ライカ M3、初期モデル。製造番号は701xxx。M3発売初年度の1954年製。初源ライカM3の特徴を各所に残すオリジナルボディ。三脚ネジは大ネジ。
マウント12時位置にネジ無し、ASA200のバックドア、初期の特徴を持ったバックドア裏、硝子製の圧板、アクセサリーシューのクローム半月ストッパー、巻戻し軸の中心部がマイナスなどなど。M3愛好家の見どころ満載、その一部は段付きとも共通します。
ライカA型初期と同じく、M3初期も短い期間に変遷が多く探究の対象としては深遠なるものがあります。実用のみならず、知れば知るほど楽しくなる、奥深いライカです。
トップカバー、吊り環、底蓋、シャッターダイヤル上面には使用に伴う使用感が見られますが、初期のM3としてはまずまず良好な外観です。アタリや凹みは見られません。
2024年11月にOH済。シャッターの音も軽やかに、巻上げの操作感も滑らかに仕上がっています。惜しむらくはファインダー内のプリズムに、整備では除去しきれないクモリが残ること。わずかにコントラストの低下を感じますが、実用には問題無いレベルで普通に使えます。
しっかりと整備が施された実用向けM3初期、ご奉仕価格にて提供させて頂きます。