製造番号4万台、1930年製のライカ A型のボディを、後年ライツにてDIII型へ純正改造された個体です。海外ではファクトリーコンバージョンとも呼ばれています。外観はライカDIIIですが、A型改造の個体は内部も専用パーツを多数用い製作されるなど、やたらと凝ったつくりにライツのイズムを感じさせられます。
吊り環、スローシャッター、視度補正などが装備されており、使い勝手も素晴らしいバルナック。ブラックペイントとニッケルメッキが醸し出す雰囲気もたまりません。本品はほど良い使用感で、撮影に連れ出すのに好適な一台です。
カド部にペイント落ちやニッケルメッキの剥げが見られます。ペイントの肌は艶もあり良好な状態です。
前オーナー様の元で整備がなされており、各部の動作正常です。ファインダーの見え味もスカっと良好です。
DIIIとしては格段と早いシリアル番号がちょっと違うポイントです(笑) ニッケルのレンズやアクセサリーと組み合わせて、撮影をお楽しみください。