Other
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Plaubel Makina W67
プラウベル・マキナ67をベースに、広角のニッコール 55mmを搭載したモデルです。レンズボードの繰り出し量も少なくなり、より軽快に撮影ができるようになりました。ボディのデザインもより洗練された印象に。割れの無いレンズキャップが付属します。委託品。 各部の動作正常です。露出計の作動もOKです。トップカバーのファインダー接眼部付近にごく軽微なひび割れがみられます。ファインダーにはマキナ特有のわずかなクモリが見られますが、見え味には影響ありません。距離計の二重像にはごくわずか...
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Kowa SW
興和製。コーワSW。1964年発売のスナップシューター。クセノター変形型のコーワ 28mm f3.2レンズを搭載したスーパーワイドな仕様として登場。目測式ですが、被写界深度が非常に深いのでバシバシ撮影が楽しめるでしょう。セイコー製SLVシャッターを搭載。厚みを極力抑えた設計が好印象です。当時、28mm交換レンズ1本分で購入出来る優れたカメラでした。純正のレンズキャップと薄口な純正フードが付属致します。 各部の動作正常です。わずかなチリの混入がみられますが、ファインダーの...
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Semflex Otomatic
仏SEM社が1950年代に製造した二眼レフ、セムフレックス。120フイルム使用(6x6判)。セミオートマット式を採用し、背面の赤窓に矢印が出たところで巻上げクランク横にあるレバーを操作しながら巻き上げると、自動的に1コマ目が装填されます。セムフレックスはSOM ベルチオ・レンズ付の個体が多いのですが、本品はアンジェニュー 75mm f3.5 Type X1が装着されています。3群4枚構成のテッサータイプですね。純正のフードやフィルター、接写レンズなど、付属品も賑やかで楽...
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Plaubel Makina 670
プラウベル・マキナ67の改良版です。レンジファインダー式中判カメラ。120/220フィルム使用。6×7フォーマット。ブランドは独プラウベルながら、設計はコニカ。レンズは4群6枚のニッコールで非常に高性能。ボディ正面にリブが入りホールド感が向上、シャッターの誤作動防止用にレンズボードを閉じた状態ではレリーズできないようになりました。純正のキャップ、フードとフード用ケース、グリップ、ストラップ付HIRANO製ケースが付属いたします。グリップは少々使用感が見られますが、カメラ...
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Exakta Real + Travenar 50mm f2.8
1966年、Ihagee West社製。戦前エキザクタの名機の数々を設計したIhagee Dresdenの技術者が、理想を追って西側へ亡命して作ったカメラ。西ベルリン(西独)工場製。 右手/左手用に二つレリーズが付いています。ドレスデン製エクザクタの左手巻き上げとは異なり、本機は右手巻き上げレバーの一般的なタイプとなりました。クイックリターンミラー。ファインダーは後ろに引き抜く方式で交換可能。 東独製のエギザクタと比較すれば、このレアルは大きな進化でしたが、当時日進月歩...
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Olympus Pen Wide
渋すぎるハーフ判の銘機、ペンワイド。1964〜65年製。135フィルム使用。オリンパス ペンSをベースに、25mm f2.8の明るい広角レンズを搭載。目測式。ボディは真鍮にブラックペイント。なんとも粋な仕上げです。アブクや真鍮の出る雰囲気などは、ライカ M3やM2のブラックペイントにも通じるものがあり、精悍なスタイルと優れた描写性能で、世のカメラ好きのハートに刺さる一台です。枯れ具合もほどよく、良い味わいです。ペイントボディのサブ機として使えば、これまた最高に楽しいでし...
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Retina IIC w/ Xenon 50mm f2.8
1934年から1969年の長きに渡り製造された、独Kodak社を代表するベストセラー機、レチナシリーズ。本機は1957〜58年の短期間製造されたType 029、モデル IIC。通称レチナ IIC大窓です。クセノン 50mm f2.8付。距離表記はメートル。1990年代後半〜2000年代初めのクラシックカメラブームでも、見やすいファインダー、合わせやすい距離計、そして簡単な操作で、入門機として高い人気を誇ったカメラです。レチナは目測式から露出計付まで多様なモデルがありま...
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Goerz Minicord
1951年に製造されたミニコード。サブミニチュアの二眼レフカメラ。オーストリア・ウィーンの C.P. ゲルツ製。ベルリンの名門、C.P.ゲルツとは別の会社です。ブラウンレザーとペイント、クローム仕上げ。10x10mm判、16mmフィルム使用。カートリッジ2つの内、1つだけの付属ですのでこのままでは撮影いただけません。付属レンズは同社製ヘルゴール25ミリf2。デザイン秀逸、質感も高く、精緻なメカがギュッと凝縮されたようなカメラで、機械好きを刺激します!速写ケース、UVフィ...
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Robot Star 50 + Tessar 37.5mm f2.8
24x24mm判。目測式。スクエア・フォーマットが新鮮な愉しいカメラです。ドイツの警察や速度取締まり機でも使用されていました。ゼンマイ巻上で約50枚の撮影ができます。ロボット・スター 50は通常のパトローネが使用可能、巻き戻しも可能で使いやすいモデルです。40mmと75mmのブライトフレーム内蔵。マウントはロボット専用スクリュー・マウント。ツァイスを始め、メイヤー、アンジェニューやエンナ等々、交換レンズ群も豊富で遊べるカメラ。付属のテッサーはノンコートの戦前品。カメラは...
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Perfekta
とても綺麗なペルフェクタがOHから戻って来ました!ユニークな機構の折りたたみ式二眼レフ。戦前から数多くの中級機を製造していた独Welta社の中では、最も知名度の高いカメラでしょう。1934〜39年製。レンズはMeyer Gorlitz社のTrioplan。6X6判(120フィルム使用)。凝りに凝ったメカニズムと、工作精度の高さを感じる見事な仕上げ。レンズボードを畳む操作には独特の楽しさがあります。黒の革ボディにアールデコの面影を残したニッケルメッキのラインが実に洒脱です...
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Wega IIa + Trixar 50mm f3.5 (L)
イタリア、AFIOM社製のシンプルなライカコピー機。1952年頃の製造です。I型は総生産台数は1000台程度と言われています。シャッター速度はB、1/20〜1/1000。距離計連動。レンズはライカ・スクリューマウントのトリクサー 50mm f3.5。エルマーと似たスタイリングですが、こちらは3枚玉です。独創性溢れるカメラが多いイタリアですが、本品は実にオーソドックスなライカ型カメラです。試写結果良好です。試写館をご覧頂ければ幸いです。 当店販売品がこの度出戻って参りまし...
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Retina IIC w/ Xenon 50mm f2.8
1934年から1969年の長きに渡り製造された、独Kodak社を代表するベストセラー機、レチナシリーズ。本機は1957〜58年の短期間のみ製造されたType 029、モデル IIC。通称レチナ IIC大窓です。クセノン 50mm f2.8付。距離表記はm。1990年代後半〜2000年代初めのクラシックカメラブームでも、見やすいファインダー、合わせやすい距離計、そして簡単な操作で、入門機として高い人気を誇ったカメラです。レチナは目測式から露出計付まで多様なモデルがあります...
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Kardon Civilian + Ektar 47mm f2
米Premier Instrument社製のライカ IIIaのコピー機。1951年と1954年の二度に渡り、米陸軍通信隊に供給された軍用カメラ、カードンの民生用モデル(シビリアン)です。本品は、名著「LEICA COPIES」の著作で知られるドイツのコレクター、当店とも親交のあるHPR氏のコレクション。この本により、ライカ・コピー機やノンライツ・ライカスクリューマウント・レンズの奥深い世界に関心を持たれた方も多いでしょう。本品は著書の391ページで紹介されている個体その...
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
秀逸なデザイン、ライカコピー機ウィットネス。製造は英国のPeto Scott社、販売はイルフォード社。台数は350台以下。銘玉ダルメイヤー・スーパーシックスは4群6枚構成のダブルガウス。開放付近での繊細な線も美しく、気品溢れる描写。専用バヨネットながらライカLマウント互換。最短3.1ftまで距離計連動。非連動ながら1.8ftまで近接が可能です。タイプライターで作成された当時の書類や、残金の支払いが完了し本人所有となったことを示す書類も付属。今も昔もイイものは頑張らないと...
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Kodak Six-16
¥24,000
1932〜34年の発売。616フィルム使用(現在では入手不可)。当時はコダックの廉価機として販売されたようで、シャッターやレンズも簡素なものですが、アールデコ調のエナメル塗装が実に美しいフォールディングカメラです。こんな洒脱なカメラを書棚や書斎に飾れば、眺めているだけでも豊かな気持ちになれそうです。本品はブラックですが、同モデルでブラウンも存在しました。揃えて並べてみたいですね。 黒のエナメル塗装、ニッケルメッキ、また外装の革貼りも大変に美しい状態を保っています。LED...
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Norita 66 + Noritar 80mm f2
1972年登場。120/220フイルム使用。バケペン等と並び、数少ない中判66一眼レフカメラ。ノリタール80ミリ 標準レンズが付属します。東京光学出身の車田利夫さん率いるノリタ光学にてボディ、レンズ共に製造されておりましたが、販売は振るわず1976年に民生用カメラ・レンズ共に事業は終了。短命に終わってしまいました。シャッター速度1/500、交換可能ファインダー、多重露光、大口径f2標準レンズ等々、フルスペック装備で実用性抜群な一台。重厚感タップリで、無骨なスタイルと作り...
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Condor II
イタリア、Ferrania社製の距離計連動カメラ。Officine Galileo社製のEsaog 50mm f2レンズ付で高級感を醸し出しす、コンドル I型の上位モデルです。1952年頃の製造です。このカメラは巻上げやヘリコイドの作動が重たい個体が多いのですが、本品はかなり滑らかな動きです。やや稀少なイタリアのライカ型カメラです。本品は実写テストを行っていませんが、ガリレオ社のレンズは撮ってビックリ、非常にシャープな描写で定評があります。 レンズは前玉に3〜4本の浅い...
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Stereo Rocca
1955年頃の製造です。120フイルム使用のリアリスト判ステレオカメラ。24x23mmサイズで48枚(ステレオ写真で24組)の撮影が可能。逆さに置くと顔のような可愛らしい外観です。シャッター速度は前部右下のツマミにてバルブと1/30の切替ができます。単玉レンズは42mmの固定焦点、絞りはf8、f11、f16。元箱、日本語取説、キャップ、簡素なステレオビューワーが付属。みのりブランドでボルタ判フイルムの製造をしていた六和社製。みのりの六和が写真界に放つ巨弾、とは取説表紙の...
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Gamma III + Angenieux 50mm f2.9
大変ユニークな機構を持つイタリア製ライカコピー機、ガンマ IIIとアンジェニュー 50mm f2.9 Type Z2のセット。本品はライカ・スクリューマウントとなったガンマ最終モデル、III型です。1950〜51年の製造。ダブルマガジン式(パトローネ使用可能)。シャッター幕は金属製でラウンド形状です。距離計コロはマウント下部にありますが、ライカLマウント互換で、様々なレンズが楽しめます。斬新な設計、デザイン最高、組み立ては?の実に伊達な一台。カメラ界のランボルギーニ・ミ...
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Primo-JR
東京光学製の4x4cm判二眼レフ、プリモ-JR。127ロールフィルムで12枚撮り。新設計の4群4枚構成のトプコール60ミリf2.8を採用。ライトバリュー、クランク式オートマット、65cmの近接撮影など優れた機能を搭載しています。ボディやパーツなどはアルミ削り出しのパーツが多用されており、触れているとこの時代の東京光学のつくりの素晴らしさにウットリします。整備済み、かつ全体的にかなり綺麗な一台。フィルムカウンターのリセットは故障を防ぐため、巻上げクランクを所定の位置(穴の...
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Ontoflex
フランス、Cornu社製。1933年発表。6X9判二眼レフと言う非常に珍しい一台です。しかもレボルビングバック方式。縦横にフィルムバックが回転する機構も備えています。120フィルム使用。独自性を重んじるフランス人気質が生んだ一台でしょう。撮影レンズは、H.Roussel社のOrtho Kynor 90mm f3.5。90mmなので広角レンズを備えた6x9cm判でもあります。他にもベルチオやテッサー・レンズ付も発売されていました。純正のシートフィルムホルダーも付属いたしま...
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Olympus Pen Wide
渋すぎるハーフ判の銘機、ペンワイド。1964〜65年製。135フィルム使用。オリンパス ペンSをベースに、25mm f2.8の明るい広角レンズを搭載。ボディは真鍮にブラックペイントと、世の黒塗りマニアも唸る粋な仕上げ。アブクや真鍮の出方などは、ライカ M3BPやM2BPにも通じますね。精悍なスタイルと優れた描写性能で、世のカメラ好きの琴線に触れる一台です。本品は使用感やや多めですが、実に良い雰囲気。今回整備もバッチリ行っており、ペイントのサブ機としての活躍も期待できます...
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Bioflex
ユニークな中判カメラ、シクロープ(Cyclope)でも知られる、アルザフォト(Alsaphot)社製造の二眼レフ。1954年発売。粗いレンズ回転用ギアのデザインを全体に配置した、洒落っ気溢れる愉しいデザインが光ります。レンズは珍しいサジェム(Sagem)社製。Sagemは超珍品ライカ DIIIコピー機でも知られていますね。ビオフレックスは、オートマット機構に弱点を抱えているので、本機はその機構を取り払い赤窓式に改良(?)されています。おそらくメーカーでの改造と思われます...
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Reid III + Taylor-Hobson 2inch f2
英Reid&Sigrist社製リードIII型。ライカ IIIbのコピー機です。シンクロ無しの初期型。ボールベアリング内蔵のシャッター機構、スローダイヤルのネジが無いことなど微妙な差異はありますが、とても良く出来ているライカコピー機。付属のレンズはテイラーホブソン製のアナスティグマット 2インチ f2。ライカボディでも距離計連動でお楽しみ頂けます。開放の柔らかい描写は、ほっこりする優しい写り。ストレスの多い現代人には心のサプリメントとなるでしょう。ありがたい純正キ...
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Teleroy w/ Flor 105mm f3.5
仏Royer社製。1950年代製造の6X9判(120フィルム)、テレロワです。なかなか凝ったメカニズムの連動距離計内蔵カメラ。レンズはSOMベルチオ社のフロール 105mm f3.5。ベルチオ・レンズらしい美しい淡いブルーのコーティングです。距離計窓が小さく、ピント合わせにはかなりの慣れが必要ですが、アルミボディで軽量、距離計連動でベルチオのレンズが楽しめるなかなか魅力ある一台。実写テスト良好でした。シャッター速度が1/300までなので絞り込んでの撮影です。試写館をご覧...
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Robot I + Tessar 30mm f2.8
記念すべきロボットの1stモデル。本品はClaude BELLON氏の分類によればバージョン4、1937年頃の製造。24x24mm判。スクエア・フォーマットが楽しいカメラ。目測式。スプリング・モーター巻き上げ。レンズは専用のロボット・スクリューマウント。ボディ内蔵の緑フィルター、真っ青に見える横向きファインダーも楽しい機構。I型は後のモデルと比較しても更にコンパクトで可愛らしく、愛でたくなるカメラ。その一方、動作不安定でマトモな個体が少なく、カメラ屋泣かせのカメラでも。...
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Robot II Black Paint + Tele-Xenar 75mm f3.5 Luftwaffen
¥75,000
ドイツ空軍用のロボット II Luftwaffenの民生用バージョンと、テレ・クセナー 75mm f3.5のセットです。レンズにはLuftwaffen-Eigentumの刻印有。本品は75mm用のファインダーマスクまで装着されており、当時の状態を保った貴重なセットです。 24x24mm判(35mmフィルム使用)。目測式。巻き取り側は付属の専用マガジンを使う必要がありますが、フィルムは通常のパトローネが装填可。この辺りはロボットIIaの特徴で、端境期のロボットとも言えます...
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Casca ll
独シュタインハイル製。1948年発売。ライカM3に6年先駆けて(!!)登場した距離計一体型ファインダー搭載カメラ。目測式のカスカ I型と合わせても2,000台未満に留まったと言われています。ロック機構を持たないボールベアリングを用いた専用バヨネット、大型等倍ファインダー、横スライド式シャッター速度切替、85/135mmブライトフレーム表示など独創的な機構がカメラ好きのハートをくすぐります。付属レンズは同社製クルミナー50ミリf2。85/135mmの交換レンズも揃えたいで...
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Ducati Sogno
イタリアDucati社が1950年前後に製造していた35mmハーフ判カメラ、デュカティ・ソーニョです。シングルデスモや750SS等、数々の名車を送り出してきたバイクメーカーとして世界的に有名ですね。ソーニョは連動距離計内蔵、レンズ交換式の上位モデル。小さなボディに視度補正まで付いています。レンズを沈胴させた状態では、シャッターがロックされるフェイルセーフ機構も搭載。触れるほどに緻密さが伝わってくるイタリアン・カメラの珠玉です。非純正と思われる革ケース、珍しい元箱、専用マ...
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Weltur
独Welta Kamera Werke社製の645判フォールディングカメラ。120フィルム使用。本品は1935年発売の初期モデルです。ブラックペイントのアルミダイキャストボディに鈍く輝くニッケルメッキの精悍な出で立ち。レンズボードごと繰り出す凝ったつくりの距離調節ツマミはキラリ輝くクロームメッキ。テッサー 75mm f2.8付で距離計連動と、中堅メーカーWeltaの製品の中ではなかなか魅力のある一台です。2021年にオーバーホールを行いリフレッシュ。各部の作動良好です。...
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Duflex
1949年頃の製造。ハンガリーGamma社製。1970年頃まで西側諸国に存在を知られていなかった、非常に珍しいカメラ。世界初のクイックリターン・ミラー、半自動絞り、35/50/90mmブライトフレーム入りファインダー。35mmSLRでは最初に金属幕シャッターを採用など機構も非常に先進的。クラカメ専科61号、小林泰人氏の寄稿に詳しく解説されています。本品は氏の分類によると前期型にあたりますが、シャッターダイアルは後期型の部品が使われています。付属のレンズはArtar銘。リ...
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New Mamiya 6 + 75mm f3.5
120/220フイルム使用。中判66サイズのレンズ交換式レンジファインダー・カメラ。当店スタッフが所有していた個体で、この度販売時のコンディションをキープしたまま戻って参りました。軽量で扱いやすく、良い描写をするレンズが揃っており、近年再評価され高価なカメラとなってしまいました。使い込むとラバーグリップがクタクタになってしまいますが、本品はまだまだサラっとした状態をキープ。これからガンガンお使い頂けるコンディション。各部の作動良好、もちろんガラスも綺麗です。
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Roland w/ Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7 (M改)
世界初の一眼式連動距離計を搭載した、銘機ローランドの初期モデル。距離リングやファインダー窓が黒塗りです。Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7は6枚構成。645判(120フィルム)。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士が発明。当店販売品です。丁寧なMマウント改造が施されていますが、可逆改造ですのでオリジナル状態に戻せます。このままMマウントで使われるか、もしくはオリジナルに戻すか、ご注文の際にご指示ください。本体のみならずレンズも大変...
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Norita 66 + Noritar 80mm f2 + 40/4 + 55/4 + 160/4
1972年登場。120/220フイルム使用。バケペン等と並び、数少ない中判66一眼レフカメラ。東京光学出身の車田利夫さん率いるノリタ光学にてボディ、レンズ共に製造されておりましたが、販売は振るわず1976年に民生用カメラ・レンズ共に事業は終了。短命に終わってしまいました。シャッター速度1/500、交換可能ファインダー、多重露光、大口径f2標準レンズ等々、フルスペック装備で実用性抜群な一台です。委託品。 当店のお客様が直近まで使われていた一台です。巻上げは2回巻き。底部に...
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Alpa 11el Black + Macro-Switar 50mm f1.9
スイス製高級一眼レフ、アルパ 11el ブラックペイントと、マクロ・スイター 50mm f1.9のセットです。アルパ 11elの黒モデルは、1972〜77年の間に483台が製造されました。本品は露出計の作動が不調ですが他は作動良好、なかなか綺麗な一台です。アルパのブラックボディ、特に結晶塗りバージョンは他のブラックペイントのカメラとはまた違う貫禄や精悍さを感じます。委託品。 最近までお客様が撮影を楽しまれており、安心してお使い頂けます。シャッターは全速快調に動いています...
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Honor S1 w/ Hexar 50mm f3.5
目白光学工業製のライカコピー機、オーナーS1。第一光学工業よりイチコン35の設計と、生産施設の買収がなされ誕生したモデル。ライカ III型にシンクロ接点が付与された設計ですが、底蓋の脱着はコンタックスやニコン Sと同じ方式でなかなかユニーク。1956〜57年の製造。1958年には瑞宝光学精機となります。著名コレクター、H.P.R氏の書籍「Leica Copies」によると、本機はオーナー S1のタイプI 後期型に分類され、200台に満たない生産数と推測されます。このHo...
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Microflex
イギリスで唯一二眼レフを製造した、M.P.P社(Micro Precision Product)製。1958年に登場するや、輸入制限の変更により大量に流入したドイツ製品により販売が大低迷したそうです。レンズはMicronar 77.5mm f3.5。ロス製とも言われますが、当時の従業員の証言によると実はテイラーホブソン製だった模様です。シャッターはPRONTOR SVS。速度はB.1から300。巻上はクランクレバーでセルフコッキング。1枚目セットはスタートマーク式と、古...
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Gamma II + Koristka Victor Gamma 55mm f3.5
1947年、ミラノEXPOで発表されたガンマ II型の最初期モデル。約600台の製造。II型は製造番号00101からスタートしており、本機は21番目の個体。距離計連動、バヨネット式レンズ交換、ラウンド形状の金属製シャッター幕、ダブルマガジン方式。ライカ・コピー機と呼ぶには憚られる独創的な機構の数々です。シャッターは1/20〜1/1000。本品は初期モデルが故か、プレス形状が異なり外観はよりソリッドな印象を受けます。実用にはやや難ありですが、触って楽しまれるメカ好き&コレ...
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Tanack SD + Tanar 50mm f2
田中光学工業製、タナックSD。1957年の発売です。ライカ・コピー機とカテゴライズされますが、SDは従来のライカ的デザインからニコン的デザインに変化したモデルです。1957〜58年に約400台が製造。一眼式アルバダブライトフレーム等倍距離計ファインダーはパララックス自動補正機構付。レバー巻上げ、巻戻しクランク、1/1000シャッター、セルフタイマーなど、充実した装備で気合いを感じますが、生産は少数にとどまりました。付属のタナー 5cm f2は程度が今ひとつ、オマケとお考...
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Ensign Autorange 820
英国の名門Houghton社製の中判カメラ。1955年頃製。ベッサ IIや、スーパー・イコンタ等と共に、スプリングカメラ全盛期の終わり頃に製造された高級機です。非常に凝った作りと精鋭描写のAPOレンズで昔から人気のあるカメラです。ピント合わせの際は前蓋とレンズボードごと前後に動くので、前玉回転式の他機種と比較して安定したピントが得られます。120フィルムを使用。66マスクはフラップ式でボディに内蔵されています。6X9で8枚、6x6で12枚の撮影が可能です。二重露出防止機...
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Rectaflex Lichtenstein + Biotar 58mm f2
1956年、リヒテンシュタイン公国で作られた珍品レクタフレックス。付属のレンズも珍しいビオター58ミリ。生産台数は数百台と言われています。海外では40.000シリーズとも呼ばれます。レバー巻上げ、新しいペンタプリズムデザイン、プラスチックで目に優しい接眼部など、各部改良が施されています。ルビー軸受けのスローガバナーも有名ですね。クオリティ過剰感アリアリのレクタフレックスの最終モデル。七宝焼きのリヒテンシュタインのクレストも格好良いですね。レアな専用ビオター 58mm付。...
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Telka III
1948年頃に製造された、フランスのDemaria Lapierre社製6x9判スプリングカメラ。120フィルム使用。テルカ・シリーズの最上位モデル。ステンレスとアルミを多用したボディデザインで、フレンチカメラらしいエレガントな外観です。95mmとやや広角気味のサジタール・レンズ 95mmレンズ付。連動距離計内蔵。ケースの中には、レンズフードと黄&緑フィルターが収納されています。20年ほど前に販売した一台です。お客様に大切に使われ、この度出戻って来ました。 2020年8...
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Robot Junior + Tessar 30mm f2.8
24x24mm判。目測式。スクエア・フォーマット。1954〜60年の製造。ロボットは戦前から2000年代まで、その一部はドイツの警察や速度取締まり機等にも使用されていました。ボディもレンズも多くのバリエーションがあり、コレクションにも楽しいカメラです。ロボット・ジュニアは、同時代のロボット・スター Iの廉価版。機能的にはIIaと同じで、装備されている横向きファインダーが省かれています。ゼンマイ巻上で約20枚の連続撮影が可能。通常のパトローネが使用できますが、フィルム巻き...
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Elettra II
イタリアはフィレンツェ、SIRIO社が1946年頃に製造したライカ型カメラです。シャッター速度はB、25、50、100、200。レンズは固定式、目測式など、実にシンプルな設計の35ミリ判カメラです。ボディはアルミ製。付属のレンズは自社製のSulptor 40ミリですが、かなり珍しいf4.5付(通常はf5.6レンズ)。国内外の文献を調べましたが、f4.5レンズの記載は見つかりませんでした。鏡胴も先端部のフチの厚みが異なるなどデザインも微妙に異なります。2019年のイタリア...
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Minox A
誕生は謎に包まれたミノックス、超小型ながら精密・堅牢なつくりです。シンクロ付バージョン。北米ではIIISと呼ばれていたモデル。梨地の見事な仕上げで、品格を感じるサブミニチュア・カメラ。フィルムはミノックス・サイズ。現在ではフィルムの入手が困難となってしまいましたが、是非一度は撮影して頂きたい一台です。小さなフィルムサイズから広がる、粗い粒子感のある描写は、現代だからこそ新鮮に感じることでしょう。 作動快調。ファインダーはややクモリ気味です。アルミボディも目立った傷等なく...
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Henso Reporter + Arion 50mm f1.9 (L改)
1955年製。イタリア製。ISOレポーターのHenso銘バージョン。ビット式巻上げ、専用スクリュー式レンズ交換。標準のArion 50/1.9、Iriar 50/2.8等の他、ベルチオのAngulor 28/3.3、Aglar 80/2.5などもあった様ですが、ほぼ幻ですね。交換レンズ使用時は、視度補正内蔵のファインダーアタッチメントごと交換します。オリジナルを損なわずにマウント改造がなされており、ライカLマウントとして存分にアリオンの素晴らしい描写を楽しめます。純正キ...
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ISO Duplex 120
イゾ・レポーターで知られる、ISO社製の120フィルム使用のステレオカメラ。1956年の発売。上級機のデュプレックス・スーパーと同時に発売された様ですが、主な違いはレンズとシャッターで、機構的にはほぼ同じです。本品は固定焦点、絞り開放値はf6.3。120フィルムを縦送りし、23x24mmの画面サイズで左右で2枚一組、24組のステレオ写真撮影が可能です。国産のステレオロッカと同じ方式ですね。ISOレポーターなど魅力的なカメラを作っていたISO社ですが、このデュプレックスが...
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Veriwide 100
製造は独Plaubel社、販売は米国のBrooks社の中判カメラ、ベリワイド 100。1959年の発売。6X10判(120フィルム)。撮影枚数は7枚。スーパー・アンギュロン 47mmレンズを搭載した広角専用機。距離表記はfeet、目測式。35mm換算で20mmレンズ相当ですので、目測で十分いけます。折り畳み式のフレームファインダーの他に、ライツ製の専用純正ファインダー付。ファインダー装着状態で重量は1030g。フィルム装填はスタートマーク式。裏蓋を開けるとフィルムカウン...
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Microcord
英国Micro Precison Products社製の二眼レフ、マイクロコード I型です。イギリス製では唯一のローライ型二眼レフ。1951年の発売。機能的にはローライコードに近いカメラです。重量は900gと、二眼レフとしては軽量でしょう。シャッターは1/300まで。撮影レンズはロス社のエクスプレス 77.5mm、評判の良いレンズです。フィルム装填は赤窓で1を出し、巻き上げノブ中央の黒ボタンを押しながら、その下の小さなノブを押し下げると、フィルムカウンター窓に1が出て来...
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Plaubel Makina 67
120フィルム使用。中判カメラとしては、かなりの軽量化を達成した1台。プラウベルは元ドイツの名門メーカーでしたが、休眠状態にあったブランド名をカメラのドイが買収し、復活を果たしました。カメラ設計はコニカで行われましたが、レンズは社長の希望でニッコールを装着。 洗練されたデザインと使いやすさ、描写の良さで近年また評価が高まるばかりの一台です。当店でもフィルムを通して久々の実写テストを行ってみました。試写したスタッフもマキナ 67の使いやすさと描写に改めてウットリ。良いカメ...
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Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7 (M改) w/ Roland
1934〜1937年製造のローランド・カメラのKleinbuild-Plasmat 7cm f2.7を本体より取り出し、ライカ Mマウントに改造した一本です。ローランド本体も付属します。以前のオーナー様はローランドで撮影をされていたのでボディも快調です。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士発明の銘玉。本品は大変丁寧な改造が施され、描写も使い心地も上々です。レンズ先端から35cmの距離まで寄る事が出来ます。試写館の作例も併せてご覧頂ければ幸いです。 お...
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Alpa 10d + Macro-Switar 50mm f1.9
スイスのピニオン社製造の高級一眼レフカメラ、アルパ 10dの綺麗なセットです。1968年発売。前のモデル9dからは軍艦部のデザインを刷新。TTLのメーターにシャッター速度を連動させ、シャッターダイヤルが不回転等間隔式となり、よりスクエアなデザインに改められました。本品は赤と金のクレストが付いた輸出モデル。付属のレンズは人気の銘玉、マクロスイター 50ミリ f1.9です。素晴らしい描写かつ近接撮影が可能なことから、近年、更に人気が高まっているレンズです。純正の革ケースと当...
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Foca PF3L + Oplar 50mm f2.8
OPL社製。1960年製。フォカ PF3にレバーが付いたモデル、PF3L。レンズも同じく1960年製です。専用スクリューマウント式レンズ交換。激レアなライカ・コピー機SAGEMを除くと、フランス唯一のライカ型カメラですが、デザインや機構は独創的でライカ・コピーと呼ぶには憚られます。付属のOplar 50mm f2.8は4群5枚構成。直線基調のボディデザインは秀逸でホールド感も良好です。フォカのスプールは、数多あるカメラの中でも、1、2を争うお洒落さですね。 2019年1...
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Robot Star I
ロボット・スター I型前期型。専門書による分類ではタイプ2。製造期間は1952〜54年。吊り環がつき、ストラップが装着できる有り難いモデルです。目測式。24x24mm判のスクエア・フォーマットが楽しいカメラ。ロボットは戦前から2000年代まで、一部はドイツの警察や速度取締まり機等にも採用されていました。ボディもレンズも多くのバリエーションがあります。切り返し式の横向きファインダーも面白い。付属のラジオナー・レンズは3枚玉で、絞り調節用のツノもカワイイ。当店ヨーロッパ買い...
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Henso Reporter + Iriar 50mm f2.8
1953年頃製造のイタリア製カメラ、ISOレポーターのHenso銘バージョン。ビット式巻上げ、専用スクリューマウント式レンズ交換。標準のArion 50/1.9、Iriar 50/2.8等の他に、ベルチオのAngulor 28/3.3やAglar 80/2.5等も用意されていました。交換レンズ使用時は、視度補正内蔵のファインダーアタッチメントを交換します。純正革ケースとISOマークが微かに残る純正キャップ付。仕上げも美しくスタイリッシュ、機構もユニーク、魅力溢れるカメラ...
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Wrayflex Ia + Unilite 50mm f2
英国ロンドンの老舗光学メーカー、Wray社が1954年に発売した一眼レフカメラ。戦後の短期間イギリスでは風変わりなカメラが次々と製造されましたが、このレイフレックスも大変ユニークな一台。本品は画面サイズが一般的なライカ判となり、シューが付いたIa型で、製造数は約1600台と言われています。レンズは41mmの独自マウント。決して使い易いカメラとは言えませんが、イギリス製品らしい秀逸なデザイン、外装の質感は高く、操作時の感触も良好で、コレクションに加えたい一台です。カメラヒ...
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Ducati Sogno Set
シングルデスモや750SSにはじまり現在に至るまで、世界のモーターサイクルファンを熱狂させてきたイタリアのDucati社が、1950年前後に製造していた35mmハーフ判カメラ。本機は連動距離計、視度補正を装備し、レンズ交換式の上位モデル、デュカティ・ソーニョ。手に取ればズシリと重い、凝縮された精密感が溢れるカメラ。レンズを沈胴させた状態では、シャッターがロックされるフェイルセーフ機構も搭載。撮影した経験のある方はご存じでしょうが、ハーフ判ながら見事に鮮鋭な描写に驚きます...
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Rectaflex 1300 + Filotecnica Beta 50mm f3.5
コンタックス Sと共にペンタプリズムを装備した最初の一眼レフ。1953年発売のレクタフレックス 1300。多様なレンズが用意され、ドイツからはSchneider、Zeiss、Kilfit、SchachtやVoigtlander、Rodenstock。フランスからはAngenieux、SOM Berthiot、Boyer、オランダからはOld Delft。母国イタリアからはGalileo、Filotecnica等々、レンズ選びも楽しいカメラ。本品は、ボディもレンズもイタリ...
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Alpa 11si Black + Macro-Switar 50mm f1.9
最終型にして一番人気のモデル、アルパ 11si。使いやすく信頼性も高いモデル。マクロ・スイター 50mm f1.9付。本品は知己のヨーロッパのコレクターがピニオン社に直接注文し購入、当店にやって来るまでの40年間ワンオーナーだった、正にコレクター向け物件。ボディ、レンズの保証書の発行日は1980年3月。前モデルの11elの露出計を改良したモデルですので、マニュアルは11elと11si補足版が付属します。レアな純正ストラップ・ラグ付で、ケース無しで撮影が楽しめます。当時か...
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Babysem Red
フランスのSEM社が1950年代に製造していた、目測式の35mm判カメラ。レッドの他にブルーもあり、2台並べると大変に可愛らしい。2019年9月に各部整備済。シャッター快調、ファインダーの見え味も良好です。本品ではテスト撮影を行っていませんが、過去の経験ではこのベルチオ3枚玉の描写はかなり甘めです。良く言えば、ノスタルジックな写真が楽しめるでしょう。見た目とは裏腹に、操作方法が難しめですので、お買い上げの際にご説明をさせて頂きます。 正面向かってレンズ左下の突起が二重露...