固定鏡胴ズミクロン 50mm f2。ライカスクリューマウント。 SOSTA / 11018。製造番号159万台、1958年製。良き時代のライツ製品ですね。meter表記。最短撮影距離は1mです。
1954年のライカ M3発売から数年を経て、M型が主流となりつつある時代に、1160本と少数が供給されたライカ Lマウントの個体です。
ライカ IIIfや同年代のライカ IIIgに装着すると実にスタイリッシュ。お持ちのバルナック・ライカの精悍さも倍増です。もちろん、アダプターを介してM型ライカやデジタルカメラにも。稀少品。
ホームページ掲載準備中に、店頭にて売約となりました。
軽微な擦れ傷が見られますが、固定鏡胴ズミクロンとしてはかなり綺麗です。ローレット部分のシルバー塗装も綺麗に残っています。
2024年3月にフルOHを済ませました。絞りリング、ヘリコイドの操作感はしっとりと心地良い仕上がりです。距離計連動、ピントも良好です。
前玉には軽微なコーティングの傷みと荒れ、中玉のフチに沿ってごく僅かなバル切れが見られますが、実写にはまず影響ありません。クモリは見られません。パープルとオレンジ系のコーティングも全面に残っています。実写テスト結果も大変良好でした。逆光にも負けること無く、しっかりとしたコントラストの高い写りが得られました。
