive Drab
キヤノン OD F-1。オリーブドラブ。専用のケース、ストラップのセット品。ミリタリー感たっぷりな専用ボックスに納められています。1976年登場のF-1改のカラーバリエーションモデルとして、1978年に登場しました。限定3000台と言われています。当時の若者に人気だったUSアーミーカラー仕様。今見てもなかなか良い雰囲気で、男ゴコロがくすぐられます。使用感見られず、往時の新品の佇まい。傷や擦れは見当たりません。各部の作動快調、露出計も動作OKです。ミラーにはごく小さなシミ...
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Wideangle Rolleiflex
ワイドアングル・ローライフレックス。通称ワイドローライ。ディスタゴン 55mm f4の鮮鋭描写で根強い人気の広角専用機。ワイドローライは1961年から製造開始されましたが、本品は1967年頃の製造と思われます。フィルターやレンズフードは専用のバヨネットIVを使用します。本品は露出計無しモデル。ピントノブはmeter表記とマニア好み仕様。スクリーンは純正の全面マット。全体的に使用感は少なく、綺麗めなワイド・ローライフレックスです。ピントの平面性を保つ、純正ガラススクリーン...
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Leica M5 Black Chrome
製造番号134万台、1972年製。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。本品は2ラグ(吊り環が2つ)の前期型。ライツの製品コードは10502。視認性の良い追針式露出計を内蔵、シャッターダイヤルは指が自然に届く位置に設置され、ファインダーから目を離すこと無く撮影を楽しめる、実に使いやすいモデルです。ライカ M4までと比べ、大柄なボディとなりましたが、ホールディングの良さはピカイチ。また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックスなど、往年のクロームメッキ...
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Leica M3
製造番号1158xxx、1966年製のライカ M3後期型、シングルストローク。ライツの製品コードはIGEMO。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。本品は、幻とも言われる同じく1966年製造のM3最終ロット、1164846〜1164865の19台の一つ前のロット、1157601〜1158995の番号帯に収まる一台。発売時のオリジナル状態を保った非常に綺麗な一台。各部のパーツも当時モノ。見...
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Leica M4 Chrome
ライカ M4クローム。製造番号は123万台。1969年製造。ドイツ製。ライツの製品コードは10400。ラピッドローディング機構や巻き上げクランクを搭載し、35/50/90/135mmのブライトフレームを内蔵。現行品のライカ M-Aに至るまで、外観や機能はM4のスタイルが踏襲されており、完成度の高いデザインや機能が魅力です。本品は多少使い込まれてはいますが、各部のパーツはオリジナル、作動快調。これから使い込んで行ってください。アクセサリーシューなどのトップカバー各部に擦れ...
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Contarex Professional
コンタレックス・プロフェッショナル。ツァイス・イコン製の高級フォーカルプレーンシャッター35mm一眼レフカメラ。1967年登場。翌1968年までの1年間のみ製造されました。生産台数は1500台とやや希少なモデル。先代のコンタレックス・スペシャルからガラリと変わったデザインテイスト。露出計が省かれ、コンタレックス・シリーズ中の最軽量モデル(これでも!)で、実測800gジャスト。プリズムが全反射のためファインダーの明るさ、見やすさには定評があります。当時のZeiss Iko...
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
英国のPeto Scott社が製造し、イルフォード社が販売したライカコピー機、ウィットネス。1952年頃の製造です。製造台数は350台以下と言われるレアカメラ。古今東西数多あるライカコピーの中でもひときわ秀逸なデザインで、Witnessのロゴも最高、Tシャツを作りたくなる格好良さ。当初、WitnessにはDaron 50mm f2.9が標準装着される予定でしたが、それではスペックが凡庸との理由で、急遽大口径のダルメイヤー・スーパーシックス 2inch f1.9が採用され...
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Nikon SP Black Paint
ニコンSP オリジナルブラックペイント。620万台の前期型。布幕シャッター。ほどよく使い込まれており、良い雰囲気に育っています。距離表記はfeet。右側のファインダーはパララクス補正付きで、50/85/105/135mmフレームと距離計像を内蔵し、左側の子ファインダーは、28と35mmに対応します。カラフルなブライトフレーム、片目がファインダーと一体化したような気分になれる等倍ファインダーに心躍ります。各所にペイント落ち、底面に軽微な凹みと底蓋の縁に歪みが見られますが、...
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Nikon S3 Limited Black
ニコンS3リミテッド・エディション・ブラック。2000年に突如復刻されたニコンS3クロームを皮切りに、2002年には黒塗りバージョンとして本品が登場しました。2000台限定。定価は53万円+税でした。本品は未使用に近いコンディション。コレクションにどうぞ!巻き上げレバーに一箇所、極小のキズが見られますが、他は使用感無くとても綺麗な外観です。2025年4月にファインダー清掃、ヘリコイドのグリス交換、他各部点検済。作動快調です。まだ最近の復刻モデルと思っていましたが、販売か...
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Leica DIII
ライカ DIII。製造番号は12万台、1933年製。ライツの製品コードはAFOOV。ブラック&ニッケルメッキ仕上げ。海外ではモデル F、ライカ IIIとも呼ばれています。手にすっぽりと収まるサイズ感、黒塗装とニッケルの落ち着いた色合いに癒やされるような佇まい。吊り環、視度補正付きの距離計、スローシャッターを装備しており、機能面でも完成度が高く、実用面でも優れたバルナックライカです。シャッターの最高速は1/500。ニッケルのレンズと合わせ、撮って良し、眺めて良し。昔から愛...
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Leica IIIf Red Dial
ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号69万台。ライカM3登場と同じ、1954年製。ライツの製品コードはLOOHN。ライカIIIcの後継機として1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された、IIIfの最終型。高い完成度を誇るIIIfは、1957年までの8年間でバルナック型の中では最多の製造数を誇ります。生産...
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Leica M3
製造番号109万台、1964年製のライカ M3後期型、シングルストローク。ライツの製品コードはIGEMO。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。その卓越した性能と信頼性、強靱さから、世界中の写真家やジャーナリストに愛用され、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。本品は各部のパーツも発売時のオリ...
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Leica IIIb
ライカ IIIb。28万台、1938年製。ライツの製品コードはATOOH。戦前ライツの金字塔の1つとも言うべき、板金ボディ最後のバルナックライカ。大量生産に舵を切った次世代モデルのライカIIIcは、ダイキャストボディになると共に、ボディサイズが長くなっており、IIIbのこの小ぶりなサイズ感は手に良く馴染みます。ライカDIIIに1/1000が付いた、先代のライカIIIaと比べても大きな進化が見られます。距離計とファインダーの窓が隣接するようになり、使い勝手が向上しています...
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Alpa 7 + Kern Auto Switar 50mm f1.8
アルパレフレックス、モデル7。REFLEXとALNEA(アルネア)表記の両方があり、製造台数は合計で3782台と、アルパ・アルネアシリーズの中では最も多く製造されました。製造期間は1956〜59年。セルフタイマー付。最も特徴的なのは、連動距離計を搭載した事で、45度プリズムファインダーと併用します。ファインダーは全面マットですが、垂直を取るために中央部に十字のマークが入っています。距離計用ファインダーは50/90/135mmの切り替えダイヤル付。現状販売のアルパがほとん...
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Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント最初期モデル、ノーノッチ。製造番号は1181xxx。本個体は1967年7月、製造番号1181501から始まる、僅か500台のM4黒塗りのファーストロットのうちの一台。ファーストロットは主にプロフェッショナルや関係者に供給されたと言われ、著名な報道カメラマンや写真家に使われて来ました。本品はそのファーストロットの中でも、セルフタイマー、フレームセレクターを止めるビスがカニ目ではなく真鍮地にペイントが施された、通称ノーノッチと呼ばれるレアモデル。...
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Leica M2-R
1969年製造のライカ M2-R。ライカ M2-Rは、1966年に米陸軍向けに製造されたライカ M2S (CAMERA STILL PICTURE KS15-4)の民生版とも言え、ライカ M2をベースとしながらM4のラピッド・ローディング機構が組み込まれています。米軍からライツへと発注された軍用のM2Sが、後に注文キャンセルとなり、ニューヨーク・ライツからM2-Rという名で、民間(アメリカ国内のみ)に販売されました。1969〜70年、製造番号1248201 〜12502...
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
旧エルマー付きライカA改DII。1928年製のライカ A型を、後年ライカDIIへと改造した個体です。製造番号は85xx。改造はもちろんライツによるもの。海外ではFactory Conversionと呼ばれています。仕上げはブラックペイントにクロームメッキ。多様なクロームレンズ群と合わせやすい仕様です。この個体はDIIの仕様・特徴に加えて、吊り環が追加され、使い易さが向上しています。細かい点ですが、シャッターダイヤルはCAVOO-A、フラッシュ同調用カム付きダイヤルに換装...
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Leica A / DII
製造番号8千番台の1928年製のライカA型初期を、後年ライツにてDIIへと純正アップグレードした個体です。しかもセミクローム仕上げで、吊り環付きという通好みの仕様。ライツ純正のアップグレード機は、ファクトリーコンバージョンとも呼ばれています。ライツから供給されたアップグレード専用のパーツが使われており、A型にそのまま通常のDIIやIIfのパーツが入るわけではありません。当時のライツの細やかなカスタマーケアが見て取れる一台でもあります。クロームのパーツが装備されており、ク...
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Rolleiflex 2.8B
独フランケ&ハイデッケ製の二眼レフカメラ。本品はf2.8の大口径高速レンズを採用したローライフレックス 2.8B。先代の2.8Aが不評だったため、1952年に投入されました。輸出用として販売され、アメリカ市場が主力だったようです。生産期間は短く、翌1953年には生産終了。シリアル番号から、本品は比較的早く製造された個体と思われます。付属のレンズはCarl Zeiss Jena製のBiometar 80mm f2.8。ビオメターでの撮影が楽しめる唯一のローライフレックスと...