1960年発売のアルパ 6c。シルバーボディ。セレン式露出計を搭載した、アルパの中でも生産台数の多いモデル。
生産台数は3605台。本品は製造番号45.855から45.875のロットで、1963年製の一台です。
6cは使い勝手も良く、信頼性も十分なモデル。ド定番のマクロスイターはもちろん、プラクチバグやエクザバグなど、各種の純正アダプターを装着すれば多様なレンズが楽しめます。
20年ほど前、ヨーロッパ買い付けの際にスイスのコレクターさん宅で買い付けた個体です。意外とスイス本国にはアルパは残っていないのですが、見つかるとほとんどの場合とても綺麗なものです。僕らは「スイスコンディション」と呼んでいます(笑)
外観にはごく軽微な擦れはありますが、シルバー塗装ボディとしては大変綺麗な一台。傷みやすいストラップ取付部などにも使用感はありません。
シャッターや巻き上げ、セルフタイマーも作動快調。見え味がすこぶる良いカメラではありませんが、クリアなファインダーです。
得難いコンディション!