クローム仕上げの初代ローライ 35。ドイツ製。
のちのコンパクトカメラのあり方に大きな影響を与えた、ドイツの天才設計者、ハインツ・ヴァースケ氏設計のローライの傑作機。穏やかなテッサー 40mm f3.5はピントも深く、目測での撮影も愉しいカメラ。穏やかで、どことなくノスタルジックなテッサーの描写は味わい深く、フィルムで撮影する楽しさを改めて教えてくれる事でしょう。
長らく製造されたベストセラー機、ローライ35には多種多様なモデルがありますが、この初代ドイツ製は手に取った時の質感やファインダーの見え味など、各部に作りの良さが感じられます。
本品のトップカバーには「Rollei HONEYWELL」のデカールが残っており、アメリカ向けに出荷された個体と思われます。
背面部のクロームメッキ部に、目立たないごく薄い擦れが2箇所ほど見られますが、他は使用感無くとても綺麗な外観です。ローライ35に散見されるボディ角部のアタリや凹みも見られません。これだけ綺麗なローライ35、特にドイツ製はかなりレアでしょう。
シャッターや巻き上げの作動快調です。ヘリコイドの動きはやや重さを感じますが、別途有償にて整備も承ります。距離表記はmeterが上に来ています。
美しい外観と相まって、レンズにも拭きキズやクモリは見られず、スカッと抜けた綺麗なガラスです。露出計の作動バッチリ。ピントグラスでのチェックですが、ピントも良好です。
UVフィルター、キャップ、ストラップ、番号は異なりますが当時の元箱が付属します。
ドイツ製ローライ 35としては得難いコンディション!コレクションにもどうぞ。