Leica
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェ・ファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。レンズ構成は4群6枚構成のダブルガウス型。淡いブルーのコーティングが施された、1950年製造の一本。S1のLマウントには複数のバリエーションがありますが、本品はコート有、鏡胴の基部はアルミ製で、中期モデルとも言えるタイプです。距離指標はメートル表示。50mm f1.8 タイプ S1は、アルパ用等として1940年代初めから製造された、アンジェニュー古株の銘玉。また、こ...
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Summilux 50mm f1.4 (M) Early
1958年製のズミルックス 50mm f1.4初期玉、逆ローレット。製造番号は164万台。ライツの製品コードは、SOOME、後に11114。 1958年はボタン巻戻しのM2や、M3スプリング巻上げなどが製造され、端正なデザインと美しい仕上げのボディやレンズに事欠かない、戦後ライツの黄金期とも呼べるイイ時代。このズミルックス初期玉も端正で品格を感じさせるデザインで貴婦人とも呼ばれます。 初期玉特有の絞り開放時のやわらかな描写も、絞り込んだ時のシャープで立体感のある描写もど...
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Tri-Elmar-M 16-18-21mm f4 (M) ASPH
11626。トリエルマー-M 16-18-21mm f4 ASPH。6bitコード。製造番号415万台、2011年製造。 3つの焦点距離をカバーする広角レンズながら、非常にコンパクトな鏡胴です。距離計連動は0.7mからとなりますが、ライブビューでは0.5mまで接写することが可能で、絞り込むと0.33mまで被写界深度に入れることができます。 12458フード、フィルターアダプターを兼ねる14473フード2点(1つは偏光フィルター用)、フードキャップ、レンズ後キャップが付属...
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Angenieux Zoom 45-90mm f2.8 (3 Cam)
11930。隠れ銘玉、アンジェニューズーム。製造年は1968〜80年。当初はライカフレックス用としてラインナップされた、ライツ初のズームレンズです。製造番号は144万台。この番号はライツでは無くアンジェニュー社のシリアル番号で、本品は1978年製、3カム仕様。 12群15枚構成という複雑なレンズ構成。f2.8通し。フィルターサイズは67mmねじ込み、もしくはシリーズ 8。 どの焦点距離においても、アンジェニューらしい、しっとりとした単焦点レンズのような描写が楽しめます。...
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Summilux-R 35mm f1.4 (ROM)
11337。1984年発表のズミルックス-R 35mm f1.4。ROM。本品は386万台、1999年製。E67。フード組み込み。最短撮影距離は50cm。美しい開放描写が得られる、大変評価の高いレンズです。 寄って良し、引いて良し。順光で撮って良し、逆光良し。 ずいぶん前の事ですが、初めてこのレンズを試写をした際、その描写の素晴らしさに驚嘆したことを良く覚えています。 元箱と当時の保証書、検査証、取説、革ケースが付属します。 当店販売品が出戻って来ました。大切にお使い...
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Elmarit 28mm f2.8 (M)
11801。エルマリート 28mm f2.8 2ndモデルの初期、通称ストッパー付。カナダ・ライツ製。 1stよりガラスが1枚少ない6群8枚構成に変更、レトロフォーカス型となりました。後玉の出っ張りが少なくなり、M5やライカCL、ミラーレスデジタル等でも問題なく使用できます。端境期のモデルですので、28mmのファインダー枠は出ません。適合フィルターはE48。 コントラストと解像力の高さ、周辺部の落ちや柔らかさが良い雰囲気を醸し出す一本。やや稀少なレンズです。 当店過去...
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Summaron-M 28mm f5.6 (M)
11695。1955〜1963年に製造された、銘玉ズマロン 28mm f5.6(通称赤ズマロン)の復刻バージョン。製造番号479万台。 ライカカメラ社が、往年の銘玉を復刻する「クラシックシリーズ」プロジェクトの第一弾。 2016年、赤ズマロンが往時の光学設計そのままに復刻されると聞いた時には耳を疑いましたが、今ではノクチ f1.2やスチールリムなど、銘玉が続々と復刻されています。 オリジナルと同じ4群6枚構成を踏襲、最新のコーティングでやや苦手な逆光にも強くなりましたが...
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Zunow 50mm f1.1 (L)
1953年に発売された、当時世界一の明るさを持ったレンズ、ズノー 50mm f1.1。戦後わずか8年。このズノーの登場を口火に、国産超大口径レンズ競争が勃発、各社より魅力的なレンズが次々と販売され、現代も私たちレンズ好きを魅了し続けています。 本品はズノー 5cm f1.1 中期型、ライカスクリューマウント。製造番号は6000番台。ズノー光学、Zunow Opt.銘。距離表記はFeet。4群9枚構成。 前期型・通称ピンポンの後玉の出っ張りが無くなり、レンズ脱着の安心感が...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Red Scale
ライツの製品コードはELMAR。108万台。1953年製の赤エルマー。3群4枚構成。コーテッド。距離表記はmeter。 ライツ戦後の黄金期ならではの美しい梨地クロームメッキ仕上げ。A36サイズのエルマーの最終形らしく、旧エルマーから連綿と続く進化を経て、より耐久性の高いつくりとなっています。 今日のライカの名声を築いた礎とも呼べる、ザ・スタンダード・レンズ。使えば分かる、しみじみ良いレンズです。 純正の適合フードはFISON。また、当店オリジナルのエルマー用 FB-07...
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Fujinon 50mm f1.2 (L) Black
フジノン 50mm f1.2、ライカ・スクリューマウント。1954年発売。 最初期の白鏡胴モデルに続き、本品は後期型の黒鏡胴。feet表記。4群8枚構成の変形ゾナータイプ。 ズノー 50mm f1.1、ヘキサノン 60mm f1.2、ニッコール 50mm f1.1、マイナーなところではレオノン 50mm f1.2等と並び、国産大口径レンズ競争の真っ只中に登場したレンズ。 フジノン f1.2は初期の白、後期の黒と合わせても800本程度の製造でしょうか。他の国産超大口径と比...
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Xenon 50mm f1.5 (L)
XEMOO。28万台。1936年製のライカ・クセノン 5cm。トロニエ博士の設計、戦前ライツの大口径レンズ。本品はヘリコイドが2本帯の初期型。通称ツーバンド。5群7枚構成。距離表記はmeter。最小絞りはf9。 シュナイダー社による製造で、約6000本と多くは無い生産本数です。ツァイス・イコンのゾナーへの対抗馬でもあったようで、当時は非常に高価なレンズだったようです。 1936年から販売されたライカ・クセノン、本品はその製造初年度のとても綺麗な一本です。世に出てから90...
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Dallmeyer Septac 2inch f1.5 (M改)
銘玉、セプタック 2インチ f1.5。ダルメイヤー製シネ用レンズを、ライカMマウント距離計連動へと丁寧な改造が行われた一本。無限遠から0.7m付近までキッチリ距離計連動します。鏡胴にはDC(Dall Coated / ダルコート)マークが刻印、淡い水色のコーティングが施されています。 ダルメイヤーの大口径らしい、繊細で気品溢れる、心を打つ描写。絞り開放付近では、淡いベールを纏いながらも緻密で美しい描写。f2.8まで絞れば、コントラストもグッと高まり力強い描写へと激変しま...
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Summaron 35mm f2.8 (L)
SIMOO / 11006。167万台。1959年製のズマロン 35mm f2.8。ドイツ製。Lマウントは1958〜63年の製造です。 先代のf3.5から、f2.8と0.5段明るくなったニューズマロンは、新種ガラスを採用した4群6枚構成、ダブルガウス型。重量は143.8gと軽量です。 本品はやや少ないライカ・スクリューマウント。ニッパチズマロンは8枚玉ズミクロンと鏡胴デザインを共有しており、影に隠れがちなレンズですが、こちらも負けず劣らずの実力派。8枚玉よりこちらを好む...
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Elmar 135mm f4 (M)
ライカ Mマウントのエルマー 135mm f4。1960〜65年の製造です。ライツの製品コードは11850。 本品は製造番号189万台、1961年製。適合フィルターはE39。ライツの135ミリでは最も軽量です。実測で403.5g。解像度が高く、おだやかなボケ味。完成度の高さを感じます。歪み無く、端正な描写を活かした作画が魅力です。 135mmはレンジファインダーで狙い撃つにはなかなかシビアで、その辺りも人気に影響するところかも知れませんが、近年デジタル・ミラーレス機で難...
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Summarit 50mm f1.5 (L) Midland
ズマリット 50mm f1.5の前期型、Midland刻印。ライツの製品コードはSOOIA。 製造番号は124万台、1955年製。feet表記。フィルターサイズはE41。 ドイツ製造のズマリットと外観もレンズ構成も同じですが、銘板には Ernst Leitz Canada Ltd. Midland と刻印されています。Midlandモノの熱狂的愛好家にはたまらないレンズ。 同じMidland刻印のライカ IIIfやライカビット SYOOMも揃えて、街を流したいですね。人...
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Biogon 35mm f2.8 (L)
カール・ツァイス・イエナ製。ビオゴン 35ミリ f2.8戦前型。本品は稀少なツァイス純正のオリジナル・ライカ・スクリューマウント。後玉が突出したこのビオゴンは、コンタックス II / III型用が良く知られていますが、ライカ Lマウントも少数製造されました。 ツァイス本(電話帳)によると、本品は1947年9月5日にライカ Lマウントとして出荷されたロットです。ロシア製改ではありません。 Tコーティング。距離計連動。アルミ鏡胴は実測97gと大変軽量です。後玉が突出していま...
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Angenieux 50mm f1.8 (L)
アンジェニュー 50mm f1.8 Type S1。アンジェファン垂涎のオリジナル・ライカ Lマウント。シリアル番号は61.5xx。初期の軽量オールアルミ鏡胴でノンコート。お探しの方も多いモデルでしょう。 本品は1945年製造の一本。コーテッドのS1も出始める時期ですが、こちらはノンコート。ちなみに少し前に取り扱った、シリアル番号わずか数番違いのS1は、ブルーのコーテッドでした。端境期ですね。レンズ構成はダブルガウス型の4群6枚構成。距離表記はメートル。 50mm f1...
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Angenieux 35mm f2.5 Type R1 (L)
アンジェニュー 35mm f2.5 Type R1、前期型。ライカスクリューマウント。レトロフォーカスタイプの5群6枚構成。1950年製。距離表記はfeet。 製造から70余年を経た、前期型アンジェニューならではの味わいを感じさせるエイジング。新品時は黒々とした鏡胴ですが、長年の使用により青みがかった色合いへと変化しています。描写のみならず、見た目にもたまらない一本。ちなみにもう少し古いR1ですと、ガンメタや緑っぽく褪色してゆく個体も見られます。稀少品。 鏡胴各部に通...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
仏アンジェニュー製の望遠レンズ、アンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1。4群4枚構成。本品は1946年の製造、淡いブルーが印象的な初期のコーティング付。 Y1にはアルパ用、エキザクタ用などもありますが、こちらはオリジナルライカスクリューマウント。かなり初期の鏡胴デザイン。当初は黒々としていたであろう鏡胴は、長年丁寧に使い込まれ、水墨画を彷彿させるような枯れた色合いに育っています。 いぶし銀の外観と、山奥の泉のような淡いブルーのモノコートの組み合わせが何とも...
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Som Berthiot Flor 90mm f2.8 (L)
仏SOM Berthiot社のライカ・スクリューマウント用レンズ。4群6枚構成のダブルガウス型。真鍮鏡胴にアルミ外装を組み合わせた、ドイツ製レンズとはひと味違ったこれまた立派なつくりです。 フロール 90mm f2.8にも数種のバリエーションがありますが、本品はかなり終わりの方のタイプ。このタイプの鏡胴は、他にアンギュロール 28mm f3.3、フロール 35mm f3.5、フロール 50mm f1.5、145mm f4.5等が見られます。 写真工業出版社刊、世界のライ...
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Telyt 280mm f4.8 (Visoflex)
11902。ヴィゾフレックス用望遠レンズ、テリート V 280ミリ f4.8、前期型。212万台、1965年製。ライツ・カナダによる製造です。4群4枚構成。 距離スケールの赤文字もカッコイイ、精悍なブラッククローム仕上げ。2段伸縮式のフード内蔵型。ライツ黄金期らしい立派な造りです。 スクリューマウントタイプで、ヴィゾフレックス I型には直結して使用します。ビゾII型、III型には、OUBIO / 16466アダプターを使用して接続します。 秋の運動会など、イベントシーズ...
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Hektor 28mm f6.3 (L)
HOOPYCHROM。製造番号は58万台、1941年製のヘクトール 2.8cm f6.3。コーティング有。クローム鏡胴。距離表記はfeet。絞り表記は大陸式。 ライカのレンズの中では最も小柄なヘクトール 28mm。バルナックだけで無く、M/Lリングを経由しM型ライカに装着しても、極薄デザインが良くハマります。クロームボディは勿論、ブラックペイントにも良くマッチするでしょう。純正適合フードはSOOHN。これまた入手に苦労するフードです。 本品は淡いパープルと薄いブルーのコ...
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Summicron 50mm f2 (M) Chrome
製造番号214万番台、1965年製のズミクロン 50mm f2 Mマウント、1st固定鏡胴後期型。ライツの製品コードは、SOSIC/11818。距離はfeet、meter併記。 戦後ライツの黄金時代の製品で、見事なクローム鏡胴はまさに機能美の権化。ローレット加工のフォーカシング・リングは素晴らしい操作性。 当時のライカから最新のデジタルM型ライカまで、黒、白、時代を問わずどのボディにもよく似合い、描写への満足度も非常に高い、ライカの銘玉です。 当店過去販売品です。お客...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Chrome
ライツのコード名はHEKON。戦前ライツの中望遠銘レンズ、ヘクトール 73mm f1.9。製造番号は43万台、1938年製。メートル表記。回転ヘリコイド式。本品はブラックペイントとクロームメッキ仕上げで、バルナックからM型ライカなど、外観のマッチングがしやすい個体です。 絞り開放付近ではフワリとした滲みを伴う写りで、実にオールドレンズらしい味わいが得られます。絞り込んでいくとググッと解像感が増していき、被写体を引き立てる描写となります。絞り値3.2〜6.3が使い頃ですが...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Nickel
ライツのコードはHEKON。戦前ライツの中望遠銘レンズ、ヘクトール 73mm f1.9。ブラックペイントとニッケルメッキ仕上げ。 本品は製造番号12万台。1931年に出荷された、ヘクトール 73mm製造初年度121本のうちの1本。 feet表記。回転ヘリコイド式。本品は鏡胴下端にGermany刻印があり、輸出用だったと思われます。 絞り開放付近ではフワリとした滲みを伴う写りで、実にオールドレンズらしい味わい。絞り込んでいくと解像が立ち上がり、被写体を引き立てる描写となり...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Chrome
HEKTORCHROM。製造番号12万台。1931年製のヘクトール50mm f2.5。稀少なクローム鏡胴。この時代はクロームメッキの製品群が登場するほんの少し前と思われ、本品は当初ニッケルメッキとして製造され、後年クロームメッキへと純正改造された個体である可能性もあるでしょう。 メートル表記。3群6枚構成。ノンコート。f2.5の明るさを持つ小型軽量な沈胴式レンズ。ヘリコイド番号は0番。 絞り開放付近では、オールドレンズ感タップリのやわらかで濃厚な描写を味わえます。ヘクト...
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Summicron 35mm f2 (M) Black
11309。ズミクロン35mm f2、第2世代の後期型。4群6枚構成。通称6枚玉。製造番号は254万台、1972年カナダライツ製。 6枚玉の前期型からツノが取れ、スッキリした外観です。最短撮影距離は0.7m。軽量コンパクトな鏡胴に生まれ変わり、実用性が更に高まりました。シャープさとボケ味のバランスも良く、使いやすいレンズです。ズミクロンの名を冠したレンズで安定の実力派。 フィルターサイズはE39。適合フードは50mmと兼用の12585、または12504。 前玉裏にカビ痕...
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Summaron 28mm f5.6 (L)
ズマロン 28mm f5.6、赤ズマロン。ライカスクリューマウント。近年Mマウントとして復刻され大きな話題を呼びましたが、本品はそのオリジナルバージョン。製造番号は150万台、1957年製。ライツの製品コードはSNOOX。feet表記。 1955年、ヘクトール 28mm f6.3の後継として登場。4群6枚構成のガウスタイプ。ヘクトールよりも1段明るくなりました。 ライカ M3が登場し、バヨネットレンズの開発が進む中で製造されたズマロン 28mmは比較的製造本数が少なく、...
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Summicron 50mm f2 (M) Chrome
SOSIC/11818。203万番台、1964年製のズミクロン 50mm f2、第一世代、固定鏡胴後期型。レンズ構成は6群7枚。ヘリコイドリングの距離表記はfeet、meter併記。 機能美の権化とも呼ぶべき、見事なクローム鏡胴。美しいローレット加工のフォーカシング・リングは操作性も抜群です。 ドイツ工業製品らしさに溢れ、M型ボディに装着した姿には惚れ惚れします。同時代のライカ M3、M2のみならず、後のM6や現行のデジタル M11などに装着しても見事にキマる、普遍的・...
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Canon 50mm f1.2 (L)
1956年登場のキヤノンの大口径標準レンズ。ライカ・スクリューマウント。メートル表記。 キヤノンの50mmレンズの中では、有名なf0.95に次ぐ明るさを誇ります。海外では『ジャパニーズ・ノクティルクス』と呼ばれる事もあるようです。中玉が真っ白にクモリやすいレンズですが、本品はスカッと抜けており、とても綺麗なガラスです。このレンズでは稀に見るコンディションでしょう。 嬉しい純正フード付。 当店販売品がこの度出戻って来ました。大切にお使い頂き、前回販売時と変わらぬ良好なコ...
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Summaron 35mm f2.8 (M)
製造番号は231万台、1968年製のニッパチズマロン。ドイツ製。SIMOM-M。後のコードは11306。 前モデルのズマロン f3.5と同じ4群6枚構成ながら、新種ガラスの採用で明るく生まれ変わりました。カラーの再現性や解像度もパワーアップ。 絞り開放からほどよい周辺落ちを伴いつつ、キレのあるシャープな描写。メリハリと雰囲気のある作画が楽しめます。デザインも一新され、同年に登場したズミクロン 35mm8枚玉と共通のデザインとなりました。撮ってヨシ、眺めてヨシのレンズです...
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Summicron 50mm f2 (M) Black
1969年にリニューアルされた第2世代ズミクロン 50mm。ライツの製品コードは11817。製造番号275万台、1975年製です。5群6枚構成。 この世代から0.7mまで寄れるようになりました。銘玉の誉れ高い、第一世代のズミクロンの陰に隠れがちなレンズですが、描写も良く、無限遠ストッパーが無くなり操作性も向上。F2大口径ながらも重量は実測でわずか200g。持ち歩きで実感できるほどの身軽さです。適合フィルターはE39。フードは樹脂製の12538、または軽金属製の12585...
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Super-Angulon 21mm f3.4 (M) Black
11103。258万台。1973年製。スーパー・アンギュロン 21mm f3.4、ブラッククローム。シュナイダー製の超広角レンズ。フィルターサイズはE48、またはシリーズ VII。 距離計連動は1mまでですが、目測やライブビューで最短0.4mまで接写可能です。 後玉がかなり出っ張っているため、アダプターを用いてミラーレスデジタル等に装着される際には、接触にご注意を。また、露出計内蔵ライカでは正常に測光できないため、マニュアル操作でお使いください。 SBKOOファインダー...
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Elmar 35mm f3.5 (L) Nickel
ライカDII、DIII時代のニッケルエルマー 3.5cm f3.5。EKURZKUP。製造番号は16万台、1933年製。ノンコート。距離計連動。距離計カムは通常のタイプです。距離表記はmeter。 使い込まれた感のある外観ですが、ガラスは綺麗で実写テスト結果も大変良好でした。今回の入念な整備でリフレッシュ、ガンガン撮影をお楽しみください。 全体的に使用感が見られます。マウント基部側面にはアタリ痕が見られますが、入念な整備により、マウント面は平滑に仕上げられており、カメ...
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Hektor 50m f2.5 (L) Nickel
15万台。1933年製、ニッケルのヘクトール 50ミリ。フィート表記。3群6枚構成。ノンコート。ライツの製品コードはHEKTOR。フィルター径は21mmという激レアサイズ。 ヘクトール 50mmと73mmは、ピントや結像、距離計連動があやしい個体が散見され、ひょっとこズマールなどと同じくフラッシュバックカメラ的にはアブないレンズ。仕入れの際にも厳しくチェックする必要がある、おっかないレンズの代表格ですが、本品はオリジナル状態を保ち、実写テスト結果も大変良好でした。絞り開...
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Summilux 50mm f1.4 (M) Chrome
SOOME。後のコードは11114。166万台のズミルックス 50mm f1.4初期玉。1959年製。 やや柔らかな写りで、使い込むほどに良さが染みるズミルクス 50mm初期玉。クロームのM型ライカに装着した姿は美しく麗しい佇まいで、貴婦人とも呼ばれます。絞り開放付近では絵画の様な柔らかなタッチ、f2.8付近まで絞り込むと立体感のある描写と変化を味わえます。 時代の合った専用XOOIMフードとフードキャップ、そして嬉しい純正UVaフィルターが付属。ライツ製のプラスチック...
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Summitar 50mm f2 (L)
SOORE。製造番号は48万台。発売の前年1938年製造、最初期の個体です。ノンコート。大陸絞り。フィート表記。4群7枚構成。丸絞り。 E39ですが、すり鉢状の銘板の奥にフィルターねじがあるため、ズミター専用フィルターが必要となります。ちなみに、後にズミターでE39フィルターを使用するためのアダプター、SNHOOも用意されました。そんなところにも、ライツのきめ細かさが垣間見られます。 この後に登場したズミクロンの強烈な存在感に隠れがちながら、ズマールに続くライツの2代目...
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Summaron 35mm f2.8 (M3)
11106Q。166万台。1959年製。新種ガラスの採用によりf2.8と半段明るくなった、ニュー・ズマロンのメガネ付 M3用モデル。4群6枚構成のダブルガウス型。もちろんM3以外のライカでも使用可能(ファインダー50mm枠が縮小されます)。 メガネ付なので重量は増しますが、0.65mまで接写可能な点が魅力的です。ITDOOやIROOAフードを装着しライカM3と合わせれば、素晴らしい出で立ちが完成。無骨ながら洗練された佇まいの、これぞドイツ工業製品の機能美です。 ニッパチ...
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Summicron 35mm f2 (M) Chrome
ズミクロン 35mm f2、8枚玉。カナダ製。ライツのコードは、SAWOM、後に11308。製造番号228万台、1968年製です。最短撮影距離は0.7m。描写の素晴らしさのみならず、ドイツの工業製品らしい機能美溢れるデザインも魅力の一本。 絞り開放でのやわらかな描写、少し絞るとグッと立体感が高まり、絞り込むとやわらかさを保ちつつ鮮鋭な描写へと変化します。佳き時代の実にライカなスタイル、ライカな描写。 本品はマウント裏のケガキ跡以外は、かなり良いコンディションです。 適合...
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Tele-Elmarit 90mm f2.8 (M) Black
11800。248万台、1971年製。カナダライツ生まれのテレ・エルマリート 90mm ブラッククローム。後期型のイエロースケール。中望遠レンズながら大口径50mmレンズと同等のサイズ感。ズミルクスのような見事なローレットなど、美しい造形も見事です。 適度な重量と操作しやすいヘリコイドのポジションなど、使い易さも光ります。 f2.8と実用に十分な明るさ。開放付近では適度な柔らかさの描写で、作画の美しさにも定評アリ。絞り込めばグンとコントラストが高まり、濃厚な発色で大変シ...
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Elmarit-M 28mm f2.8 (M)
11809。366万台、1994年製。第4世代となったライカの広角レンズ、エルマリート-M 28mm f2.8。ASPH.となる直前のモデルで、1992〜2005年の間に約1万本が製造されました。レンズ構成は7群8枚。フィルターサイズはE46。軽量コンパクトで、使い勝手の良いレンズです。解像感高く、キレ味のある写りが特徴的。 12547フードと前後レンズキャップが付属します。 付属のポーチには使用感が見られますが、レンズ本体やフードには擦れや傷も無くとても綺麗な外観で...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Black
11870。255万台。1972年、カナダ製のズミルックス 35mm f1.4。第2世代。ライツを代表する大口径広角レンズで、30年以上に渡って生産されたロングセラー・モデル。純正フードは12504。 開放付近でのふわりとしたやわらかな描写から、絞り込めば穏やかな空気感を残しつつシャープな描写、美しい線を描き出します。ズミクロンより線が細く、繊細な描写が持ち味です。 レンジファインダー機らしい薄型ボディを引き立てるデザインもまた秀逸。オールマイティに使える、ライカの定番...
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Thambar-M 90mm f2.2 (M)
11697。ライカ復刻版オールドレンズ第2弾として登場した、タンバールM 90mm f2.2。1935年に誕生した、本家タンバールのソフトフォーカス効果やボケ味などの味わいを見事に再現。 外観もしっかりとオリジナルを尊重し、白文字と赤文字の表記、独自の専用フードを採用しています。 付属のセンタースポットフィルターも再現されており、装着することでよりソフトな描写をお楽しみ頂けます。なお、オリジナルのタンバール 90mmとは、フードやフィルターなどの互換性はありませんので、...
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Summaron 35mm f2.8 (L)
1959年製のズマロン 35mm f2.8。製造番号は166万台。ライツのコードは、SIMOO / 11006。ドイツ製。先代のf3.5から0.5段明るくなったニューズマロンは、新種ガラスを採用した4群6枚構成、ダブルガウス型。 本品はやや少ない、ライカ・スクリューマウントのニッパチズマロン。8枚玉ズミクロンと鏡胴デザインを共有しており、なんともスタイリッシュな外観です。IIIfやIIIgなどのバルナックライカに装着すると、見え目にも非常に映えます。 絞り開放では全体的...
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Summicron-M 35mm f2 (M) Black
11310。1980年、カナダ製。ズミクロン 35mm 7枚玉の初期型。飛び出した距離調節ノブが特徴的なデザインで、海外では「Tiger Claw(虎の爪)」、またボケ味の良さから「Bokeh King」とも呼ばれています。 5群7枚構成のズミクロン 35ミリの第三世代・7枚玉は、ライカMの広角レンズとして正常進化を遂げています。外観は大分簡素化されましたが、描写はさすがのライツ。濃厚なボケ味と豊かな階調が得られる素晴らしい描写力と解像力、ミニマルな機能的デザインが魅力...
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Som Berthiot Angulor 28mm f3.3 (L)
仏Som Berthiot社の広角レンズ、アンギュロール 28mm f3.3。ライカスクリューマウント。4群6枚構成。メートル表示。 通常この番号帯のAngulorは距離計に連動しますが、本品は距離計非連動。目測式となります。鏡胴には被写界深度表示が無く、まるで試作品のような出で立ち。当初改造品かと思いましたが、修理業者さんで分解し内部を検証した結果、そのつくりから純正であろうとの結論に達しました。 アンギュロールはもとより、ライカマウントのベルチオレンズは、製造期間は...
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Summitar 50mm f2 (L)
ライカのコードはSOORE。製造番号61万台、1946年製のズミタール 5cm後期型。コーティング付。円形絞りで国際式。距離表記はメートル。4群7枚構成。 1939年に登場したズマールの改良版で、絞り開放付近での周辺落ちや流れが改善されています。銘玉ズミクロンの誕生へと続いていく、ライツのf2大口径レンズの過渡期モデルとも言えるでしょう。 ズミクロンの名声に隠れがちなズミタール 50mmですが、オールドレンズらしい柔らかさと曖昧さが現代ではよい味わいです。製造本数が多く...
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Elmar 35mm f3.5 (L) Nickel
EKURZKUP。21万台、1934年製。ライカDII、DIII時代のニッケルエルマー 3.5cm f3.5。この少し前から、クローム仕上げのボディとレンズが登場し、ニッケルからの切り替えが進んで行きます。ノンコート。距離計連動。距離表記はmeterで、スナップにも好適です。 後玉に気泡状の点バルがあるのが惜しまれます。 純正のベークライトキャップ、金属製後キャップが付属します。 通常使用によりニッケルメッキが擦れ、エッジ部の真鍮がわずかに出ていますが、さほど目立ちま...
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Hektor 73mm f1.9 (L) Black / Chrome
ライツのコード名はHEKON。戦前ライツの中望遠銘レンズ、ヘクトール 73mm f1.9。製造番号は53万台、1939年製。feet表記。Germany刻印があり輸出用だったと思われます。回転ヘリコイド式で、ヘクトール 73mmの中でも生産本数が一番多いタイプです。 バルナックからM型ライカまで、外観のマッチングdがしやすいブラックペイントとクロームメッキ仕上げ。基部は通常のクロームメッキですが、ヘリコイドリング部は梨地クロームメッキとなっています。 絞り開放付近ではフ...
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Summilux 50mm f1.4 (M) Black
11114。250万台、1972年製。5群7枚構成。第2世代ズミルックス 50mm f1.4。ブラッククローム仕上げ。適合フィルターはE43。 本品はシュミットの保証書が付いた、日本国内正規物。元箱の番号も一致しています。 新設計のズミルクス第二世代は、絞り開放付近での描写がよりシャープとなりました。ズミルクスらしさを残しつつも、より安定感のある描写で、近年更なる人気の高まりを感じます。撮影距離によってボケは大きく変化しますが、実に良い味わい。 デジタルミラーレス機を使...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Black
11870。299万台。1979年、カナダ製。ズミルックス 35mm f1.4の第2世代。非球面ズミルクス。ライツを代表する大口径広角レンズで、30年以上に渡って生産されたロングセラー・モデル。 純正フードは12504。本品には付属しませんが、シリーズ 7フィルターを12504フードに挟み込みます。 開放付近でのフワリやわらかな描写から、絞り込めば穏やかな空気感を残しつつシャープな描写、美しい線を描き出します。ズミクロンより線が細く、繊細な描写が持ち味です。テスト撮影と...
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Summicron 50mm f2 (L) Radioactive
SOOIC。沈胴式ズミクロン 50mm f2。製造番号は110万台、1953年製。メートル表記。本品は、トリウムレンズを採用した、通称・放射能ズミクロン。ガイガー・カウンターにて確認済です。 トリウム・ズミクロンの例に漏れずガラスは黄変しており、モノクロームでの撮影ではコントラストがやや強まるでしょう。後のノーマルガラスのズミクロンとの撮り比べにも、探究心がそそられます。 純正の前後キャップが付属。 沈胴式ズミクロンとしてはかなり綺麗な外観です。擦れもごくわずかでメッ...
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Orthostigmat 35mm f4.5 (L)
ドイツ・ミュンヘンのの中堅光学メーカー、Steinheil社製ライカ・スクリューマウントレンズ。4群6枚構成、オルソメーター型。 f値は暗めで周辺落ちしますが、シャープな描写と穏やかなトーンで雰囲気ある画が撮れる良いレンズです。「ミッキーマウス」とも呼ばれる、耳のように生えた2本の距離調節ノブが愛らしいデザイン。 純正のファインダーが付属。レンズ本体と比べると、ファインダーはかなり使い込まれています。 メッキが弱く、真鍮地が見えた個体も多いレンズですが、本品はなかなか...
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Summilux-M 35mm f1.4 (M)
11301。ズミルックス-M 35ミリ f1.4。初代 スチールリムの復刻版。往時の専用フードOLLUXも再現しています。フィルター径はE41からE46と変更されています。 描写は初代ズミルクス 35mmとはやや異なり、絞り開放から周辺の流れも少なく、まとまりのある作画をお楽しみいただけます。 使用感見られず、限りなく新品に近いコンディションです。 各部の作動OK、距離計連動バッチリです。ガラスも当然ながらスカッとクリア。 付属品も一式揃っており、他にE46 UVa ...
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Noctilux 50mm f1 (M) E58
ノクティルクス 50mm f1。E58バージョン。ライツの製品コードは11821。1975年、カナダ製。 E58ノクティルクスは製造番号2749631からスタートしていますが、本品のシリアルは274966x。最初期ロットの中でも非常に若い番号、数十番目のE58です。これまで取り扱ったE58の中でも一番早い番号で、初期モノフェチにはたまりません。 近年再評価著しいこのノクチルックス E58は、ズミクロン 35mm 8枚玉、ズミルックス 35mm f1.4 1st、ズミクロ...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Red Scale
ライツの製品コードはELMAR。製造番号109万台、1953年製の赤エルマー。3群4枚構成。コーティング付。ライツ戦後の黄金期ならではの美しい梨地クロームメッキ仕上げ。距離表記はmeter。適合フィルターはA36。 ライカ A型の時代より30年以上の長きに渡り製造されてきた、 A36エルマーの最終進化形。鏡胴の剛性感、梨地のクロームメッキなど、その完成度の高さが光ります。現代レンズにはないフォルムですが、バルナックライカからデジタルカメラまで、どんなカメラにもスッキリ収...
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Summicron-M 50mm f2 (M) Black
第4世代のズミクロン50mm f2、6bit付。ライカのカタログNo.は、11826。1994年発売。本品は製造番号483万台、数年前に製造された製ばかりの一本。レンズ構成は第3世代から変わらず、4群6枚構成。フード内蔵となり、機動力がアップしました。フードの内側にE39フィルターが装着可能です。 世代交代を繰り返し、長く製造されているズミクロンですが、その特徴の一つであるコントラストの高さは、この現行レンズにもしっかり受け継がれています。 本品は馴染みのお客様が202...
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Summicron 50mm f2 (M) Black
11817、1969年、ドイツ製。製造番号は233万台。ズミクロン 50mm f2の第二世代。5群6枚構成、通称6枚玉。 この2ndモデルから、0.7mまで寄れるようになりました。また、無限遠ストッパーが無くなり、絞りリングに半段のクリックストップが追加、実用性と操作性共に向上しています。 銘玉の誉れ高い、初代ズミクロンの陰に隠れがちなズミクロン・セカンドですが、描写も良く、F2大口径ながらもコンパクトで重量は実測わずか202g。持ち歩きで実感できるほどの軽さです。適合...
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Summaron 35mm f2.8 (M)
ズマロン 35mm f2.8。SIMOM-M。後のコードは11306。169万台。1959年、ドイツ製。 本品はL、M互換マウント。マウント基部のいもネジを外すと、ライカスクリューマウントとしても使えます。Mマウント使用時の最短距離は0.7m、Lマウントの場合は1m。 ズマロン 35mm f3.5と同じガウスタイプの4群6枚構成ですが、屈折率の高いランタンガラス採用で一段明るくなり、解像度が更にアップ。また、フィートとメートルが両併記になりました。 絞り開放では柔らかさ...
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Tri-Elmar-M 16-18-21mm f4 (M) ASPH
11642。トリエルマー-M 16-18-21mm f4 ASPH。専用のユニバーサルワイドアングルファインダーが付属するセット品。6bitコード。製造番号400万台、2007年製造。 3つの焦点距離をカバーする広角レンズながら、非常にコンパクトな鏡胴です。距離計連動は0.7mからとなりますが、ライブビューでは0.5mまで接写することが可能で、絞り込むと0.33mまで被写界深度に入れることができます。 元箱、ファインダー、フード、フィルターアダプター、社外フィルター、フ...