11699。ライカ社の意欲作、アポ・ズミクロン-M 35mm f2 ASPH.。従来のレンズの限界を超えることを目指し開発された、超高解像度を有する準広角レンズ。
5群10枚構成。3枚の非球面レンズを採用。そのうちの1枚は両面非球面なので合計4面!広角としては珍しく、アポクロマート補正も取り入れられています。
また、距離計連動での最短撮影距離は0.7mですが、ライブビューでは0.3mまで近接撮影が可能。デジタルライカでの撮影が非常にフレキシブルになりました。
遠距離での実写テストでは、絞っているか開けているかが一瞬分からなくなり、戸惑う事がありました。撮影中に何度か絞り値を確認する場面も(モニターでの確認で、写りすぎていてホントにf2だったかな?と不安になります)。近接撮影では35mmレンズとは思えないほどに歪み感が無く、シャキッと写ります。
付属のフードは使用による塗装落ちが見られ92%コンディションですが、レンズ本体は使用感ほとんど見られず、とても綺麗な外観です。
各部の動作正常、距離計連動もバッチリです。
中玉にわずかにチリの混入が見られますが、ガラスにクモリや拭き傷は見られず、スカッと綺麗に抜けています。
実写テスト結果大変良好。試写館に作例を掲載しました。Macモニターでの作例チェックではその描写に衝撃を受けました。圧巻の解像力を楽しめる、凄いレンズです。