東京光学製、シムラー 50mm f1.5、後にトプコールへと名称変更されます。1953年頃の製造。1938年に冨田良次氏が設計。4群7枚構成。Feet表記。最短撮影距離は3.5フィート。前群ゾナー型、後群ガウス型を組み合わせた設計が特徴的です(岡田氏・上野氏共著 35mm版オールドレンズの最高峰「50mm f1.5」より)。
写りに関しては、中心部の解像感の高さと周辺の甘さが良い具合です。絞り開放f1.5を誇るオールドレンズとしては、素晴らしい描写力。小振りながら重量は実測で319g。ズシリとした重さを感じます。やや稀少なレンズです。
2022年5月にフルOH済です。丁寧な整備により、絞りとヘリコイドはしっとりと滑らかな操作感です。距離計連動もバッチリ。
使用感殆ど見られずとても綺麗な外観です。
淡いパープルとオレンジのコーティングが美しいガラスは、前玉に小傷が数本、後玉に整備で除去しきれなかった菌糸状のカビ痕がみられますが、シムラーとしてはなかなか良いコンディションを保っています。各面にクモリは見られません。
試写館に作例を掲載しました。ライカM10-P、全て絞り開放、距離計での撮影です。カラー、モノクロのいずれでも個性ある優れた描写を見せてくれました。当時モノと思われるKenkoのフィルターは純正品の様にフィットしています。
Simlar 50mm f1.5 (L)
シムラー 50mm f1.5 ライカ Lマウント フルOH済
- マウント:
- ライカ L
- 付属品:
- filter, copy caps.
- コンディション:
- 93% B 良品
- 整備状況:
- オーバーホール済
- 保証:
- 6ヶ月保証付
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レア度について
★ | 現行品。生産完了品でも入手は容易。 |
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★★ | 少し探せば入手可能。 |
★★★ | やや少ないアイテム。1~2ヵ月に一度入荷します。 |
★★★★ | 珍品。年に一度出てくるかどうか(お店によります)。 |
★★★★★ | 超珍品。5~10年に一度扱えるかどうか(お店によります)。 |