ライカ IIIf レッドダイヤル、LOOHN。製造番号81万台の1956年製。1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)、その後赤文字(レッドダイヤル)となります。本品はセルフタイマーが追加された最終型。
高い完成度を誇るこのライカ IIIf、これまでのライカと同様に、様々なメーカーがお手本としてそのコピー機を製造したモデルでもあります。シボの目が粗めなグッタペルカの握り心地も良いですね。
ライカ IIIfは生産台数も多く価格もこなれており、信頼度の高いモデルでもあります。同世代の赤エルマーなどを合わせれば、バルナック入門にもピッタリです!
軍艦部・対物側の距離計ファインダー上部と、ベースプレートの開閉ノブ側の角にごく小さなアタリがあります。ベースプレートのクロームメッキには点々とした擦れが見られます。全体的に多少の使用感はありますが、まだまだ綺麗な外観です。
2023年11月にOH済。各部作動快調。これぞバルナック的なシャッター音が心地良く響きます。
ファインダーもクモリは見られずスカッとクリア。二重像もはっきりしています。
気兼ね無く、ガンガンお使い頂く実用機にどうぞ。