世界初の一眼式連動距離計を搭載した、銘機ローランド。1934〜1937年製造。本品は光学露出計(経年劣化の為見えません)、またコンパーラピッドシャッター(1/400)を搭載したモデルです。
銘玉Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7は6枚構成。645判(120フィルム)。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士が発明。数ある中判カメラでも距離計連動でプラズマットの描写を楽しめるカメラはローランドのみで、昔からマニア垂涎の一台。これ一台で完結できる、上がりのカメラでもありますね。
当店販売品が出戻って来ました。前オーナー様も撮影を楽しまれており、このまま安心してお使い頂ける一台。
例によってボディ上部のストラップ吊り金具が欠損していますが、上手に補修されており違和感は感じません。しっかりした革ケースが付属しており、実用上の問題は無いでしょう。他、ニッケルメッキの輝きも美しく、Rolandの彫りロゴも綺麗に残ったかなり綺麗な外観です。
2021年にシャッターOH、ピント調整他、各部調整済み。作動も快調で安心してお使い頂けます。肝心のプラズマート・レンズも、目立った拭きキズやクモリも見られずスカッと抜けておりとても綺麗です。稀少品。