仏アンジェニュー 28mm f3.5。タイプ R11。アルパ用マウント。自動絞りバージョン。精悍な黒鏡胴。Type R11は1953年に登場。本品は1971年の製造で、R11では最後の方の個体です。6群6枚構成。レトロフォーカス設計。
精悍なブラック仕上げに赤文字と白文字が映えるデザイン。自動絞り、マニュアル絞り切替式。ダイヤルを回すことで絞り値の設定を行うという凝ったつくり。
タイプ R11はエキザクタマウントやM42マウントがメジャーですが、アルパ、プラクチナ、レクタフレックス、ライカスクリューマウントなどもラインナップされていました。
絞り開放からしっかりとした写りと、ほど良い周辺の甘さが良い雰囲気の描写です。
アルパ 11si、6cや9dブラックペイントなどに最高に似合う一本。
使用感ほとんど見られずとても綺麗な外観です。新品クラスのボディにも良く似合うでしょう。
2024年4月にフルOH済。分解整備がなかなか厄介なレンズとしても知られますが、丁寧な整備により本品の各部の操作感は節度ある動きと心地良いトルク感に整えられています。
レンズにはクモリや目立った拭き傷も見られず、アンジェニューとしてはとても綺麗なガラスです。
純正フィルターリング、純正の前後キャップが付属します。