製造番号4万台の1930年製のライカ A型後期型を、後年ライツにてDIIへアップグレード、その後にIIfへ再度アップグレードされた一台です。
ライカ A型改には様々なパターンがありますが、本品はペイントの剥げ具合なども、どことなくライカ IIIfスウェーデン軍用を彷彿させ、実に精悍な佇まい。
ボディサイズはコンパクトなライカ DIIサイズながらもIIfという変わり種。黒&クロームボディなので、赤エルマーはもちろんのこと、ズマリット、固定鏡胴ズミクロンやズミルックスなどを付けてもバッチリ決まる一台。A型やDIIには無い吊り環が付いているのが、とてもありがたいポイントでしょう。ヒトとはちょっと違ったライカを持ちたい貴兄に。
当店販売品が出戻って参りました。お客様に大切にお使いいただき、前回販売時と変わらぬコンディションを保っています。なお、前々オーナー様はリバーサルフィルムで撮影を楽しまれていました。
外観は黒ペイント落ちが各部に見られますが、良い雰囲気、良い味わいです。
2020年にOH済みです。丁寧な整備のおかげで、各部の作動滑らか、ファインダーの見え味もスカッと綺麗な見え味を保っています。視度補正や吊り環もついており、実用にも最適な一台です。