1942年頃に製造されたと思われる国産レントゲン撮影用レンズ、XebecのMマウント改造品です。K.O.L.社のジーベック 50mm f2は、国産ライカ・コピー機の金字塔、ニッポンカメラにも装着されていた事でも知られています。森亮資氏の研究によると、日本初のレンズ専業メーカー上代光学研究所が開発し、産業統制のもと製造会社が生産した模様です。本来はカメラ用に開発された技術を転用して生まれたレントゲン・ジーベックが、更に改造を経てカメラ用に戻るというのは何とも不思議なお話ですね。珍品。委託品。
改造により絞りが組み込まれた一本。絞り開放では描写は甘め、フレア、周辺光量落ちが盛大ですが、絞り込む事によって徐々に落ち着きを得ます。絞り、ヘリコイドともに動作正常です。本品はライカ Mマウント、距離計連動へ改造されています。ガラスはわずかに拭き傷とヤケがみられますが、クモリは無くヌケは良好。試写館に作例を掲載いたしました。絞り開放付近での撮影がメインですが、1枚だけ絞りを効かせて撮影をした作例を加えております。絞り値の表記が無いためシャッター速度からの推測となりますが、およそ2段絞りと思われます。
Rentgen Xebec 50mm f1.5 (M改)
レントゲン ジーベック 50mm f1.5 (M改)
- マウント:
- ライカ M
- 付属品:
- step up ring.
- コンディション:
- 92% B 良品
- 保証:
- 6ヶ月保証付
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レア度について
★ | 現行品。生産完了品でも入手は容易。 |
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★★ | 少し探せば入手可能。 |
★★★ | やや少ないアイテム。1~2ヵ月に一度入荷します。 |
★★★★ | 珍品。年に一度出てくるかどうか(お店によります)。 |
★★★★★ | 超珍品。5~10年に一度扱えるかどうか(お店によります)。 |