Leica Copies
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
仏アンジェニュー製の望遠レンズ、アンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1。4群4枚構成。本品は1946年の製造、淡いブルーが印象的な初期のコーティング付。 Y1にはアルパ用、エキザクタ用などもありますが、こちらはオリジナルライカスクリューマウント。かなり初期の鏡胴デザイン。当初は黒々としていたであろう鏡胴は、長年丁寧に使い込まれ、水墨画を彷彿させるような枯れた色合いに育っています。 いぶし銀の外観と、山奥の泉のような淡いブルーのモノコートの組み合わせが何とも...
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Som Berthiot Flor 90mm f2.8 (L)
仏SOM Berthiot社のライカ・スクリューマウント用レンズ。4群6枚構成のダブルガウス型。真鍮鏡胴にアルミ外装を組み合わせた、ドイツ製レンズとはひと味違ったこれまた立派なつくりです。 フロール 90mm f2.8にも数種のバリエーションがありますが、本品はかなり終わりの方のタイプ。このタイプの鏡胴は、他にアンギュロール 28mm f3.3、フロール 35mm f3.5、フロール 50mm f1.5、145mm f4.5等が見られます。 写真工業出版社刊、世界のライ...
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Canon 50mm f1.2 (L)
1956年登場のキヤノンの大口径標準レンズ。ライカ・スクリューマウント。メートル表記。 キヤノンの50mmレンズの中では、有名なf0.95に次ぐ明るさを誇ります。海外では『ジャパニーズ・ノクティルクス』と呼ばれる事もあるようです。中玉が真っ白にクモリやすいレンズですが、本品はスカッと抜けており、とても綺麗なガラスです。このレンズでは稀に見るコンディションでしょう。 嬉しい純正フード付。 当店販売品がこの度出戻って来ました。大切にお使い頂き、前回販売時と変わらぬ良好なコ...
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Dallmeyer Dallac 85mm f2 (L)
英ダルメイヤー、淡いブルーのダルコートが美しいダラック 8.5cm f2。4群6枚構成、ダブルガウス型。1940年代後半の製造です。 Cooke&Perkins製のアルミ鏡胴は実に良い作りで、英国製品らしく端正なデザイン。当時、「ダルコート」、「軽量金属鏡胴」、「高解像力」がウリで、ライカLマウント用として単体販売されていました。 実測367g。適合フィルター径は48.5、または49mmです。本品には現代物のツァイス製49mmフィルターが付属しています。アンジェニューな...
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Som Berthiot Angulor 28mm f3.3 (L)
仏Som Berthiot社の広角レンズ、アンギュロール 28mm f3.3。ライカスクリューマウント。4群6枚構成。メートル表示。 通常この番号帯のAngulorは距離計に連動しますが、本品は距離計非連動。目測式となります。鏡胴には被写界深度表示が無く、まるで試作品のような出で立ち。当初改造品かと思いましたが、修理業者さんで分解し内部を検証した結果、そのつくりから純正であろうとの結論に達しました。 アンギュロールはもとより、ライカマウントのベルチオレンズは、製造期間は...
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Orthostigmat 35mm f4.5 (L)
ドイツ・ミュンヘンのの中堅光学メーカー、Steinheil社製ライカ・スクリューマウントレンズ。4群6枚構成、オルソメーター型。 f値は暗めで周辺落ちしますが、シャープな描写と穏やかなトーンで雰囲気ある画が撮れる良いレンズです。「ミッキーマウス」とも呼ばれる、耳のように生えた2本の距離調節ノブが愛らしいデザイン。 純正のファインダーが付属。レンズ本体と比べると、ファインダーはかなり使い込まれています。 メッキが弱く、真鍮地が見えた個体も多いレンズですが、本品はなかなか...
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Angenieux 75mm f1.8 Type S6 (M改)
珍品、アンジェニュー 75mm f1.8 Type S6。1976年の製造。情報が乏しいレンズですが、4群6枚構成のダブルガウス型で、35mm映画用中望遠レンズとして製造されました。中判のイメージサークルもカバー。 本品はオリジナルのS6レンズヘッドを、汎用のライカMマウント用距離計連動ヘリコイドに入れ込んだ改造品。入念な改造が行われ、ライカ M型にバッチリ距離計連動します。もちろん改造は可逆改造、いつでもオリジナルのレンズヘッドに戻せます。 最上質のアルミを削り出し、...
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Zunow 50mm f1.1 (L)
1953年に発売された、当時世界一の明るさを持ったレンズ、ズノー 50mm f1.1。戦後わずか8年。このズノーの登場を口火に、国産超大口径レンズ競争が勃発、各社より魅力的なレンズが次々と販売され、今も私たちを熱狂させています。 本品は製造番号5000番台のズノー 5cm f1.1 中期型、ライカスクリューマウント。帝国光学製。本品はTeikoku Kogaku銘。Feet表記。 前期型・通称ピンポンの後玉の出っ張りが無くなり、レンズ脱着の安心感が向上、また絞り開放付近...
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Nikkor 50mm f2 (L)
日本光学製、ニッコール-H.C 5cm f2。ライカ・スクリューマウント。3群6枚構成のゾナー型。feet表記。本品は黒帯と呼ばれる後期モデル。絞りリングが黒塗りされただけで、グッと精悍さが高まった印象です。 レオタックス等の国産ライカコピー向けに供給されたレンズ。ヘリコイドの繰り出し量が多く、最短45cm程度まで接写できます (距離計の連動は1mまで)。 絞り開放ではやわらかめの描写ですが芯はしっかりしており、1段絞れば非常にシャープな線を結びます。 ニコン製のUVフ...
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Ektar 50mm f1.9 (M改)
エクター50mm f1.9。4群7枚構成。コダック社が1941年に鳴り物入りで発売した重量級レンジファインダー式カメラ、コダック・エクトラに採用された50mm標準レンズを、汎用ヘリコイドを使用しライカMマウントに改造した一本。0.7mから無限遠まで距離計連動します。 エクター 50mm f1.9は通常ノンコートですが、こちらは後玉に淡いコーティングが施されています。 絞り開放では周辺の甘い写りや流れ、なかなか強烈な後ボケを見せてくれる濃い味のオールドレンズ。エクター 5...
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Canon 19mm f3.5 (L)
キヤノン製のライカスクリューマウントレンズの中で最も広角な一本。ライツの定番超広角レンズ、スーパーアンギュロンよりも更に広角です。1964年登場。7群9枚構成。設計は小柳修二氏。1mから無限遠まで距離計連動。非連動ながら最短撮影距離は0.6m。2,000本強が生産されたと言われています。 純正のケース、専用ファインダー、前後キャップ、フィルターが付属。一式揃っている嬉しいセット。 使用感ほとんど見られずなかなか綺麗な外観です。 各部の動作正常。距離計連動OKです。専用...
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Biogon 35mm f2.8 (L)
カール・ツァイス・イエナ製、ビオゴン 35ミリ f2.8。本品はロシア製改造品では無く、珍しいツァイス純正のオリジナル・ライカスクリューマウント。ツァイス本(電話帳)によると、本品は1945年11月26日にライカ Lマウントとして出荷されたロットです。 Tコーティング付。コーティング色もツァイスのもの。距離計連動。アルミ鏡胴は実測97gと大変軽量です。後玉が突出していますのでお取り扱いにはくれぐれもご注意ください。人とはちょっと違ったライカスクリューマウント広角をお探し...
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Zunow 50mm f1.1 (L)
帝国光学製。製造番号5000番台のズノー 5cm f1.1 中期型、ライカスクリューマウント。Teikoku Kogaku銘。Feet表記。前期型ピンポンの後玉の出っ張りが無くなりレンズ脱着の安心感が向上、開放付近でのフレアが抑えられた印象です。 くびれとローレットがリズミカルで実に格好良い鏡胴デザイン、独特のブランド名称「ズノー」、盛大なフレア三昧の開放描写、短命ながらも世界一明るい標準レンズとして、戦後の日本人の心を沸かせた存在であった事でしょう。魅力とストーリーに...
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Som Berthiot Angulor 28mm f3.3 (L)
仏Som Berthiot社製。広角レンズ、アンギュロール 28mm f3.3。ライカ・スクリューマウント。4群4枚構成。ベルチオレンズらしい、透明感のあるブルーコーティング。メートル表示。距離計連動。最短撮影距離は0.75m。 鏡胴バリエーションの多いアンギュロール 28mmですが、本品は真鍮とアルミの組み合わせの前期型。重量は実測で178g。 フランス製レンズらしい洒脱な外観デザイン。小ぶりな外観からはなかなか想像し難い、シャープで鮮やかな発色を見せます。ヒトとはち...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
アンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1、ライカLマウント。本品はY1の中でも中期〜後期の鏡胴デザイン。4群4枚構成。コーテッド。1951年製。距離表記はfeet。フィルターはズミルックス用純正E43が装着できます。他の43mmでは入る物と入らない物がありますので、色々とお試し下さい。 コーティングは美しいブルーとアンバー系が混在しています。 アンジェニュー 90mm f2.5は、75mm f3.5 Type Z3と同じく、修正出来ないほどのガタつきが出ている...
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Angenieux 35mm f2.5 Type R1 (L)
アンジェニュー 35mm f2.5 Type R1、オリジナル・ライカスクリューマウント。前期型。レトロフォーカスタイプの5群6枚構成。1952年製です。距離表記はfeet。 丁寧に使い込まれた前期型アンジェニューならではの、いぶし銀の佇まい。鏡胴先端部からマウントにかけて、自然なグラデーションで渋く褪色しています。美しい古色。見た目も描写もたまらない一本。 純正前後キャップ付。前キャップは後期型用のプラスチック製、後キャップは当時物のアルミ製です。稀少品。 歴代のお...
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Som Berthiot Cinor 50mm f2 (M改)
仏ソン・ベルチオ製のシネマカメラ用レンズ、キノール 50mm f2。本品はとても丁寧な仕上げのライカ Mマウント改造品。最短撮影距離0.7mから無限遠まできっちりと距離計連動しています。 ワンオフ製作のアルミ削り出しの鏡胴は、美しいローレット加工のアクセントが施されており、端正な佇まい。ライカに装着した姿もまた決まる格好良さです。 ピント面のシャキッとした写りと強烈な周辺落ち、歪むような後ボケが引き立てます。時折現れる柔らかなフレアを伴った写りに、意表を突かれるときがあ...
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Som Berthiot Flor 90mm f3.5 (L)
¥220,000
仏SOM Berthiot社製のフロール 90mm f3.5。Lマウントのベルチオレンズはその製造期間の短さから、どれもかなり珍しいレンズ。Flor 90mmにはf2.8も存在しますが、こちらはf3.5のタイプ。3群4枚構成のテッサー型。距離表記はメートル。この時代のベルチオレンズは、製造本数の少なさの割には鏡胴のバリエーションが非常に多く、コレクターを悩ませます(笑)本品は真鍮製の鏡胴で、レンズ先端や絞りリングはアルミ製。フードや銘板などは後塗りのブラックペイントと思...
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Canon 50mm f1.8 (L)
キヤノン製の標準レンズ。ライカスクリューマウント。1953年登場。4群6枚構成。設計者は50mm f1.2、f1.4を設計した伊藤宏氏。ライツのクセノンやズマリットを彷彿させるようなクラシカルなデザインです。愛嬌のあるほっこりとしたデザインの純正フード付。 つい最近まで当店のお客さまが実用されていた一本。使用感少なく、国産ライカコピーのレンズとしてはかなり綺麗な外観です。 各部の動作正常、距離計連動バッチリです。 中玉の周辺部に清掃で取り切れないクモリ、後玉に線状のご...
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Topcor-S 50mm f2 (L)
東京光学製。レオタックス用標準レンズ、トプコール-S 5cm f2。ライカスクリューマウント。距離計連動。4群6枚構成。フィルター径は40.5mm。 絞りのクリックストップは2、2.8、4という標準的な刻みですが、指標は1/3ずつ示されています。無限遠ストッパーを兼ねるノブに至っては、実に丁寧なつくり。国産ライカコピーにありがちな粗さを全く感じさせません。東京光学というメーカーの生真面目さ、精巧なモノづくりをビシバシ感る一本。 写りもそのイズムを汲んでいるのか、絞り開放...
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Hexar 50mm f3.5 (L)
小西六写真工業社製、ライカスクリューマウント。ヘキサー 50mm f3.5。1955年頃の発売。距離表記はfeet。3群4枚のテッサータイプ。 チヨカ、チヨタックス、ニッカ、レオタックス、メルコンなど、多くの国産ライカコピー機に装着され、販売されました。絞り開放からシャープで、コントラストもしっかりした安定描写。 同時期の国産ライカコピーレンズと比較しても、鏡胴は丁寧な仕上げで堅牢なつくりです。本品はキャップや元箱も揃った大変綺麗なもの。黄色と黒ツートンの元箱はコレクシ...
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Kinoptik 50mm f2 (L改)
シネマ用アポクロマート・キノプティック 50mm f2。ライカ Lマウント改造、距離計連動です。アポクロマート設計の4群6枚のダブルガウス構成。絞り開放から切れのある解像力の高い描写を、ざわつきのあるボケ味が引き立てます。しっかりしたコントラスト、豊かな階調表現で思わず見入ってしまう素晴らしい描写力。 ワンオフ製作のアルミ削り出しの中間リングと絞り操作リングには、丁寧なローレット加工が施され、実に美しい仕上がり。 加えて、以前のオーナー様が特注されたUVフィルター組み込...
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Dallmeyer Dallac 85mm f2 (L)
英ダルメイヤー、淡いブルーのダルコートが美しいダラック 8.5cm f2。4群6枚構成、ダブルガウス型。1940年代後半の製造です。 Cooke&Perkins製のアルミ鏡胴は実に良い作りで、英国製品らしく端正なデザイン。当時、「ダルコート」、「軽量金属鏡胴」、「高解像力」がウリで、ライカLマウント用として単体販売されていました。 実測398g。適合フィルター径は48.5、または49mmです。本品は鏡胴、ガラスともに極上のコンディション。 これまで20本以上のDalla...
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Zunow 50mm f1.9 (Miranda)
ライカ・スクリューマウント用の大口径レンズ、ズノー 50mm f1.1で知られるズノー社(旧・帝国光学)が、ミランダ T用に供給した標準レンズ。4群7枚構成。ちなみに激レアですが、同レンズでオリジナル・ライカスクリューマウントも存在しました。20年ほど前に一本だけ扱った事があります。 付属のレアなミランダ純正Lマウントアダプターを装着すれば、距離計非連動ながらライカ・スクリューマウントとして使えます。フィルター径は一般的な40.5mm。絞りはプリセット式。ミラーレスのデ...
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Canon 50mm f2.2 (L)
キヤノン 50mm f2.2、ライカスクリューマウント。日本製。キヤノンが1961年に発売した標準レンズ。当時はCanon Pにセットされ、国内向けのみ販売されていたようです。わずか半年間の販売で終わってしまったため個体数も少なめです。 4群5枚のレンズ構成。キヤノン 50mm f0.95、35mm f1.5、35mm f2などの銘玉で知られる向井二郎氏による設計です。 距離計連動。最短撮影距離は1m。フィルター径は40mm。フード、保護フィルターが付属します。 最近...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
久々入荷のアンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1、ライカLマウント。本品は中期型鏡胴。4群4枚構成。コーテッド。1951年製。距離表記はfeet。フィルターはズミルックス用純正E43が装着できます。他の43mmですと入る物と入らない物がありますので、色々とお試し下さい。 コーティングは美しいブルーとアンバー系が混在しています。 アンジェニュー 90mm f2.5は、75mm f3.5 Type Z3と同じく、修正出来ないほどのガタつきが出ている個体が多く、か...
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Canon 50mm f0.95 (M改)
キヤノン 50mm f0.95。1960年のフォトキナで発表するなり、世界中から賞賛を得たキヤノン製の超大口径レンズ。ズノー 50mm f1.1、ニッコール 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、そしてキヤノン 50mm f1.2など、1950年代の国産大口径レンズ競争がひと段落した1961年に販売開始されました。別名ドリームレンズ。 新種ガラスを5枚使用し、5群7枚構成。元はキヤノン 7/7s用の専用バヨネットですが、ライカ...
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Angenieux Alitar 50mm f1.8 (L改)
フランス・アンジェニュー社製、50mm f1.8 Type S1。1946年製。アルパ・レフレックス用のAlitar 50mmを、エルマー 50mm f2.8の鏡胴を用いて改造された一本です。ライカスクリューマウント。距離計連動。4群6枚構成。一部のガラスに淡いコーティングが施されていますが、初期のアンジェニューのオリジナルコーティングとみて良いでしょう。 ダブルガウス型らしい周辺落ちが、美しく柔らかな描写と調和します。絞り開放では、中心部の解像力は高いのですが周辺はか...
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Canon 35mm f2 (L)
キヤノン製ライカ・スクリューマウントの広角レンズ。4群7枚構成。1963年に発売された35mm f2の第1世代。設計は50ミリ f0.95、35ミリ f1.5やf1.8を設計した向井二郎氏。 廉価レンズと侮ることなかれ、f2の絞り開放からしっかりとした像を結ぶレンズです。穏やかな周辺落ちと相まって、オールドレンズらしい写りをお楽しみ頂けます。アルミ製で軽量な鏡胴は大きさもコンパクト。設計の良さが光ります。フィルター径は40mネジ込みです。 使用感わずかで綺麗な外観です...
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Kinoptik 50mm f2 (M改)
シネマ用アポクロマート・キノプティック 50mm f2。ライカMマウント改造、距離計連動です。アポクロマート設計の4群6枚のダブルガウス構成。絞り開放から切れ味のある解像力の高いピント描写を、ざわつきのあるボケ味が引き立てます。キノプティックならではの描写力です。 ワンオフ製作のアルミ削り出しの中間リングと絞り操作リングは、質感の高い仕上がり。汎用のヘリコイドに装着されており、最短0.7mから無限遠までしっかりと距離計連動しています。 レンズヘッド部は使用感少なく、な...
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Dallmeyer Kinematograph 2inch f1.9 (M改)
戦前品。英ダルメイヤーが製造した映画用レンズ、キネマトグラフ 2インチのライカ Mマウント改造品です。ノンコート。距離計連動での最短撮影距離は約70cmとかなり寄れます。 ダルマイヤーのシネレンズらしい、濃厚なボケと盛大な周辺流れ、中心部の突き抜けるような解像感がもたらす作画はまさにアート。 付属のフードは純正品ですが、四隅が蹴られるのはご愛敬。ほど良いペイント落ちがヴィンテージな雰囲気です。丁寧な改造が見事な一本。ワンオフ製作のアルミ中間リングには美しいローレットが刻...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。シリアル番号は61.5xx。初期の軽量オールアルミ鏡胴でノンコート。お探しの方も多いモデルでしょう。 本品は1945年製造の一本。コーテッドのS1も出始める時期ですが、こちらはノンコート。ちなみに少し前に取り扱ったシリアル番号数番違いのS1は、ブルーのコーテッドでした。端境期ですね。レンズ構成はダブルガウス型の4群6枚構成。距離表記はメートル。 50mm f1.8は、...
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Nikkor 50mm f1.5 (S)
珍品ニッコール S・C 50ミリ f1.5、ニコンSマウント。本品のシリアル番号は907xxx、1949年7月に製造された個体で。このレンズは905番台と907番台が存在し、ニコン Sとライカ Lマウントが製造されました。両方を合わせても800本程度と言われている稀少なレンズです。 レンズ構成は3群7枚構成のゾナー型。ツァイス製のゾナー 50mm f1.5を模した設計です。 真鍮にクロームメッキが施された鏡胴は工作精度や質感も高く、とても良いつくりです。絞り開放ではほど...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代にあたるニッコールSC 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月の登場です。3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。距離表記はfeetです。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。 本品は捨て番5005がシリアルナンバーに付与された初期の一本。1950...
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Topcor-S 50mm f2 (L)
東京光学製。1950年代後半の製造。レオタックス用標準レンズとして供給されていたトプコール-S 50ミリ f2。4群6枚構成。フィルター径は40.5mm。 絞りのクリックストップは2、2.8、4という標準的な刻みですが、指標は1/3ずつ示されています。無限遠ストッパーを兼ねるノブに至っては、実に丁寧なつくりでライカコピーにありがちな粗さを全く感じさせません。東京光学というメーカーの生真面目さ、精巧なモノづくりを感じます。 写りもそのイズムを汲んでいるのか、絞り開放からし...
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Nikkor 85mm f2 (L) Chrome
ニッコール-P.C 8.5cm f2、ライカ・スクリューマウントの前期型クローム鏡胴。距離表記はfeet。3群5枚構成。 コンタックス用のゾナー 85mm f2のコピー。ライフ誌の特派員、D.D.ダンカン氏が朝鮮戦争で使用し絶賛、日本製レンズの優秀さを世に知らしめるきっかけとなった記念碑的レンズです。 当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。以前と変わらぬ良いコンディションです。 鏡胴は少々の使用感と擦れが見られます。落下や凹みは見られず、...
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Canon 50mm f1.8 (L) Black Paint
キヤノン 50mm f1.8、ライカスクリューマウント。本品は稀少なブラックペイントモデル。通常、このレンズの絞りリングや距離指標はクロームメッキですが、本個体はレアな黒塗りバージョンで精悍な雰囲気。 オーストラリアのキャノン・レンジファインダー研究家Peter Kitchingman氏の著書「Canon M39 Rangefinder Lenses」によれば、本品はType 5に分類され、1956年4月から1959年4月の間に出荷されたうちの一本です。レンズ設計は伊藤...
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Simlar 50mm f1.5 (L)
東京光学製。1953年頃の製造。岡田氏・上野氏共著 35mm版オールドレンズの最高峰「50mm f1.5」によると、本品は1938年に冨田良次氏が設計。前群ゾナー型、後群ガウス型を組み合わせ、双方の収差を新種ガラス以前にバランスをとって極小化することを試みた画期的なレンズであるという評価が記されております。 中心部の解像感の高さと周辺の甘さが良い具合のレンズですが、絞り開放f1.5を誇るオールドレンズとしては驚異的な描写と言えるかもしれません。小振りながら重量は325g...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。本品のヘリコイドは正真正銘オリジナルのライカ Lマウントですが、レンズヘッドはALITAR銘ですのでヘッド部は元々はアルパレフレックス用だったと思われます。ALITARの刻印が無ければ、オリジナル Lマウントと全く同じですので、改造品と呼ぶには少々憚られます。 1944年製。製造番号は49.xxx。かなり初期のS1です。ダブルガウス型の4群6枚構成。ノンコート。m表示。1940年代半ばから製造された、アンジェニュー古株...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェ・ファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。淡いブルーのコーティングが施された1945年製の一本。ダブルガウス型の4群6枚構成。メートル表示。 50mm f1.8は、アルパ用等として1940年代初めから製造された、アンジェニュー古株の銘玉。また、S1はノンライツレンズの代表格、f1.8と大口径ハイスピードながらも小型軽量。フランスらしい小粋でスタイリッシュなデザインが泣かせます。オールアルミ製の鏡胴は実測でわ...
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Taylor-Hobson 2inch f2 (L)
テイラー・ホブソン 2inch f2。第二次大戦後、英国Reid&Sigrist社に製造されたライカコピー機、Reidシリーズの標準レンズ。ライカスクリューマウント。4群6枚構成のダブルガウス型。feet表記。 テーラーホブソン 2inchには複数の鏡胴バリエーションがありますが、本品は沈胴部にもサテンクロームが施されたタイプ。ズミタールにも似たデザインで、質感の高い見事なつくりです。 解像感と発色に優れ、透明感のある描写。絞り開放付近ではダブルガウスらしい濃い...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェ・ファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。淡いブルーのコーティングが施された1945年製の一本。ダブルガウス型の4群6枚構成。メートル表示。 50mm f1.8は、アルパ用等として1940年代初めから製造された、アンジェニュー古株の銘玉。また、S1はノンライツレンズの代表格、f1.8と大口径ハイスピードながらも小型軽量。フランスらしい小粋でスタイリッシュなデザインが泣かせます。オールアルミ製の鏡胴は実測でわ...
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Kinoptik Apochromat 100mm f2 (M改)
シネ用のキノプティック・アポクロマート 100ミリ f2を、ライカ Mマウントへ改造した一本。美しい仕上がりです。4群6枚構成のガウスタイプ。距離計には非連動です。淡いブルー / パープルのコーティング。 ライツのZOOXYヘリコイドを使用し、上質なアルミ材を用いワンオフ製作された中間リングをヘリコイドの前後にセット。中間リングに刻まれたローレットのアクセントが光ります。実にスタイリッシュな仕上がり。付属のフードは純正品と思われ、プロ機材らしい堅牢なつくり。描写良好、発...
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Hexar 50mm f3.5 (L)
小西六写真工業社製、ライカスクリューマウント。ヘキサー 50mm f3.5。1955年頃の発売。距離表記はfeet。チヨカ、チヨタックス、ニッカ、レオタックス、メルコンなど多くの国産ライカコピー機に装着され販売されました。3群4枚のテッサータイプ。絞り開放からシャープでコントラストもしっかりした安定描写。鏡胴も同時期の国産ライカコピーレンズと比較しても堅牢なつくりでクロームメッキも美しい。純正の前キャップが付属します。 沈胴部の擦れも僅かで、使用感少ない外観を保ってい...
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Fujinon 100mm f2 (L)
富士写真フィルム製の大口径望遠レンズ。1956年発売。ライカスクリューマウント。100mmでf2を誇る高速レンズです。同スペックでは更にレアなズノー 100mm f2レンズも知られています。距離計連動。4群6枚構成。距離表記はfeet。最短撮影距離は3.5feet、約1mですのでかなり寄れます。 純正ファインダー、前キャップ、レンズフード、革ケースが付属します。 軽微なペイント落ちは見られますが、なかなか綺麗な外観です。 2022年9月にフルOH済み。操作感大変滑らかに...
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Zunow 50mm f1.3 (L)
ズノー 50mm f1.3、ライカスクリューマウント。製造本数は100本少々と言われる珍品レンズ。シリアル番号は7000番台。 1953年にズノー 50mm f1.1初期、通称ピンポン玉がデビュー、1955年に後玉がフラットとなったf1.1改良型の発売開始、そして1958年にこのf1.3がデビューします。 ズノー f1.3は、f1.1の性能に満たない部品を流用して作られたと言われていますが、実写の性能は素晴らしく、開放から非常に良いピントです。背景やボケはf1.1よろし...
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Kinoptik Apochromat Foyer 100mm f2 (L改)
製造番号3xxx、1940年代の製造と思われます。シネ用のキノプティック・アポクロマート 100ミリ f2を、戦後間もない頃にライカ・スクリューマウントに改造したと思われる一本です。4群6枚構成のガウスタイプ。重量は970g。 本品はごくソフトな初期のコーティングが一部のエレメントに施されていたようですが、クリーニングでも剥がれてしまう程度のソフトコートで、現在はコーティングはほぼ残っていません。 また、このタイプの往時のライカスクリュー改造レンズは、ライカ用の距離計連...
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Angenieux 50mm f0.95 (M改)
アンジェニュー 50ミリ f0.95 Type M1。6群8枚構成。アンジェニュー・ファン垂涎の超高速レンズ。1960年頃から80年過ぎまで少数製造され続けました。本品は1982年頃の製造。 本来はシネレンズですが、本品はMマウント改造が施され、ライカで距離計連動します。フルサイズでは周辺部が少々ケラれますが、ピント面の淡さと結像のバランスがとても気持ち良いレンズ。アンジェニューらしさたっぷりの濃密な描写を味わえる一本です。 当店販売品が出戻って参りました。大切にお使い...
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Optis Anastigmat 50mm f3.5 (L改)
1923年頃に発売された、フランス・パリのDerbie社製の非常にユニークな35mmシネカメラ兼自動巻き上げのハーフ判スチルカメラ、SEPT(セット)に装着されていた、Optis Anastigmat 50mm f3.5レンズをライカ Lマウントに改造した一本。「SEPT」はフランス語で7を意味します。SEPTカメラはスプリングモーターで動作し、250コマの撮影が可能、動画、静止画の撮影、また動画、及び静止画のプロジェクター、引き伸ばし機などなど7つの機能を持ったカメラ...
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Dallmeyer Dallac 85mm f2 (L)
英国ダルメーヤー社製。4群6枚構成。1940年代後半の製造です。当時のカタログによると、Dalrac 135mm f4.5と共にライカスクリュー用として単体販売されていました。当時のウリは「ダルコート」と「軽量金属鏡胴」そして高解像力。重量は368g。カタログ記載のフィルター径は51mmかぶせですが、メーカーによっては49mmねじこみも入ります。 ブルー・パープルのダルコートが美しいこのダラック 8.5cmは、ごく少数が生産されたのみで、近年ではなかなか見掛けないレンズ...
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Hexanon 60mm f1.2 (L)
国産大口径レンズ競争真っ盛りの1955年、小西六写真工業が発売した伝説のレンズ、ヘキサノン 60ミリ f1.2を現代のテクノロジーで復刻した一本。1999年、藤澤商会さんがプロデュース、コニカ社から800本限定で発売されました。 ライカスクリューマウント。距離計連動。1955年のオリジナル・ヘキサノンは6群8枚ですが、本品は6群7枚構成です。絞り開放付近にて個性の強い写りをたっぷりと味わえるレンズ。フローティング機構、接合面を除いた全ての面にマルチコーティングを採用。絞...
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Xenogon 35mm f2.8 (L)
シュナイダー製の広角レンズ、クセノゴン 35mm f2.8。4群6枚構成。距離表記はfeet。ライカ・スクリューマウント。距離計連動。 いわゆるクモリ玉のクセノゴンは、コンディションの良い個体にはなかなか巡り会えませんが、本品にもお決まりのコーティング傷みによるクモリが見られます。 2022年5月にフルオーバーホール済です。絞り、ヘリコイドの操作感は大変スムーズに仕上がっています。外観は使用感少なめで、良好な状態です。 レンズは前玉に多めの拭き傷、またコーティングの荒...
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Simlar 50mm f1.5 (L)
東京光学製、シムラー 50mm f1.5、後にトプコールへと名称変更されます。1953年頃の製造。1938年に冨田良次氏が設計。4群7枚構成。Feet表記。最短撮影距離は3.5フィート。前群ゾナー型、後群ガウス型を組み合わせた設計が特徴的です(岡田氏・上野氏共著 35mm版オールドレンズの最高峰「50mm f1.5」より)。 写りに関しては、中心部の解像感の高さと周辺の甘さが良い具合です。絞り開放f1.5を誇るオールドレンズとしては、素晴らしい描写力。小振りながら重量は...
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Kinoptik 50mm f2 (L改)
シネ用のキノプティック 50mm f2を、ライカ Lマウント距離計連動に改造した一本。アポクロマート設計。コーティング有。4群6枚のダブルガウス。1960年頃の製造と思われます。キリッとした解像力の高いピント面の描写。背景の距離に応じ少しざわつくボケ味がそれを引き立てます。絞りを効かせるとキレが増します。 実測147gの軽量・小型な鏡胴で、気軽に持ち出せます。参考までに固定鏡胴ズミクロンは250g前後です。ズミクロンと比較すると鏡胴はやや長いですが、フィルター枠が深く前...
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Biogon 35mm f2.8 (L)
カール・ツァイス・イエナ製。ビオゴン 35ミリ f2.8です。オリジナル・ライカスクリューマウント。ツァイス本(電話帳)によると、本品は1945年11月26日にライカ Lマウントとして出荷されたロットです。珍しいツァイス純正のライカ・ビオゴン。ロシア製改ではありません、本物です。コーティング色もツァイスのもの。Tコーティング。距離計連動。アルミ鏡胴は実測97gと大変軽量です。後玉が突出していますのでお取り扱いにはくれぐれもご注意ください。稀少品。 店頭にて売約済みとなり...
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G-Rokkor 28mm f3.5 (L) Chrome
ライカ・スクリューマウント。距離計連動。ミノルタの高級コンパクトカメラTC-1のレンズを、限定でライカLマウント化。1998年の発売、2000本の限定生産です。ライツとゆかりのあるミノルタ最後のライカ用レンズでもあります。非球面を3面に採用した5群5枚構成。絞りは完全円形ではなくなりましたが、9枚羽根で豪華なつくり。 発色の良さ、抜けの良い描写が持ち味です。広角らしい開放的な作画を気持ちよく撮影できるレンズ。純正のレンズフード、フードキャップが付属します。 外観は使用感...
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Old Delft Minor 35mm f3.5 (L)
オランダ、オールド・デルフト社製のライカ・スクリューマウント広角レンズ。3群4枚構成テッサー型。m表記。実測で135g。小振りながら、真鍮にクロームメッキが施され重量感のあるレンズです。1946年頃の発売。ミノールはコーティング無しの個体も多いですが、本品はコーティング有。絞り開放では周辺部は流れますが、中心部は繊細でしっとりとした良い描写です。写りすぎない広角、アンジェニュー 35mm f3.5 X1辺りのレンズが気になってくると、触手が動き始めるミノール。Old D...
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Rodenstock Heligon 35mm f2.8 (L)
独Rodenstock社製、ヘリゴン 35ミリ f2.8。ライカ・スクリューマウント。m表示。鮮鋭な描写と素直な発色で定評のあるレンズです。絞り開放から解像力も高く、鮮鋭なピントが得られます。周辺落ちと相まって、雰囲気のある絵作りがお楽しみ頂けます。適合フィルターは22mm、もしくは22.5mmねじこみです。本品はこれまで取り扱ってきたヘリゴンの中でもベストの一本、外観もレンズの状態も描写も申し分ありません。得難いコンディションです! 当店販売品です。お客様に大切に使わ...
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Rodenstock Heligon 35mm f2.8 (L)
独Rodenstock社製のライカ・スクリューマウントレンズ、ヘリゴン 35ミリ f2.8。1955年頃に登場しました。本品はm表示。鮮鋭な描写と素直な発色で定評のあるレンズです。絞り開放から解像力も高く、鮮鋭なピントが得られます。周辺落ちと相まって、雰囲気のある絵作りがお楽しみ頂けます。適合フィルターは22mm、もしくは22.5mmねじこみです。こちらは外観はそれなりの使用感がみられますが、ガラスは綺麗です。気兼ね無く撮影をお楽しみたい方にはベストなヘリゴンでしょう。...
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Micro-Nikkor 50mm f3.5 (L)
1956年の発売。4群5枚構成。ライカスクリューマウント。距離計連動。ニコンの35mm用レンズで、初めてマイクロ・ニッコールの名を冠しました。距離計は1mから連動し、更に繰り出すことで非連動ながら45cmまで接写可能。300l/mmもの解像度を持ち、試写をすればその目を見張るほどの解像力の高い写りに、今でも度肝を抜かれます。ニコン Sシリーズ用とライカ用を合わせても1,200本程度しか製造されず、そのうちライカ用は300本に満たないと言われています。本品は使用感少なく、...