Leica
-
Leica M-A Black Chrome
10370。ライカ M-A ブラッククローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は491万台。2020年11月に出荷された一台です。 M-Aは近年の名機、ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラで原点回帰的なモデル。巻上げレバーや巻き戻しノブはM3タイプ。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応しています。 デジタル M型を使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも。当店のお客様にもユーザー...
-
Leitz Minolta CL
ライツ社とミノルタの提携によって誕生したコンパクトライカ。ライツ銘が入りますが製造は日本のミノルタ工場。 ライカ Mマウントを採用するカメラですが、40mmファインダー枠、縦走りシャッターなど、ライカM型とは異なる機構を搭載。ファインダーには50mmと90mm枠も備わり、とても使いやすく仕上がっています。 必要十分な機能を備えた軽量・コンパクトなボディは、現在もライカ M型ユーザーのメイン機、サブ機として根強い人気を誇ります。使えばしみじみと良さが判る名機です。 残念な...
-
Leica M3
ライツの製品コードはIGEMO。製造番号は91万台。1957年製造のライカM3、前期型。ダブルストローク(ツーストローク)。吊り環は福耳。三脚ネジは小ネジ。 この後まもなくシングルストローク巻上げへと移行します。 最高傑作とも呼ばれるライカ M3。その中でも成熟しつつある時代のM3の魅力が詰まった一台。 綺麗過ぎず、適度に使われて来た雰囲気の個体で、実用にも好適。グッタペルカを含め、オリジナルコンディションです。 トップカバーと底面、バックドアに、それぞれ数ヶ所ずつ擦...
-
Leica A
1930年製。製造番号4万台のライカA型。ショット社のガラスを採用した新エルマー付。海外ではライカI、ライカIAとも呼ばれます。ライツの製品コードは堂々たるLEICA。 それなりの使用感と経年が見られますが、各部のパーツ、グッタペルカなど当時のオリジナルを保っています。 製造されてから93年(!)の時を経た現代でも、定期的なメンテナンスさえ行えば問題無く実用出来る堅牢性に、往時のモノづくりへの姿勢を感じます。 今回のフル整備でレンズ、ボディをリフレッシュ。末長くお楽しみ...
-
Leica M-A Chrome
10371。ライカ M-A シルバークローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は515万台! M-Aは近年の名機、ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラで原点回帰的なモデル。トップカバーにはLeicaの筆記体ロゴの刻印。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応しています。 デジタル M型を使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも。当店のお客様にもユーザーが多いライカです。 ほぼ新品コン...
-
Leica IIIc Shark Skin
LOOHW。1949/50年製の戦後のライカ IIIc。ライカ初のアルミ・ダイキャストボディを採用、これにより大量生産が可能となったエポックメイキング的なモデル。ライカ IIIbまでの板金ボディに比べて、横幅が3mmほど伸びました。これに伴いライカピストルもこのモデル以前と以降ではサイズが異なります。 グッタペルカ(貼り革)は、この時代にみられる鮫革風の仕上げになっています。通称シャークスキン。サラッとした爽やかな触り心地で、ジメジメしたこの時期にピッタリのバルナックラ...
-
Leica A / C + Elmar 50mm f3.5 Early
製造番号3000番台、1926〜27年製の旧エルマー付ライカ A型を、後年ライツにてC型に純正アップグレードした一台です。アップグレード時期は1930年代の初めでしょう。 旧エルマーは距離計連動の単体レンズへと改造され、ボディ、レンズ共にフランジバックを28.8mmに合わせてスタンダード化。スタンダード化に伴い、ボディはマウント前面12時の位置に0マークの刻印がなされました。旧エルマーの距離表記はmeterです。 スタンダード化された旧エルマーは、現代のデジタルライカM...
-
Leica IIIa
ライツの製品コードはAGNOO。製造番号は24万台、1937/38年製造のライカ IIIa。 DIII型に1/1000秒が追加されたモデルで、当時はスポーツ写真撮影用としても良く売れたようです。また、このモデルIIIaあたりから、従来の黒&ニッケルのボディからクロームメッキボディが主流となりました。当時はさぞかし美しく輝いて見えたことでしょう。 板金で製造されていた時代のバルナックとしては、本品はなかなか綺麗な一台。ライカ DIIIから採用された吊り環、視度補正、スロー...
-
Leica A
製造番号3万番台のライカ A型、新エルマー付。海外ではライカ I、またIAとも呼ばれます。1930年の製造。ライツ社の製品コードはLEICA! 当店のお客様が30年以上前にドイツの有名店で購入された一台。当然のことながら、距離表記はメートルです。 シャッター・レリーズのカラーは近年のレプリカ品ですが、グッタペルカも含め各部のパーツは1930年製造当初のオリジナル。初期のライカらしいシンプルなデザインと、つくりの良さが味わい深い一台です。 今回のフル整備でリフレッシュ、製...
-
Leica M3
製造番号100万台、1960年製のライカ M3後期型、シングルストローク。ライツの製品コードはIGEMO。 レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。 本品は出荷検査証、販売時タグ、保証書、英文マニュアル、元箱が揃ったセ...
-
Leica IIIg
バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。製造番号は98万台。1959年製。 ライカ MPとほぼ同時期に製造された、戦後ライツ絶頂期の製品。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、使い易さではダントツのバルナックライカ。 本品は使用感少なく、かなり綺麗な一...
-
Leica M1
製造番号106万台。1962年製造のライカ M1。ライツの製品コードはKOOCT、カタログNo.は10125M。 M2から距離計とセルフタイマーを省いたモデルで、元々は軍用、科学技術者向けなど、距離計を必要としない使用を目的として製造されたようですが、ビゾフレックスや広角レンズ好きにも嬉しい存在です。 50mmと35mmのファインダー枠が常に表示され、パララクス補正がなされます。 初期のM1には、M2初期と同じくボタン付きのモデルもあります。 一部はオリーブ塗装が施され...
-
Leica If Red Dial
ライカ If レッドダイヤル。ライツのコード名はOEFGO。81万台。1956年製。ライカ IIIf 後期型から、ファインダー、距離計、スローシャッターを省いたモデル。アクセサリーシューが2つ装備されており、組み合わせの自由度が高いカメラ。グッタペルカや梨地メッキの肌はライカM3と同様のライツ黄金期ならではの質感です。 広角レンズを装着してパンフォーカスでバシバシ撮影したり、お好みの外付けファインダーを載せての目測撮影、はたまたFOKOSなどの単独距離計を載せて賑やかな...
-
Leica IIIc Luftwaffen
ドイツ空軍用のライカ IIIc ルフトヴァッフェン。トップカバーに軍用登録番号Fl. No.38079の刻印があります。製造番号は37万台。ライツの製品コードはLOOGI。 ドイツのライカ研究団体、Leica Historicaが発足30周年を記念し発刊した、「30 Jahre Leica Historica」の番号表にシリアルナンバーが記載されており、1941年6月3日にベルリンに向けて出荷された一台と言う事が分かります。 アルミダイキャスト・ボディとなった戦中型。段...
-
Leica IIIg
ライツのコードはGOOEF。製造番号は84万台。1956年製のバルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライカ MPとほぼ同時期に製造された、戦後ライツ絶頂期の製品です。 コストを惜しまず設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでも感じ取れます。M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵。使い勝手バツグンのバルナックライカです。 2022年夏のヨーロッパ買い付け物件。 日本国内で丁寧なOHが行われた後、お客様が最...
-
Leica R6.2 Chrome
192万台。1992年、ドイツ製。ライカらしい機械式一眼レフカメラ、ライカ R6.2。本品はクローム。R6の改良版で、機構的にも安定しており、定評があります。ライカ Rシリーズの中で最も人気のあるモデルのうちのひとつ。装着可能なレンズは、3カム、Rカム、ROM。 R6.2はR6の改良バージョンで、1/2000シャッターを装備。マニュアルフォーカスのレンズで、絞りと露出を操作しながら撮影をお楽しみ頂けます。 電子式の自動露出やオートフォーカスが主流の時代に、機械式でマニュ...
-
Leica R6.2 Black Chrome
独ライツ製一眼レフ。ベースのR6は1989年に登場し、その改良版として1992年に登場したモデルがこのR6.2。1/2000のシャッター速度が追加されたこと大きな改良点です。ズミクロンR、ズミルクスRといった大口径レンズを愛用される方に。装着可能なレンズは、3カム、Rカム、ROM。 当時としては珍しく、そしてライカらしく、完全な機械式カメラ。電子式の自動露出やオートフォーカスが主流の時代に、機械式でマニュアルフォーカスで投入されたモデルです。露出計のバッテリーが切れても...
-
Leica IIIf Red Dial
72万台。ライツの製品コードはLOOHN。ライカIIIf レッドダイヤル。ライカ M3発売初年度の1954年の製造です。本品はセルフタイマー付、IIIfの最終型。 高い完成度を誇るIIIfは、これまでのライカと同様に、様々なメーカーがお手本としてそのコピー機を製造したモデルでもあります。シボの目が粗めなグッタペルカの握り心地も良いですね。 ライカ IIIfは生産台数も多く価格もこなれており、トラブルの少ないモデルでもあります。これからライカを始めたい方にも良いチョイスで...
-
Leica M4 Black Paint
124万台。良い雰囲気に育った、1969年8月出荷のライカ M4ブラックペイント。7月のアポロ月面着陸に続き、8月にはジミヘンやザ・フーが伝説のライブを行ったウッドストック・フェスティバルが開催、男はつらいよ初上映。時代の大きなうねりを感じる1969年8月生まれのライカです。 グッタペルカも含め、全て当時のオリジナルコンディション。やきもの、ジーンズ、革製品などと同じく、ブラックペイント・ライカには育てる楽しみが。既にイイ感じに使い込まれていますが、これから自分色に育て...
-
Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。124万台。本品は1969年8月に出荷された一台です。 使用の形跡ほとんど見られず、トップカバーは未だ粉を吹いたようなマットな艶を保っています。バックドア横のちりめん塗装やグッタペルカも、さらりと清潔感のある手触りで、新品当初の感触を保っています。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合いますが、M4ブラックペイントにはクローム鏡胴のレンズも良く似合います。 操作感抜群、オリジナルを保った美しいM...
-
Leica M2 Black Paint
製造番号113万台、1965年8月出荷のライカ M2ブラックペイント。セルフタイマー付。 適度に使い込まれていながら、アタリや凹みは見られず、丁寧に扱われてきた印象の一台。自然なペイントの剥げ方からも写真家に使い込まれたようで、大変に精悍な雰囲気です。 今回のオーバーホールでリフレッシュ、作動スムースで操作感良好、使い頃の一台です。 お客様からのリクエストにより、お取り寄せにて扱わせて頂きました。ありがとうございます。 手の当たる場所に自然な塗装の剥げが見られますが、...
-
Leica M3 Black Paint
1965年11月に出荷されたライカ M3ブラックペイント。製造番号は113万台。M3シングルストロークの後期型の黒塗り仕様。グッタペルカも含め、フルオリジナルの一台。指の触れる部分の真鍮がわずかに出ていますが、トップカバーや底蓋は、いまだうっすら粉が吹いたようなマットなペイントの質感を残しています。 アタリや凹みも無く、とても綺麗なM3ブラックペイント。こんなのなかなか出て来ません!アブクが出ている箇所もまだまだ少ないですが、このままのコンディションをキープしてゆくのも...
-
Leica Ig
92万台のライカIg。1958年製。コード名はOCEGO。同年製造開始のライカIIIgから、レンジファインダーとビューファインダーを省略したモデル。Leicaロゴがボディの前面に刻印された最初のライカでもあります。ファインダーが無くなった間を埋めたのかも知れませんね。元々は複写や科学写真のために製造されましたが、軍艦部にはアクセサリーシューが2つあり、距離計と単体ファインダーなどでお好みでカスタマイズしてゆく楽しみ方も。戦後ライカの黄金時代の製品は、眺めていても惚れ惚れ...
-
Leica IIIa
AGNOO。製造番号は30万台、1938年製造のライカ IIIaボディ。 ライカ DIII型に1/1000秒が追加されたモデルで、当時はスポーツ写真撮影用としても良く売れたようです。また、このモデルIIIaあたりから、従来の黒&ニッケルのボディからクロームメッキボディが主流となりました。当時はさぞかしまぶしく輝いて見えたことでしょう。 板金で製造されていた時代のバルナックとしては、本品はとても綺麗な一台。ライカ DIIIから採用された吊り環、視度補正、スローシャッターを...
-
Leica MP Black Paint
現行品。10302。ライカ MP ブラックペイント仕上げ。製造番号は563万台。ファインダー倍率は0.72。ライカM3をオマージュしたデザインが、ブラックペイントにハマります。クラシカルなスタイリングながら、露出計が内蔵されており、実用面はしっかりとアップデートされています。 2021年9月にお客様が国内正規店にて購入された一台。ライカ社の正規保証は2023年9月まで有効となります。 元箱、保証書、取説、検査証、ストラップ、スペアバッテリーキャップ、ボディキャップが付属...
-
Leica DII Chrome + Elmar 50mm f3.5
ライカ DIIとエルマー 50mm f3.5のセット。クロームフィニッシュ、どちらも1938年(昭和13年)製。 ボディとレンズ、セットでのライツのコード名は、ABOOTCHROM。ちなみにDIIブラックのボディ単品は、1934年まではLYKAN、1934〜1948年はAIROO、そのクローム仕上げはAIROOCHROMとなります。実に複雑ですね(笑)。 駆け出しの頃、ライカ製品のコードネームを小物に至るまでほぼ全て記憶していた、超人のようなイタリア人コレクターに出会っ...
-
Leica M6 Black Chrome
10404。ライカ M6クラシック。ブラッククローム。ファインダー倍率は0.72。28/35/50/75/90/135mmと充実したブライトフレームを装備。 バックドアのダイヤルでフィルム感度を設定します。内蔵露出計はファインダー内の赤色ダイオードで表示されます。 21世紀の現在もM6は実用機として一級品。信頼性も高く、完成度の高いレンジファインダー機です。最近、総本山ライカ社から復刻モデルが販売され、こちらも大きな話題を呼んでいます。 本品は172万台、1987年製造...
-
Leica M3
1955年製のライカ M3前期型。ダブルストローク(ツーストローク)。吊り環は福耳。ライツの製品コードはIGEMO。製造番号は74万台。三脚ネジは大ネジです。 グッタペルカは補修跡こそありますがオリジナル、他、各部のパーツも製造時のオリジナルのまま。やや角張ったバックドアのデザイン、トップカバーの箇所のビス、ASA200のインジゲーター、巻き戻し軸の1ドット、バックドア横が結晶塗りでは無くブラックペイント、トップカバーの4箇所のマイナスネジ、ガラス圧板などなど、質実剛健...
-
Leica A Early
製造番号8千番台。1928年(昭和3年)製の旧エルマー付ライカ A型。距離表記はmeter。エクボレリーズ。巻上げと巻戻しノブは背が低く、ローレットが細かな仕上げ。ノブやシャッターダイヤル、レンズ先端部のローレットの目も揃っています。グッタペルカも目の粗い初期タイプ。旧エルマーの銘板は、初期モデルならではの可愛らしい小さな字体などなど。使い込まれてはいますが、オリジナル状態を保っています。 ペイントの剥げ具合もほど良く、大切に使い込まれて来たのでしょう。 95年を経た現...
-
Leica DIII / IIIf Black
1933年製のライカ DIIIを、戦後ライツ社にてIIIfへ純正アップグレードした一台。ダイヤル部や吊り環、レバー等はクロームメッキ、他はブラックペイント。いわゆるセミクロームと呼ばれるタイプです。 シンクロ接点やバルブのガイド番号が入り、モダンな印象になりつつも、視度補正や底蓋の銀象嵌などに、ライカ DIIIだった頃の名残を残します。 シャッター速度が1/20、1/30...となっている事から、IIIfブラックダイヤルの頃に改造(コンバージョン)された個体だと思われま...
-
Leica M6 Titanium
ライカ M6チタン。ライカ社の製品コードは10412。シリアル番号は218万台、1995年の製造です。 独特のチタンカラーの外装とオーストリッチを模した貼り革が印象的です。かなり綺麗な個体で、使用感ほとんど見られません。コレクションにも向いた1台です。 吊り環にごくごくわずかな擦れが見られる程度で、他は傷や擦れも無く、とても綺麗な一台。塗膜が傷みやすいチタンボディとしてはレアなコンディションでしょう。 各部の動作快調です。露出計も適正に作動しています。ファインダーもス...
-
Leica DII
ライカ DII。ライツの製品コードはLYCAN。製造番号は8万台、1934年製。海外ではライカ II、またはモデルDとも呼ばれます。ブラック&ニッケル仕上げ。距離計を内蔵した初のライカで、エポックメイキングなモデルです。 後に続くDIIIと比較すると、スローシャッター無し、吊り環無し、視度補正無しと機能的には少ないモデルですが、このDIIは顧客の要望によりライツによる純正改造がなされており、吊り環が付いています。非常に有り難いカスタマイズで、実用性も大幅にアップ。こんな...
-
Leica M4 Black Paint
ライカ M4ブラックペイント。ライツの製品コードは10402。製造番号126万台、1970年6月出荷のロットです。 1967年、製造番号1181501から始まるライカ M4ブラックペイント、初期は多くのバリエーションがありコレクターを悩ませますが、この辺りの後期ロットは仕様が確立された印象です。 本品は多少の使用感は見られますが、黒塗りのマットな雰囲気も未だ残っており、これから使い込むにはちょうど良い頃合いでしょう。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合い...
-
Leica DIII + Elmar 50mm f3.5
とても綺麗なライカ DIIIとニッケルエルマー5cmのセット。ボディは12万台の1934年製、レンズは18万台の1933年製で、製造年代も合致しています。当店のお客様が長らく所有されていた一台。また、底蓋開閉ラッチ付近にはGermany刻印が刻まれています。輸出向けの個体だったのでしょう。 DIIIはブラックペイントとニッケルメッキ仕上げ。海外ではモデル F、ライカ IIIと呼ばれるモデルです。手にすっぽりと収まるサイズ感、黒塗装とニッケルの優しい風合いに癒やされる佇ま...
-
Leica M6 TTL 0.72 Black Chrome
10433。製造番号は246万台、1998年製。ライカ M6 TTL 0.72。 ファインダー倍率は0.85、0.71、0.58の3種がラインナップされ、こちらはその中間 0.72のモデル。外装はブラッククローム仕上げ。ブライトフレームは28/35/50/75/90mmに対応しています。 ライカ M6シリーズは露出計内蔵のライカM型として、近年またまたまた人気再燃中。なんと復刻版も販売されました!本気でフィルム撮影をされたい方には、どうにも気になるライカでしょう。 ボ...
-
Leica M5 Black Chrome
135万台。1972年製。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。本品は2ラグ(吊り環が2つ)の前期型。ライツの製品コードは10502。 露出計が内蔵され、シャッターダイヤルは自然と指が届く位置に設置されています。ファインダーから目を離すこと無く、撮影を楽しめる使いやすいモデル。ライカ M4までと比べボディは大柄となりましたが、ホールディングの良さはピカイチ。使えば分かる、実用機として使い易いモデルです。 また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックス...
-
Leica M6 TTL 0.85 NSH Black Paint
10477。268万台。2000年製。日本シーベルヘグナー社がライカ社へオーダー、販売したモデル、ライカ M6TTL NSH ブラックペイント。本品のファインダー倍率は0.85。この限定モデルでは、0.58、0.72、0.85のファインダー倍率が選べ、合計で400台が製造されました。製造番号と限定番号はアクセサリーシューに刻印されています。ベースモデルはライカ M6 TTL 0.85。 ライカ M3をオマージュした巻き上げレバーと、巻き戻しノブがデザイン上のアクセントに...
-
Leica M3
IGEMO。製造番号113万台。1966年製のライカ M3後期型、シングルストローク。最終ロットではありませんが、M3生産終了年に製造された一台。この1966年をもって、名声を築き上げたM3の製造は終了、翌年発売開始のM4へとバトンタッチされます。 レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなお最善のライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリ...
-
Leica M4 Black Paint
ライツの製品コードは10402。製造番号は124万台、1969年8月に出荷されたライカ M4ブラックペイント。グッタペルカ等も含め、全てオリジナルコンディション。 使用の形跡は少なく、黒塗りの擦れもほとんど見られず、トップカバーは未だ粉を吹いたようなマットな艶を保っています。バックドア横のちりめん塗装やグッタペルカも、さらりと清潔感のある手触りです。 M3、M2ブラックペイントにはやはり黒レンズが似合いますが、M4ブラックペイントにはクローム鏡胴のレンズも良く似合います...
-
Leica M6 Panda
10414。1997年製のライカ M6 クローム、パンダバージョン。巻上げレバー、シャッタースピードダイヤル、巻戻しクランクなどにブラックパーツが装着されています。ファインダー倍率は0.72。 バックドアに感度設定ダイヤルが付いており、ファインダー内の赤色ダイオードで露出が表示されます。露出計内蔵のライカ M6は、その使いやすさと信頼性から、フィルムカメラの人気と共に近年再び人気急上昇中。 以前は想像も出来ませんでしたが、昨年11月には、なんと復刻版も販売されました! ...
-
Leica M2 Early
KOOHE。製造番号94万台、1958年製のライカ M2初期型、ボタン巻き戻しの後期タイプ。三脚ネジは細ネジ。 本品はセルフタイマー無し、採光窓の目は細かく、巻戻しのプッシュボタンは押すとロックされるタイプです。後のM2とデザインが僅かに異なるだけですが、プロの道具感があり玄人筋にも人気なボタン巻戻し。 各部のパーツはオリジナル、グッタペルカも当時のままで良い状態です。 M2初期はなかなか綺麗なものが出て来ません。お気に入りの35 / 50mmレンズや同時代に世に出たL...
-
Leica A / DII
シリアル番号7千番台。1928年製のライカA型を、後年ライカ DII型へとライツにより純正アップグレードされた個体です。海外ではファクトリーコンバージョンとも呼ばれます。製造番号からみても当初は旧エルマーが装着されていたものでしょう。 スローシャッター無し、視度補正無しの等倍レンジファインダーと、DIIの仕様ですが、本品にはDIII譲りの吊り環(ストラップラグ)が付いています。これは実に嬉しいポイント!スローシャッター不要のニッケルバルナック使いには、吊り環付きのDII...
-
Leica M6 TTL 0.72 Black Paint Millennium
10442。ライカM6TTL ミレニアム。250万台目のライカ製造を記念し、2000年に2000台限定で販売されたモデル。アクセサリーシューには限定番号が刻印されています。ブラックペイント仕上げ。ファインダー倍率は0.72。 M3デザインの巻上げレバーや、巻き戻しノブなどを組み合わせたデザイン。M3やM2時代のブラックペイントと比較し塗膜は強固ですが、長年使い込むとなかなか見事な風格となります。コレクションするも良し、使い込むも良しの一台です。 使用感見られず、新品同...
-
Leica A / DII / IIf
製造番号4万台の1930年製のライカ A型後期型を、後年ライツにてDIIへアップグレード、その後にIIfへ再度アップグレードされた一台です。 ライカ A型改には様々なパターンがありますが、本品はペイントの剥げ具合なども、どことなくライカ IIIfスウェーデン軍用を彷彿させ、実に精悍な佇まい。 ボディサイズはコンパクトなライカ DIIサイズながらもIIfという変わり種。黒&クロームボディなので、赤エルマーはもちろんのこと、ズマリット、固定鏡胴ズミクロンやズミルックスなどを...
-
Leica M3
95万台。1959年製。ライカ M3総生産台数約22万台中、わずか7500台程度 (3.5%弱) のみ存在する、福耳スプリング式シングルストローク。やや稀少なモデル。巻上レバーを戻すときのチリチリ音がしません。この後すぐにラチェット式となりますが、より滑らかな操作感のこのタイプは指名買いも多いモデルです。 トップカバーのロゴ周辺に擦れ傷が見られますが、その他はなかなか綺麗な状態を保っています。実用に! トップカバー上部のロゴ周辺に、ライカメーター脱着によるやや広めの擦...
-
Leica A / DIII
製造番号4万台、1930年製のライカ A型のボディを、後年ライツにてDIII型へ純正改造された個体です。海外ではファクトリーコンバージョンとも呼ばれています。外観はライカDIIIですが、A型改造の個体は内部も専用パーツを多数用い製作されるなど、やたらと凝ったつくりにライツのイズムを感じさせられます。 吊り環、スローシャッター、視度補正などが装備されており、使い勝手も素晴らしいバルナック。ブラックペイントとニッケルメッキが醸し出す雰囲気もたまりません。本品はほど良い使用感...
-
Leica 0-Serie Oscar Barnack 1879-2004
10555。1923〜24年の間に僅か25台が試作された、Leica 0(ヌル)の後期型を再現したモデル。2004年、ライカの生みの親オスカー・バルナックの生誕125周年として、世界限定1000台で発売されました。 ライカ Null型、本物は数億円はくだりませんが、本品はその数百分の1のお値段で気分を味わえ、しかもバシバシ撮影も可能です。Leitz Anastigmat 50mm f3.5レンズにはコーティングが施されています。 残念ながら、付属のDVDや、ライカ誕生の...
-
Reid III + Taylor-Hobson 2inch f2
英Reid&Sigrist社製、リード III型。ライカ IIIbをお手本として製造されたライカコピー機です。本品はシンクロが付いたリード IIIa、もしくはType IIと呼ばれるモデル。1953〜1964年の間に約1200台が製造されました。ボールベアリング内蔵のシャッター機構、スローダイヤルのネジが無いことなど微妙な差異はありますが、実に良く出来たライカ型カメラ。 付属レンズはテイラーホブソン製のアナスティグマット 2inch f2。ライカでも距離計連動で...
-
Leica A / DIII + Elmar 50mm f3.5 Early
ライカ A型発売初年度、1925年製のボディを、1930年代の半ばにライツにてDIII型へ純正改造した一台。ボディのシリアル番号は99x、何と3桁! 番号的にはElmaxのロットですが、昔から旧エルマー付A型の最初期の一部はエルマックスがあるとも言われており、またElmaxからElmarへとレンズ名が変わり始めるのは1000番付近からで、両レンズが混在するとも言われて来ました。 本品は正にその端境の一台。整備の際にもElmaxのつくりと似ているところは多いとの事でした。...
-
Leica DII
ライカ DII。製造番号は8万台、1932年製。DII登場初年度の製造です。海外ではライカ II、またはモデルDとも呼ばれます。ブラック&ニッケル仕上げ。ライツの製品コードはLYCAN。距離計を内蔵した初のライカで、エポックメイキングなモデル。 後に続くDIIIと比較すると、スローシャッター無し、吊り環無し、視度補正無しと機能的には少ないモデルですが、そのシンプルな構造が魅力ともなる素晴らしいライカです。 2022年8月に欧州買い付けにて入手した1台。北イタリアのコレク...
-
Leica M2
製造番号は110万台、1965年製のライカ M2クローム、後期型。セルフタイマー付。ライツのコード名はKOOHE、カタログNo.は10835M。ファインダーフレームは、35/50/90mm枠を内蔵。 グッタペルカを含め、オリジナル状態を保った一台。この度しっかりと整備を施し、これから安心して使い込めるM2です。 トップカバーや底蓋のクロームメッキには薄い擦れが少々見られます。また、バックドアのペイント部の左側に一箇所凹みが見られますが、ハードに使われがちなM2としては...
-
Leica M5 Chrome
10501。製造番号は128万台、1971年製のライカ M5クローム。2ラグ(吊り環2つ付)の前期型。露出計内蔵。 従来のM型ライカから少し大きくなりホールド感が向上、またファインダーにはシャッタースピードと追針式露出計が表示され、ファインダーから目を離すことなく撮影が可能です。 シャッターダイヤルがボディより少し前に突き出ており、シャッター操作は楽ちん、露出計も使いやすく、使うほどによく手に馴染む実用モデル。 トップカバーに薄い線キズが数本、また底蓋は擦れにより僅か...
-
Leica DII / IIf
製造番号は9万台、1932年製のライカ DIIを、後年ライツにてライカ IIfにアップグレードした個体です。一見リペイントにも見えるような質感の塗り肌ですが、これで正解。稀に見掛ける純正改造品。海外ではファクトリー・コンバージョンと呼ばれています。 バルナックの中でもよりコンパクトなDII時代のサイズながら、1/1000シャッター、視度補正、シンクロ、吊り環などが付き、より実用的な一台となっています。 ボディは黒&クローム、いわゆるセミクローム。沈胴ズミクロンをはじめ、...
-
Leica M4 Black Chrome 50 Jahre
ライカ M4 ブラッククローム、50周年記念モデル。製造番号は141万台。1925年のライカ A型発売から50周年を記念し、1975年に発売されました。ボディ正面左側に、LEICAと50JAHREのロゴが並びます。本品と同時にM5、CL、SL-2の5周年記念モデルが登場しました。トップカバー裏面には限定モデルの個体番号が刻まれています。 35/50/90/135mmのファインダー・ブライトフレームを装備し、ラピッドローディング機構を採用、実用に優れたカメラとして高い評価...
-
Leica A + Leica A / DIII Set
ライカ A型オリジナル、及びA型改DIIIのセット。なんとシリアル番号「3575」と「3576」の連番です! 1927年の製造当初には、Wetzlarのライツの工場で隣り合って並んでいたであろうこの2台。 「3576」のA型オリジナルは、当店のお得意様の手を渡り歩き、なんと今回で7度目の販売です。「3575」を既に所有していたお客様が、ご自分のボディと連番となる事に気付かれ、過日お買い求め頂きました。 「3575」は、ライツにてA型からDIIIに純正アップグレードされ...
-
Leica DII
ライカ DII。製造番号は14万台、1934年製。海外ではライカ II、またはモデルDとも呼ばれます。ブラック&ニッケル仕上げ。ライツの製品コードはLYCAN。距離計を内蔵した初のライカで、エポックメイキングなモデルです。 後に続くDIIIと比較すると、スローシャッター無し、吊り環無し、視度補正無しと機能的には少ないモデルですが、そのシンプルな構造が魅力となる素晴らしいカメラです。 この個体は巻上げ&巻戻しノブ、シャッターダイヤルが梨地ニッケルメッキとなっており、通常の...
-
Leica DII / IIf
1932年製のライカ DIIを、後年ライツにてライカ IIfにアップグレードした一台です。一見リペイントにも見えるややチープな塗りですが、ヨーロッパでは稀に見掛けるタイプの純正改造品。今となってはその剥げ具合も良き雰囲気です。 ボディサイズはコンパクトなライカ DIIながら、1/1000シャッター、視度補正、シンクロ、吊り環などが付き、より実用的な一台となっています。黒&クローム、いわゆるセミクローム。ツボを押さえた玄人好みのモデルですね。 2019年のドイツ仕入れ物...
-
Leica M-A Chrome
10371。ライカ M-A シルバークローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は515万台。ライカ A型の131番から始まった市販ライカも、ここまで来ました。 M-Aは近年の名機、ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラの原点回帰的なモデル。トップカバーにはLeicaの筆記体ロゴの刻印。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応。 デジタル M型も使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも。...
-
Leica M6 TTL 0.58 Black Chrome
ライカ社の製品コードは10475。製造番号は272万台、2000年製のライカM6 TTL 0.58。ブラッククローム仕上げ。0.85、0.72、0.58の3種のファインダー倍率が用意され、この個体は広角寄りのモデルとなります。ブライトフレームは28/35/50/75/90mmの対応です。 ライカ M6シリーズは露出計内蔵のライカM型として、近年またまたまた人気再燃中。なんと復刻版も販売されました!本気でフィルム撮影をされたい方には、どうにも気になるライカでしょう。 当...
-
Leica M3
IGEMO。製造番号110万台。1965年製のライカ M3後期型、シングルストローク。M3生産終了前年の製造。レンジファインダー式カメラの最高傑作。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ界の金字塔。50mmレンズをメインとするのであれば、今もなお最善のライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。 製造から半世紀を経てもなお現役第一線で活躍できる、堅牢さ、動作精度、使いやすさには脱帽です...