ライカ L
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Elmar 35mm f3.5 (L)
製造番号は65万台、1948年製のエルマー 35mm f3.5。クローム仕上げ。ライツの製品コードはEKURZCHROM。レンズ構成は3群4枚のテッサータイプ。淡いブルーのコーティングが施された戦後品です。嬉しいmeter距離表記。適合フードはFLQOO、またはFOOKHですが、当店オリジナルの絞り操作機能付き FB-07 フードもお使い頂けます。 1932年から製造され続けたエルマー 35mmの中でも、終わりの方のロットです。ズマロンとはまた異なったオールドレンズ然と...
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Summaron 35mm f2.8 (L)
SIMOO / 11006。167万台。1959年製ズマロン 35mm f2.8。最初期にあたる個体です。ドイツ製。新種ガラスを採用し、先代のf3.5から0.5段明るくなりました。4群6枚構成のダブルガウス型。本品はやや少ないライカ・スクリューマウント。バルナックでもお楽しみいただけます。 8枚玉ズミクロンと鏡胴デザインを共有しており、スタイリッシュな外観で。鏡胴はそれなりに使い込まれた印象ですが、2021年のフルOHによりリフレッシュされています。 純正前後キャップが...
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Elmar 90mm f4 (L)
ELANG/11730。1957年製のエルマー 90mm f4。1931年から長きに渡って製造されてきたライカの中望遠を代表するレンズです。本品はトリプレットへ進化する前のモデル。新種ガラスを採用し、レンズの再設計が行われました。銘板はブラックペイントに白文字とデザインも一新。 フィルターサイズはE39。3群4枚。距離表記はfeetです。レンズヘッドはビゾフレックスで使用可能。 中望遠レンズとしてはかなり小ぶりな鏡胴で、複数のレンズを持ち出す時に嬉しいサイズ感。美しいク...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
久々入荷のアンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1、ライカLマウント。本品は中期型鏡胴。4群4枚構成。コーテッド。1951年製。距離表記はfeet。フィルターはズミルックス用純正E43が装着できます。他の43mmですと入る物と入らない物がありますので、色々とお試し下さい。 コーティングは美しいブルーとアンバー系が混在しています。 アンジェニュー 90mm f2.5は、75mm f3.5 Type Z3と同じく、修正出来ないほどのガタつきが出ている個体が多く、か...
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Hektor 28mm f6.3 (L)
ライツの製品コードはHOOPYCHROM。クロームのヘクトール 2.8cm f6.3。3群5枚構成。製造番号は33万台、1937年の製造です。距離指標はメートル表記。 後継の赤ズマロン28mmより更に薄く軽く、ライツのレンズとしては最小、最軽量クラスのレンズです。チビっちゃいながら、装着した時の存在感、スタイルもピカイチ。純正フードはSOOHN。このフードがまた実にカッコいい。 戦後の赤ズマロン 28mmとの選択に悩まれ、両方購入〜撮り比べ〜両方キープされるお客様も多い...
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Summaron 28mm f5.6 (L)
ライツの製品コードはSNOOX。赤ズマロン 28ミリ。製造番号は150万台。1957年製。距離表記はメートル。4群6枚構成のガウス型。ヘクトール 28mmの後継モデル。この赤ズマロン、近年まさかの復刻版が出て話題を呼びました。 本品はライツ絶頂期に作られた製品らしく、クロームメッキの質感の高さや、小振りながらもズシリとした手応えには所有する悦びさえ感じます。 また、専用角形フードSOOBKを装着した姿も実にカッコ良く、この時代のライカ製品ならでは端正なスタイリングを堪能...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
SOONC。163万台、1958年製。メートル表記。ライカ・スクリューマウントのサンハン・ズマロン。フィルター径がズミクロン等と同じ、E39となった後期型。以前のA36タイプと基本性能は同じですが、ルックスは少しモダンとなり、IROOAやITDOOフードも良く似合います。 戦後ライツの脂がのった時期に生産されたレンズで、梨地メッキの質感も高く、実に良いつくりです。 とても綺麗な外観です。使用感ほとんど見られず、美しい梨地メッキはライツ全盛期のクオリティを感じさせてくれ...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
エルマー 35mm f3.5、クローム仕上げ。ライツのコードはEKURZCHROM。製造番号は54万台、1940年製。ノンコート。距離指標は嬉しいメートル表記。3群4枚構成のテッサー型。ライツ製レンズとしては、ヘクトールに次いで2番目に薄いレンズです。 絞り開放での周辺落ちを伴う雰囲気も良く、オーソドックスながら使い込むとなかなか奥の深い一本。近年再評価されており、人気の高まりを感じます。適合フードはFLQOO、またはFOOKHですが、当店オリジナルの絞り操作機能付き ...
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Summicron 50mm f2 (L)
1957年製の沈胴ズミクロン 5cm f2。製造番号は147万台。距離表記はfeet。力感溢れる線と豊かなボケがもたらす、解像感と立体感溢れる描写で、戦後のライツを代表する銘玉です。 製造から60年以上を経過しており、使用感少なくガラスが綺麗な沈胴ズミクロンはかなり入手が難しくなってきました。本品は外観もガラスもかなり綺麗で、本来の描写を味わえる沈胴ズミクロンです。前後純正キャップ付。 当店販売品が出戻ってきました。2020年にフルOH済。丁寧な整備により、前回販売時...
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Canon 35mm f2 (L)
キヤノン製ライカ・スクリューマウントの広角レンズ。4群7枚構成。1963年に発売された35mm f2の第1世代。設計は50ミリ f0.95、35ミリ f1.5やf1.8を設計した向井二郎氏。 廉価レンズと侮ることなかれ、f2の絞り開放からしっかりとした像を結ぶレンズです。穏やかな周辺落ちと相まって、オールドレンズらしい写りをお楽しみ頂けます。アルミ製で軽量な鏡胴は大きさもコンパクト。設計の良さが光ります。フィルター径は40mネジ込みです。 使用感わずかで綺麗な外観です...
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Tropen Summar 50mm f2 (L)
1938年及び1942年に熱帯地方向けに供給された珍品ズマール。通称トロッペン(またはトロピカル)・ズマール 50mm。本品はライツによる後コーティングが施されています。通常ズマールは4群6枚構成ですが、このトロッペンズマールには前玉にもう一枚レンズが追加され、4群7枚構成となっており、通常のズマールより鏡胴がやや長いです。 また、前玉の硝材が異なるようで、通常のズマールと比べ前玉の傷が少ない個体が多いのも特徴です。製品コードはTROPEN、42214(通常のズマールは...
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Xenon 50mm f1.5 (L)
XEMOO。28万台のライツ・クセノン 5cm。本品は初年度の1936年に製造された136本のうちの1本。クセノンはトロニエ博士の設計による、戦前のライツを代表する大口径レンズ。シュナイダー社による製造で約6000本と多くは無い生産本数。本品はヘリコイド・リングのローレットが2本の前期タイプ、通称ツーバンド。六角絞り。5群7枚構成。本来はノンコートですが、後年ライツによってコーティングがなされた個体だと思われます。最小絞りはf9。距離はmeter表記。 絞り開放ではベー...
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Summitar 50mm f2 (L)
ライツの大口径標準レンズ、ズミター 5cm f2。製造は戦前の1940年製。56万台。本品は初期の個体です。ノンコート。メートル表記。円形絞り。 ズミタールはズミクロンの前世代にあたるレンズで、以前のズマールと比べ、絞り開放付近での周辺落ちや流れが改善されています。 ズミクロンの名声に隠れがちなズミタール 50mmですが、オールドレンズらしい味わいに満ちたレンズとして再評価されても良いでしょう。 純正前キャップ、ガラスをUVに入れ替えたズマール用純正フィルター(本来はグ...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Red Scale
製造番号は129万台、1955年製。被写界深度目盛が赤文字となった通称赤エルマー。3群4枚構成。距離表記はmeter。1920年代のライカ A型の旧エルマーから、長年に渡り親しまれてきた、A36径のエルマー 50mm f3.5の最終型。赤エルマーとなり鏡胴の堅牢性は更に増し、ガタつきなども発生しにくくなっています。現在のライカの名声を築いた銘玉です。純正前キャップ付。 当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度出戻って来ました。 沈胴部分にごく薄い擦れは見られますが...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。シリアル番号は61.5xx。初期の軽量オールアルミ鏡胴でノンコート。お探しの方も多いモデルでしょう。 本品は1945年製造の一本。コーテッドのS1も出始める時期ですが、こちらはノンコート。ちなみに少し前に取り扱ったシリアル番号数番違いのS1は、ブルーのコーテッドでした。端境期ですね。レンズ構成はダブルガウス型の4群6枚構成。距離表記はメートル。 50mm f1.8は、...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代にあたるニッコールSC 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月の登場です。3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。距離表記はfeetです。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。 本品は捨て番5005がシリアルナンバーに付与された初期の一本。1950...
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Summarit 50mm f1.5 (L)
ズマリット 50mm f1.5、ライカ・スクリューマウント。ライツの製品コードはSOOIA。シュナイダー設計のクセノン 50mm f1.5の5群7枚のレンズ構成を引き継ぎ、1949年に発売されたライツ第2世代の大口径ハイスピードレンズ。新種ガラスを取り入れ再設計、高性能化されました。 本品の製造番号は95万台、1952年製。距離表記はfeet。フィルター径はE41。純正の適合フードはXOONS。 絞り開放では滲みをともなった気品あるやわらかな描写、絞り込んでいくとコント...
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Elmar 50mm f3.5 (L)
69万台。非常に綺麗な1949年製のエルマー 5cm。クローム鏡胴。meter表記。コーティング付きの3群4枚構成。A36。ライツの製品コードはELMAR。 1920年代から続くエルマーも熟成が進み、戦後はコーティング付へと進化。製造本数は非常に多く巷でも良く見かけるレンズですが、コンディションの良い個体をチョイスすれば、ライツのスタンダード・レンズに相応しい素晴らしい描写を味わえます。適合フードはFISON。当店オリジナルの絞り操作機能付きのFB-07フードも適合しま...
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Topcor-S 50mm f2 (L)
東京光学製。1950年代後半の製造。レオタックス用標準レンズとして供給されていたトプコール-S 50ミリ f2。4群6枚構成。フィルター径は40.5mm。 絞りのクリックストップは2、2.8、4という標準的な刻みですが、指標は1/3ずつ示されています。無限遠ストッパーを兼ねるノブに至っては、実に丁寧なつくりでライカコピーにありがちな粗さを全く感じさせません。東京光学というメーカーの生真面目さ、精巧なモノづくりを感じます。 写りもそのイズムを汲んでいるのか、絞り開放からし...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
EKURZCHROM。35万台、1937年製。ノンコートの戦前エルマー 35mm f3.5。クローム仕上げ。嬉しいメートル表記。3群4枚構成のテッサー型。ライツ製レンズとしては、ヘクトールに次いで2番目に薄いレンズです。 絞り開放での周辺落ちを伴う雰囲気も良く、オーソドックスながら使い込むとなかなか奥の深いレンズです。近年再評価されており、人気の高まりを感じます。適合フードはFLQOO、またはFOOKHですが、実は当店オリジナルの絞り操作機能付き FB-07 フードもお...
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Summarit 50mm f1.5 (M)
SOOIA-M。150万台、1957年製。すっきりデザインとなったズマリット後期型。前期型と比べモダンな印象です。距離表記はfeet。フィルターサイズはE41、ズミルックス 35mm初期玉Steel Rimと同じです。 絞り開放では幻想的な滲みとボケが見られ、1、2段ほど絞ればコントラストや解像力もグンと高まり、締まった描写にガラリと変化。近年、その実力が見直されて人気が高まっているレンズです。 しかしながらズマリットはガラスがダメダメな個体が多く、満足出来るものにはな...
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Nikkor 85mm f2 (L) Chrome
ニッコール-P.C 8.5cm f2、ライカ・スクリューマウントの前期型クローム鏡胴。距離表記はfeet。3群5枚構成。 コンタックス用のゾナー 85mm f2のコピー。ライフ誌の特派員、D.D.ダンカン氏が朝鮮戦争で使用し絶賛、日本製レンズの優秀さを世に知らしめるきっかけとなった記念碑的レンズです。 当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。以前と変わらぬ良いコンディションです。 鏡胴は少々の使用感と擦れが見られます。落下や凹みは見られず、...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Nickel
15万台。1932年製、ニッケルのヘクトール 50ミリ。フィート表記。3群6枚構成。ノンコート。ライツの製品コードはHEKTOR。フィルター径は21mmですが、これがなかなか見つかりません(涙) ヘクトール 5cmはピントや結像、距離計連動があやしい個体が散見され、ひょっとこズマールなどと同じくフラッシュバックカメラ的にはアブないレンズの代表格ですが、本品はオリジナル状態を保ち、実写テスト結果も大変良好でした。絞り開放付近での柔らかめの描写が良い雰囲気です。 当店過去...
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Elmar 90mm f4 (L) Black / Chrome
ELANG。1940年製。Meter表記。とっても綺麗なブラック / クロームのエルマー90mm。初期のFat Elmarに対し、Thin Elmarとも呼ばれます。ノンコート。小口径なf4ではありますが、小ぶりで容易にお手持ちのカメラバッグに忍ばせられます。後にはコーティングが施されMマウント化〜沈胴化され、1964年まで生産された息の長いレンズ。その描写も長きにわたって支持されてきたという事でしょう。きちんと手の入った個体は期待を裏切りません。 2022年8月、ヨー...
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Canon 50mm f1.8 (L) Black Paint
キヤノン 50mm f1.8、ライカスクリューマウント。本品は稀少なブラックペイントモデル。通常、このレンズの絞りリングや距離指標はクロームメッキですが、本個体はレアな黒塗りバージョンで精悍な雰囲気。 オーストラリアのキャノン・レンジファインダー研究家Peter Kitchingman氏の著書「Canon M39 Rangefinder Lenses」によれば、本品はType 5に分類され、1956年4月から1959年4月の間に出荷されたうちの一本です。レンズ設計は伊藤...
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Simlar 50mm f1.5 (L)
東京光学製。1953年頃の製造。岡田氏・上野氏共著 35mm版オールドレンズの最高峰「50mm f1.5」によると、本品は1938年に冨田良次氏が設計。前群ゾナー型、後群ガウス型を組み合わせ、双方の収差を新種ガラス以前にバランスをとって極小化することを試みた画期的なレンズであるという評価が記されております。 中心部の解像感の高さと周辺の甘さが良い具合のレンズですが、絞り開放f1.5を誇るオールドレンズとしては驚異的な描写と言えるかもしれません。小振りながら重量は325g...
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Triplet Elmar 90mm f4 (L)
新品同様の元箱付トリプレットエルマー 90mm、レアなライカ Lマウント。ライツの製品コードは11730U。製造番号193万台、1962年製です。3群3枚構成。 開放f値はf4とやや暗いものの、レンズ単体の重量は実測わずか197gと機動性抜群の望遠レンズ。高い解像力とシャープな描写にちなみ、通称は「カミソリエルマー」。抜けが良く、素直な発色が持ち味です。 3枚玉エルマーはその殆どがMマウントで製造されましたが、わずか543本のみライカ・スクリューマウント版が用意されまし...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。本品のヘリコイドは正真正銘オリジナルのライカ Lマウントですが、レンズヘッドはALITAR銘ですのでヘッド部は元々はアルパレフレックス用だったと思われます。ALITARの刻印が無ければ、オリジナル Lマウントと全く同じですので、改造品と呼ぶには少々憚られます。 1944年製。製造番号は49.xxx。かなり初期のS1です。ダブルガウス型の4群6枚構成。ノンコート。m表示。1940年代半ばから製造された、アンジェニュー古株...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
ノンコートの戦前エルマー 35mm f3.5。EKURZCHROM。33万台、1936年製。フィート表記。3群4枚構成。ライツ製レンズとしては、ヘクトール 28mmに次いで2番目に薄いレンズです。 絞り開放での周辺落ちを伴う雰囲気も良く、オーソドックスながら使い込むとなかなか奥の深いレンズで、近年再評価されています。 適合フードはFLQOO、またはFOOKHですが、当店オリジナルの絞り操作機能付き FB-07 フードも、ケラれずお使い頂けます。 純正前キャップが付属。外...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェ・ファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。淡いブルーのコーティングが施された1945年製の一本。ダブルガウス型の4群6枚構成。メートル表示。 50mm f1.8は、アルパ用等として1940年代初めから製造された、アンジェニュー古株の銘玉。また、S1はノンライツレンズの代表格、f1.8と大口径ハイスピードながらも小型軽量。フランスらしい小粋でスタイリッシュなデザインが泣かせます。オールアルミ製の鏡胴は実測でわ...
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Taylor-Hobson 2inch f2 (L)
テイラー・ホブソン 2inch f2。第二次大戦後、英国Reid&Sigrist社に製造されたライカコピー機、Reidシリーズの標準レンズ。ライカスクリューマウント。4群6枚構成のダブルガウス型。feet表記。 テーラーホブソン 2inchには複数の鏡胴バリエーションがありますが、本品は沈胴部にもサテンクロームが施されたタイプ。ズミタールにも似たデザインで、質感の高い見事なつくりです。 解像感と発色に優れ、透明感のある描写。絞り開放付近ではダブルガウスらしい濃い...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェ・ファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。淡いブルーのコーティングが施された1945年製の一本。ダブルガウス型の4群6枚構成。メートル表示。 50mm f1.8は、アルパ用等として1940年代初めから製造された、アンジェニュー古株の銘玉。また、S1はノンライツレンズの代表格、f1.8と大口径ハイスピードながらも小型軽量。フランスらしい小粋でスタイリッシュなデザインが泣かせます。オールアルミ製の鏡胴は実測でわ...
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Nokton 50mm f1.5 (L)
フォクトレンダー社のノクトン 50mm f1.5、ライカ・スクリューマウント。6群7枚構成。ノクトン f1.5は1950年代始めにプロミネント用が製造されましたが、少数のLマウントも作られました。かなりの珍品ですが、コンタックス・マウント、またレンズ構成は若干異なりますがレクタフレックス用なども存在します。 スタイル、描写共に、古今東西数多あるノンライツ・レンズの中でもトップクラスの人気を誇るこのライカ・ノクトン、製造期間の短さの割には多くのバリエーションがあり、当店で...
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Hektor 28mm f6.3 (L)
HOOPYCHROM。製造番号は58万台、1941年製のヘクトール 2.8cm f6.3。距離表記はfeet。絞り表記は大陸式です。本来はノンコートのガラスですが、本品は後年、ライツによるコーティングが施されています。 ライカのレンズの中では最も小柄なヘクトール 28mm。バルナックだけで無く、M/Lリングを経由してM型ライカに装着しても極薄デザインが良くハマります。クロームボディは勿論、ブラックペイントにも良くマッチするでしょう。純正の適合フードはSOOHN。 淡いパ...
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Summaron 35mm f2.8 (L)
SIMOO / 11006。167万台。最初期のズマロン 35mm f2.8、ライカスクリューマウント。1959年、ドイツ製。先代のf3.5から0.5段明るくなったニューズマロンは、新種ガラスを採用した4群6枚構成、ダブルガウス型。重量は143gと軽量です。 8枚玉ズミクロンと鏡胴デザインを共有しており、スタイリッシュな外観。IIIfやIIIgなどのバルナックライカに装着すると、見え目にも非常に映えます。 絞り開放では全体的に穏やかな描写ながら中心部の解像は良く、ドラマ...
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Hexar 50mm f3.5 (L)
小西六写真工業社製、ライカスクリューマウント。ヘキサー 50mm f3.5。1955年頃の発売。距離表記はfeet。チヨカ、チヨタックス、ニッカ、レオタックス、メルコンなど多くの国産ライカコピー機に装着され販売されました。3群4枚のテッサータイプ。絞り開放からシャープでコントラストもしっかりした安定描写。鏡胴も同時期の国産ライカコピーレンズと比較しても堅牢なつくりでクロームメッキも美しい。純正の前キャップが付属します。 沈胴部の擦れも僅かで、使用感少ない外観を保ってい...
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Summitar 50mm f2 (L)
ライカのコードはSOORE。製造番号61万台、1946年製のズミタール 5cm後期型。コーティング付。円形絞りで国際式。距離表記はメートル。4群7枚構成。 1939年に登場したズマールの改良版で、絞り開放付近での周辺落ちや流れが改善されています。銘玉ズミクロンの誕生へと続いていく、ライツのf2大口径レンズの過渡期モデルとも言えるでしょう。 ズミクロンの名声に隠れがちなズミタール 50mmですが、オールドレンズらしい柔らかさと曖昧さが現代ではよい味わいです。製造本数が多く...
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Fujinon 100mm f2 (L)
富士写真フィルム製の大口径望遠レンズ。1956年発売。ライカスクリューマウント。100mmでf2を誇る高速レンズです。同スペックでは更にレアなズノー 100mm f2レンズも知られています。距離計連動。4群6枚構成。距離表記はfeet。最短撮影距離は3.5feet、約1mですのでかなり寄れます。 純正ファインダー、前キャップ、レンズフード、革ケースが付属します。 軽微なペイント落ちは見られますが、なかなか綺麗な外観です。 2022年9月にフルOH済み。操作感大変滑らかに...
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Mountain Elmar 105mm f6.3 (L)
ELZEN。通称山岳エルマー。黒&ニッケル。16万台。1933年製。6年間で4,000本ほど製造されました。開放値f6.3は光量の足りない場所では手ブレしまくりですが、条件が合えば大活躍してくれます。コンパクトで軽量、ポケットやカメラバックの片隅に忍ばせて、使う機会を伺うレンズでしょう。 外観、ガラス共にとても綺麗な一本。小ぶりながら品格を感じさせる佇まいは、まるで工芸品のよう。マウンテンエルマー 105mm専用の純正フード、キャップ、元箱と付属品も揃っています...
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Summar 50mm f2 (L)
ライツのコードはSUMUS。沈胴クロームのズマール 5cm。製造番号は26万台、1935年製。六角絞り、ノンコート。距離表記はfeet、絞り表示は大陸式(f2、2.2、3.2〜)。 レンズはダブルガウス型の4群6枚構成。絞り開放ではやわらかで雰囲気のある描写、絞ると柔らかさを残しつつシャープな写りが楽しめる、ザ・オールドレンズ。やや逆光に弱いので、純正のSOOMPフードなど大きめのフードを用意すると、よりシャキッと締まった画が得られます。 本品はズマールとしては綺麗なガ...
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Zunow 50mm f1.3 (L)
ズノー 50mm f1.3、ライカスクリューマウント。製造本数は100本少々と言われる珍品レンズ。シリアル番号は7000番台。 1953年にズノー 50mm f1.1初期、通称ピンポン玉がデビュー、1955年に後玉がフラットとなったf1.1改良型の発売開始、そして1958年にこのf1.3がデビューします。 ズノー f1.3は、f1.1の性能に満たない部品を流用して作られたと言われていますが、実写の性能は素晴らしく、開放から非常に良いピントです。背景やボケはf1.1よろし...
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Summaron 35mm f2.8 (L)
SIMOO / 11006。162万台。最初期のズマロン 35mm f2.8、ライカスクリューマウント。製造初年度の1958年に生産された2本のうちの1本。ドイツ製。先代のf3.5から0.5段明るくなったニューズマロンは、新種ガラスを採用した4群6枚構成、ダブルガウス型。初期型の本品は実測でわずか114g。後のズマロン f2.8よりも2割ほど軽量で、持ち比べてもはっきりと違いが分かります。 8枚玉ズミクロンと鏡胴デザインを共有しており、なんともスタイリッシュな外観です。...
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Kinoptik Apochromat Foyer 100mm f2 (L改)
製造番号3xxx、1940年代の製造と思われます。シネ用のキノプティック・アポクロマート 100ミリ f2を、戦後間もない頃にライカ・スクリューマウントに改造したと思われる一本です。4群6枚構成のガウスタイプ。重量は970g。 本品はごくソフトな初期のコーティングが一部のエレメントに施されていたようですが、クリーニングでも剥がれてしまう程度のソフトコートで、現在はコーティングはほぼ残っていません。 また、このタイプの往時のライカスクリュー改造レンズは、ライカ用の距離計連...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Nickel
ライツの製品コードはHEKTOR。製造番号16万台、1933年製のニッケル・ヘクトール 50mm f2。3群6枚構成。距離はフィート表記。ノンコート。ヘリコイドは半周タイプ。フィルター径は21mmですが、これがなかなか見つかりません(涙) 絞り開放付近での柔らかめの描写が大口径オールドレンズらしい良い雰囲気。本品はやや使い込まれており、実用に最適なヘクトールです。 軽微な擦れやニッケルメッキの傷み等の使用感は見られますが、目立つ傷は見られず、ヘクトールとしてはなかなか綺...
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Micro-Nikkor 50mm f3.5 (S)
1956年の発売。4群5枚構成。ニコン Sシリーズ用。ニコンの35ミリ用で初めてMicro-NIKKORの名を冠したレンズです。複写によるマイクロフィルム作成用として製造されました。300l/mmもの解像度を持ち、現代でも十分に通用する高性能レンズで、当店での試写テストでも毎回驚きを感じます。 ニコンレンジファインダー用とライカ用合わせても、わずか1200本程度の製造に止まります。稀少品。 使用感僅かで綺麗な外観を保っています。クロームメッキの輝きも大変美しく、コレクシ...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Chrome
HEGRACHROM。製造番号は37万台。1937年製のヘクトール 7.3cm。ライカ最初の中望遠大口径レンズ。黒/クローム。メートル表記。距離計連動。本品は直進ヘリコイドのタイプ。本品は戦後にライツによるコーティングが施された一本です。 ヘクトールは、木村伊兵衛氏が愛用したレンズとしても良く知られます。女性ポートレートの評価も高い木村氏と、ヘクトールのやわらかな描写は相性は抜群だったと言う事でしょう。絞り開放ではかなりやわらかい描写ですが、f2.2〜2.8辺りでは描写...
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Xenon 50mm f1.5 (L)
XEMOO。49万台のライツ・クセノン 5cm。1939年の製造。トロニエ博士の設計による、戦前のライツを代表する大口径レンズ。製造はシュナイダー社で約6000本と多くは無い生産本数。本品はヘリコイド・リングのローレットが3本の後期タイプ、通称スリーバンド。六角絞り。5群7枚構成。ノンコート。最小絞りはf9。距離はmeter表記。 絞り開放ではベールをまとったような、クセノンらしい繊細でやわらかな描写が楽しめます。木陰や屋内でややアンダー目で撮影すれば、このレンズの良さ...
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Elmar 35mm f3.5 (L) Nickel
ライツのコードはEKURZUP。無番(シリアル番号無し)のニッケル・エルマー 35mm f3.5。ニッケル鏡胴。ノンコート。距離計連動。全周(全回転)ヘリコイド。嬉しいメートル表記。 日本ではヘビーカム、海外ではスネールカムと呼ばれる、距離計連動カムが極厚で傾斜がついているタイプで、エルマー 35mm初期の個体に見られます。1930年頃の製造です。 本品は修理業者さんにて無限遠ロックピンを固定しており、L/Mアダプターと干渉せず、ライカM型、デジタルライカM型等でもスト...
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Elmar 50mm f2.8 (L)
ライツの製品コードはELMOO。ニッパチエルマー前期型。153万台。1957年製。新種ガラスの採用により、f2.8と一段明るくなった新生エルマー 50mmです。ライカ・スクリューマウント。距離表記はメートル表記。 f3.5エルマーから絞り羽根の枚数が増え、後玉からマウント面までの内面反射防止処理などもより手間の掛かったつくりとなりました。 絞り開放付近では柔らかなタッチの開放描写が味わえます。写りもつくりもライツらしいレンズ。ライカ IIIfやIIIg辺りに装着すると、...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
SOONC。フィルターサイズはA36(36mmかぶせ)。製造番号は115万台、1954年製のズマロン 3.5cm f3.5。ライカスクリューマウント。距離表記はフィートです。4群6枚構成のダブルガウス型。コンパクトで操作性も良好な鏡胴デザイン。 中心部の解像力の高さと、ドラマチックな周辺光量落ちが実に良い雰囲気を醸し出す銘レンズ。ライツ定番の広角レンズに相応しく、ガラスの綺麗なズマロンの描写は素晴らしいものがあります。適合する純正フードはFOOKH。 使用感わずかでと...
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Tropen Summar 50mm f2 (L)
1938年及び1942年に、熱帯地方向けに供給された珍品のズマール 5cm。通常のズマールは4群6枚構成ですが、本品は前玉にもう一枚レンズが追加され、4群7枚構成となっています。通称トロッペン(またはトロピカル)・ズマール。通常のズマールより鏡胴の長さがやや長くなっています。また、前玉の硝材が異なるようで、通常のズマールと比べ前玉の傷が少ない個体が多いのも特徴の一つでしょう。ライツの製品コードはTROPEN、42214(通常のズマールは42134)。珍品。 当店販売品で...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
EKURZCHROM。49万台、1939年製。ノンコートの戦前エルマー 35mm f3.5。クローム仕上げ。feet表記。3群4枚構成のテッサー型。ライツ製レンズとしては、ヘクトールに次いで2番目に薄いレンズ。 絞り開放での周辺落ちを伴う雰囲気も良く、オーソドックスながら使い込むとなかなか奥の深いレンズです。近年再評価されており、人気の高まりを感じます。適合フードはFLQOO、またはFOOKHですが、実は当店オリジナルの絞り操作機能付き FB-07 フードもお使い頂けま...
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Summarit 50mm f1.5 (L)
SOOIA。製造番号は74万台、ズマリット 50mm f1.5製造初年度の1949年製。初期型。ズマリットは1936年から製造されていたライカ初の大口径レンズ、Xenon 50mm f1.5の改良版。レンズ構成は変わらず5群7枚のまま、新種ガラスを採用し描写性能を大幅にUPをしました。 フィルター径はE41ですが、ズマリット前期用のバヨネット式も装着可能です。純正フードはXOONS。 絞り開放付近での柔らかな描写と、絞りこんだ時のカリカリ描写の対比が面白い銘レンズです。...
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Summicron 50mm f2 (L) Radioactive
SOOIC。沈胴式ズミクロン。本品は製造番号92006x。2ケタ番号の放射能ズミクロン。1951年製。メートル表記。 トリウム・ズミクロンの例に漏れず、ガラスは黄変していますので、モノクロームでの撮影ではコントラストがやや強まります。ノーマルガラスのズミクロンとの撮り比べにも、探究心がそそられます。稀少品。 使用感少なく綺麗な外観です。 2022年にフルOH済。丁寧な整備で、絞り、ヘリコイドなどはとても滑らかな操作感です。距離計連動もバッチリ、 前玉にごく軽微な拭き傷が...
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Optis Anastigmat 50mm f3.5 (L改)
1923年頃に発売された、フランス・パリのDerbie社製の非常にユニークな35mmシネカメラ兼自動巻き上げのハーフ判スチルカメラ、SEPT(セット)に装着されていた、Optis Anastigmat 50mm f3.5レンズをライカ Lマウントに改造した一本。「SEPT」はフランス語で7を意味します。SEPTカメラはスプリングモーターで動作し、250コマの撮影が可能、動画、静止画の撮影、また動画、及び静止画のプロジェクター、引き伸ばし機などなど7つの機能を持ったカメラ...
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Fat Elmar 90mm f4 (L)
ELANG 。黒塗りにニッケルメッキの輝きが美しい、1932年製のファット・エルマー 90mm。製造番号は13万台。3群4枚構成。ヘリコイドはfeet表記。ファットエルマーには非連動も存在しますが、本品は距離計連動タイプです。 国内では「ダルマ」の相性で親しまれています。1931年、ライカ C型用の距離計非連動用として発売され、1932年のライカ DIIの発表と共に距離計連動へと進化、翌1933年には鏡胴が細くなった通常のエルマー 90mmへと進化し姿を消します。ライカ...
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Super-Angulon 21mm f4 (L/M)
SUMOM、後のコードは11002L。160万台。1958年製。スーパー・アンギュロン 21mm、初期の個体です。製造はシュナイダーによるOEM。4群9枚構成の超広角レンズ。 Mマウントですが、イモネジを外しカプラーを取り外せば、ライカ・スクリューマウントとしても使えます。最短撮影距離は0.4m(距離計連動は1mから)。IWKOOフードと組み合わせた姿がとても美しいレンズです。デジタルのライカ Mシリーズでは、周辺が色カブリするのでご注意ください。 使い込まれたIWKO...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
SOONC。フィルターサイズはA36(36mmかぶせ)。製造番号は110万台、1953年製のズマロン 3.5cm f3.5。ライカスクリューマウント。距離表記はメートルです。4群6枚構成のダブルガウス型。コンパクトで操作性も良好なデザインです。 中心部の解像力の高さと、ドラマチックな周辺光量の落ちが実に良い雰囲気を醸し出す銘レンズ。ライツ定番の広角レンズに相応しく、ガラスの綺麗なズマロンの描写は素晴らしいものがあります。適合する純正フードはFOOKH。 ズマロンはクモリ...
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Super-Angulon 21mm f4 (L)
ライツのコードはSUOON、後に11002K。シュナイダー社製造の4群9枚構成レンズ、スーパー・アンギュロン 21mm f4のライカ・スクリューマウント。 本品の製造番号は781万台。ん?と思われた方は流石です。本品はSuper-Angulon 21mmのごく一部に存在する、シュナイダーの製造番号が刻印された一本。刻印以外は通常のレアなLマウントアンギュロンと同じですが、人とはちょっと違った物を持ちたいアナタに。 鏡胴外観、前後キャップに至るまで使用の形跡の見られない、...
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Dallmeyer Dallac 85mm f2 (L)
英国ダルメーヤー社製。4群6枚構成。1940年代後半の製造です。当時のカタログによると、Dalrac 135mm f4.5と共にライカスクリュー用として単体販売されていました。当時のウリは「ダルコート」と「軽量金属鏡胴」そして高解像力。重量は368g。カタログ記載のフィルター径は51mmかぶせですが、メーカーによっては49mmねじこみも入ります。 ブルー・パープルのダルコートが美しいこのダラック 8.5cmは、ごく少数が生産されたのみで、近年ではなかなか見掛けないレンズ...