Rare&Collectibles
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Summicron 50mm f2 (M) Black Paint
製造番号203万台。1964年製。ズミクロン 50mm f2 ブラックペイント、固定鏡胴・後期型。黒塗りにレッドスケールが精悍な印象です。手の触れる箇所のブラックペイント部には自然な雰囲気で真鍮地が出ており、経年の味わいも深い一本。黒塗りのライカ M3、MP、M2、M4等のお供にどうぞ。稀少品。当店販売品です。お客様に大切に使われ、当店に出戻ってきました。各部にペイント落ちがあり真鍮が見えていますが、雰囲気良く育った感のある外観です。アタリや凹みは見られません。2023...
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Summicron 35mm f2 (M) Black Paint
ズミクロン 35mm f2、8枚玉黒。製造番号は219万台、1966年製。本品は8枚玉ブラックの後期型、イエロースケール。ドイツ製。最短撮影距離は0.7m。ライツの製品コードはSAWOM。コーティングはパープル/アンバー。本品の重量は181g。鏡胴もガラスもとても綺麗な一本です。ライカ M2、M4ブラックペイントのお供に!純正前後キャップ、時代は下がりますが、純正UVaフィルター13131が付属します。ブラッククローム部に擦れは無く、使用感ほとんど見られないとても綺麗な...
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Angenieux 28mm f3.5 (L)
アンジェニュー 28mm f3.5 Type R11、ライカ・スクリューマウント。後期型。フランスのP.Angenieux社製。1957年の製造です。距離計連動。feet表記。レトロフォーカスタイプの6群6枚構成。パープル系の美しいコーティング。レンズ先端は一回り大きくなっており、くびれのある独特のデザイン。藍色のアルミアルマイト地と梨地クロームメッキのローレットのツートンが洒脱、流石のフランス製。こんなに洒落た28mmレンズも無いでしょう。Lマウントのアンジェ 28m...
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Angenieux 50mm f1.5 Type S21 (M改)
フランスの銘玉、アンジェニュー 50mm f1.5 Type S21。前期型。1953年製、S21のデビュー初年度の製品です。feet表記。プリセット絞り。ダブルガウスの4群6枚構成。絞り開放付近では、ベールに覆われたような美しいフレアと豊かなボケ味で大変美しい描写。アンジェニュー独自の外観スタイルもたまりません。レンズが奥まった形状はフード要らず、その美しい外観をフード装着で損なうことなくお使い頂けます。適合フィルター径は51mmまたは51.5mmとなかなか出て来ない...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
久々入荷のアンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1、ライカLマウント。本品は前期鏡胴。Type Y1初期デザインの鏡胴ですが、最初期Y1は茶色に褪色するのに対し、本品は藍色に褪色します。美しいブルーコーティングが施されており、このデザインのアンジェY1としては最後期に当たると思われます。4群4枚構成。製造番号は154xxx。1948年製。距離表記はfeetです。フィルターはズミルックス用純正E43が装着できます。他の43mmですと入る物と入らない物がありますの...
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Angenieux 28mm f3.5 (Alpa)
仏アンジェニュー 28mm f3.5。タイプ R11。アルパ用マウント。自動絞りバージョン。精悍な黒鏡胴。Type R11は1953年に登場。本品は1971年の製造で、R11では最後の方の個体です。6群6枚構成。レトロフォーカス設計。精悍なブラック仕上げに赤文字と白文字が映えるデザイン。自動絞り、マニュアル絞り切替式。ダイヤルを回すことで絞り値の設定を行うという凝ったつくり。タイプ R11はエキザクタマウントやM42マウントがメジャーですが、アルパ、プラクチナ、レクタフ...
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Summilux-R 35mm f1.4 (3 cam)
ズミルックス-R 35mm f1.4。3カム。本品は327万台、発表前年の1993年製。ライツの製品コードは11337。フィルター径はE67。フード組み込み。最短撮影距離は50cm。美しい開放描写が得られる、大変評価の高いレンズです。寄って良し、引いて良し。順光で撮って良し、逆光良し。試写をする度に素晴らしい描写に驚かされるレンズです。元箱、保証書、検査証、取説、革ケースが付属。元箱も大変綺麗なもので、コレクションにも好適です。フード外側にごく軽微な擦れ傷、鏡胴外周部と...
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Topcor 35mm f2.8 (L)
トプコール 35mm f2.8。東京光学製。対称構造の4群6枚構成。レオタックスの交換レンズとして1955年に発売されました。150g強と軽量なアルミと真鍮製の鏡胴デザイン。feet表記。白アルマイト処理が独特の色彩を放ちます。この時代の東京光学の製品は非常につくりが良く、見ていて惚れ惚れする仕上がり。レンズとセット販売された専用のブリリアントファインダーは、35mmカメラ用としては世界最大と言われています。等倍なので両目を開いたまま視野を確保でき、ユーモラスな外観と共...
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Nikkor 85mm f2 (S) Black
銘玉・ニッコール-P.C 8.5cm f2。ニコンSマウント。外爪。1948年に登場し、初期はクロームメッキの白鏡胴でした。本品は最終型の黒鏡胴。3群5枚構成のゾナー型を採用。フィルター径は48mm。距離表記はfeet。この497xxx番台あたりがほぼ最終ロットと言われています。絞り開放ではしっとり柔らかめな描写ですが、f4付近まで絞り込むと一気に鮮鋭な描写に。D.D.ダンカン氏が朝鮮戦争で使用し絶賛、日本製レンズの優秀さを世に知らしめるきっかけとなった記念碑的レンズで...
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Nikkor 50mm f1.5 (L)
ニッコール 50mm f1.4、ライカLマウント。日本光学製。1949年頃の製造。当時発売していたf3.5、f2を超える大口径高速レンズとして登場しましたが、すぐにf1.4が完成したため、約1年間ほど生産されただけの短命に終わりました。一見するとライカクセノン 50mm f1.5にも似た外観です。シリアル番号は捨て番905と907の2つがあり、こちらは907の個体。ライカマウントとニコンSマウントが半々ほど作られ、合計で約800本の製造に留まります(つまりライカ用は40...
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Leitz Lens Hood OLLUX
12522H、以前のコードはOLLUX。1960年のフォトキナで、世界で最も明るい広角レンズとして発表され、その後もフィルター枠やストッパーなどの形状を変更しつつ、ASPH.の登場まで息の長いモデルだった球面ズミルックス 35mm f1.4、その最初期モデル・通称Steel Rimの専用フードです。当初はOLLUX銘でしたが、本品は12522H銘となったバージョン3。実にカタチの良いフードで、フードとしての効果はもとより、ズミルックス 35mm 初期玉の完成されたデザイ...
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Leicavit M Black Paint
ライカ MP6用ライカビット。ブラックペイント仕上げ。ライカのコードは、14009。ごくわずかに使用感が見られますが、新品の雰囲気タップリ。新品同様品のライカMP6に装着してもバッチリ似合うでしょう。付属の保証書は未記入です。日本シーベルヘグナー正規品。
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Leica M6 TTL 0.85 NSH Black Paint
ライカ M6TTL NSH ブラックペイント。なんと新品未開封品!日本シーベルヘグナー社(NSH)がライカ社へオーダー、販売したモデル。ライカ社のカタログNo.は、10447。268万台。2000年製。本品のファインダー倍率は0.85。この限定モデルでは、0.58、0.72、0.85のファインダー倍率が選べ、合計で400台が製造されました。製造番号と限定番号はアクセサリーシューに刻印されています。ベースモデルはライカ M6 TTL 0.85。ライカ M3をオマージュした...
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Leica MP6 Black Paint 0.72
ライカ MP6 ブラックペイント。本品は何と未開封新品!ファインダー倍率は0.72。10311 。限定400台。M6をベースに巻き上げレバー、巻戻しノブをライカM3デザインに変更したクラシカルなデザイン。貼り革も目の粗いタイプ。ライカM3ブラックペイントを思い出させる仕上げですが、露出計が内蔵されており使い勝手とデザインを両立しています。後年登場し、現行モデルとなっているライカ MPの生みの親となった限定モデルです。
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Leica M4 Black Paint
ライツの製品コードは10402。製造番号128万台、1971年2月出荷に出荷されたライカ M4ブラックペイント。グッタペルカ等も含め、オリジナルコンディション。巻き上げレバーまわりや底蓋などのペイントの剥げ方も実に良い雰囲気です。ライカ M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合いますが、M4ペイントにはクローム鏡胴のレンズもしっくり似合います。当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。フィルムカウンターの近くと、底蓋に2箇所ほど軽微な...
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Leica M4 Black Paint
製造番号124万台。使い頃な雰囲気の1969年8月出荷のライカ M4ブラックペイント。7月のアポロ月面着陸に続き、8月にはジミヘンやザ・フーが伝説のライブを行ったウッドストック・フェスティバルが開催、男はつらいよ初上映。時代の大きなうねりを感じる1969年8月生まれのライカです。グッタペルカも含め、全て当時のオリジナルコンディション。本品は適度に使われた感じで黒塗りもしっかり残っていますが、まだまだ成長の余地は十分。これからガンガン使い込んで、自分だけのM4BPに育てて...
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Leica A Early
1928年製の旧エルマー付ライカ A型。製造番号は12xxx。feet表記。本品は1.5feet(約45cm)まで撮影できる近接エルマー付です。各部のパーツは当時のオリジナル、グッタペルカは目の粗いタイプです。ノブやシャッターダイヤル、レンズ先端部のローレットの目も揃っています。旧エルマーの銘板は、A型初期ならではの可愛らしい小さなフォントです。底蓋はカンヌキタイプ。Open - Closeと英語表記ですので、おそらく当時英国へと輸出された一台でしょう。本品は目立ったア...
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Teleroy w/ Flor 105mm f3.5
仏Royer社製。1950年代製造の6X9判(120フィルム)、テレロワ。なかなか凝ったメカニズムの連動距離計内蔵カメラ。本品はトップカバーにセルフタイマーが付いたモデル。レンズはSOMベルチオ社のフロール 105mmf3.5。ベルチオ・レンズらしい美しい淡いブルーのコーティング。距離計窓が小さく、ピント合わせには慣れが必要ですが、アルミボディで軽量、距離計連動でベルチオのレンズが楽しめるなかなか魅力ある一台。2018年のフランス仕入れ物件です。お客様に大切に使われ、こ...
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Leitz Sports Finder RASUK Black
ライツのスポーツファインダーRASUK。本品はブラックペイント。35/50/73/90mm枠が用意されています。対物部分の軸が回転し、焦点距離を変えることができる見事なつくり。接眼部分の高さを変えることで、パララックス補正にも対応します。メートル表記。このRASUKファインダー(35/50/73/90mm枠)に + RAMET(スライド式ファインダー枠105/135mm)が付属すると、コード名が変わりRASALとなります。ややこしいですね。そう言えば、以前これらのややこ...
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Leica IIIf Early
最初期のライカ IIIf。ライツのコード名はLOOHN。ライカ IIIfは、1950年にシリアルナンバー#525001からスタートしますが、本品は304台目のIIIf。シリアル番号は#525304。後のIIIfと一見同じに見えますが、細かく見ていくと多くのポイントが異なります。お持ちのIIIfと比べてみましょう!・IIIfを特徴付けるシンクロガイドのツメの形状が、後のIIIfと異なりフラット、いわゆる平爪です。海外ではブラックダイヤルならぬフラットダイヤルを呼ばれます笑...
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Nikkor 85mm f1.5 (Contax)
日本光学製の大口径中望遠レンズ、ニッコール-S・C 8.5cm f1.5。本品は'C' のマーク付きのコンタックス RF用マウント。3群7枚構成。feet表記。1951、または1952年に発売開始されました。 ニッコール 85mm f1.5は、ニコン S用、ライカ用、コンタックス用3タイプを合わせて、約2000本が製造されたと言われています。望遠の大口径ゆえに、ガラスがタップリと詰まったレンズ。ずしりとした重量感があります。実測で550gでした。フィルターは60mmねじ...
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Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ、ニッコール-N 50mm f1.1。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。 ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。 本品は内バヨネットタイプ。内爪、海外ではInternal Mountとも呼ばれます。1959年には...
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Ensign Autorange 820
英国の名門、Houghton社製の中判カメラの銘機、オートレンジ 820。レンズは銘玉ロス・エクスプレス 105ミリ f3.8。1955年頃の製造です。オートレンジ 820は、ベッサ II、スーパー・イコンタ等と共に、スプリングカメラ全盛期の終わり頃に製造された、中判フォールディングカメラの高級機。日本でも昔から人気があります。 120フィルムを使用。66マスクはフラップ式でボディに内蔵されています。6X9で8枚、6x6で12枚の撮影が可能。二重露出防止機構付。 凝った...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代にあたるニッコール-S.C 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月に登場しました。 3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。距離表記はfeet。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。ミラーレス全盛の現代では嬉しい機能です。 本品は捨て番5005がシ...
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Nikon S + Nikkor 50mm f2
ニコンS型の後期モデル。日本光学製レンジファインダーカメラ。シリアル番号は611xxxx。製造技術も向上し、1台1台のクオリティが高まった時代の個体です。巻き取りスプール室の壁面が丸く仕上げられており、内部の造りも上質になっています。 S型は先代のM型にシンクロ接点(F:ファスト1/20以上、S:スロー1/8以下)を装備したモデルです。追加されたシリアル番号下の赤点は、フィルム面を示すインジケーター。なお、ファインダーは視野全体が50mm相当です。 付属のレンズはニッコ...
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Leitz Lens Hood ITDOO
ライツ製レンズフード、ITDOO。ズミクロン50mmやズマロン35mm用の定番フード。シングルフック。 後継モデルのIROOAに比べてすっきりとしたデザインで、スタイリッシュなフード。ミニマルな造形が素晴らしいライツのアクセサリー。 ITDOOも数種のバリエーションがありますが、本品はレンズ銘が刻印された一般的なタイプ。初期には少数ながらベークライト製もありましたが、簡単に割れてしまうためでしょうか、すぐに姿を消しました。 本品は元箱付のとても綺麗なITDOO、コレク...
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Leica B Compur Dial Set
珍品、ライカ B型。前期モデルの旧コンパー付、通称ダイヤルセット。本品はシリアル6000番台の1928年製、5986〜6272の3rdロットのうちの1台。レンズの距離指標はメートル。ライカ B型は、1941年までに新・旧コンパー合わせて1700台程度(うち旧コンパー付はわずか638台!)が生産されましたが、DII登場の1932年以降はほとんど売れなかったようです。実際に操作をしてみるとその使い難さがよく分かります。売れなかった理由も良〜く分かります笑旧コンパーシャッター...
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Leica A Early
シリアル3100番台。1926/27年製の旧エルマー付ライカ A型。レンズは近接エルマー。距離表記はfeet。レリーズボタンはマッシュルーム。グッタペルカはAnastigmat時代から続く荒シボ。底蓋開閉ロックはかんぬきタイプ。レンズ銘板に刻まれた、初期特有の小さなフォントのElmar刻印も可愛らしい。 当時のオリジナル状態を保った一台です。ペイントの剥げ具合も程よく、ヒストリーを感じさせてくれる深い味わい。全体に時代なりの使用感はありますが、90年を超える年月を経てな...
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Leica M6 TTL 0.85 Dragon 2000 Black Paint
ライカ M6 ブラックドラゴン。辰年の西暦2000年、中国にて500台限定で販売されたモデル。トップカバー背面部には、156/500の専用シリアル番号が記されています。 ブラックペイント仕上げ。ライカ MP6やミレニアムなどと同様に白文字&赤文字の精悍な刻印。巻上げレバーや巻戻し軸はM3タイプ。 ベースのボディはM6TTL、ファインダー倍率は0.85倍。35/50/75/90/135mmのブライトフレームを内蔵しています。 使用感が見られない大変綺麗な状態を保っており、...
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Contax IIa + Sonnar 50mm f1.5
西独シュツットガルト製のコンタックス IIa。1950〜61年の製造です。ツァイスの製品コードは563/24。 本品はコンタックス IIa前期型。シャッター速度が黒のみで表記されており、ブラックダイヤルとも呼ばれます。IIa前期型は1950〜54年の製造です。ヘリコイドはfeet表記。 後玉が飛び出している戦前ビオゴン35mm f2.8は使えませんが、他の数多くのレンジファインダー・コンタックス用レンズ群を楽しめる、魅力的な一台です。付属レンズはCarl Zeiss銘の...
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Leitz Lens Hood FISON Black
エルマー 5cm 用レンズフード、FISON。比較的初期のブラックペイント仕上げ。A36サイズ。本品はフード基部、先端部共に真鍮製のタイプで留めネジはクローム。 ペイントの剥げ具合が良く、なかなか精悍な雰囲気です。やや稀少。 各部にペイント落ちが見られます。フード先端部はごくわずかに歪んでいますがパッと見ではわかりません。A36のエルマーにて装着確認済みです。 ライカA型、DII、DIII、ブラックペイントのM型などとコンディションを合わせて装着したい、ライツの定番ア...
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Wray Unilite 50mm f2 (M改)
英国の老舗光学メーカーWray社が1954年に発売した風変わりな一眼レフ、Wrayflex(レイフレックス)シリーズ用の明るい標準レンズ、Unilite 50mm f2。4群5枚構成。美しいブルーコーティングが施されています。 本品はライカ Mマウントへの丁寧な改造が行われてます。距離計連動バッチリ、0.7mから無限遠まで連動します。 絞り開放では中央部は細やかな描写をしつつ、淡いベールがかかったような穏やかでやわらかな描写。 滲みの美しさを活かし、ポートレートやブツ撮...
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Distagon C 60mm f5.6 (Hasselblad)
カール・ツァイス製のハッセルブラッド用交換式レンズ、ディスタゴン 60mm f5.6。60mmレンズは、6x6中判ではやや広角にあたり、使い易い画角です。本品は1959年製、初期タイプ。距離表記はfeet。 このf5.6バージョンは、1000F用に続き500シリーズ用の初期に製造されたのみで、すぐにf4へと移行してしまいました。 次のf4バージョンと合わせても約3000本のみの製造と言われ、市場にはなかなか出て来ません。 f4モデルとほぼ共通のデザインですが、鏡胴のシェ...
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Thambar 90mm f2.2 (L)
銘玉タンバール90ミリ f2.2。ライツの製品コードはTOODY。1935年発表。本品の製造番号は37万台の1937年製。3群4枚構成。フィルター径はE48。距離表記はmeter。ライツ唯一のソフトフォーカスレンズで、近年ライカから復刻版が発売され大きな話題を呼びました。ソフトフォーカスでのポートレート撮影時には専用フィルターを装着し、赤文字の絞り表記を使用します。フィルター無しの通常撮影では、白文字の絞り指標をお使いください。タンバール必須アクセサリの純正フィルター、...
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Nikkor 50mm f1.1 (L)
日本光学製のライカスクリューマウントレンズ、ニッコール N・C 50mm f1.1。f1.0近傍の超高速大口径 Lマウントレンズ、国産四天王(勝手に命名:ズノー 50mm f1.1、ニッコール 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2)のうちの一本。 1956年の発売。6群9枚構成。距離表記はfeet。ニコン Sマウントは内爪、外爪合わせて2500本程度が製造されましたが、Lマウントはわずか200本程度の製造です。 ガラスがタップ...
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Angenieux 180mm f2.3 APO (3 cam)
仏アンジェニュー DEM 180mm APO。大口径望遠レンズ。1987年製。5群8枚構成のアポクロマート。ライカRマウント。3CAM。 樹脂製の外装をまとった鏡胴は独特のデザイン。フード内蔵型でなかなかコンパクト。重量は実測で約1080g。目の覚めるようなシャキッとした写りが楽しめるレンズです。 元箱、保証書、取説、ポーチ、前後キャップ、Kenko製フィルター、専用の三脚座アダプター EP68 が付属します。 保証書は購入日の記入が無いため無効ですが、有効期間は衝撃の...
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Nikon F Early + Nikkor 50mm f2
ニコン F、ロクヨンマルマルと、ニッコール-S 50mm f2の最初期セット。ニコン Fの製造番号は6400964、一部の空冷ポルシェ好きには響くシリアルナンバー。初期1000台ほどのニコン Fボディは一般には市販されず、報道機関や写真家に供給されたと言われ、本品もそのうちの一台かも知れません。チタンシャッター幕。シンクロ接点は後のD型にアップグレードされています。ファインダー取り付けピンは三角のタイプ。チックマーク付のニッコール-S オート 50mm f2の製造番号は...
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Nikon S3 Olympic Black Paint
ニコン S3オリンピック。精悍なブラックペイント仕上げ。製造番号は632万台。オリジナルのニコン S3発売の7年後、1964年の東京オリンピックに際して報道用に再販されたモデルで、再生産型とも呼ばれます。約2000台が生産されました。 チタン幕シャッター。カメラの距離指標はメートル。ファインダーには35/50/105mm枠を装備。標準装備のニッコール 5mm f1.4は、以前の3群7枚のゾナー型から5群7枚のガウス型へと設計変更され、全面ブラック鏡胴となりました。通称オ...
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Nikkor 50mm f1.4 (S) Lens Hood
¥27,000
日本光学製。ニコンS用のニッコール 50mm f1.4のレンズフード。シンプルなNIKKOR銘の刻印。カラフルな元箱と、当時モノの紙製梱包材が揃っています。 タイムマシンに乗って現代に現れた、新品コンディション。デッドストック品です。 開封しただけの未使用品。半つやの塗装の肌が実に美しい。使うには度胸が要る、綺麗過ぎるフード。 当時の空気を感じる、元箱デザインも素敵です。
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Leica M3 Black Paint
1965年11月に出荷されたライカ M3ブラックペイント。製造番号は113万台。M3シングルストロークの後期型の黒塗り仕様。グッタペルカも含め、フルオリジナルを保った一台。 指の触れる部分の真鍮が自然に出ており、適度な使用感。巻き上げレバーやシャッターカラー付近のアブクも見どころ、実に精悍な雰囲気です。 ボディキャップ、元箱付。元箱はかなり使い込まれた物です。 正面向かって右側の巻上ノブ近くの角部に軽微なアタリが見られます。他、各部のペイントの状態は良好で、目立ったキ...
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Noctilux 50mm f1.2 (M)
11820。製造番号224万台、1967年製の初代ノクティルクス f1.2、前期型。217万台に続くノクチの2ndロットです。1966年に発売された、ライツ初の非球面ガラス採用レンズ。4群6枚構成。夜の光を意味するノクチルックスは、微弱な光を捉えて作画できるよう高いコントラスト再現性を持ち、独特の周辺落ちとボケ味から独自の世界を描きます。個性的なライツのレンズ群の中でも圧倒的な異彩を放つ、唯一無二のレンズ。外観はやや使い込まれていますが、フルオーバーホール済みでガラスも...
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DR Summicron 50mm f2 (M)
デュアルレンジ・ズミクロン 50mm f2。近接ズミクロンの最終タイプ。ライカ M2-R用のロット。製造番号235万台、1969年製。meter/ feet 両併記。 通常DRズミクロンの製品コードは11918ですが、本品は11318。 この最終ロットのDRズミクロンは、鏡胴基部の縦ローレットの刻みが細くなったという不思議な仕様変更が見られます。 レンズ単体では1m、メガネを装着すると0.5m付近まで接写が可能となると同時にパララクスも補正されます。全盛期のライツ製品ら...
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Topogon 25mm f4 (Contax)
Carl Zeiss Jena製、コンタックス用トポゴン 25mm。1940年代の終わり頃の製造です。 ハイペルゴンのメニスカスレンズ設計を基礎とした、対称構造の4群4枚構成。Tコーティング付き。距離計には非連動ですが、絞っての目測撮影も楽しい一本。距離リングの表記はメートルです。 ゲルツ社で活躍したRichter博士により生み出された超広角レンズは、本来は航空写真が開発目的だった様です。非常にRがキツく小さなガラスで、製造は困難を極めたと言われています。製造本数は10...
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Leitz Lens Hood IROOA
ライカのザ・定番レンズフード、IROOA。通称イロア。ダブルフック。後の製品コードは12571J。E39径(39mmねじこみ)のレンズに適合します。 IROOAには様々なバリエーションがありますが、本品は対応レンズが6種類刻印されているタイプです。IROOA刻印では最終型でしょうか。 堅牢なつくりでシンプル&スタイリッシュなデザイン。 ズミクロン 35mm f2 8枚玉や、ズマロン 35mm、ズミクロン 50mm f2、エルマー 50mm f2.8等にどうぞ。 使用感ほ...
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Summicron 50mm f2 (L) Rigid
固定鏡胴ズミクロン 50mm f2。ライカスクリューマウント。 SOSTA / 11018。製造番号159万台、1958年製。良き時代のライツ製品ですね。meter表記。最短撮影距離は1mです。 1954年のライカ M3発売から数年を経て、M型が主流となりつつある時代に、1160本と少数が供給されたライカ Lマウントの個体です。 ライカ IIIfや同年代のライカ IIIgに装着すると実にスタイリッシュ。お持ちのバルナック・ライカの精悍さも倍増です。もちろん、アダプターを...
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Canon SII + Serenar 50mm f3.5
精機光学工業製(現キヤノン)。キヤノン SII型。SEIKI-KOGAKU TOKYO銘。1946年10月〜1949年6月の製造です。 ちなみに1947年9月にキヤノンカメラ株式会社と社名変更されたので、CANON CAMERA COMPANY LTD.刻印のSII型もあります。合計約7500台生産されました。 戦後初の本格的な新型機として登場。J戦後型に距離計とスローシャッターを装備したモデル。一眼式距離計内蔵ファインダー、ライカLマウントを装備。底蓋には、MADE ...
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Leica M3 Black Paint Early
1959年製造、ライカM3ブラックペイントファーストロット。959xxx。 ライツ社公式記録によると、1stロットは初期型M3をベースに、959401から100台が製造されました。2ndロット以降とのパーツの違いは多々ありますが、黒く塗られた福耳は圧倒的な存在感を放ち、眺める度にため息が出てしまいます。 また、本個体は以前にも珍品ギャラリーでご紹介した、公式ロット前に特別注文にて少数が製造されたM3黒91xxxxと同様に、ブラックカウンター仕様であることも嬉しいポイン...
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Olympia Sonnar 180mm f2.8 (Contax)
コンタックス II型の時代のオリンピア・ゾナー 180mm f2.8。本品は珍しいダイレクトマウント。専用ファインダー付。180mmファインダーの型番は436/11、ユニバーサル・ファインダーは436/7。 製造本数50本程度の珍品です。 なかなか綺麗な外観です。前玉に浅い拭き傷がやや多く見られます。 フルOH済。作動滑らかです。
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Fat Elmar 90mm f4 (L)
ファット・エルマー 9cm f4。ライツのコードはELANG 。黒塗りにニッケルメッキの輝きが良い雰囲気です。製造番号は12万台。3群4枚構成。ヘリコイドはfeet表記。 ファットエルマーには非連動も存在しますが、本品は距離計連動タイプ。ノンコート。鏡胴にはGermany刻印があり、輸出向けだったと思われます。 国内では「ダルマ」のニックネームで昔から親しまれて来ました。1931年、当初はライカ C型用の距離計非連動用として発売され、1932年のライカ DIIの発表と共...
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Dallmeyer Dallac 85mm f2 (L)
英ダルメイヤー製のライカスクリューマウント用望遠レンズ、ダラック 8.5cm f2。1940年代後半の製造です。距離計連動。4群6枚、ダブルガウス型。 Cooke&Perkins製のアルミ鏡胴も良い作り、英国製品らしく端正なデザインが印象的です。当時のカタログでは「ダルコート」「軽量金属鏡胴」「高解像力」がウリで、ライカLマウント用として販売されていました。 ダラック 85mmは何種類かバリエーションがありますが、本品は最も一般的なタイプでしょう。重量は実測399g。適...
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Nikon F2 Titan No Name
ニコン F2チタン。報道関係者向けに販売された、チタン仕様のニコン F2 アイレベル。ボディにTitanの刻印の無いタイプ。通称ノーネーム。 外装の上下カバー、ペンタプリズムカバーなどがチタン製。タフさと軽量さを併せ持つ、チタン合金の特徴を活かしたプロフェッショナル向けモデルです。 使用感の見られないとても綺麗な一台、新品同様のコンディションです。 各部の動作も正常です。コレクションにどうぞ。 キャップ、底蓋カバーが付属します。
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Summar 50mm f2 (L) Nickel
沈胴のニッケルズマール。ライツのコードはSUMUS。製造番号20万台、1934年製。距離指標は嬉しいメートル表記。直進ヘリコイド。六角絞り。ノンコート。ダブルガウス型の4群6枚構成。絞り表示は大陸式(f2、2.2、3.2〜)。 絞り開放では往年の大口径レンズらしく周辺の流れが見られ、ダブルガウス型らしいボケ味も濃厚です。小型軽量ながらも開放値f2.0と十分な明るさが得られるのも魅力です。 オールドレンズ感全開のレトロな外観は、当然同時代のライカ DIIやDIIIにピタリ...
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Zunow 50mm f1.1 (L) Early
帝国光学製造のズノー 50ミリ f1.1初期型。通称ピンポン玉。シリアル番号は36xx。浜野道三郎氏設計、国産大口径開発競争の先駆けとなった記念碑的な一本。Teikoku Kogaku Japan銘。 1953年に発表、1954年に発売。発売当時は国内外で大きな話題となったそうです。本品は初期ピンポン玉の中でも更に初期のモデルと思われ、後のピンポン玉とは鏡胴の形状が異なります。 ズノー初期玉は手作りのようなレンズで、外観デザインやレンズ構成を含め、多くのバリエーションが...
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Zunow 50mm f1.1 (L)
1953年に発売された、当時世界一の明るさを持ったレンズ、ズノー 50mm f1.1。戦後わずか8年。このズノーの登場を口火に、国産超大口径レンズ競争が勃発、各社より魅力的なレンズが次々と販売され、今も私たちを熱狂させてくれます。 本品は製造番号5000番台のズノー 5cm f1.1 中期型、ライカスクリューマウント。ズノー光学製。Zunow Opt.銘。ヘリコイドの距離表記は、ズノーとしてはかなり珍しいMeter表記。 前期型・通称ピンポンの後玉の出っ張りが無くなり、...
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Miranda T Black Paint + Zunow 50mm f1.9
ミランダ Tブラックペイント。本品はOrion Camera Co.、通称オリオンネーム、シャッター1/500までのT-I (Type 1)型のペイントボディ。かなり珍しい一台。付属レンズはズノー 50mm f1.9。レンズマウントは専用の44mmスクリュー。黒塗りモデルは報道向けにわずかに供給されたとも言われています。20年ほど前の海外の有名オークションで、同じくOrionネームの黒塗りで近い仕様の個体が落札されています。全体的にとても綺麗なボディ、当店のお客様が長く...
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Miranda T + Zunow 50mm f1.9
ミランダ T。ミランダ銘。ボディ番号は556xxx。標準レンズのズノー 5cm f1.9付。1955年8月に発売された、国産最初のペンタプリズム式35mm一眼レフカメラ。また、脱着可のペンタプリズム採用も日本初。 前年に発売された試作機フェニックスを製品化し、登場したモデルです。レンズマウントは独自の44mmスクリューマウント、外側4本爪バヨネットの二重構図。シャッター速度は1/500まで。各種のマウントアダプターも発売され、またごく少数ブラックペイントボディも製造され...
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Ofunar 50mm f1.9 (Miranda)
オフナー 5cm f1.9。大船光学製。ミランダ用のスクリューマウント。ミランダ専用の44mmスクリューです。4群7枚構成の変形ダブルガウス型。最短撮影距離は1.5フィート(約45cm)。 外観やレンズ構成はミランダ用ズノー 5cm f1.9とほぼ同一です。基部のローレット形状が僅かに異なる他は、鏡胴の指標のフォントを含めて一致しています。本品の絞り羽根は10枚。後のミランダT用ズノー 50mm f1.9の絞り羽根は12枚ですので、この点は異なります。 オールドレンズ研...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代のニッコール-S.C 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月の登場です。 3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。 ヘリコイドの距離表記はfeetです。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。 本品は捨て番5005がシリアルナンバーに付与された、初期...
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Nikkor 50mm f1.1 (S)
日本光学製、新種ガラスを採用した超ハイスピードレンズ。6群9枚構成の変形ガウス型。1956年登場。フィルター径は62mm。本品はニコンSマウントの内爪タイプ。製造本数は1959年以降の外爪タイプを含めても僅か835本に留まります。他にライカ Lマウント用として211本が製造されました。帝国光学のズノー 50mm f1.1(1953年)、小西六のヘキサノン 60mm f1.2と富士写真工業のフジノン 50mm f1.2(共に1954年)に少し遅れて登場した国産大口径レンズ...
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Zunow 50/1.1 (S)
珍品ニコンマウント。前期型。前玉にごくごく軽微な拭き傷、クモリ見られるが、まず実写には影響ありません。OH済。