ライカのユニバーサルファインダー、VIOOH。通称、正像ビドム。1938〜1964年頃の長きに渡って作られた定番ファインダー。
本品はノーズ部分がブラックペイントされた稀少モデル。先黒、海外ではブラックノーズ (Black Nose)とも。James Lager氏の書籍、「Leica An Illustrated History Vol. III Accessories」の22ページにも掲載されています。
パララクス補正ダイアルはメートル表記。35/50/73/90/135mmフレーム切替、旧E.LEITZロゴ、シリアル番号無しのタイプ。黒塗装は艶は無くマットな質感です。元箱付。
2022年夏のヨーロッパ買い付け物件。オランダのコレクターさんに譲って頂きました。珍品。
ごく薄い擦れが少々、右サイドに小さな傷が一点見られますが、全体的に大変綺麗な状態を保っています。ホットシューに「M」とケガキ文字が刻まれています。いつかのオーナーのイニシャルでしょうか。
2023年2月にガラス清掃済。ノーズ部のガラス表面に傷があり、大変綺麗な個体なだけに惜しまれまが、見え味には全く影響しません。
珍しいブラックノーズVIOOH、なかなかこのコンディションには出会えません。コレクションに!