ライカ L
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Angenieux 75mm f3.5 (L) Type Z3
珍品、仏P. アンジェニュー 75mm f3.5、Type Z3。純正ライカ・スクリューマウント。製造番号は45.xxx。1944年製。3群3枚構成のトリプレット。ノンコート。メートル表記。アルミ製の鏡胴はわずか128gと大変軽量です。本品はかなり早い時期のZ3で、飴色に褪色したアルマイト仕上げ鏡胴が良い雰囲気。同時代の同じ茶系統色の35mm f3.5 TYPE X1、50mm f1.8 S1、90mm f2.5 Y1を並べて、悦に浸ってみたいですね。75ミリという絶妙...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
ニッコール-S・C 50mm f1.4。日本光学製のライカLマウント距離計連動式標準レンズ。先代にあたるニッコール-S.C 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月に登場。3群7枚構成のゾナー型を踏襲。f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。絞り開放付近のやわらかく甘い写りが特徴的なレンズです。距離表記はfeet。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能。...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Chrome
製造番号は16万台、1933年製のヘクトール 5cm、クローム鏡胴。ライツのコードはHEKTORCHROM。距離指標はfeet表記。レンズ構成は3群6枚の全群貼り合わせトリプレット変形タイプ。ノンコート。f2.5の明るさを持ちつつも小型軽量な、ライカ最初の沈胴式大口径レンズです。ヘリコイド番号は0番。絞り開放付近では、オールドレンズ感タップリのやわらかな描写を味わえます。ヘクトールは海外などで適当に研磨されたり、ピントがおかしな個体が多く見られ、当店でも仕入の際にかなり...
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Summarit 50mm f1.5 (L)
ズマリット50mm f1.5、ライカスクリューマウントの前期型。製造番号107万台、1953年製。ライツの製品コードはSOOIA。5群7枚構成。コーティング付き。フィート表記。フィルターサイズはE41。適合フードはXOONS。クセノン50mm f1.5の後継として登場した、ライツ2代目の大口径高速レンズ。鏡胴デザインはクセノンとよく似ていますが、新種ガラスとコーティングの採用により性能が大幅にアップしています。このズマリットの後には、更に明るくなったみんな大好きズミルク...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Nickel
エルマー 50mm f3.5、ニッケル鏡胴。ライツの製品コードはELMAR。製造番号13万台、1932年製。無限遠ストッパーのノブ形状はやや珍しい、ベルプッシュと呼ばれる平たいタイプ。前玉には後年ライツによって施された後コーティング付。逆光気味なシチュエーションで効果を発揮してくれるでしょう。距離表記はメートル。距離計連動。ヘリコイド番号は6番。ライカ DII、DIIIの時代の新エルマーです。旧エルマーから変わらずの3群4枚構成で、Mマウントの時代まで長きに渡って愛され...
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Summar 50mm f2 (L)
ズマール 50mm f2。製造番号は31万台、1936年製。六角絞り、ノンコート。ライツのコードはSUMUS。絞りは大陸表記(f2、2.2、3.2〜)。ヘリコイドの距離表記はfeet。ダブルガウス型らしい豊かなボケ味と周辺落ちが味わえる、ライカの定番標準レンズ。絞り開放ではやわらかで雰囲気のある写り、絞れば柔らかさを残しつつシャープな描写を楽しめます。やや逆光に弱いので、純正のSOOMPフードなど大きめのフードを用意すると、より締まった画が得られるでしょう。各所にメッキ...
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Xenon 50mm f1.5 (L)
ライツの製品コードはXEMOO。製造番号37万台、1937年製のライツ・クセノン 5cm f1.5、前期型。トロニエ博士の設計による、戦前のライツを代表する大口径レンズ。本品は初期のヘリコイド・リングのローレットが2本のタイプ、通称ツーバンド。六角絞り。5群7枚構成。ノンコート。最小絞りはf9。距離はmeter表記です。シュナイダー社による製造で、約6000本と多くは無い生産本数です。ツァイス・イコンのゾナーへの対抗馬でもあったようで、当時はかなり高価なレンズだったよう...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Chrome
銘玉ヘクトール 73mm f1.9。木村伊兵衛など著名写真家も愛用していた、戦前のライツを代表する大口径中望遠レンズ。ライツのコード名はHEKON。本品はブラック/クローム仕上げ。製造番号は43万台、1938年の製造です。距離表記はメートル。回転ヘリコイド。外観、ガラス共にとびきり綺麗な一本。ヘクトール73mmは、距離計連動の怪しい個体が散見されますが、こちらは距離計連動バッチリ、絞り開放で近接から無限遠までピントの良い撮像が得られます。絞り開放付近ではほど良く滲んだソ...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Early
旧エルマー 5cm f3.5。ヘリコイド番号は3。距離表記はフィート。鏡胴の短いショート型。ニッケルメッキ鏡胴。ライツの製品コードはELMAR。1920年代のライカ A型の初期モデルに装着されていた、C.P.ゲルツ社の硝材を使用して製造された旧エルマー。本品は、後年ライツにてライカ・スクリューマウントの距離計連動タイプへと純正改造が行われた個体です。前後純正キャップ付。前キャップはベークライト製、後キャップは真鍮製です。沈胴部分に薄い擦れ傷はありますが、ニッケルエルマー...
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Zuiko 40mm f2.8 (L)
オリンパス・ズイコー 40mm f2.8。オリンパス光学工業製で唯一のライカスクリューマウントのレンズ。1950年に登場。ニッコールやキヤノンの35mmレンズが登場し、役目を終える1952年頃まで製造販売されていました。距離計連動。4群5枚構成。コーティング付。フィート表記。コンパクトな鏡胴で重量は実測132g。当時は駐留軍などへの免税販売を中心として売られていたと言われています。広角寄りの40mmという焦点距離と確実な描写力が評価され、以前から評価の高い準標準レンズと...
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Summarit 50mm f1.5 (L)
ズマリット50mm f1.5の後期型。絞り指標の刻みが絞りリング側となり、またフィルターやフード用の外バヨネットが廃され、わずかな変更ですがよりモダンなルックスとなりました。ライツの製品コードはSOOIA。152万台、1957年製。翌1958年にはズミルックス 50mm f1.4初期玉の製造がスタートするので、本品はズマリットでは終わりの方のロットとなります。5群7枚構成。メートル表記。フィルターサイズはE41、スチールリムと同じサイズです。レンズ構成はクセノン50mm...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Chrome
クローム鏡胴のヘクトール 5cm。製造番号は16万台、1933年製。クローム鏡胴。ライツのコードはHEKTORCHROM。Feet表記。レンズ構成は3群6枚。ノンコート。f2.5の明るさを持ちつつも、実測で約135gの小型軽量なライカ最初の沈胴式大口径レンズです。フィルター径はA36。ヘリコイド番号は2番。絞り開放付近では、オールドレンズ感タップリのやわらかで濃厚な描写を味わえます。ヘクトールは海外などで適当に研磨された個体やピントがおかしな個体が多く見られ、当店でも仕...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
ニッコール-S.C 5cm f1.4、ライカ・スクリューマウント。本品は絞りリングが黒塗装となった後期型、通称黒帯。feet表記。レオタックス等、国産ライカコピー向けに供給されたニッコール。レンジファインダー・ニコン S用の50mm f1.4と構成は同じです。ゾナーコピー型。近接側は約3.5feet(約1m)まで距離計連動します。そこから更にヘリコイドを繰り出すと、約3.5feet〜最短1.5feet(約45cm)までの接写が可能となります。この近接域は距離計非連動なの...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
エルマー 35mm f3.5。ノンコートの戦前品。製造番号23万台、1935年製。ライカDIIIに続いてIIIaが登場した時代の広角エルマー。ライツの製品コードはEKURZCHROM。フィート表記。3群4枚構成。ライツ製レンズとしては、ヘクトール 28mmに次いで2番目に薄いレンズです。スタンダードなレンズですが、味わい深い写りが楽しめるレンズとして近年再評価の高まりを感じます。絞り開放では、中心部はシャープながら周辺落ちを伴った、雰囲気の良い作画をお楽しみ頂けます。適...
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Canon 35mm f2 (L)
キャノン製ライカ・スクリューマウントの広角レンズ。4群7枚構成。1962年4月に発売されたこの35mm f2 Lマウント、レンズ銘板がCanon Camera銘で約27,000本生産され、1971年からCANON銘に変更となり1975年まで約8,000本が製造されました。設計は50mm f0.95、35mm f1.5やf1.8を設計した向井二郎氏。アルミ製で軽量な鏡胴は大きさもコンパクト。レンズ単体、実測でわずか120g。前期モデル販発売時1962年時点でのキャノンの最...
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Som Berthiot Flor 75mm f2.8 (L)
フロール 75mm f2.8。仏SOM Berthiot社のライカ・スクリューマウント用レンズ。4群6枚構成のダブルガウス型。Lマウントのベルチオ・レンズはその製造期間の短さに関わらず、真鍮削り出しそのままのプロトタイプから、堂々とした梨地クロームメッキの鏡胴までバラエティに富んでいますが、本品はアルミと真鍮のコンビのタイプ。同タイプのデザインには、他にアンギュロール 28mmやフロール 50mm f1.5、90mm f3.5などが存在します。最短撮影距離は1メートル。...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Nickel
製造番号14万台、1932年製、ニッケルのヘクトール 50mm f2.5。m表記。3群6枚構成。ライツの製品コードはHEKTOR。ヘリコイドは半周タイプ。フィルター径は21mmという難儀なサイズ。元々はノンコートのレンズですが、後年ライツによりコーティングが施されています。絞り開放付近での柔らかめの描写がまさに大口径オールドレンズらしい雰囲気ですが、本品は淡い後コーティングの恩恵でシャープな一面も見せます。ヘクトール 5cmはピントや結像、距離計連動があやしい個体が散見...
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Summarit 50mm f1.5 (L)
ズマリット 5cm f1.5、後期型。絞り指標の刻みが絞りリング側となり、またフィルターやフード用の外バヨネットが廃され、わずかな変更ですがモダンでより洗練された外観となりました。人気のあるタイプです。ライツのコードはSOOIZ。142万台、1956年製。この2年後には銘玉ズミルックス 50mm f1.4が登場します。コーティング付き。フィート表記。フィルターサイズは後年のSteel Rimと同じE41。レンズは5群7枚構成と先代のクセノンと同じながらも、新種ガラスとコ...
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Elmar 50mm f3.5 (L)
クローム鏡胴のエルマー50mm f3.5。ライカの製品コードはELMAR。製造番号63万台の1947年製です。feet表記。コーティング付きの3群4枚構成。フィルターサイズはA36、かぶせタイプのFIOLAフィルターが適合します。1920年代から続くエルマーも熟成が進み、戦後はコーティング付へと進化。製造本数は非常に多く巷でも良く見かけるレンズですが、コンディションの良い個体をチョイスすれば、ライカのスタンダードレンズに相応しい素晴らしい描写を味わえます。純正レンズフー...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
ニッコール-S.C 5cm f1.4、ライカ・スクリューマウント。本品は絞りリングが黒塗装となった後期型、通称黒帯。feet表記。レオタックス等、国産ライカコピー向けに供給されたニッコール。レンジファインダー・ニコン S用の50mm f1.4と同じ3群7枚構成です。ゾナーコピー型。近接側は約3.5feet(約1m)まで距離計連動します。そこから更にヘリコイドを繰り出すと、約3.5feet〜最短1.5feet(約45cm)までの接写が可能となります。この近接域は距離計非連...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
コーティング付きのエルマー35mm f3.5。製品コードはEKURZ。65万台の1948年製。ライカスクリューマウント。嬉しいメートル表記。ライツ製品の中では、ヘクトール28mmに続き2番目に薄いレンズ。バルナックは勿論、M型ライカに装着しても、そのコンパクトさで機動力も抜群。カメラバッグにもう一本、容易に詰め込めます。絞り開放での周辺落ちを伴う雰囲気ある描写で、オーソドックスながら使い込むとなかなか奥が深く、飽きのこないレンズ。本品はコーティングが施されており、逆光気...
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Nikkor 85mm f1.5 (L)
ニッコール-S 8.5cm f1.5。ライカスクリューマウント。1951年に登場した日本光学製の大口径中望遠レンズ。ブラックペイントとクロームメッキ仕上げ。本品はNIKKOR-S銘となり、三脚座がブラック、基部のローレットの刻みが粗くなった後期型。3群7枚構成。feet表記。フィルターは58mmねじ込み。ニコンやコンタックスマウントとは、フィルター径やフードの装着方法が異なりますのでご注意を。ニコン用、ライカ用、コンタックス用の3タイプ合わせて約2000本が製造されたと...
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Micro-Nikkor 50mm f3.5 (L)
マイクロ・ニッコール 50mm f3.5。ライカスクリューマウント。1956年の発売。4群5枚構成。距離計連動。フィルター径は34.5mmねじこみ。ニコンの35mm用レンズで、初めてマイクロ・ニッコールの名を冠しました。距離計には1mから連動し、更に繰り出してゆくと非連動ながら45cmまで接写可能です。300l/mmもの解像度を持ち、試写をすれば目を見張るほどの解像力の高い写りに、今でも度肝を抜かれます。ニコン Sシリーズ用とライカ用を合わせても1,200本程度しか製造...
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Summar 50mm f2 (L)
ズマール 50mm f2。製造番号は31万台、1936年製。六角絞り、ノンコート。ライツのコードはSUMUS。絞りは大陸表記。ヘリコイドの距離表記はfeet。絞り開放ではやわらかで雰囲気のある写り、絞れば柔らかさを残しつつシャープな描写を楽しめます。やや逆光に弱いので、純正のSOOMPフードなど大きめのフードを用意すると、よりシャキッと締まった画が得られます。ズマールとしてはガラスコンディションが良好なこの一本、ダブルガウス型らしい豊かなボケ味と周辺落ちが味わえます。オ...
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Lumax 45mm f1.9 (L)
ルマックス 45mm f1.9、ライカスクリューマウント。同じマウント径、同じフランジバックながら、距離計には非連動なのでご注意ください。潜望鏡型ファインダーを採用したイギリスの特異なライカ型カメラ、Periflex用のレンズ。ユニークな機構でメカ好きにはたまらない、このペリフレックスの初期モデルですが、ファインダーの見にくさ、距離の合わせづらさでは1、2を争うと思われるカメラでもあります(笑)。このLumax 45mm f1.9は、1957年に登場したペリフレックス ...
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Summitar 50mm f2 (L)
ライツの大口径標準レンズ、ズミター 5cmの初期モノ。製造は戦前の1940年製。55万台。ノンコート。メートル表記。円形絞り。ズミタールはズミクロンの前世代にあたるレンズで、以前のズマールと比べ、絞り開放付近での周辺落ちや流れ、フレアが改善されています。4群6枚のズマールに対し、ズミターはガラスを一枚追加した4群7枚構成。ズミクロンの名声に隠れがちなズミタール 50mmですが、オールドレンズらしい味わいに満ちたレンズとして再評価されても良いでしょう。純正前キャップ、Ke...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Nickel
無番(シリアル番号無し)のニッケルエルマー 5cm f3.5。距離表記はメートル、全周タイプ。ヘリコイド番号3。通称ショートエルマー。ショートエルマーにも様々な長さがありますが、本品は特に鏡胴が短い一本。毎回、沈胴が引き出したりないのでは?と確認してしまいます(笑)いわゆる旧エルマーではありませんが、1930年前後に製造されたライカ A型に装着されていた新エルマーを、往時ライツにてライカ・スクリューマウント、距離計連動へ純正改造したもの。黒/ニッケルのバルナックライカは...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Chrome
製造番号は17万台、1933年製のヘクトール 5cm、クローム鏡胴。ライツのコードはHEKTORCHROM。メートル表記。レンズ構成は3群6枚。ノンコート。f2.5の明るさを持ちつつも小型軽量な、ライカ最初の沈胴式大口径レンズです。ヘリコイド番号は0番。距離指標はmeter。絞り開放付近では、オールドレンズ感タップリのやわらかな描写を味わえます。ヘクトールは海外などで適当に研磨されたり、ピントがおかしな個体が多く見られ、当店でも仕入の際にかなり気を遣うレンズですが、本品...
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Summitar 50mm f2 (L)
コーティング付のズミター50mm f2。ライツの製品コードはSOORE。製造番号は99万台とズミターとしてはかなり遅い製造番号、既に放射能ズミクロンの時代ですね。1952年製。4群7枚構成。六角絞りで国際式表示です。メートル表記。ズマールに続く2代目大口径高速レンズとして1939年に登場。ズマールと比較すると、絞り開放付近での周辺落ちや流れが大幅に改善されました。この後にライカの代表的標準レンズ、ズミクロン50mmが登場することとなります。ズミクロンの名声に隠れがちなズ...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
ノンコートの戦前エルマー 35mm f3.5。ライツの製品コードはEKURZCHROM。製造番号47万台、1938年製。ノンコート。嬉しいメートル表記。3群4枚構成。ライツ製レンズとしては、ヘクトール 28mmに次いで2番目に薄いレンズです。絞り開放での、中心部はシャープながら周辺落ちを伴う雰囲気も良く、オーソドックスながら使い込むとなかなか奥の深いレンズで、近年再評価の高まりを感じます。適合フードはFLQOO、またはFOOKHですが、当店オリジナルの絞り操作機能付き ...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
久々入荷のアンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1、ライカLマウント。本品は前期鏡胴。Type Y1初期デザインの鏡胴ですが、最初期Y1は茶色に褪色するのに対し、本品は藍色に褪色します。美しいブルーコーティングが施されており、このデザインのアンジェY1としては最後期に当たると思われます。4群4枚構成。製造番号は154xxx。1948年製。距離表記はfeetです。フィルターはズミルックス用純正E43が装着できます。他の43mmですと入る物と入らない物がありますの...
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Topcor 35mm f2.8 (L)
トプコール 35mm f2.8。東京光学製。対称構造の4群6枚構成。レオタックスの交換レンズとして1955年に発売されました。150g強と軽量なアルミと真鍮製の鏡胴デザイン。feet表記。白アルマイト処理が独特の色彩を放ちます。この時代の東京光学の製品は非常につくりが良く、見ていて惚れ惚れする仕上がり。レンズとセット販売された専用のブリリアントファインダーは、35mmカメラ用としては世界最大と言われています。等倍なので両目を開いたまま視野を確保でき、ユーモラスな外観と共...
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Nikkor 50mm f1.5 (L)
ニッコール 50mm f1.4、ライカLマウント。日本光学製。1949年頃の製造。当時発売していたf3.5、f2を超える大口径高速レンズとして登場しましたが、すぐにf1.4が完成したため、約1年間ほど生産されただけの短命に終わりました。一見するとライカクセノン 50mm f1.5にも似た外観です。シリアル番号は捨て番905と907の2つがあり、こちらは907の個体。ライカマウントとニコンSマウントが半々ほど作られ、合計で約800本の製造に留まります(つまりライカ用は40...
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Canon 28mm f2.8 (L)
キヤノン製広角レンズ。ライカスクリューマウント。距離計連動。1956年登場。本品は28mm f2.8では最終バージョンで、1970年代前半の製造です。4群6枚構成。メートル表記。フィルターは40mmねじ込み。設計は同社の85mm f1.5やf1.9、100mm f3.5などを手がけた伊藤宏氏。f2.8の明るさを持ちながら、コンパクトでよく写る広角レンズです。使用感少なく、かなり綺麗な外観です。目立つ傷や擦れはありません。各部の動作正常、絞り羽根も綺麗です。距離計連動もバ...
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Summarit 50mm f1.5 (L)
ズマリット 50mm f1.5。ライカスクリューマウント。すっきりしたデザインとなった後期型。ライツのSOOIZ。絞り指標の刻みが絞りリング側となり、またフィルターやフード用の外バヨネットが廃されました。わずかな変更ですが、実にモダンなルックスに。142万台、1956年製。5群7枚構成。フィート表記。フィルターサイズはE41。レンズ構成はクセノン50mm f1.5と同じながら、新種ガラスの採用とコーティングにより性能が大幅に向上。クセ玉と呼ばれ、絞り開放での描写はやわら...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代にあたるニッコール-S.C 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月に登場しました。3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。距離表記はfeet。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。ミラーレス全盛の現代では嬉しい機能です。本品は捨て番5005がシリア...
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Fujinon 50mm f2.8 (L)
ライカLマウント・フジノン50mm 3兄弟の末っ子。長兄f1.2や、次兄f2の影に隠れがちですが、地味に良いレンズ。1957年の登場です。f2は4群6枚ガウス型ですが、このf2.8はライカマウントでは数少ないクセノタール型タイプで4群5枚構成。ヘリコイドは回転式。距離表記はメートル。f2の廉価版とされていますが、絞り開放からシャープでコントラストも高く、また発色も良好、使い勝手の良いレンズです。クロームメッキや黒塗装も美しく、全体的に使用感少なくとても綺麗なコンディショ...
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Canon 35mm f1.5 (L)
キヤノンの大口径広角レンズ、キヤノン 35mm f1.5。ライカスクリューマウント。1958年の登場。4群8枚構成。嬉しいメートル表記。写真用としては世界初の35mm f1.5を達成したレンズと言われています。ズミルックス 35mm f1.4とは異なった、開放からキリッと引き締まったピント描写が魅力です。ライカで使える距離計連動式の明るい35mmオールドレンズは意外にも選択肢が少なく、気になっている方も多いレンズでしょう。キャノン 35mm f1.5は、距離計連動が今ひ...
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Summicron 50mm f2 (L)
1954年製の沈胴ズミクロン 5cm f2。ライツのコードはSOOIC。製造番号は119万台。距離表記はfeet。ライカ IIIgの頃に製造された沈胴ズミクロン。ライカ・スクリューマウント。 1953年にズマール、ズミターに続き第3世代の高速標準レンズとして登場しました。6群7枚構成。絞り開放であってもピント面の解像力に優れた圧巻の描写力。発売から70年を超えて尚根強い人気を誇る、戦後のライツを代表する銘玉です。 純正前キャップ付。 使用による擦れなどが殆ど見られない、...
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Thambar 90mm f2.2 (L)
銘玉タンバール90ミリ f2.2。ライツの製品コードはTOODY。1935年発表。本品の製造番号は37万台の1937年製。3群4枚構成。フィルター径はE48。距離表記はmeter。ライツ唯一のソフトフォーカスレンズで、近年ライカから復刻版が発売され大きな話題を呼びました。ソフトフォーカスでのポートレート撮影時には専用フィルターを装着し、赤文字の絞り表記を使用します。フィルター無しの通常撮影では、白文字の絞り指標をお使いください。タンバール必須アクセサリの純正フィルター、...
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Nikkor 50mm f1.1 (L)
日本光学製のライカスクリューマウントレンズ、ニッコール N・C 50mm f1.1。f1.0近傍の超高速大口径 Lマウントレンズ、国産四天王(勝手に命名:ズノー 50mm f1.1、ニッコール 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2)のうちの一本。1956年の発売。6群9枚構成。距離表記はfeet。ニコン Sマウントは内爪、外爪合わせて2500本程度が製造されましたが、Lマウントはわずか200本程度の製造です。ガラスがタップリ詰...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Nickel
ヘクトール 73mm f1.9。本品はブラックペイントとニッケルメッキ仕上げ。戦前ライツの中望遠銘レンズ。ライツのコードはHEKON。 製造番号12万台。1931年に出荷された、ヘクトール 73mm製造初年度121本のうちの1本。meter表記。回転ヘリコイド式。 絞り開放付近ではフワリとした滲みを伴う写りで、実にオールドレンズらしい味わいです。絞り込んでいくと解像が立ち上がり、被写体を引き立てる描写となります。絞り値3.2〜6.3が使い頃ですが、独特の描写を味わえる絞...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
ズマロン35mm f3.5、ライカスクリューマウント。バルナック用の定番広角レンズ。ライツのコードはSOONC。1951年製。4群6枚構成、ダブルガウス型。回転ヘリコイド。フィート表記。 エルマー 35mm f3.5の後継レンズとして1946年に登場。解像力の高さと濃厚な描写で現在も定評ある人気レンズ。絞り開放付近では、緻密な中心部の描写と自然な周辺落ちで雰囲気を醸し出してくれます。ガラスコンディションの良いズマロンは色乗りも良好。 エルマー 35mmより少し背は高くな...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Red Scale
ライツの製品コードはELMAR。142万台。1956年製の赤エルマー。3群4枚構成。コーティング付。戦後ライツの黄金期ならではの美しい梨地クロームメッキ仕上げ。距離表記はmeter。 A36サイズのエルマーの最終進化形らしく、旧エルマーから連綿と続く進化を経て、より耐久性の高いつくりとなりました。今日のライカの名声を築いた礎とも呼べる、ザ・スタンダード。使えば分かる、しみじみ良いレンズ。 純正の適合フードはFISON。また、当店オリジナルのエルマー用 FB-07フードも...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
ズマロン 35mm f3.5 A36。ライツのコードはSOONC。1955年製。4群6枚構成、ダブルガウス型。回転ヘリコイド。嬉しいメートル表記。 エルマー35mm f3.5の後継レンズとして1946年に登場。解像力の高さと濃厚な描写で定評あるド定番・人気レンズ。絞り開放付近では、自然な周辺落ちが雰囲気を出してくれます。 エルマー 35mmより少し背は高くなりましたが、それでも薄くコンパクトな鏡胴は現代レンズには無い魅力です。バルナックライカには勿論、デジタルカメラで軽...
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Summicron 50mm f2 (L) Rigid
固定鏡胴ズミクロン 50mm f2。ライカスクリューマウント。 SOSTA / 11018。製造番号159万台、1958年製。良き時代のライツ製品ですね。meter表記。最短撮影距離は1mです。 1954年のライカ M3発売から数年を経て、M型が主流となりつつある時代に、1160本と少数が供給されたライカ Lマウントの個体です。 ライカ IIIfや同年代のライカ IIIgに装着すると実にスタイリッシュ。お持ちのバルナック・ライカの精悍さも倍増です。もちろん、アダプターを...
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Triplet Elmar 90mm f4 (L)
トリプレットエルマー 90mm f4。レアなライカ Lマウント。ライツの製品コードは11730U。製造番号192万台、1962年製です。3群3枚構成。 開放f値はf4とやや暗いものの、レンズ単体の重量は、実測わずか197gと機動性抜群の望遠レンズ。高い解像力とシャープな描写にちなみ、通称は「カミソリエルマー」。抜けが良く、素直な発色が持ち味です。ヘリコイドの位置も操作しやすく、使い勝手も良いレンズ。 3枚玉エルマーはその殆どがMマウントで製造されましたが、543本のみラ...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
コーテッドのエルマー 3.5cm f3.5。クローム。製造番号51万台、1939年製。嬉しいメートル表記。3群4枚構成。戦後にライツによる純正コーティングが施されたと思われる個体です。 ライツ製レンズとしてはヘクトールに次ぐ薄型レンズのこのエルマー 35mm、絞り開放での周辺落ちを伴う雰囲気も良く、使い込むと奥深い写りが味わえます。 なお、このエルマー 35mmにも、当店オリジナルの絞り操作機能付き FB-07 フードがケラれずにお使い頂けます。FLOOQフードと19m...
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Fat Elmar 90mm f4 (L)
ファット・エルマー 9cm f4。ライツのコードはELANG 。黒塗りにニッケルメッキの輝きが良い雰囲気です。製造番号は12万台。3群4枚構成。ヘリコイドはfeet表記。 ファットエルマーには非連動も存在しますが、本品は距離計連動タイプ。ノンコート。鏡胴にはGermany刻印があり、輸出向けだったと思われます。 国内では「ダルマ」のニックネームで昔から親しまれて来ました。1931年、当初はライカ C型用の距離計非連動用として発売され、1932年のライカ DIIの発表と共...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Nickel
エルマー50mm f3.5、ニッケル鏡胴。ライツの製品コードはELMAR。製造番号13万台、1931年製。無限遠ストッパーのノブ形状は、やや珍しいベルプッシュと呼ばれる平たいタイプ。ガラスはノンコート。メートル表記。ヘリコイド番号は6番。ライカ DII、DIIIの時代の新エルマーです。 2024年の今、93歳を迎えたレンズですが、今なおしっかりと現役です。国境を越え、時代を超え、多くの人生や出来事を写してきたことでしょう。デジタル時代にもまだまだ活躍してくれる、ライカの...
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Dallmeyer Dallac 85mm f2 (L)
英ダルメイヤー製のライカスクリューマウント用望遠レンズ、ダラック 8.5cm f2。1940年代後半の製造です。距離計連動。4群6枚、ダブルガウス型。 Cooke&Perkins製のアルミ鏡胴も良い作り、英国製品らしく端正なデザインが印象的です。当時のカタログでは「ダルコート」「軽量金属鏡胴」「高解像力」がウリで、ライカLマウント用として販売されていました。 ダラック 85mmは何種類かバリエーションがありますが、本品は最も一般的なタイプでしょう。重量は実測399g。適...
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Summar 50mm f2 (L) Nickel
沈胴のニッケルズマール。ライツのコードはSUMUS。製造番号20万台、1934年製。距離指標は嬉しいメートル表記。直進ヘリコイド。六角絞り。ノンコート。ダブルガウス型の4群6枚構成。絞り表示は大陸式(f2、2.2、3.2〜)。 絞り開放では往年の大口径レンズらしく周辺の流れが見られ、ダブルガウス型らしいボケ味も濃厚です。小型軽量ながらも開放値f2.0と十分な明るさが得られるのも魅力です。 オールドレンズ感全開のレトロな外観は、当然同時代のライカ DIIやDIIIにピタリ...
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Zunow 50mm f1.1 (L) Early
帝国光学製造のズノー 50ミリ f1.1初期型。通称ピンポン玉。シリアル番号は36xx。浜野道三郎氏設計、国産大口径開発競争の先駆けとなった記念碑的な一本。Teikoku Kogaku Japan銘。 1953年に発表、1954年に発売。発売当時は国内外で大きな話題となったそうです。本品は初期ピンポン玉の中でも更に初期のモデルと思われ、後のピンポン玉とは鏡胴の形状が異なります。 ズノー初期玉は手作りのようなレンズで、外観デザインやレンズ構成を含め、多くのバリエーションが...
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Zunow 50mm f1.1 (L)
1953年に発売された、当時世界一の明るさを持ったレンズ、ズノー 50mm f1.1。戦後わずか8年。このズノーの登場を口火に、国産超大口径レンズ競争が勃発、各社より魅力的なレンズが次々と販売され、今も私たちを熱狂させてくれます。 本品は製造番号5000番台のズノー 5cm f1.1 中期型、ライカスクリューマウント。ズノー光学製。Zunow Opt.銘。ヘリコイドの距離表記は、ズノーとしてはかなり珍しいMeter表記。 前期型・通称ピンポンの後玉の出っ張りが無くなり、...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代のニッコール-S.C 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月の登場です。3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。ヘリコイドの距離表記はfeetです。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。本品は捨て番5005がシリアルナンバーに付与された、初期の一本...
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Summitar 50mm f2 (L)
コーティング付のズミター50mm f2。SOORE。85万台。1951年製。4群7枚構成。六角絞りで国際式表示です。メートル表記。 ズマールに続く2代目大口径高速レンズとして登場。絞り開放付近での周辺落ちや流れが大幅に改善されました。この後にライカの代表的標準レンズ、ズミクロン50mmが登場することとなります。 ズミクロンの名声に隠れがちなズミタール 50mmですが、オールドレンズらしい味わいに満ちたレンズとして再評価されても良いでしょう。 生産本数はかなり多く、リーズ...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
1950年製のズマロン35mm f3.5、ライカスクリューマウント。製造番号77万台。製品コードはSOONC。4群6枚構成のダブルガウスタイプ。距離指標はフィート。ズマロン 35mm前期型。適合フィルターはA36。 1946年にエルマー35mm f3.5の後継レンズとして登場。エルマーと比べると少し背が高くなり、少し重くなりましたが、それでもまだまだコンパクトで、機動力は抜群。オールドレンズらしいデザインが魅力的。 中心部の解像力が高く、絞り開放付近での自然な周辺落ちが...
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Canon 85mm f1.9 (L)
キヤノン 85mm f1.9、ライカ・スクリューマウント後期型。4群6枚構成のガウス型。feet/meter併記。レンズ設計は伊藤宏氏。 キヤノン 85mm f1.9は、オールクローム・白鏡胴で1951年に登場しましたが、本品はアルミの黒鏡胴で1958年から1961年まで製造された後期型。前期型は600g前後でしたが、この後期型は400g前後と大幅に軽量化がなされています。フィルター径は48mmねじこみ。最短撮影距離は1メートル。 筒型の元箱デザインも往時を彷彿させる物...
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Som Berthiot Angulor 28mm f3.3 (L)
仏Som Berthiot社の広角レンズ、アンギュロール 28mm f3.3。ライカスクリューマウント。製造番号は107xxxx。4群6枚構成。ヘリコイドの距離表記はfeet。ベルチオレンズらしい、透明感のあるブルーコーティング。 鏡胴バリエーションの多いアンギュロール 28mmですが、本品は軽量なオールアルミ鏡胴の後期型。重量は実測で174g。 フランス製レンズらしい洒脱な外観デザイン。小ぶりな外観からはなかなか想像し難い、シャープで鮮やかな発色を見せます。ヒトとはち...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Nickel
ライツのコードはHEKON。戦前ライツの中望遠銘レンズ、ヘクトール 73mm f1.9。本品はブラックペイントとニッケルメッキ仕上げ。 本品は製造番号12万台。1931年に出荷された、ヘクトール 73mm製造初年度121本のうちの1本。meter表記。回転ヘリコイド式。 絞り開放付近ではフワリとした滲みを伴う写りで、実にオールドレンズらしい味わいです。絞り込んでいくと解像が立ち上がり、被写体を引き立てる描写となります。絞り値3.2〜6.3が使い頃ですが、独特の描写を味わ...