レンズ
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Elmarit-R 24mm f2.8 (ROM)
エルマー-R 24mm f2.8。ROM。ライツの製品コードは11813。383万台。1998年製。レンズ構成は7群9枚。ライツ独自のフローティング機構を採用。フィルター径はE60。ライカフレックス SL-2用として1974年に登場し、その後はRシリーズ対応となり長らく販売されてきたレンズ。使い易い画角、f2.8と余裕のある明るさ、最短撮影距離は約30cmと使い勝手の良い一本。超広角のようには歪みませんので、自然な写りの広角といえるでしょう。12523フード、前後キャッ...
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Nikkor-O 55mm f1.2 (M改)
ニッコールーO 55mm f1.2、ライカMマウント改造品。日本光学がオシロスコープの画面撮影用に製造したカメラ用レンズ。6群8枚構成。絞り羽根は12枚、円形絞り。オシロスコープの暗い画面の映像を撮影するために明るい開放値を誇り、中心部の解像に優れています。コーティングはガラス面によってそれぞれブルー、パープル、イエローが施されています。最短0.7m付近から距離計連動。無限遠までは120°程度の回転角で到達しクイックなピント合わせが可能です。鏡胴先端部やヘリコイド部にご...
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Sonnar 50mm f1.5 (Contax) Black
Contax I型用標準レンズ、イチゴゾナー。製造番号は1407xxx、1932年製の初期モノです。黒/ニッケル。3群7枚構成。ノンコート。最小絞り値はf8。内爪バヨネット。コンパクトながらf1.5の明るさ。逆光ではやや弱さを感じますが、その淡い写りを上手く活かして撮影したい一本。フィルター枠にネジ切りが無く、42mmの純正かぶせフィルターやかぶせフードが適合します。距離計連動バッチリのAmedeo製アダプターが付属します。アダプターもニッケルメッキ仕上げバージョンでレ...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Black
カナダ製のズミルックス 35mm f1.4。第2世代。製造番号268万台。1974年製。ライカの製品コードは11870。ライツを代表する大口径広角レンズで、初代Steel Rimから30年以上に渡って生産されたロングセラー。絞り開放付近でのフワリとやわらかな描写から、絞り込めば穏やかな空気感を残しつつシャープな描写、美しい線を描き出します。ズミクロンより線が細く、繊細な描写が持ち味です。ちょっと絞った時の立体感も素晴らしい。多様な描写が楽しめるライカの35mmレンズの大...
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Summicron 50mm f2 (M) Chrome
ライツが誇る銘玉、ズミクロン 50mm f2 1st、固定鏡胴後期型。ライツの製品コードはSOSIC、後に11818。製造番号214万台、1965年製。距離はfeet、meter併記。レンズ構成は6群7枚構成と前期型と同じですが、ヘリコイドのローレットデザインが変わり、よりモダンな雰囲気となりました。高いコントラストと絞り開放から安定した描写性能を発揮し、現代も根強い人気を誇ります。当時のM3やM2からデジタルライカまで、白ボディのみならず、黒ボディにもカッコ良く決まる...
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Nikkor 85mm f1.5 (S)
1951年登場の日本光学製の大口径中望遠レンズ、ニッコール-S・C 8.5cm f1.5。ブラックペイントとクロームメッキ仕上げ。ニコンSマウント。外爪。3群7枚構成。feet表記。フィルターは60mmねじ込み。ニッコール 85mm f1.5は、約2000本が製造されたと言われており、ニコン用、ライカ用、コンタックス用の3タイプが含まれています。望遠の大口径ゆえに、ガラスがタップリと詰まったレンズ。ずしりとした重量感があります。実測で550g。後キャップ、ケースの他に、...
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Nikkor 85mm f1.5 (L)
ニッコール-S 8.5cm f1.5。ライカスクリューマウント。1951年に登場した日本光学製の大口径中望遠レンズ。ブラックペイントとクロームメッキ仕上げ。本品はNIKKOR-S銘となり、三脚座がブラック、基部のローレットの刻みが粗くなった後期型。3群7枚構成。feet表記。フィルターは58mmねじ込み。ニコンやコンタックスマウントとは、フィルター径やフードの装着方法が異なりますのでご注意を。ニコン用、ライカ用、コンタックス用の3タイプ合わせて約2000本が製造されたと...
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Micro-Nikkor 50mm f3.5 (L)
マイクロ・ニッコール 50mm f3.5。ライカスクリューマウント。1956年の発売。4群5枚構成。距離計連動。フィルター径は34.5mmねじこみ。ニコンの35mm用レンズで、初めてマイクロ・ニッコールの名を冠しました。距離計には1mから連動し、更に繰り出してゆくと非連動ながら45cmまで接写可能です。300l/mmもの解像度を持ち、試写をすれば目を見張るほどの解像力の高い写りに、今でも度肝を抜かれます。ニコン Sシリーズ用とライカ用を合わせても1,200本程度しか製造...
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Nikkor 35mm f2.5 (S)
W-ニッコール 3.5cm f2.5。日本光学製。1952年登場のニコンSマウント、製造番号は2707xx。レンズ構成は4群6枚、ダブルガウス型。絞り開放付近ではガウス型らしい周辺落ちで、オールドレンズらしい描写を味わえます。フィルター径は43mm、距離表記はfeet。ニコン Sマウントの35mm f2.5は大きく分けて3タイプありますが、本品は1959年頃に登場した鏡胴絞りと言われる最終タイプ。同時代の銘玉、ニッコール 35mm f1.8と共通の外観デザインです。アル...
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Topogon 25mm f4 (Contax)
トポゴン 25mm f4。戦後Carl Zeiss Jena製のコンタックス・レンジファインダー用 超広角レンズ。1950年頃の製造です。Tコーティング付。距離表記はメートル。最短撮影距離は0.9m。距離計には非連動です。ハイペルゴンのメニスカスレンズ設計を基礎とした、対称構造の4群4枚構成。35mmカメラ用で唯一トポゴンの描写が楽しめるレンズ。絞り開放付近では優しく淡い写りが周辺落ちと相まって、雰囲気の良い画を描きます。ゲルツ社で活躍したRichter博士により生み出...
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Summar 50mm f2 (L)
ズマール 50mm f2。製造番号は31万台、1936年製。六角絞り、ノンコート。ライツのコードはSUMUS。絞りは大陸表記。ヘリコイドの距離表記はfeet。絞り開放ではやわらかで雰囲気のある写り、絞れば柔らかさを残しつつシャープな描写を楽しめます。やや逆光に弱いので、純正のSOOMPフードなど大きめのフードを用意すると、よりシャキッと締まった画が得られます。ズマールとしてはガラスコンディションが良好なこの一本、ダブルガウス型らしい豊かなボケ味と周辺落ちが味わえます。オ...
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Lumax 45mm f1.9 (L)
ルマックス 45mm f1.9、ライカスクリューマウント。同じマウント径、同じフランジバックながら、距離計には非連動なのでご注意ください。潜望鏡型ファインダーを採用したイギリスの特異なライカ型カメラ、Periflex用のレンズ。ユニークな機構でメカ好きにはたまらない、このペリフレックスの初期モデルですが、ファインダーの見にくさ、距離の合わせづらさでは1、2を争うと思われるカメラでもあります(笑)。このLumax 45mm f1.9は、1957年に登場したペリフレックス ...
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Summilux-M 35mm f1.4 ASPH (M) Black
現行のズミルックス-M 35mm f1.4 ASPH. ブラック仕上げ。フード内蔵型。6bitコード付。ライカの製品コードは11726。準広角レンズに相応しいコンパクトな設計を保ちながら、0.4mまでの近接撮影が可能となりました。解像感の高いピント面を豊かなボケで引き立てる、ズミルックスならではの写りは健在。絞り羽根が従来の9枚から11枚に増加し、美しいボケにこだわったつくりとなっています。距離計連動は0.7m〜無限遠。フィルター径はE46です。使用に伴うわずかなテカリ...
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Summilux-M 50mm f1.4 ASPH (M) Chrome
ズミルックス-M 50mm f1.4 ASPH.。現行品。ライカ社の製品コードは11729。ライカMマウント。6bitコード付き。フィルターサイズはE46。ライカを代表する大口径高速標準レンズ、ズミルックス 50mm f1.4の現行バージョン。シルバー仕上げ。製造番号は489万台。非球面レンズ1面を含む、5群8枚構成。距離計連動する最短撮影距離は70cmですが、非連動ながら45cmまで接写ができる構造で、デジタルライカMのライブビュー機能を生かした設計です。フード内蔵の...
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Summicron 50mm f2 (M) Black
11817。製造番号は245万台、1970年製。1969年にリニューアルした、第2世代ズミクロン 50mm。5群6枚構成。この2ndモデルから、0.7mまで寄れるようになりました。初代ズミクロンの陰に隠れがちなレンズですが、描写も良く、無限遠ストッパーが廃止されたおかげで操作性もより向上。軽金属製の鏡胴を採用し、約200gと軽量な点も嬉しいポイント。実用には非常に良いレンズです。コンディションの良い2ndズミクロンをお探しの方に。12585レンズフードとフードキャップが...
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Planar CF 80mm f2.8 T* (Hasselblad)
プラナー CF 80mm f2.8。Tコーティング。1993年の製造です。ハッセルブラッド 500C/M、503CX、501CM、503CW等用の標準レンズ。使用感少なく、綺麗な一本です。フード取付部にわずかなブラッククローム落ちが見られますが、他は使用感少なく綺麗な外観です。このレンズにありがちな距離指標などの剥がれも見られません。絞りやヘリコイドリングの動きは滑らか、シャッターやプレビューの作動も良好です。レンズにも目立った拭き傷やクモリ、カビ等も見られず、スカッと...
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Summaron 35mm f3.5 (M)
E39のズマロン 3.5cm f3.5 Mマウント。4群6枚構成。127万台。1955年製。feet表記。フィルター径がE39となり、IROOAやITDOOフードが装着可能です。ライツのコードはSOONC-M。しっとりと濃厚な描写が持ち味のサンハンズマロン。ドラマチックな周辺の落ちもオールドレンズ然とした良い雰囲気です。ピント面はしっかり結像感高く写ります。E39タイプはM型ライカとの相性も抜群。本品は35mmのファインダー枠が表示されるよう、マウント部のツメを加工して...
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Summitar 50mm f2 (L)
ライツの大口径標準レンズ、ズミター 5cmの初期モノ。製造は戦前の1940年製。55万台。ノンコート。メートル表記。円形絞り。ズミタールはズミクロンの前世代にあたるレンズで、以前のズマールと比べ、絞り開放付近での周辺落ちや流れ、フレアが改善されています。4群6枚のズマールに対し、ズミターはガラスを一枚追加した4群7枚構成。ズミクロンの名声に隠れがちなズミタール 50mmですが、オールドレンズらしい味わいに満ちたレンズとして再評価されても良いでしょう。純正前キャップ、Ke...
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Macro-Elmar-R 100mm f4 (3 cam)
11232。1979年製のマクロエルマーR 100mm f4。3カム。3群4枚構成。ライカR型愛好者からの長年の要望を受け1968年に登場した、フォーカシング機構内蔵のマクロレンズです。フィルター径はE55。以前はレンズ名やシリアルNo.がフィルター枠前面に刻印されていましたが、本モデルから鏡胴サイド部への刻印となりました。近接から無限遠まで素晴らしい描写に定評があります。組み込み式フードを含め、重厚な造りでドイツ工業製品らしさを感じます。ライカ Rシリーズはもちろんの...
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Summilux-M 35mm f1.4 (M) Aspherical
ノクティルックス 50mm f1.2に続き、非球面レンズが採用された初代ズミルックス 35mm f1.4 アスフェリカル。通称AA(ダブルエー)。ライツのコードは11873。製造番号は346万台。5群9枚構成。フィルター径はE46。最短撮影距離は0.7m。2群目と5群目に非球面レンズを採用。製造が困難を極め、生産が追いつかなかったと言われており、わずか数年で生産終了してしまいました。1990年にフォトキナで発表されましたが、製造番号から調べると本品は1988年製。発表後...
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Elmar 50mm f3.5 (L) Nickel
無番(シリアル番号無し)のニッケルエルマー 5cm f3.5。距離表記はメートル、全周タイプ。ヘリコイド番号3。通称ショートエルマー。ショートエルマーにも様々な長さがありますが、本品は特に鏡胴が短い一本。毎回、沈胴が引き出したりないのでは?と確認してしまいます(笑)いわゆる旧エルマーではありませんが、1930年前後に製造されたライカ A型に装着されていた新エルマーを、往時ライツにてライカ・スクリューマウント、距離計連動へ純正改造したもの。黒/ニッケルのバルナックライカは...
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Hektor 50mm f2.5 (L) Chrome
製造番号は17万台、1933年製のヘクトール 5cm、クローム鏡胴。ライツのコードはHEKTORCHROM。メートル表記。レンズ構成は3群6枚。ノンコート。f2.5の明るさを持ちつつも小型軽量な、ライカ最初の沈胴式大口径レンズです。ヘリコイド番号は0番。距離指標はmeter。絞り開放付近では、オールドレンズ感タップリのやわらかな描写を味わえます。ヘクトールは海外などで適当に研磨されたり、ピントがおかしな個体が多く見られ、当店でも仕入の際にかなり気を遣うレンズですが、本品...
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Summaron 35mm f2.8 (M3)
ニュー・ズマロンのライカ M3用メガネ付。製品コードは11106Q。169万台。1959年製。新種ガラスの採用によりf2.8と半段明るくなった、ニッパチズマロン。4群6枚構成のダブルガウス型。もちろんM3以外のライカでも使用可能です。メガネ付なので重量は増えますが、0.65mまで接写可能な点は魅力。ガラスが綺麗なメガネ付はファインダーの見え味を損ないません。ITDOOやIROOAフードを装着しライカM3と合わせれば、これぞドイツ工業製品の機能美。描写も素晴らしく、解像力...
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Summitar 50mm f2 (L)
コーティング付のズミター50mm f2。ライツの製品コードはSOORE。製造番号は99万台とズミターとしてはかなり遅い製造番号、既に放射能ズミクロンの時代ですね。1952年製。4群7枚構成。六角絞りで国際式表示です。メートル表記。ズマールに続く2代目大口径高速レンズとして1939年に登場。ズマールと比較すると、絞り開放付近での周辺落ちや流れが大幅に改善されました。この後にライカの代表的標準レンズ、ズミクロン50mmが登場することとなります。ズミクロンの名声に隠れがちなズ...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
ノンコートの戦前エルマー 35mm f3.5。ライツの製品コードはEKURZCHROM。製造番号47万台、1938年製。ノンコート。嬉しいメートル表記。3群4枚構成。ライツ製レンズとしては、ヘクトール 28mmに次いで2番目に薄いレンズです。絞り開放での、中心部はシャープながら周辺落ちを伴う雰囲気も良く、オーソドックスながら使い込むとなかなか奥の深いレンズで、近年再評価の高まりを感じます。適合フードはFLQOO、またはFOOKHですが、当店オリジナルの絞り操作機能付き ...
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Nikkor 50mm f1.4 (S)
ニッコール-S.C 5cm f1.4、前期型白鏡胴。ニコン Sシリーズ用標準レンズです。日本光学製。銘板がTokyo銘からJapan銘に移行した時代の個体です。3群7枚構成のゾナー型。ニコンS 内爪マウント。フィルター径は43mm。当時、50mmでは世界で初めてのf1.4の明るさを達成したレンズでしたが、実際はf1.5に近かったとも言われています。絞り開放からf2前後ではやわらかな描写ですが、f4まで絞り込むと一変してシャープな描写に豹変します。近年はライカ用やミラーレ...
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Summicron 35mm f2 (M) Black Paint
ズミクロン 35mm f2、ブラックペイント。8枚玉。レッドスケール。カナダライツ製造。製造番号165万台、1959年製です。マウントリングはクローム。ストッパーはペイント。とても綺麗な一本です。
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Summicron 50mm f2 (M) Black Paint
製造番号203万台。1964年製。ズミクロン 50mm f2 ブラックペイント、固定鏡胴・後期型。黒塗りにレッドスケールが精悍な印象です。手の触れる箇所のブラックペイント部には自然な雰囲気で真鍮地が出ており、経年の味わいも深い一本。黒塗りのライカ M3、MP、M2、M4等のお供にどうぞ。稀少品。当店販売品です。お客様に大切に使われ、当店に出戻ってきました。各部にペイント落ちがあり真鍮が見えていますが、雰囲気良く育った感のある外観です。アタリや凹みは見られません。2023...
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Summicron 35mm f2 (M) Black Paint
ズミクロン 35mm f2、8枚玉黒。製造番号は219万台、1966年製。本品は8枚玉ブラックの後期型、イエロースケール。ドイツ製。最短撮影距離は0.7m。ライツの製品コードはSAWOM。コーティングはパープル/アンバー。本品の重量は181g。鏡胴もガラスもとても綺麗な一本です。ライカ M2、M4ブラックペイントのお供に!純正前後キャップ、時代は下がりますが、純正UVaフィルター13131が付属します。ブラッククローム部に擦れは無く、使用感ほとんど見られないとても綺麗な...
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Angenieux 50mm f1.5 Type S21 (M改)
フランスの銘玉、アンジェニュー 50mm f1.5 Type S21。前期型。1953年製、S21のデビュー初年度の製品です。feet表記。プリセット絞り。ダブルガウスの4群6枚構成。絞り開放付近では、ベールに覆われたような美しいフレアと豊かなボケ味で大変美しい描写。アンジェニュー独自の外観スタイルもたまりません。レンズが奥まった形状はフード要らず、その美しい外観をフード装着で損なうことなくお使い頂けます。適合フィルター径は51mmまたは51.5mmとなかなか出て来ない...
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Angenieux 90mm f2.5 (L)
久々入荷のアンジェニュー 90mm f2.5 Type Y1、ライカLマウント。本品は前期鏡胴。Type Y1初期デザインの鏡胴ですが、最初期Y1は茶色に褪色するのに対し、本品は藍色に褪色します。美しいブルーコーティングが施されており、このデザインのアンジェY1としては最後期に当たると思われます。4群4枚構成。製造番号は154xxx。1948年製。距離表記はfeetです。フィルターはズミルックス用純正E43が装着できます。他の43mmですと入る物と入らない物がありますの...
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Angenieux 28mm f3.5 (Exakta)
アンジェニュー 28mm f3.5 Type R11。シルバーのバンドがキラリと美しい後期型。1957年製。距離表記はfeet。レトロフォーカス・タイプの6群6枚構成。エグザクタマウント。プリセット絞り。フィート表記。最短撮影距離は2feetです。なお、R11は前期と後期でフィルター径が異なり、前期は56mm、後期は58mmとなります。アンジェニューならではの美しい鏡胴デザイン。絞り開放付近での穏やかな描写と、絞り込んだ時のほど良くシャープな写りと対照的な味わいを堪能で...
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Angenieux 28mm f3.5 (Alpa)
仏アンジェニュー 28mm f3.5。タイプ R11。アルパ用マウント。自動絞りバージョン。精悍な黒鏡胴。Type R11は1953年に登場。本品は1971年の製造で、R11では最後の方の個体です。6群6枚構成。レトロフォーカス設計。精悍なブラック仕上げに赤文字と白文字が映えるデザイン。自動絞り、マニュアル絞り切替式。ダイヤルを回すことで絞り値の設定を行うという凝ったつくり。タイプ R11はエキザクタマウントやM42マウントがメジャーですが、アルパ、プラクチナ、レクタフ...
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Angenieux 35mm f2.5 (Exakta)
仏 P.アンジェニュー製広角レンズ。35mm f2.5 タイプR1。エキザクタマウント。クローム仕上げ。Type R1は1950年に登場、本品は1960年の製造で、自動絞りが採用され一気にモダンなデザインとなりました。メートル表記。最短撮影距離は0.8m。自動絞りとマニュアル絞りの切替えは、鏡胴下部のレバーで行います。レトロフォーカス設計の5群6枚構成。アンジェニューならではの穏やかな写りが楽しめます。丁寧な整備により、心地良い操作感に仕上がりました。アダプターを介して...
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Angenieux 135mm f3.5 (M42)
仏、P. アンジェニュー社製望遠レンズ、タイプ Y2、135mm f3.5の後期型。1944年から1966年にかけて製造されていました。こちらは1961年製。4群4枚構成。Meter表記。最短撮影距離は1.5m。汎用性の高いM42マウント、アダプターを介して様々なカメラでお楽しみ頂けます。このアンジェ Y2、M42マウントの他に、エキザクタ、レクタフレックス、ライカ用などが用意されていました。アルミ製の洒脱な純正前後キャップが付属します。軽微な使用感が見られますが、黒塗...
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Topcor 35mm f2.8 (L)
トプコール 35mm f2.8。東京光学製。対称構造の4群6枚構成。レオタックスの交換レンズとして1955年に発売されました。150g強と軽量なアルミと真鍮製の鏡胴デザイン。feet表記。白アルマイト処理が独特の色彩を放ちます。この時代の東京光学の製品は非常につくりが良く、見ていて惚れ惚れする仕上がり。レンズとセット販売された専用のブリリアントファインダーは、35mmカメラ用としては世界最大と言われています。等倍なので両目を開いたまま視野を確保でき、ユーモラスな外観と共...
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Nikkor 50mm f1.5 (L)
ニッコール 50mm f1.4、ライカLマウント。日本光学製。1949年頃の製造。当時発売していたf3.5、f2を超える大口径高速レンズとして登場しましたが、すぐにf1.4が完成したため、約1年間ほど生産されただけの短命に終わりました。一見するとライカクセノン 50mm f1.5にも似た外観です。シリアル番号は捨て番905と907の2つがあり、こちらは907の個体。ライカマウントとニコンSマウントが半々ほど作られ、合計で約800本の製造に留まります(つまりライカ用は40...
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Summilux-M 35mm f1.4 (M)
ズミルックス-M 35mm f1.4。1961年に登場し、現在も根強い人気で高騰を続ける初代スチールリムの復刻版。往時の専用フードOLLUXも再現。製造番号は483万台。ライカの製品コードは11301。フィルター径はE41からE46と変更されています。描写は初代ズミルクス 35mmとはやや異なり、絞り開放から周辺の流れも少なく、まとまりのある作画が楽しめます。ねじ込み式の12486フード、OLLUX復刻版の12487フード、E46 UVaフィルター、ポーチ、元箱など付属...
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Macro-Switar 50mm f1.8 (Alpa)
アルパ用ケルン製マクロスイター 50mm f1.8。シネレンズ専業メーカーのスイスのケルン社が製造した、数少ない写真用レンズです。5群7枚のアポクロマート・レンズ。距離表記はfeet。その描写の素晴らしさは、マクロ撮影からスナップに至るまで実にオールマイティ。まさに高性能の代名詞と呼べる銘玉ですが、現在ではやわらかさも感じるしっとり魅惑的な描写で変わらぬ人気です。1990年代、マクロスイターをライカ距離計連動で使うアダプターが青山レチナハウスさんから販売され、一大ムーブ...
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Planar 85mm f1.2 (YC) MMG 60 Years
プラナー 85mm f1.2 MMG。Contaxブランド創立60周年を記念して発売されたモデル。T*コーティング付き。ヤシカコンタックス・マウント。製造はドイツ本国。f1.2の絞り開放からキリリとシャープなピント面が立体感のある写りを演出します。カラー、モノクロ問わず、コントラストが高くメリハリが効いており気持ちの良い撮影が楽しめます。フワリと美しいフレアを伴った前後のボケも魅力的。シャープさと柔らかさのダブル盛りが楽しめる贅沢なレンズです。使用に伴う軽微な擦れと黒塗...
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Leitz Lens Hood IUFOO
ライツ製望遠レンズ用フード、IUFOO。後のコード名は12575N。E39径のエルマー、エルマリート、テレ・エルマリート 90mmや、ヘクトール 135mmレンズ等に適合します。ダブルフック。フード部はブラックペイント仕上げ、フード基部は梨地クローム。刻印は、4.5/135、2.8/90、4/90のレンズ3種。後年の4種記載タイプに見られる4/135(エルマー)の記載はありません。シングルフックとダブルフック、見た目の好みが分かれるところですが、逆さにフードを付け、望遠...
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Noctilux-M 50mm f1.2 ASPH (M)
11686。ノクティルクス-M 50ミリ f1.2 ASPH、現行品です。4群6枚構成のダブルガウス型。E49。現代の素材を用いて、稀代の銘玉・初代ノクチルクス 50mm f1.2を復刻。レンズやフードの造形は限りなく初代を踏襲して設計されており、違和感の無い自然な仕上がりです。ノクチ1.2らしい解像感、周辺の落ちや歪みも見事に再現。安定した描写が得られ、絞り開放からガンガンお使い頂けます。元箱、書類、専用プラケース、キャップ類などが揃っています。絞りリングやヘリコイド...
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Canon 28mm f2.8 (L)
キヤノン製広角レンズ。ライカスクリューマウント。距離計連動。1956年登場。本品は28mm f2.8では最終バージョンで、1970年代前半の製造です。4群6枚構成。メートル表記。フィルターは40mmねじ込み。設計は同社の85mm f1.5やf1.9、100mm f3.5などを手がけた伊藤宏氏。f2.8の明るさを持ちながら、コンパクトでよく写る広角レンズです。使用感少なく、かなり綺麗な外観です。目立つ傷や擦れはありません。各部の動作正常、絞り羽根も綺麗です。距離計連動もバ...
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Planar 80mm f2.8 T* (Hasselblad)
ハッセルブラッド用標準Cレンズ、プラナー 80ミリ f2.8。白鏡胴。1971年製。T*コーティング付。この番号帯あたりからT*コーティングを採用したプラナーが登場します。距離表記はfeet。描写の素晴らしさは言わずもがな、ハッセルブラッドらしいソリッドな金属感が感じられるつくりです。純正の前後キャップが付属します。レンズ鏡胴のCOMPURのデカールが少々剥がれています。他は全体的に使用感少なく、綺麗な外観です。2024年4月にOH済。プレビュー機能セルフタイマーを含め...
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Leitz L/M Adapter 50mm
IRZOO。後の14097。ライツ純正50mm用レンズ用アダプター。M型ライカに装着すると、50mm、及び75mmのファインダー枠が表示されます。安心の純正品。切り欠けのあるタイプなので、無限遠ロックと干渉しません。送料込みの価格です(ゆうパケットにて発送します)。使用感ほとんど見られず、新品のようなコンディション。LEITZ銘ですがLEICA銘のものと同様の仕上げで、相対的に近年のものと思われます。当店の基準用レンズとライカ M11、M240にてピント、距離計像の合致...
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Summarit 50mm f1.5 (L)
ズマリット 50mm f1.5。ライカスクリューマウント。すっきりしたデザインとなった後期型。ライツのSOOIZ。絞り指標の刻みが絞りリング側となり、またフィルターやフード用の外バヨネットが廃されました。わずかな変更ですが、実にモダンなルックスに。142万台、1956年製。5群7枚構成。フィート表記。フィルターサイズはE41。レンズ構成はクセノン50mm f1.5と同じながら、新種ガラスの採用とコーティングにより性能が大幅に向上。クセ玉と呼ばれ、絞り開放での描写はやわら...
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Super-Angulon 21mm f3.4 (M) Black
超広角レンズ、スーパーアンギュロン 21mm f3.4。製造番号278万台、1976年製。ブラックローム仕上げ。製造はシュナイダーです。ライツの製品コードは11103。フィルターサイズはE48、もしくは12501フードと併用でシリーズVIIを用います。距離計連動は最短1mまでとなりますが、目測では0.4mまで接写ができます。ライブビュー全盛の現代では嬉しいポイント。後玉がかなり突出していますので、アダプター経由でカメラに使用する場合には、レンズ後端がカメラ内部と接触しな...
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Nikkor 85mm f1.5 (Contax)
日本光学製の大口径中望遠レンズ、ニッコール-S・C 8.5cm f1.5。本品は'C' のマーク付きのコンタックス RF用マウント。3群7枚構成。feet表記。1951、または1952年に発売開始されました。ニッコール 85mm f1.5は、ニコン S用、ライカ用、コンタックス用3タイプを合わせて、約2000本が製造されたと言われています。望遠の大口径ゆえに、ガラスがタップリと詰まったレンズ。ずしりとした重量感があります。実測で550gでした。フィルターは60mmねじ込...
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Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ、ニッコール-N 50mm f1.1。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。本品は内バヨネットタイプ。内爪、海外ではInternal Mountとも呼ばれます。1959年には外バ...
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Nikkor 50mm f1.4 (L)
日本光学製。ライカLマウントの距離計連動式標準レンズ。先代にあたるニッコール-S.C 50mm f1.5が登場した翌年、1950年10月に登場しました。3群7枚構成のゾナー型を踏襲していますが、f1.5が完全なるツァイス製ゾナーのコピーであったのに対して、独自の改良を加えて進化させたレンズがこのf1.4。距離表記はfeet。1mまでは距離計連動、その先は非連動となりますが、50cmまでの撮影が可能です。ミラーレス全盛の現代では嬉しい機能です。本品は捨て番5005がシリア...
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Nikkor 50mm f1.4 (S)
ニッコール-S 50mm f1.4 後期型。ニコン Sマウント。黒鏡胴。製造番号は41万台、だいぶ終わりの方の個体と思われます。本品はシリアル下3ケタが001と気持ちの良い番号です。 ツァイスのコンタックス用ゾナー 50mm f1.5がルーツ。3群7枚構成。この黒鏡胴モデルは、従来の50/1.4と比べ軽量化が進み、実測でわずか143g。レンズ名もNikkor-S.CからCの赤文字が無くなり、Nikkor-Sとシンプルな白文字表記となりました。フィルター径は43mm。 ア...
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Mountain Nikkor 105mm f4 (S)
ニッコール-T 10.5cm f4。通称マウンテン・ニッコール。1960年に登場。ニコンSシリーズ用レンズとしては、最後期に設計されたレンズの1つです。3群3枚構成。フィルター径は34.5mm。 f4という当時ですら暗めのレンズですが、そのお陰で軽量コンパクトな設計が光ります。実際、屋外で撮影するには十分。重量は実測で255g。同じニコン S用のニッコール 105mm f2.5の半分ほどの重量です。 ライツの山岳エルマーほどのコンパクトさではありませんが、カメラバッグす...
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Fujinon 50mm f2.8 (L)
ライカLマウント・フジノン50mm 3兄弟の末っ子。長兄f1.2や、次兄f2の影に隠れがちですが、地味に良いレンズ。1957年の登場です。f2は4群6枚ガウス型ですが、このf2.8はライカマウントでは数少ないクセノタール型タイプで4群5枚構成。ヘリコイドは回転式。距離表記はメートル。f2の廉価版とされていますが、絞り開放からシャープでコントラストも高く、また発色も良好、使い勝手の良いレンズです。クロームメッキや黒塗装も美しく、全体的に使用感少なくとても綺麗なコンディショ...
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Sonnar 85mm f2 (Contax)
銘玉ゾナー 85mm f2。通称ハチゴゾナー。戦後Carl Zeiss Jena製。1948年製造。アルミ鏡胴バージョン。メートル表記。3群6枚構成。Tコーティング。重量は実測で388g。 アルミ製の鏡胴となり、いくぶん軽量になったモデルです。たっぷりとガラスが詰まった、大口径高速中望遠レンズ。 ポートレート用としても名高い一本で、豊かな階調とピントを上品に浮かせる描写力が見事です。 Zeiss Stuttgart製の純正ねじ込みフード付。フィルター径は49mmです。 ...
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Canon 35mm f1.5 (L)
キヤノンの大口径広角レンズ、キヤノン 35mm f1.5。ライカスクリューマウント。1958年の登場。4群8枚構成。嬉しいメートル表記。写真用としては世界初の35mm f1.5を達成したレンズと言われています。ズミルックス 35mm f1.4とは異なった、開放からキリッと引き締まったピント描写が魅力です。ライカで使える距離計連動式の明るい35mmオールドレンズは意外にも選択肢が少なく、気になっている方も多いレンズでしょう。キャノン 35mm f1.5は、距離計連動が今ひ...
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Summicron 50mm f2 (L)
1954年製の沈胴ズミクロン 5cm f2。ライツのコードはSOOIC。製造番号は119万台。距離表記はfeet。ライカ IIIgの頃に製造された沈胴ズミクロン。ライカ・スクリューマウント。 1953年にズマール、ズミターに続き第3世代の高速標準レンズとして登場しました。6群7枚構成。絞り開放であってもピント面の解像力に優れた圧巻の描写力。発売から70年を超えて尚根強い人気を誇る、戦後のライツを代表する銘玉です。 純正前キャップ付。 使用による擦れなどが殆ど見られない、...
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Biotar 58mm f2 (M42)
戦後のCarl Zeiss Jena製 ビオター 5.8cm。M42マウント。白鏡胴が多く見られますがこちらは黒鏡胴。4群6枚構成のガウスタイプ。Tコーティング付。距離表記はmeter。やわらかめの開放描写と濃厚なボケ味はザ・オールドレンズとも呼べるでしょう。真円に近い絞り羽根にも丁寧なつくりを感じます。アルミ鏡胴を採用し、実測で148gと軽量なのも嬉しいポイント。大きさもコンパクトで持ち運びやすいレンズ。汎用性の高いM42マウント、アダプターを介してさまざまなカメラで...
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Wray Unilite 50mm f2 (M改)
英国の老舗光学メーカーWray社が1954年に発売した風変わりな一眼レフ、Wrayflex(レイフレックス)シリーズ用の明るい標準レンズ、Unilite 50mm f2。4群5枚構成。美しいブルーコーティングが施されています。 本品はライカ Mマウントへの丁寧な改造が行われてます。距離計連動バッチリ、0.7mから無限遠まで連動します。 絞り開放では中央部は細やかな描写をしつつ、淡いベールがかかったような穏やかでやわらかな描写。 滲みの美しさを活かし、ポートレートやブツ撮...
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Summicron 35mm f2 (M3)
1959年製のズミクロン 35mm 8枚玉、カナダ製造。製造番号は165万台。ライカ M3用として設計された通称メガネ付8枚玉。M3の50mmのブライトフレームがそのまま35mm枠に変換されます。ライツのコードはSAMWO。後に11108。メガネ無しのM2モデルと比べやや重くはなりますが、最短撮影距離が65cmなのはアドバンテージ。メガネ付でもプリズムが綺麗なら、ファインダーの見え味を損ねません。ただでさえ凝ったつくりの8枚玉ですが、究極形はこのメガネ付き8枚玉とも言え...
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Distagon C 60mm f5.6 (Hasselblad)
カール・ツァイス製のハッセルブラッド用交換式レンズ、ディスタゴン 60mm f5.6。60mmレンズは、6x6中判ではやや広角にあたり、使い易い画角です。本品は1959年製、初期タイプ。距離表記はfeet。 このf5.6バージョンは、1000F用に続き500シリーズ用の初期に製造されたのみで、すぐにf4へと移行してしまいました。 次のf4バージョンと合わせても約3000本のみの製造と言われ、市場にはなかなか出て来ません。 f4モデルとほぼ共通のデザインですが、鏡胴のシェ...