日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代にあたるニッコールSC 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月の登場です。3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。距離表記はfeetです。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。
本品は捨て番5005がシリアルナンバーに付与された初期の一本。1950年5月に設計出図されたことから、50(年)05(月)という番号が付与されたそうです。この捨て番5005の個体は2,000本ほどの製造とされ、ニコンSマウントとライカスクリューマウントの両方が存在しています。
使用感見られず、とても綺麗なコンディションを保っています。
2022年11月にフルOH済。各部の操作感は例によってとても滑らかに仕上がっています。距離計連動もバッチリです。
ガラスも見事に綺麗で本来の写りをお楽しみいただける一本。初期のアルミケースや元箱も揃っており、コレクションにも好適なコンディション。
販売準備中に店頭にて売約済みとなりました。ありがとうございます。