Other
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Rentgen Xebec 50mm f1.5 (M改)
1942年頃に製造されたと思われる国産レントゲン撮影用レンズ、XebecのMマウント改造品です。K.O.L.社のジーベック 50mm f2は、国産ライカ・コピー機の金字塔、ニッポンカメラにも装着されていた事でも知られています。森亮資氏の研究によると、日本初のレンズ専業メーカー上代光学研究所が開発し、産業統制のもと製造会社が生産した模様です。本来はカメラ用に開発された技術を転用して生まれたレントゲン・ジーベックが、更に改造を経てカメラ用に戻るというのは何とも不思議なお話で...
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Oplarex 50mm f1.9 (M改)
1955年製。フランスOPL社製のFOCA用レンズ、オプラレックス 50ミリ。4群6枚構成のダブルガウス型。Mマウント改造品で距離計連動バッチリ。ライカやアンジェニューとも異なる独特の描写がお楽しみ頂けます。絞り開放では、真ん中の解像力のある描写が周辺の淡さに引き立てられ雰囲気の良い像を結びます。実写では逆光にはやや弱い印象。フード装着が吉でしょう。何とITDOOやIROOAなども装着できます。アルミ製フードが付属。当店フランス買い付けの一本です。店頭にて売約済みとなり...
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Ross Xtralux 50mm f2 (L) Rigid
名門・英国Ross社の大変珍しいライカ・スクリューマウント、エクストラルクス 5cm f2。固定鏡胴タイプ。このすぐ後には沈胴タイプとなります。コーティング有。かなり強い放射線を発するレンズで、ガラスもかなりアンバーに変色しています。 固定鏡胴は10年に一度くらいしか見掛けない、かなりの珍品レンズ。沈胴、固定鏡胴合わせても数百本にも満たない製造本数でしょう。これまた激レアな純正レンズキャップ付。
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Hugo Meyer Plasmat 90/1.5 (M42改)
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Makro-Plasmat 75mm f2.7 (L改)
VP Exakta用。珍品。ライカ・スクリューマウント、距離計連動に改造済。描写良いです。 試写館をご覧頂ければ幸いです。
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Ross Xpres 105mm f3.8 (M42改)
英国の名門Houghton社製の6X9判カメラ、エンサイン・セルフィックスに装着されていたロス・エクスプレス 105ミリをM42マウントに改造した一本です。以前より定評のあるXpresレンズをお気軽にお楽しみ頂けます。本体側のヘリコイドとレンズ側のヘリコイドを繰り出せば、かなりの接写が可能となります。シャープで解像力も高く、ボケ味もなかなかで立体感のある描写。階調表現も豊かです。試写結果良好、試写館をご覧頂ければ幸いです。 レンズ後玉に薄い拭き傷が少々見られますが、実写...
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Filotecnica Gamma 90mm f4 (L)
イタリアはミラノのフィロテクニカ社の望遠レンズ、ガンマ 90ミリ。3群3枚構成のトリプレット。Filotecnicaはレクタフレックス用のレンズなどで知られますが、ライカ・スクリューマウントは非常にレア、この90mmは初めて見ました。欧州のコレクターさんを拝み倒して3年越しにようやく入手。付属のキャップ、フード、ケースは非常に手の込んだ造りで、まさにイタリアならではの仕上がりです。ケースに至ってはシリアル番号の刻印入り。眺めているだけでも心躍るセット。アルミを多用し、重...
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Officine Galileo Ogmar 90mm f4 (L)
コンドルなどのライカ型カメラやレクタフレックス用レンズで知られる、伊オフィチーネ・ガリレオ製のライカLマウントレンズ、オグマー 90ミリ。3群4枚構成。キャップの「Gamma Roma」の刻印からイタリア製ライカ・コピー機のガンマ用に製造されたと思われます。エルマー 90mmと同じサイズ感ながら、重量391gとズシリと感じる見事なつくり。美しいクロームと黒塗りのツートンのデザインはさすがイタリア製、実に洒脱なルックスです。大変立派な前後純正キャップと元箱も揃った得難いセ...
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Super-Yashinon 100mm f2.8 (L)
ヤシカが販売した中望遠レンズ、スーパー ヤシノン 100ミリ。珍しいライカ・スクリューマウント。距離計連動。メートル、フィート併記。鏡胴には通常の使用による擦れが見られますが、目立った傷などは見られず、まずまずのコンデイションを維持しています。前玉にごくごく浅い拭き傷が数本見られますが、クモリ無くカッと抜けの良いガラスです。各面のコーティングもしっかりと残っています。当店ヨーロッパ仕入物件、この度晴れて里帰りです。珍品。 2019年9月にヘリコイドのグリスアップ済。絞り...
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Kern Switar 50mm f1.8 (Alpa)
アルパ・アルネア用標準レンズ、ケルン・スイター 50ミリ。5群7枚構成のアポクロマート。5,785本が製造されたと言われています。後のマクロ・スイターとは同じレンズ構成ながらも光学設計が若干異なる様で、描写に違いが感じられます。鏡胴は使用に伴う擦れがわずかに見られる程度で、なかなか綺麗な状態です。前玉の表面に若干のコーティング荒れと拭き傷が見られますが、撮影への影響はまず無いでしょう。スッキリと抜けの良いガラスコンディションです。ややレアなベーク製前キャップ、アルミ製の...
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Flektogon 25mm f4 (M42)
東独Carl Zeiss Jena製。1967年製。M42マウント。通称ゼブラ。2017年7月にレンズ清掃、グリスアップ済。前玉全面にコーティングの傷み、中玉に汚れが残っていますが、実写結果は良好です。最短撮影距離20cmで、色々と遊べる広角レンズです。
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Orthostigmat 35mm f4.5 (L)
1945年発売。ドイツのSteinheil社製。4群6枚構成、オルソメーター型。いわゆるクモリ玉ですが、本品はくもりや拭き傷も見られず綺麗なガラスです。f値は暗めで周辺落ちしますが、シャープな描写と穏やかなトーンで雰囲気ある画が撮れる良いレンズ。いわゆる「ミッキーマウス」と呼ばれる耳のように生えている距離調節のノブがとても愛らしいデザインです。メッキが弱く、真鍮地が見えた個体が多いレンズですが、本品は綺麗なコンディションを保っています。 当店にて販売させて頂きましたレン...
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Kleinbild-Plasmat 70mm f2.7 (M改)
1934〜1937年に製造されたローランド・カメラの銘玉に付属のKleinbuild-Plasmat 7cm f2.7を本体より取り出し、ライカ Mマウントに改造した一本です。ローランド本体も付属しますが、こちらはオマケとお考えください(レンズをカメラ本体に戻す事は可能です)。プラズマートは、プラナーやテッサーを設計したルドルフ博士が発明。レンズは前玉に擦れ状の細かな拭き傷が多く見られますが、実写は力強く緻密で素晴らしい描写でした。試写館をご覧頂ければ幸いです。 ローラ...
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Kowa Prominar 35mm f2.8 (L)
興服産業(現・興和、キャベジンやバンテリンでお馴染み)が、1958年頃に少数製造したライカ・スクリューマウント式レンズ。4群6枚構成。プロミナー 100mm f2、200mm f2.8と同時に販売されました。コーワは現在も光学機器メーカーとして眼底カメラやOCT(光干渉断層撮影、顕微鏡に匹敵する分解能)を製造販売しており、そのDNAは健在といえるでしょう。コンパクトな鏡胴とは裏腹に焦点を精緻に描写し、マニアの間での高い評価が納得できる実力派です。オマケでカロのコンツール...
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Dallmeyer Dalrac 135mm f4.5 (L)
英ダルメイヤー社の望遠レンズ、ダラックの135ミリです。ライカLマウント。鏡胴はCooke&Perkins社製。当時の資料によりますと、ライツのベローズにもレンズヘッドが装着可能と記載されております。3群4枚のガラスはダルコートと呼ばれる淡いブルーのコーティング。各面しっかりと残っています。軽量なアルミ製の鏡胴は、使用感は少なめで、距離リングの表面に経年による金属表面の荒れが見られます。ガラスは中玉のコーティング表面に拭き跡が見られますが、クモリやカビ跡はござい...
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Angenieux 90mm f1.8 (Rectaflex)
Type P1。アンジェニュー 90mm f1.8の前期型。1952年製、本レンズの中では初期の個体で、ローレットの刻みなどが後のモデルと僅かに異なります。4群5枚構成。前後玉に軽微なコーティングの荒れと、ごく浅い拭き傷が数本見られますが、アンジェニュー大口径としてはかなり綺麗な一本。程度の良い純正前キャップが付属。吸い込まれるようなブルー・パープルのコーティングが美しい。実写テスト結果良好でした。アンジェニューらしいしっとりとした描写を見せてくれます。稀少品。
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Angenieux 50mm f1.5 (M42)
アンジェニュー Type S21前期型。1953年製。4群6枚のダブルガウス型。開放付近の美しい滲みと色気漂う妖艶な描写が心を打つ1本。素晴らしいデザインの鏡胴はフードを兼ねたようなつくり。絞りこむとやわらかさを残しつつもシャープな描写がお楽しみ頂けます。外観はかなり使い込まれておりますが、ガラスの状態はなかなか良いです。美しい淡い青のコーティングもしっかりと残っています。コンディションの見合った雰囲気の良い純正前キャップが付属。当店フランス仕入れ物件。距離指標はもちろ...
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Angenieux 50mm f1.8 (Rectaflex)
1956年製のアンジェニュー 50ミリ f1.8 Type S1。4群6枚構成のガウスタイプ。メートル表記。ブルーパープルのコーティングがしっかりと残っている美しい個体です。後期タイプのやや少ないタイプの鏡胴デザイン。被写界深度目盛や絞り値表示、距離表示にフツフツとしたこのレンズ特有の塗装の荒れが見られますが、黒塗装の厚みがしっかりと残っており、アンジェS1としてはなかなか綺麗なコンディション。中玉にチリの混入が少々見られますが、クモリは無くスカッと抜けの良いガラスです...
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Biotar 58mm f2 (M42)
戦後のCarl Zeiss Jena製ビオター 5.8cm f2。4群6枚構成のガウスタイプ。Tコーティング付。やわらかめの開放描写と盛大なボケ味が、実にオールドな味わいです。絞り羽根は17枚。真円に近い絞り羽根も丁寧な作り。僅か145gと軽量なアルミ鏡胴はコンパクト、使いやすさも光ります。鏡胴にはごく軽微な凹みがみられます。ガラスは拭き傷や劣化が見られますが、描写への影響はまずないでしょう。実用にお勧めのビオターです。 2019年4月に各部整備済み。絞り、ヘリコイドと...
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Honor 50mm f1.9 (L)
1950年代後半、瑞宝光学精機が製造販売したバルナックライカのコピー機Honor S2や、その後継機Honor SLに装着された標準レンズ、オーナー 50ミリ f1.9です。1957年〜59年頃の製造と見られます。距離表記はメートル。国内向けでしょうか。Honor S2の旧モデルにあたるS1が小西六ヘキサノン50ミリf1.9を採用していた事から、このレンズもガラス構成は同じという説もありますが定かでは無いようです。戦後、様々な光学メーカーが沸き立っていた歴史を感じさせる...
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Biotar 58mm f2 (M42)
戦後のCarl Zeiss Jena製ビオター 5.8cm f2。4群6枚構成のガウスタイプ。Tコーティング付。やわらかめの開放描写と盛大なボケ味は、オールドレンズの王道でしょうか。真円に近い絞り羽根も丁寧な作りです。アルミ鏡胴を採用し、重量145gと軽量で、コンパクトなつくりが嬉しいレンズ。アルミ製ながら腐食等は見られずなかなか綺麗な鏡胴です。オールド感を感じさせる気泡がみられるガラスは前玉と中玉に拭き傷、中玉にごく僅かに劣化が見られますが、抜けの良い状態です。撮影へ...
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Ross Xpres 105mm f3.8 (M42改)
英国の名門Houghton社製の6X9判カメラ、エンサイン・セルフィックスに装着されていたロス・エクスプレス 105ミリをM42マウントに改造した一本です。以前より定評のあるXpresレンズをお気軽にお楽しみ頂けます。本体側のヘリコイドとレンズ側のヘリコイドを繰り出せば、かなりの接写が可能となります。シャープで解像力も高く、ボケ味もなかなかで立体感のある描写。階調表現も豊かです。試写結果良好、試写館をご覧頂ければ幸いです。 レンズ後玉に薄い拭き傷が少々見られますが、実写...
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Tele-Xenar 150mm f4.5 (Robot)
ロボット・スクリューマウント。戦前のロボット I / II型から、2000年代まで製造されていたロボット・スター 50シリーズまでの各モデルに装着可能です。距離目盛りはmeter表示。目測式。本品はコーテッド、戦後のロボット・スター I型の時代のものでしょう。コンパクトながら大変に仕上げの美しいレンズ。ロボットのレンズは使い込んだものばかりですが、本品は外観もガラスも大変綺麗で文句無しの一本。得難いコンディションです。アダプターを使用すれば、色々と遊べます。コレクションにも。
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Spectros Alorar 50mm f3.5 (Alpa)
スイス、スペクトロス社製、アロラール 50mm。1953〜54年にかけて僅か183本の製造です。同社はバーゼルにあったメーカーでオールドデルフト社より引き継いでレンズを生産したと言われています。アルパリフレックス用マウント。沈胴式のアルミ鏡胴で、83gと非常に軽量です。3群4枚構成のテッサータイプ。feet表記。純正フード、前後キャップ付属。珍品。参考文献:「アルパブック」 豊田茂雄氏著 。 2019年4月フルOH済。絞り、ヘリコイドの操作感が向上しました。ガラスはごく...
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Triotar 135mm f4 (Rectaflex)
Carl Zeiss Jena製。トリオター 135ミリのレクタフレックス用望遠レンズです。ツァイスの製造番号表によるとM42仕様ですので、レクタフレックス用マウント部の下にはM42が隠れているタイプと思われますが、固着しており外すことはできませんでした。アルミ鏡胴の全体に使用感があり、各所に擦れが見られます。ガラスは前玉にごく浅い拭き傷がみられますが、真ん中は綺麗に抜けています。オリジナル前キャップが付属いたします。珍品。 ヘリコイド、絞り共に動作良好です。試写結果は...
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Topcor 90mm f3.5 (L)
東京光学社製のライカ・スクリュー・マウントレンズ。1955年の発売です。軽量なトリプレットの中望遠レンズ。3群3枚。この時代のトプコールはデザインや加工精度も素晴らしく、何とも言えない魅力を感じます。ヘリコイドのローレット加工は特に美しい。ドイツのロボットと同様の折り畳み式フードや、小振りで可愛らしい9cm専用ファインダーなど、アクセサリーも見事です。委託品。 鏡胴先端部に塗装の擦れが見られますが、全体的には綺麗な外観です。レンズにはごく軽微な拭き傷と、中玉に薄いクモリ...
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Angenieux 135mm f3.5 (Rectaflex)
Type Y2。1953年製。meter表記。4群4枚構成。レクタフレックス用アンジェニュー 135ミリ f3.5 Type Y2。製品コードはOBI、後にOBINGと変わります。フィルター枠やヘリコイド部分に擦れや細かな小傷がやや多く見られますが、大きなキズや凹みは見られません。ガラスは例によってごく浅い拭き傷がみられ、前玉裏の周辺部にカビ跡、また前玉のふちに針先ほどの小さな傷が1カ所見受けられますが、撮影には影響ないでしょう。純正リヤキャップ、非純正の後キャップ、革...
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Angenieux 28mm f3.5 (Rectaflex)
アンジェニュー 28mm Type R11後期型。1956年製。レクタフレックス・マウント、プリセット絞り。メートル表記。レトロフォーカス・タイプの6群6枚構成。最短撮影距離は0.5メートル。開放付近でのおだやかな描写と、絞り込んだ時の程良くシャープな描写の対比が愉しいレンズ。全域で階調豊かでなかなか緻密な描写、赤系の発色の良さでも定評有。拭き傷の少ない個体は、比較的逆光にも強いレンズです。カメラに装着した横顔は、思わず息をのむ造形美。撮って良し、眺めて良し。元箱、純正...
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Angenieux 135mm f2.5 (Rectaflex)
非常に珍しいアンジェニュー 135mm f2.5 Type P2のレクタフレックスマウント。レクタフレックス社の製品コードはOBENG。Type P1、アンジェニュー 90mm f1.8と同様の4群5枚構成です。1953年製。ヘリコイド部にはOBAの刻印があり、このコード名はAngenieux 90/1.8と思われますが、文献によると当時Rectaflex社ではAngenieuxのマウント改造を請け負っていた様で、本品はその中の一本かと思われます。珍品。 前玉には拭き傷...
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Astro-Berlin Pan-Tachar 100mm f1.8 (F改)
独アストロ・ベルリンを代表する銘玉パン・タッカー。その中でも今回の100mm f1.8はかなりレアな一本でしょう。4群4枚構成。ノンコート。ニコン Fマウントへの改造が施されています。絞り羽根には長年の使用による擦れ、ヘリコイドの操作感はやや重めです。レンズは中玉の周辺部にうっすらとしたクモリ、後玉の端に長さ約1cmほどの傷がありますが、実写テストの結果は良好でした。試写館にてプリプリしたイクラのような不思議な玉ボケをご覧くださいませ。作例は全て絞り開放にて撮影していま...
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Biotar 58mm f2 (Rectaflex)
レクタフレックス・マウントのビオター 5.8cm f2レンズ。Carl Zeiss Jena製。1952年頃の製造です。レクタフレックスは国際色も豊かで数多くのメーカーからレンズの供給を受けていますが、少ないながらもツァイス製のレンズも数種出しています。4群6枚構成のガウスタイプ、Tコーティング付。やわらかめの開放描写と盛大なボケ味が楽しいオールドレンズ。重量225g。RectaflexとCarl Zeiss Jenaのダブルネームの当時物前キャップがたまりません。稀少...
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Exagon 35mm f2.8 (Exakta)
シュタインハイル社製エキザクタ・マウント・レンズ。自動絞り。最短撮影距離は20cmとシュタインハイル製レンズらしく寄れるレンズです。前玉全面にコーティングの荒れ、中玉に僅かにクモリが見られますが、実写にはそれほど影響無いでしょう。レンズの中身はQuinaron 35mm f2.8等と同じと思われますが、Exagon銘はかなり珍しいと思われます。
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Astro-Berlin Pan-Tachar 50mm f1.8 (M改)
戦前品。独アストロ・ベルリン製、美しい滲みが魅力のパン・タッカー 50mmのMマウント改造品。アストロの50mmはやや少ない。軽量なアルミ鏡胴。最短撮影距離の約75cmまで距離計連動OKです。メートル表記。絞りは大陸式表示。鏡胴はそれなりの使用感があります。逆ローレットが刻まれたリングは大きさも程よく操作しやすいです。絞りリングはフード兼用のため実用的。絞り羽根には油が少々見られます。ガラスは前玉に拭き傷と周辺部にうっすらとクモリが見られますが、アストロ・レンズとしては...
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Bausch & Lomb Baltar 100mm f2.3 (M42改)
19世紀の半ば、二人のドイツ移民が米国で創設したボシュロム社は、近年ではコンタクトレンズ・メーカーとして知られていますが、眼鏡の製造から始まり顕微鏡や測距機、映写機、写真用レンズ等、多岐に渡り手を広げていきました。プラナーやトポゴン等のツァイス・レンズをOEM生産していた事もあるそうです。本品は戦後に製造された同社の映画用レンズ。試写結果良好、発色・カラーバランスも良く、絞り開放から大変シャープで、立体感のある描写です。特に3〜10m付近の描写が大変良いように感じます。...
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Vitor 35mm f3.5 (Ducati)
イタリア製のハーフ判小型カメラ、デュカティ・ソーニョ用の標準レンズ、ビトール 35mm f3.5。レンズ単体で出てくる事は稀でしょう。2018年10月にレンズ清掃済。拭き傷やクモリも見られず綺麗なガラスでスカッと抜けています。外観もなかなか綺麗。ピントや距離計の連動も確認済みです。キャップが泣かせます。
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Skopagon 40mm f2 (Bessamatic)
フォクトレンダーの一眼レフ、ベッサマチック用の準広角大口径レンズです。1961年の発売。6群9枚構成のレトロフォーカス・タイプ。戦後フォクトレンダーの全盛期らしい、重量感のある堂々たるつくりです。発売当初は大変高価であまり売れず、現在ではレアなレンズに。フィルター径は54mmかぶせでSepton 50mm f2と共用、または汎用の52mmねじこみです。ドイツ仕入物件です。 鏡胴には軽微な擦れが少々見られます。ガラスは拭き傷等見られず綺麗です。数あるデッケルマウントの中で...
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Angenieux 28mm f3.5 (M42)
アンジェニュー 28mm Type R11後期型。1958年製。M42スクリューマウント。プリセット絞り。レトロフォーカス・タイプの6群6枚構成。距離はありがたいメートル表記。開放付近でのおだやかな描写と、絞り込んだ時のほど良くシャープな写りの対比が愉しいレンズです。全域で階調豊かでなかなか緻密な描写、赤系の発色の良さでも定評があります。比較的逆光にも強いレンズ。純正の前キャップ付。レンズと元箱のナンバーも一致しています。コレクションにも向いた見事な一本です。 2018...
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Meritar 50mm f2.9 (Exakta)
エルンスト・ルードヴィッヒ製。3群3枚構成。トリプレット。キネエキザクタ用のコンパクトな標準レンズ。クセ玉として有名な一本。アルミ鏡胴としてはなかなか良いコンディションです。ガラスにも目立つ拭き傷や汚れは見当たりません。開放ではかなり柔らかい描写ですが、f5.6程度まで絞り込むと中心部の芯はしっかりしてきます。ライツのトリプレット・エルマーとは対極的と言える、全体的に軟調な描写です。
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Avenon Super Wide 21mm f2.8 Millennium (L)
アベノン 21mmのライカ・スクリューマウント。通常はシルバー仕上げですが、2000年に限定でブラックが販売されました。使用感見られず、とても綺麗な状態です。前オーナーの元で丁寧なフルOHが施され、アベノンらしからぬ滑らかな操作感です。ガラスもスカっと抜けています。Kokin製の薄型でスタイリッシュなUVフィルターが付属します。フードとキャップは純正品です。
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Travegon 35mm f3.5 (L)
ライカ・スクリューマウント。独Schacht社製。廉価なレンズながら、なかなか良く写るノンライツ・ライカ・スクリューマウント。ゼブラ模様の鏡胴もスタイリッシュ。中玉のコーティングにごく軽微な拭き傷がわずかに見られますが、実写には影響無いでしょう。外観は全体的に少々の使用感が見られます。2016年に分解清掃後販売し、この度お客様から出戻って参りました。当店のライカM240で距離計連動、ピント良好です。前回の撮影ですが、試写結果良好です。試写館をご覧頂ければ幸いです。
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Trioplan 100mm f2.8 (Exakta)
独Meyer Gorlitz社製。独特なボケ味で近年再評価されているトリオプラン 100mm f2.8。トリプレット構成。本品は1939年製の稀少な初期ロット。真鍮にクロームメッキの大変つくりの良い鏡胴で、プラズマート等の銘レンズとも通ずる貫禄あるデザインです。なかなか得難いコンディション。メーカー不明のプラスチック製42mmかぶせフードが付属します。 2018年7月にフルOH済。鏡胴先端部の黒塗り部分には剥げが少々見られますが、他は美しい鏡胴です。ガラスにも拭き傷やク...
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Angenieux 180mm f4.5 (M42)
アンジェニュー 180mm f4.5、Type P21後期型。1958年製。M42スクリューマウントです。4群5枚構成。距離はメートル表記。フィルターサイズは51mmねじこみと、Angenieux 50mm f1.5 S21と同じ径で、探すのに難儀しそうなサイズです。純正の前後キャップ付。レンズと元箱のナンバーも一致しています。こちらも産地直送、フランス仕入れ物件です。製造から60年を経て、この度初めて日本の空気に触れました。 2018年6月にフルOH済。後玉の裏面に、...
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Macro-Takumar 50mm f4 (M42)
旭光学(ペンタックス)一眼レフ用のマクロレンズ。M42プラクチカ・スクリューマウント。プリセット絞り。レンズ単体で1:1(等倍)まで接写可能。後継モデルでは自動絞りとなった代わりに、撮影倍率は1:2 (1/2倍)にスペックダウンしてしまいました。使用感見られず、外観、ガラス共にとても綺麗な状態です。付属の黄色フィルターはASAHI PENTAX刻印入りの純正品です。
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Topcor 20mm f4 (Exakta)
トプコン Rシリーズ向けに供給された交換レンズ。エキザクタマウントをベースに露出計連動ピンなどが追加されていますが、エクサクタボディや、アダプタを経由してデジタルで問題なく使用可能です。このシリーズのレンズとしては最も広角なものです。 ゴムローレット部分に1本、極薄い線が入っています。その他はマウント面含め、使用感見られずかなり綺麗な状態です。2018年5月にレンズ清掃とグリスアップ済で操作感良好。貴重な純正フードと、フード含めて収納できる革ケースが付属します。このレン...
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Xenagon 30mm f3.5 (Robot)
ロボット・ロイヤル 24用広角レンズ。シュナイダー製。1カムですので、2カムのロイヤル 36シリーズには装着できませんのでご注意ください。非常につくりの良い鏡胴に収まっています。2018年5月にレンズ清掃済。拭き傷も見られず、外観、ガラス共になかなか綺麗な一本です。ヘリコイド、絞りの操作感も良好です。
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Old Delft Alfinon 50mm f2.8 (Alpa)
オランダOld Delft社製のアルパ用レンズ。1952〜58年の製造です。アルミの固定鏡胴。3群4枚のテッサー・タイプ。繊細ながらしっとりと柔らかい描写です。味のあるとても良いレンズだと思います。拭き傷、クモリも無く綺麗なガラスです。作例はライカ M typ240にAlpa - Leica Mアダプターを取り付けて撮影。かなりの接写も出来、オールマイティなレンズです。アルミ鏡胴で大変軽量なのも嬉しいポイント。実写結果良好、試写館をご覧頂ければ幸いです。試写したスタッフ...
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Pentax-L 43mm f1.9 Limited (L)
旭光学のライカ・スクリューマウントレンズ。Pentax FA 43mmを、限定でLマウント化。外観はスーパータクマーそっくりに仕上がっています。使用感見られず、外観、ガラス共に綺麗な状態です。43mmをライカLマウントにしてしまう、なんともペンタックスらしい一本です。
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GR 28mm f2.8 (L)
ライカ・スクリューマウント。4群7枚構成。リコーの高級コンパクトカメラGR1に搭載されたレンズを、1997年に限定3000本でライカLマウントにしたものです。真鍮にクロームメッキ仕上げ。小柄ながら、ズシっとした重厚感。バルサム剥離している個体ばかりのレンズですが、本品は珍しくバル切れしていません。外観、ガラス共に綺麗な状態です。描写も良好でした。GRレンズの写りをライカで楽しめる、唯一のレンズです。
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Frilon 70mm f1.5 (M改)
Futura Kamerawerk製の35mm距離計カメラ、フツラ用の珍しい交換レンズ。南ドイツFreiburgのこの小さなカメラ・メーカーからは、1950年代に重量感溢れるFutura Standard、P、S、SIIIなどのモデルが製造されました。交換レンズは、Xenar 45/2.8、Evar 50/2、Elor 50/2.8の他、出自は謎に包まれていますがFrilon 50mm f1.5とこの70mm f1.5が登場しています。フリロン 50/1.5は描写の良さ...
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Tele-Xenar 75mm f3.8 (Robot)
ロボット・スクリューマウント。戦前のモデルから2000年代まで製造されていたスター50シリーズまでの各タイプのロボットに装着可能です。距離目盛りはfeet表示。本品はノン・コート、戦前のロボット II型の時代のものでしょう。小振りながら大変作りの良いレンズです。鏡胴には時代なりの使用感、中玉にホコリが僅かに見られますが、拭きキズも無く綺麗なガラスです。ピントチェック済み。アダプターを使用すれば、色々と遊べます。
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Trinol 105mm f3.5 (L)
ライカ・スクリューマウント。レンズはイギリスのナショナルOpt.製、鏡胴はスコットランドのSTEWARTRY製です。3群3枚、トリプレット型。ノンコート。絞り羽根は12枚、真円に近い形で美しいボケが期待できます。2017年12月にOH済。距離計連動ですが、最短位置と無限遠以外では、少々前ピンになってしまいます。残念ながら、距離計カムの構造上調整することはできません(ライブビューでご使用の場合は問題となりません)。 外観は全体的にやや使い込まれた感じがあり、塗装の剥がれや...
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Angenieux 90mm f2.5 (Rectaflex)
Type Y1。4群4枚構成。1949年製。レクタフレックスマウント。feet表記。アンジェニュー製の望遠レンズ。淡い青色のコーティングが施されています。逆光にもなかなか強く、軽量な中望遠レンズとしてとても使いやすいレンズです。描写良好、試写館をご頂ければ幸いです。 前玉に少々拭き傷、後玉周辺にコーティングの劣化が見られますが、アンジェニューとしてはガラスのコンディション良好です。外観はヘリコイドに2箇所小さな凹み、鏡胴の先端に擦れがあるものの、全体的に良い状態だと思い...
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OM Zuiko Shift 24mm f3.5 (F改)
OMマウントの広角シフトレンズ24mm f3.5をニコン Fマウントに改造した個体です。丁寧な改造が施されています。このレンズを使うために、OMボディをお持ちだったという方もいらっしゃるでしょう。外観はヘリコイドのゴム部分含め、かなり綺麗です。ガラスもオリンパスレンズにありがちな中玉のクモリは見られず、良い抜け具合です。巨大な前玉は強力なLEDで確認すると、ごく僅かに拭き傷が見られます。実写には影響ないでしょう。ヘリコイド、絞りの操作感良好、スムースな動きです。
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Zunow 35mm f1.7 (L)
ライカ・スクリューマウント。ズノー光学製。1958年発表。5群7枚構成。後期型の黒鏡胴。中玉に僅かな汚れ、後玉の中心部に直径1mm程のバルサム切れ、絞り羽根に油が見られます。鏡胴は綺麗です。このレンズとしてはなかなか良いコンディションだと思います。実写結果はズノーらしい描写で良好です。試写館をご覧頂ければ幸いです。珍品。委託品。
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Hugo Meyer Doppel Plasmat 195mm f4
Hugo Meyer社製の組み合わせレンズ。約66.5φのねじ込みマウント。前後両群を装着した状態で195mm f4、後群のみで320mm f8の焦点距離に変身します。前玉に少々拭き傷、後玉のフチに小さなカビ跡が一点見られます。ペンタックス 67用の延長チューブとヘリコイドを改造したアダプターが付属します。
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Unknown Petzval 75mm
正体不明のブラスレンズ。1900年前後製造のレンズでしょう。何の刻印もありませんが、ペッツバール・タイプ。M42マウントに改造されています。無限遠OKですが、若干オーバーインフに設定されています。焦点距離は75mm前後でf値は2.8程度(α7で実測)と思われます。絞りが入っていないため、常時開放での撮影となります。ガラスは中玉にチリの混入がありますが、抜け具合はなかなかよく、全体的にはまずまずの状態です。実写はフレアが強烈で幻想的な描写です。当店のお客様からの出戻り品で...
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Angenieux 90mm f1.8 (M42)
Type P1。アンジェニュー 90mm f1.8の後期型。4群5枚のエルノスター型。距離表記はメートル。元はRectaflexマウントですが、アダプターを取り外してM42マウントとしてあります。無限遠もバッチリ出ています。取り外したレクタフレックス用アダプター付属します。吸い込まれるようなブルー・パープルのコーティングが美しい。テスト結果も良好。状態の良い純正前キャップ付。稀少品。 2017年9月にフルOH済。各部の操作感、とても滑らかです。前玉と後玉裏には、例によっ...
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Primoplan 80mm f1.9 (M42改)
Meyer Gorlitz製。ナハト・エキザクタ用標準レンズ、プリモプラン 80mm f1.9をM42マウントに改造したものです。レンズの製造は1934年頃と思われます。4群5枚構成で、エルノスター型の発展型。開放ではやや暴れますが、緻密に描写しながら美しく滲み、とても雰囲気のある描写です。少し絞るとしっとりと優美な描写をします。ボケも柔らかく穏やか。つくづく良いレンズだと思います。当店のお客様からの出戻り品で、滲む描写を楽しまれてきた一本です。 2017年6月に改造、...
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Dallmeyer Super-Six 4inch f1.9 (M42改)
102mm。開放付近では盛大なハロとフレアが出ます。フードは必携でしょう。開放での描写は絵画です。
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Boyer Saphir 50/2.8 (M42)
ノンコート。M42マウントに改造済。非常に丁寧な仕事がなされています。試写例をご覧下さい!