Leica
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Angenieux 35mm f2.5 Type R1 (L)
アンジェニュー 35mm f2.5 Type R1、前期型。ライカスクリューマウント。レトロフォーカスタイプの5群6枚構成。1950年製。距離表記はfeet。 製造から70余年を経た、前期型アンジェニューならではの味わいを感じさせるエイジング。新品時は黒々とした鏡胴ですが、長年の使用により青みがかった色合いへと変化しています。描写のみならず、見た目にもたまらない一本。ちなみにもう少し古いR1ですと、ガンメタや緑っぽく褪色してゆく個体も見られます。稀少品。 鏡胴各部に通...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
仏アンジェニュー製の望遠レンズ、アンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1。4群4枚構成。本品は1946年の製造、淡いブルーが印象的な初期のコーティング付。 Y1にはアルパ用、エキザクタ用などもありますが、こちらはオリジナルライカスクリューマウント。かなり初期の鏡胴デザイン。当初は黒々としていたであろう鏡胴は、長年丁寧に使い込まれ、水墨画を彷彿させるような枯れた色合いに育っています。 いぶし銀の外観と、山奥の泉のような淡いブルーのモノコートの組み合わせが何とも...
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Som Berthiot Flor 90mm f2.8 (L)
仏SOM Berthiot社のライカ・スクリューマウント用レンズ。4群6枚構成のダブルガウス型。真鍮鏡胴にアルミ外装を組み合わせた、ドイツ製レンズとはひと味違ったこれまた立派なつくりです。 フロール 90mm f2.8にも数種のバリエーションがありますが、本品はかなり終わりの方のタイプ。このタイプの鏡胴は、他にアンギュロール 28mm f3.3、フロール 35mm f3.5、フロール 50mm f1.5、145mm f4.5等が見られます。 写真工業出版社刊、世界のライ...
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Topcor 35mm Finder
東京光学機械(トプコン)製の35mm/50mmファインダー。ブライトフレームはアルバタ蒸着。異形の等倍ファインダー。 ライカ・スクリューマウントのトプコール35mm f2.8用に用意されたファインダーで、ブリリアントファインダーと呼ばれました。あまりの大きさからか、お化けファインダーとも。 ライツのファインダーとは異なりますが、抜群の見え味。見る人に強烈な印象を与える、トプコンの意地を感じられるアクセサリーです。稀少品。 エッジ部に黒塗装の剥げ、各部に擦れが多少見られ...
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Telyt 280mm f4.8 (Visoflex)
11902。ヴィゾフレックス用望遠レンズ、テリート V 280ミリ f4.8、前期型。212万台、1965年製。ライツ・カナダによる製造です。4群4枚構成。 距離スケールの赤文字もカッコイイ、精悍なブラッククローム仕上げ。2段伸縮式のフード内蔵型。ライツ黄金期らしい立派な造りです。 スクリューマウントタイプで、ヴィゾフレックス I型には直結して使用します。ビゾII型、III型には、OUBIO / 16466アダプターを使用して接続します。 秋の運動会など、イベントシーズ...
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Leitz Strap 14092
14092。ライカ純正の革ストラップ。 さすがはライツ、ストラップにも一切の妥協無く、上質な革を使用しています。使い込むほどに柔らかくなり、どんどん馴染んでいきます。強度も十分。色々と使ってみて、このストラップに戻る方も多いでしょう。 純正肩パッドは付属していません。 ストラップ部に「LEITZ WETZLAR GERMANY」の刻印有。ライカ M4の頃のストラップだと思われます。 多少使い込まれた感のあるストラップですが、しっかりとメンテナンスもされていたと思われ、...
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Leica A / DII / IIf
製造番号5万台の1930年製のライカ A型後期型を、後年ライツにてDIIへアップグレード、その後にIIfへ再度アップグレードされたであろう一台です。 これらの純正アップグレード機には、ライツから供給されたアップグレード専用のパーツが使われており、A型にそのまま通常のDIIやIIfのパーツが入るわけではありません。当時のライツの細やかなカスタマーケアが見て取れる一台でもあります。 本品はコンパクトなライカ A型 / DIIのボディサイズながらも、中身はIIfという変わり種...
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Leica M-A Black Chrome
10370。ライカ M-A ブラッククローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は562万台。 M-Aは、近年の名機ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラで、原点回帰的なモデル。巻上げレバーや巻き戻しノブはM3タイプ。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応しています。 デジタル M型を使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも気になる一台でしょう。当店のお客様にもユーザーが多いライカです...
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Hektor 28mm f6.3 (L)
HOOPYCHROM。製造番号は58万台、1941年製のヘクトール 2.8cm f6.3。コーティング有。クローム鏡胴。距離表記はfeet。絞り表記は大陸式。 ライカのレンズの中では最も小柄なヘクトール 28mm。バルナックだけで無く、M/Lリングを経由しM型ライカに装着しても、極薄デザインが良くハマります。クロームボディは勿論、ブラックペイントにも良くマッチするでしょう。純正適合フードはSOOHN。これまた入手に苦労するフードです。 本品は淡いパープルと薄いブルーのコ...
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Summicron 50mm f2 (M) Chrome
製造番号214万番台、1965年製のズミクロン 50mm f2 Mマウント、1st固定鏡胴後期型。ライツの製品コードは、SOSIC/11818。距離はfeet、meter併記。 戦後ライツの黄金時代の製品で、見事なクローム鏡胴はまさに機能美の権化。ローレット加工のフォーカシング・リングは素晴らしい操作性。 当時のライカから最新のデジタルM型ライカまで、黒、白、時代を問わずどのボディにもよく似合い、描写への満足度も非常に高い、ライカの銘玉です。 当店過去販売品です。お客...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Chrome
ライツのコード名はHEKON。戦前ライツの中望遠銘レンズ、ヘクトール 73mm f1.9。製造番号は43万台、1938年製。メートル表記。回転ヘリコイド式。本品はブラックペイントとクロームメッキ仕上げで、バルナックからM型ライカなど、外観のマッチングがしやすい個体です。 絞り開放付近ではフワリとした滲みを伴う写りで、実にオールドレンズらしい味わいが得られます。絞り込んでいくとググッと解像感が増していき、被写体を引き立てる描写となります。絞り値3.2〜6.3が使い頃ですが...
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Leica IIIg Case ELOOP
¥18,000
ELOOP。ライカ IIIg用のレザーケースで、ズマリット 50mm f1.5、固定鏡胴のズミクロン 50mm f2、ズミルックス 50mm f1.4等の大口径50ミリレンズに対応しています。 ライカ M3用ケースの後期タイプとも共通したデザイン。三脚ネジは小ネジ。ちなみに沈胴式レンズに対応したIIIg用レザーケースはENOORとなります(中村信一氏著:ライカのアクセサリー (下)より引用)。 肩パット付。やや少ない革ケースです。 戦後ライカの黄金期のケースだけあって...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Nickel
ライツのコードはHEKON。戦前ライツの中望遠銘レンズ、ヘクトール 73mm f1.9。ブラックペイントとニッケルメッキ仕上げ。 本品は製造番号12万台。1931年に出荷された、ヘクトール 73mm製造初年度121本のうちの1本。 feet表記。回転ヘリコイド式。本品は鏡胴下端にGermany刻印があり、輸出用だったと思われます。 絞り開放付近ではフワリとした滲みを伴う写りで、実にオールドレンズらしい味わい。絞り込んでいくと解像が立ち上がり、被写体を引き立てる描写となり...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Chrome
HEKTORCHROM。製造番号12万台。1931年製のヘクトール50mm f2.5。稀少なクローム鏡胴。この時代はクロームメッキの製品群が登場するほんの少し前と思われ、本品は当初ニッケルメッキとして製造され、後年クロームメッキへと純正改造された個体である可能性もあるでしょう。 メートル表記。3群6枚構成。ノンコート。f2.5の明るさを持つ小型軽量な沈胴式レンズ。ヘリコイド番号は0番。 絞り開放付近では、オールドレンズ感タップリのやわらかで濃厚な描写を味わえます。ヘクト...
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Summicron 35mm f2 (M) Black
11309。ズミクロン35mm f2、第2世代の後期型。4群6枚構成。通称6枚玉。製造番号は254万台、1972年カナダライツ製。 6枚玉の前期型からツノが取れ、スッキリした外観です。最短撮影距離は0.7m。軽量コンパクトな鏡胴に生まれ変わり、実用性が更に高まりました。シャープさとボケ味のバランスも良く、使いやすいレンズです。ズミクロンの名を冠したレンズで安定の実力派。 フィルターサイズはE39。適合フードは50mmと兼用の12585、または12504。 前玉裏にカビ痕...
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Leitz Lens Hood 12585
ライツの12585レンズフード。ズミクロン 50mm、35mmの第二世代の頃の純正フード。IROOAフードの後継品にあたります。 Summicron 35mm f2、50mm f2等、E39径のレンズのほとんどに装着可能なド定番フード。ズマロンやエルマーにも。本品は35/2の刻印のある後期タイプです。 先端部に塗料落ちと軽微な歪み、基部にはWETZLARのLAの文字のところに凹みが見られます。理由は不明ですが、1:2.8/50のゼロの数字に、言われないと気づかないよう...
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Summaron 28mm f5.6 (L)
ズマロン 28mm f5.6、赤ズマロン。ライカスクリューマウント。近年Mマウントとして復刻され大きな話題を呼びましたが、本品はそのオリジナルバージョン。製造番号は150万台、1957年製。ライツの製品コードはSNOOX。feet表記。 1955年、ヘクトール 28mm f6.3の後継として登場。4群6枚構成のガウスタイプ。ヘクトールよりも1段明るくなりました。 ライカ M3が登場し、バヨネットレンズの開発が進む中で製造されたズマロン 28mmは比較的製造本数が少なく、...
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Summicron 50mm f2 (M) Chrome
SOSIC/11818。203万番台、1964年製のズミクロン 50mm f2、第一世代、固定鏡胴後期型。レンズ構成は6群7枚。ヘリコイドリングの距離表記はfeet、meter併記。 機能美の権化とも呼ぶべき、見事なクローム鏡胴。美しいローレット加工のフォーカシング・リングは操作性も抜群です。 ドイツ工業製品らしさに溢れ、M型ボディに装着した姿には惚れ惚れします。同時代のライカ M3、M2のみならず、後のM6や現行のデジタル M11などに装着しても見事にキマる、普遍的・...
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Leitz 28mm Finder SLOOZ Black Chrome
ライツ純正の金属製28mmファインダー、SLOOZ。後のコード名は12007。本品はブラッククローム。エルマリート 28mmや赤ズマロン等のお供に。 ブラックペイントボディなどにも良くマッチする落ち着いた雰囲気です。 時代は下がりますが、純正革ケース付属します。 カド部にごくごく軽微なブラッククロームの擦れが見られますが、全体的に清潔感を保った綺麗な外観です。ガラスも綺麗でスカッと輝くような見え味。接眼部の黒いラバーも残っています。 販売準備中に店頭にて売約済となりま...
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Leica M3
IGEMO。レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。 本品は製造番号89万台、1957年製のライカ M3前期型。福耳ダブルストローク。良き時代のM3です。元々は10数年前に当店で販売した極上のM3ですが、今回3度目の出戻りとなり嬉しい再会です! 目立った傷みも無く、とても綺麗な一台。元箱、タグの番号も全て一致しています。英文取説も1957年のもの。クロームメッキもM3前期型の細やかなでサラッとした光沢を未だ保っています。 代々のオーナー様に大切にされ、前回...
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Nagel Pupille w/ Elmar 50mm f3.5
ナーゲル・ピュピレ。1931〜35年の製造。ドイツのNagel社がコダックに吸収される直前に発表した製品です。3X4cm判。127フィルム使用。距離指標はmeter。 本品はライツのエルマー 50mm f3.5を装備した、ピュピレの中でも一番人気のモデル。他にクセノン 50mm f2、クセナー 50mm f2.9と3.5、テッサー 50mm f2.8と3.5が付いたモデルがありました。 ライツ製の距離計本体は付属しませんが、アクセサリーシューの足が付属します。ここにライ...
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Leica DII
ライカDII、ブラック&ニッケル仕上げ。ライツの製品コードはLYCAN。 1932年に登場した、ライカ初の距離計連動式カメラ。本品は製造番号は19万台、1936年製。まだ視度補正や吊り環は付いていませんが、そのシンプルさを好むバルナックユーザーも多いです。距離計窓は等倍で、距離合わせもしやすいモデル。 製造から90年を経ても定期的にメンテナンスさえ行っていれば、今でも普通に使える実用機。ライカってつくづく凄い道具です。 各所にブラックペイント落ち、底蓋には三脚...
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Canon 50mm f1.2 (L)
1956年登場のキヤノンの大口径標準レンズ。ライカ・スクリューマウント。メートル表記。 キヤノンの50mmレンズの中では、有名なf0.95に次ぐ明るさを誇ります。海外では『ジャパニーズ・ノクティルクス』と呼ばれる事もあるようです。中玉が真っ白にクモリやすいレンズですが、本品はスカッと抜けており、とても綺麗なガラスです。このレンズでは稀に見るコンディションでしょう。 嬉しい純正フード付。 当店販売品がこの度出戻って来ました。大切にお使い頂き、前回販売時と変わらぬ良好なコ...
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Summaron 35mm f2.8 (M)
製造番号は231万台、1968年製のニッパチズマロン。ドイツ製。SIMOM-M。後のコードは11306。 前モデルのズマロン f3.5と同じ4群6枚構成ながら、新種ガラスの採用で明るく生まれ変わりました。カラーの再現性や解像度もパワーアップ。 絞り開放からほどよい周辺落ちを伴いつつ、キレのあるシャープな描写。メリハリと雰囲気のある作画が楽しめます。デザインも一新され、同年に登場したズミクロン 35mm8枚玉と共通のデザインとなりました。撮ってヨシ、眺めてヨシのレンズです...
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Leitz 35mm Finder SBLOO
SBLOO / 12010。ライカの定番外付け35mmファインダー。本品はLeitzロゴが筆記体となった、SBLOO後期タイプ。 覗けば世界が輝くような見え味です。35mm枠の無いバルナックライカやM3はもとより、枠が内蔵されているライカでも装着すれば気分が上がります! ボディ下面にごく薄い擦れが1つ、また前面下のエッジの部分にアタリが見られますが、ガラスに影響はなく、全体的にはとても綺麗な外観です。 ガラスにはチリや拭き傷も見られず、SBLOOファインダー本来のクリ...
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Leica M3
製造番号75万台、1955年製のライカ M3前期型、ダブルストローク。セルフタイマー無し。ライツの製品コードはIGEMO。 レンジファインダー式カメラの最高傑作、ライカ M3。戦後のライカを一気に頂点へと引き上げたモデルであり、カメラ史においても金字塔的存在です。 50mmレンズをメインとするのであれば、今もなおベストチョイスのライカの一つでしょう。世界中の写真家やジャーナリストが愛用し、幾多の人類史上の重要な出来事を記録してきました。 本品はM3初期、段付きの雰囲気も...
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Leitz Rangefinder HFOOK Black / Chrome
HFOOK。シュー付距離計。ライツの単独距離計FOKOSに、可動型シューFOKABが付いたモデルです。本品は黒/クローム、通称セミクローム。ダイアルはfeet表記。基線長75mm。本品の最短測距距離は2.6feet(0.8m)と短く、やや稀少です。 ホットシューに装着して使用します。シャッターダイアル操作時には、距離計本体を回転させて迂回させることが出来、以前の距離計と比較すると格段と使いやすくなっています。シュー部分を外せば、縦にも装着可能です。 セミクロームのライカ...
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Leica Ic
ライツのコードはOEGIO。製造番号は52万台。1950/51年製のライカ Icです。ライカ・スタンダードの後継機として1949年に登場。 一定の条件でルーティン化された撮影や、科学向けなどを主な目的として供給されたモデルで、ファインダー類がありません。 2つのアクセサリーシューを装備しており、現代ではレンズやファインダー、距離計などのアクセサリーの組み合わせが愉しいカメラ。ズマロン 35mmとSBKOOファインダーを装着してスナップシューターなどなど、お好みの一台を仕...
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Summicron 50mm f2 (M) Black
1969年にリニューアルされた第2世代ズミクロン 50mm。ライツの製品コードは11817。製造番号275万台、1975年製です。5群6枚構成。 この世代から0.7mまで寄れるようになりました。銘玉の誉れ高い、第一世代のズミクロンの陰に隠れがちなレンズですが、描写も良く、無限遠ストッパーが無くなり操作性も向上。F2大口径ながらも重量は実測でわずか200g。持ち歩きで実感できるほどの身軽さです。適合フィルターはE39。フードは樹脂製の12538、または軽金属製の12585...
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Super-Angulon 21mm f3.4 (M) Black
11103。258万台。1973年製。スーパー・アンギュロン 21mm f3.4、ブラッククローム。シュナイダー製の超広角レンズ。フィルターサイズはE48、またはシリーズ VII。 距離計連動は1mまでですが、目測やライブビューで最短0.4mまで接写可能です。 後玉がかなり出っ張っているため、アダプターを用いてミラーレスデジタル等に装着される際には、接触にご注意を。また、露出計内蔵ライカでは正常に測光できないため、マニュアル操作でお使いください。 SBKOOファインダー...
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Leica M3 Case
ライカ M3純正ケース。太ネジ。シュミット商会の七宝エンブレム付の日本国内製正規品。M5を除く、M2からM6、現行MPまでのカメラにも使用可。 湿気の多い日本で50年以上を経たとは思えない程、革の状態は良好です。ストラップや肩パッドのコンディションも良好、良質なクリームでケアすればより美しく育つでしょう。
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Elmar 35mm f3.5 (L) Nickel
ライカDII、DIII時代のニッケルエルマー 3.5cm f3.5。EKURZKUP。製造番号は16万台、1933年製。ノンコート。距離計連動。距離計カムは通常のタイプです。距離表記はmeter。 使い込まれた感のある外観ですが、ガラスは綺麗で実写テスト結果も大変良好でした。今回の入念な整備でリフレッシュ、ガンガン撮影をお楽しみください。 全体的に使用感が見られます。マウント基部側面にはアタリ痕が見られますが、入念な整備により、マウント面は平滑に仕上げられており、カメ...
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Hektor 50m f2.5 (L) Nickel
15万台。1933年製、ニッケルのヘクトール 50ミリ。フィート表記。3群6枚構成。ノンコート。ライツの製品コードはHEKTOR。フィルター径は21mmという激レアサイズ。 ヘクトール 50mmと73mmは、ピントや結像、距離計連動があやしい個体が散見され、ひょっとこズマールなどと同じくフラッシュバックカメラ的にはアブないレンズ。仕入れの際にも厳しくチェックする必要がある、おっかないレンズの代表格ですが、本品はオリジナル状態を保ち、実写テスト結果も大変良好でした。絞り開...
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Leitz L/M adapter 50mm
IRZOO。後の14097。ライツ純正50mm用レンズ用アダプター。 M型ライカに装着すると、50mm、機種によっては75mmのファインダー枠が表示されます。マウントアダプターは色々ありますが、純正品は間違いないですね。切り欠けのあるタイプなので、ズマロンやエルマーなどの無限遠ロックと干渉しません。 軽微な使用感が見られますが、アタリなど無く綺麗な状態です。 当店の基準ボディとレンズにて、ピント、距離計像の合致を確認済。 送料込みの価格です(ゆうパケットにて発送します)。
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Summilux 50mm f1.4 (M) Chrome
SOOME。後のコードは11114。166万台のズミルックス 50mm f1.4初期玉。1959年製。 やや柔らかな写りで、使い込むほどに良さが染みるズミルクス 50mm初期玉。クロームのM型ライカに装着した姿は美しく麗しい佇まいで、貴婦人とも呼ばれます。絞り開放付近では絵画の様な柔らかなタッチ、f2.8付近まで絞り込むと立体感のある描写と変化を味わえます。 時代の合った専用XOOIMフードとフードキャップ、そして嬉しい純正UVaフィルターが付属。ライツ製のプラスチック...
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Summitar 50mm f2 (L)
SOORE。製造番号は48万台。発売の前年1938年製造、最初期の個体です。ノンコート。大陸絞り。フィート表記。4群7枚構成。丸絞り。 E39ですが、すり鉢状の銘板の奥にフィルターねじがあるため、ズミター専用フィルターが必要となります。ちなみに、後にズミターでE39フィルターを使用するためのアダプター、SNHOOも用意されました。そんなところにも、ライツのきめ細かさが垣間見られます。 この後に登場したズミクロンの強烈な存在感に隠れがちながら、ズマールに続くライツの2代目...
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Leica M5 Black Chrome
134万台。1972年製。玄人好みのM型、ライカ M5ブラック。本品は2ラグ(吊り環が2つ)の前期型。ライツの製品コードは10502。 露出計が内蔵され、シャッターダイヤルは自然と指が届く位置に設置されています。ファインダーから目を離すこと無く撮影を楽しめる、使いやすいモデルです。ライカ M4までと比べ、ボディは大柄となりましたが、ホールディングの良さもピカイチ。 また、M5ブラックには黒レンズのみならず、ズミクロンやズミルックスなど、往年のクロームメッキのレンズも良く...
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Summaron 35mm f2.8 (M3)
11106Q。166万台。1959年製。新種ガラスの採用によりf2.8と半段明るくなった、ニュー・ズマロンのメガネ付 M3用モデル。4群6枚構成のダブルガウス型。もちろんM3以外のライカでも使用可能(ファインダー50mm枠が縮小されます)。 メガネ付なので重量は増しますが、0.65mまで接写可能な点が魅力的です。ITDOOやIROOAフードを装着しライカM3と合わせれば、素晴らしい出で立ちが完成。無骨ながら洗練された佇まいの、これぞドイツ工業製品の機能美です。 ニッパチ...
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Leica M4 Black Paint
1969年1月に出荷されたライカ M4ブラックペイント、オリジナル。製造番号は122万台。ライツのカタログNo.は10402。 ベトナム戦争への反戦運動も高まり、マグナムフォトグラファーら報道カメラマンも大いに活躍した時代のM4ブラックペイントです。 ライカ M3、M2黒にはやはり黒レンズが似合いますが、モダンなデザインとなったM4ブラックペイントには、クローム鏡胴のレンズも絶妙にマッチします。ズミクロン 50mm固定鏡胴やズミルックス Steel Rimなども実に映え...
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Summicron 35mm f2 (M) Chrome
ズミクロン 35mm f2、8枚玉。カナダ製。ライツのコードは、SAWOM、後に11308。製造番号228万台、1968年製です。最短撮影距離は0.7m。描写の素晴らしさのみならず、ドイツの工業製品らしい機能美溢れるデザインも魅力の一本。 絞り開放でのやわらかな描写、少し絞るとグッと立体感が高まり、絞り込むとやわらかさを保ちつつ鮮鋭な描写へと変化します。佳き時代の実にライカなスタイル、ライカな描写。 本品はマウント裏のケガキ跡以外は、かなり良いコンディションです。 適合...
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Tele-Elmarit 90mm f2.8 (M) Black
11800。248万台、1971年製。カナダライツ生まれのテレ・エルマリート 90mm ブラッククローム。後期型のイエロースケール。中望遠レンズながら大口径50mmレンズと同等のサイズ感。ズミルクスのような見事なローレットなど、美しい造形も見事です。 適度な重量と操作しやすいヘリコイドのポジションなど、使い易さも光ります。 f2.8と実用に十分な明るさ。開放付近では適度な柔らかさの描写で、作画の美しさにも定評アリ。絞り込めばグンとコントラストが高まり、濃厚な発色で大変シ...
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Leica M3 Case
ライカ M3後期型やM2の時代のライツ純正の革ケース。ライツのコード名はIDCOO。三脚ネジは細ネジ。 上質な革を使っており、製造から60年近くを経た現在も新品当時のようなツヤ感です。よくぞこの状態で残っていました! ごく軽微な擦れなどは見られますが、新品当時の雰囲気を未だ残した見事なコンディション!カメラ本体以上に劣化しやすい革ケースだけに、ここまで綺麗なものは非常に珍しいです。外観と相まって、内張りの状態も大変良好。 上質なクリームでメインテナンスを施して、長くお...
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Leica R3 + Summilux-R 50mm f1.4 Safari
10034。ライカ R3とズミルクス-R 50mm後期型の限定サファリモデル。1978年の発売です。本品の限定番号はL905。オリーブ塗装仕上げ。 R3はそれまでのライカフレックスの名前を廃し、名称をRシリーズへと移行しました。また、ライツ初の電子制御式シャッターを採用、提携先のミノルタ XEのボディを用いてポルトガルで製造された自動露出(AE)モデル。 付属レンズは定評あるズミルックス-R 50mm f1.4、3カム。フード内蔵型。フィルター径はE55。 ズミルックス...
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Leica M3
1956年製造のライカM3、前期型。ダブルストローク(ツーストローク)。製造番号は91万台。ライツの製品コードはIGEMO。吊り環は福耳。三脚ネジは小ネジです。 最高傑作とも呼ばれるライカ M3。この後、シングルストロークの後期型へと移行してゆきますが、本品は熟成期とも呼べる時代のM3前期型の魅力に溢れます。メッキや各部の質感などは、この頃が絶頂期とも呼べるでしょう。 本品は綺麗過ぎず、適度に使われて来た雰囲気の個体で、実用にも好適。グッタペルカが全面貼り替えられてしま...
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Elmarit-M 28mm f2.8 (M)
11809。366万台、1994年製。第4世代となったライカの広角レンズ、エルマリート-M 28mm f2.8。ASPH.となる直前のモデルで、1992〜2005年の間に約1万本が製造されました。レンズ構成は7群8枚。フィルターサイズはE46。軽量コンパクトで、使い勝手の良いレンズです。解像感高く、キレ味のある写りが特徴的。 12547フードと前後レンズキャップが付属します。 付属のポーチには使用感が見られますが、レンズ本体やフードには擦れや傷も無くとても綺麗な外観で...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Black
11870。255万台。1972年、カナダ製のズミルックス 35mm f1.4。第2世代。ライツを代表する大口径広角レンズで、30年以上に渡って生産されたロングセラー・モデル。純正フードは12504。 開放付近でのふわりとしたやわらかな描写から、絞り込めば穏やかな空気感を残しつつシャープな描写、美しい線を描き出します。ズミクロンより線が細く、繊細な描写が持ち味です。 レンジファインダー機らしい薄型ボディを引き立てるデザインもまた秀逸。オールマイティに使える、ライカの定番...
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Thambar-M 90mm f2.2 (M)
11697。ライカ復刻版オールドレンズ第2弾として登場した、タンバールM 90mm f2.2。1935年に誕生した、本家タンバールのソフトフォーカス効果やボケ味などの味わいを見事に再現。 外観もしっかりとオリジナルを尊重し、白文字と赤文字の表記、独自の専用フードを採用しています。 付属のセンタースポットフィルターも再現されており、装着することでよりソフトな描写をお楽しみ頂けます。なお、オリジナルのタンバール 90mmとは、フードやフィルターなどの互換性はありませんので、...
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Leica Q2 Black Paint
19050。ライカ Q2 ブラックペイント。コンパクトな大きさながら、ライカならではの写りを楽しめる1台です。4730万画素フルサイズセンサー、ズミルックス28mm f1.7 ASPHを装備し、素早いオートフォーカスや有機ELモニター、そしてライカならではの操作系を含めたデザインが魅力的な1台です。 こちらの個体は使用された形跡も見られず、大変に綺麗な一台。それもそのはず、購入は2023年3月。新品を考えていらっしゃった方にも朗報です。 使用感見られず、文字通りの新品...
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Leica M10-P Black Chrome
20021。ライカ M10-P ブラッククローム。ライカ製デジタルカメラです。1954年に登場したライカM3から連綿と引き継がれる、レンジファインダー一体型の光学式ファインダー、ライカMマウントを装備し、一眼ファインダーが普及した今も尚、写真愛好家にとっての金字塔であり続けるライカM型カメラを牽引する1台。 ベースとなるライカ M10に静音シャッター、赤ロゴを省き控えめでクールな外観、タッチ式液晶モニターなどを新たに採用し、更に洗練されたデジタルMへと進化しています。前...
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Leica M-A Black Chrome
10370。ライカ M-A ブラッククローム。Typ127。現行のライカ M型フィルムカメラ。製造番号は491万台。2020年11月に出荷された一台です。 M-Aは近年の名機、ライカ MPから露出計を省いた機械式レンジファインダー・カメラで原点回帰的なモデル。巻上げレバーや巻き戻しノブはM3タイプ。ファインダーは、28/35/50/75/90/135mmに対応しています。 デジタル M型を使い倒し、改めてフィルムでライカを再スタートしたい方にも。当店のお客様にもユーザー...
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Summaron 35mm f2.8 (L)
1959年製のズマロン 35mm f2.8。製造番号は166万台。ライツのコードは、SIMOO / 11006。ドイツ製。先代のf3.5から0.5段明るくなったニューズマロンは、新種ガラスを採用した4群6枚構成、ダブルガウス型。 本品はやや少ない、ライカ・スクリューマウントのニッパチズマロン。8枚玉ズミクロンと鏡胴デザインを共有しており、なんともスタイリッシュな外観です。IIIfやIIIgなどのバルナックライカに装着すると、見え目にも非常に映えます。 絞り開放では全体的...
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Summicron-M 35mm f2 (M) Black
11310。1980年、カナダ製。ズミクロン 35mm 7枚玉の初期型。飛び出した距離調節ノブが特徴的なデザインで、海外では「Tiger Claw(虎の爪)」、またボケ味の良さから「Bokeh King」とも呼ばれています。 5群7枚構成のズミクロン 35ミリの第三世代・7枚玉は、ライカMの広角レンズとして正常進化を遂げています。外観は大分簡素化されましたが、描写はさすがのライツ。濃厚なボケ味と豊かな階調が得られる素晴らしい描写力と解像力、ミニマルな機能的デザインが魅力...
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Leitz Minolta CL
ライツ社とミノルタの提携によって誕生したコンパクトライカ。ライツ銘が入りますが製造は日本のミノルタ工場。 ライカ Mマウントを採用するカメラですが、40mmファインダー枠、縦走りシャッターなど、ライカM型とは異なる機構を搭載。ファインダーには50mmと90mm枠も備わり、とても使いやすく仕上がっています。 必要十分な機能を備えた軽量・コンパクトなボディは、現在もライカ M型ユーザーのメイン機、サブ機として根強い人気を誇ります。使えばしみじみと良さが判る名機です。 残念な...
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Leitz Slow Speed Attachment HEBOO
ライツのスロースピード・アタッチメント。ライカ・スタンダードやDIIなど、スローシャッターが組み込まれていない機種用に発売されました。製品コードはHEBOO。1935年から1969年頃までの製造。 本品は黒塗り&ニッケルメッキ。1930年代半ばの製造と思われます。 シャッター速度は1、1/2、1/4、1/8秒。シャッターボタンの位置にねじ込んで使用します。 実用性はともかく、戦前ライツの製品らしい溢れる精密感と美しい仕上げにウットリできる小品です。 背面部に多少の擦れ...
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Som Berthiot Angulor 28mm f3.3 (L)
仏Som Berthiot社の広角レンズ、アンギュロール 28mm f3.3。ライカスクリューマウント。4群6枚構成。メートル表示。 通常この番号帯のAngulorは距離計に連動しますが、本品は距離計非連動。目測式となります。鏡胴には被写界深度表示が無く、まるで試作品のような出で立ち。当初改造品かと思いましたが、修理業者さんで分解し内部を検証した結果、そのつくりから純正であろうとの結論に達しました。 アンギュロールはもとより、ライカマウントのベルチオレンズは、製造期間は...
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Summitar 50mm f2 (L)
ライカのコードはSOORE。製造番号61万台、1946年製のズミタール 5cm後期型。コーティング付。円形絞りで国際式。距離表記はメートル。4群7枚構成。 1939年に登場したズマールの改良版で、絞り開放付近での周辺落ちや流れが改善されています。銘玉ズミクロンの誕生へと続いていく、ライツのf2大口径レンズの過渡期モデルとも言えるでしょう。 ズミクロンの名声に隠れがちなズミタール 50mmですが、オールドレンズらしい柔らかさと曖昧さが現代ではよい味わいです。製造本数が多く...
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Leitz Lens hood FLQOO
FLQOO。エルマー 35mm f3.5用フード。A36かぶせ式。留めネジはクローム。本品は彫り込みに白ペイントの文字入れタイプ。外観はFISONやFLQOOと似ていますが、口径や長さなどが異なります。 シンプルな造形で、お手持ちのレンズを引き立てるデザイン、さすがライツの製品です。本品の装着感はかなりキツめですが、貴兄のエルマー 35mmにはシンデレラとなるでしょうか。やや稀少なフードです。 アタリや歪みは見られませんが、装着感はかなりキツめです。装着テストではごく...
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Schmidt Lens Hood for Summarit 50mm f1.5
ライカの輸入代理店シュミット商会のオリジナルブランド、ACTINAで作られたズマリット50mm用レンズフード。ライツ純正品ではありませんが、立派な作りで純正相当品とも言えるでしょう。かぶせ式でE41のフィルターを取り付けたままでも装着可能です。 立派すぎる純正XOONSフードの存在感の強さが気になるには、こちらがオススメ。クロームボディのズマリットにスッキリ馴染んでなかなか良い雰囲気です。 薄い擦れは少々見られますが、当たりや凹みは無く、まずまずのコンディションです。...
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Elmar 35mm f3.5 (L) Nickel
EKURZKUP。21万台、1934年製。ライカDII、DIII時代のニッケルエルマー 3.5cm f3.5。この少し前から、クローム仕上げのボディとレンズが登場し、ニッケルからの切り替えが進んで行きます。ノンコート。距離計連動。距離表記はmeterで、スナップにも好適です。 後玉に気泡状の点バルがあるのが惜しまれます。 純正のベークライトキャップ、金属製後キャップが付属します。 通常使用によりニッケルメッキが擦れ、エッジ部の真鍮がわずかに出ていますが、さほど目立ちま...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Chrome
ライツのコード名はHEKON。戦前ライツの中望遠銘レンズ、ヘクトール 73mm f1.9。製造番号は53万台、1939年製。feet表記。Germany刻印があり輸出用だったと思われます。回転ヘリコイド式で、ヘクトール 73mmの中でも生産本数が一番多いタイプです。 バルナックからM型ライカまで、外観のマッチングdがしやすいブラックペイントとクロームメッキ仕上げ。基部は通常のクロームメッキですが、ヘリコイドリング部は梨地クロームメッキとなっています。 絞り開放付近ではフ...