〜35mm
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Summicron 35mm f2 (M) Black
11309。1971年製。製造番号は248万台のキリ番(000)です。ライツカナダによる製造です。ズミクロン 35mmの第2世代、6枚玉。初代の8枚玉に続き、こちらも近年は程度の良い物を探すのが難しくなってきました。8枚玉の陰に隠れがちな6枚玉ですが、程よいヘリコイドの回転角と指先へフィットするフォーカスノブに始まり、やや渋めの発色と硬すぎない描写など、魅力が詰まった良いレンズです。フィルター径はE39。適合フードはズミルックス 35mmと同じく12504フード、または...
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Angenieux 35mm f2.5 (L)
ライカ・スクリューマウント。Type R1。レトロフォーカス。前期型。5群6枚構成。1954年製。距離スケールはfeet表記。ライカ Lマウント用のアンジェニュー 35mm f2.5前期型でこれだけ綺麗な個体はなかなか出てこないでしょう。当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度出戻って来ました。当店への出戻りも10数年越しに5回目を数えます。レア品や美品は狭い世界でグルグルと廻っているようです。試写結果大変良好。試写館をご覧頂ければ幸いです。絞り開放付近でほのかに美...
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Canon 35mm f2 (L)
キヤノン製ライカ・スクリューマウントの広角レンズ。4群7枚構成。1963年に発売された35mm f2の第1世代。設計は50ミリ f0.95、35ミリ f1.5やf1.8を設計した、向井二郎氏。廉価レンズと侮ることなかれ、f2の絞り開放からしっかりとした像を結ぶレンズです。穏やかな周辺落ちと相まって、オールドレンズらしい写りをお楽しみ頂けます。アルミ製で軽量な鏡胴は大きさもコンパクト。設計の良さが光ります。フィルター径は40mネジ込みです。 2021年にOH済。絞りリング...
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Summicron-M 35mm f2 (M) Black
11310。1980年、カナダ製。飛び出した距離ノブが特徴的な、7枚玉ズミクロンの初期型です。5群7枚構成。ズミクロン 35ミリの第三世代、ライカMの広角レンズとして正常進化を遂げました。外観は大分簡素化されましたが、描写はさすがのライツ。濃厚なボケ味と豊かな階調が得られる素晴らしい描写力と、軽量でミニマルな機能的デザインが持ち味です。近年、7枚玉の良さは再認識されており、当店でも人気沸騰中です。実写テストの結果も7枚玉らしく、大変良好でした。近接での撮影では非常に濃厚...
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Summicron-R 35mm f2 (3 cam)
11227。ライカフレックス用に設計されたズミクロン-R 35mm f2 初期玉。273万台、1974年製の先細ズミクロンです。ライツ・カナダ製造。7群9枚構成。コーティングはグリーン系とパープル系が併用されています。3カム化されておりライカR系でも使用可能です。広角系の角形フードに極太の円筒形の鏡胴というインパクトのある造形ですが、外観とは裏腹ともいえる素晴らしい描写が得られる銘レンズ。最短撮影距離30cmという万能選手。12509純正フードが付属します。 2021年...
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Summicron 35mm f2 (M3)
ライツのコードはSAMWO。後に11108。製造番号は167万台、1959年製のズミクロン 8枚玉。ドイツ製。ライカ M3用として設計された通称メガネ付。やや重くはなりますが、最短撮影距離が65cmなのはアドバンテージ。50mmのブライトフレームがそのまま35mm枠に変換されます。プリズムが綺麗なら、メガネ付でもファインダーの見え味を損ねません。凝ったつくりの8枚玉ですが、究極形はこのメガネ付き8枚玉と見るべきでしょう。M3に装着しITDOOフードを付ければ、実に無骨。...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Black
11870。262万台。1973年、カナダ製のズミルックス 35mm f1.4。第2世代。ライツを代表する大口径広角レンズで、30年以上生産されたロングセラー・モデルです。開放付近でのふわりとやわらかな描写から、絞り込めば穏やかな空気感を残しつつシャープな描写、美しい線を描き出します。純正12504フード、B+W製のシリーズ7フィルターが付属します。外観、ガラス共に綺麗な一本です。 各部の動作正常、距離計連動も全域で良好です。鏡胴はブラッククロームの落ちもほとんど見られ...
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Summicron 35mm f2 (M3)
ライツのコードはSAMWO。後に11108。製造番号は185万台、1961年製のズミクロン 8枚玉。ドイツ製。ライカ M3用として設計された通称メガネ付。重さと引き替えに最短撮影距離が65cmとなるのが魅力でしょう。50mmのブライトフレームがそのまま35mm枠に変換されます。プリズムが綺麗なら、メガネ付でもファインダーの見え味を損ねません。凝ったつくりの8枚玉ですが、究極形はこのメガネ付き8枚玉と見るべきでしょう。M3に装着しITDOOフードを付けた姿は最高ですね!純...
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Nikkor 35mm f1.8 (S)
1956年9月発売。5群7枚構成。フィート表記。新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉です。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。ライカのボディにはレンズガードが内部で干渉しますのでアダプターを介しても装着不可です。ミラーレス機へはもちろん装着可能です。当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻って来ました。 使い込ま...
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Canon 35mm f1.5 (L)
キヤノンの大口径広角レンズ。1958年に登場。4群8枚構成。ライカスクリューマウント。feet表記。おそらく写真用としては世界初の35mm f1.5を達成したレンズです。ズミルックス 35mmとは異なった、開放からキリッと引き締まったピント描写が魅力です。ライカで使える距離計連動式の明るい35mmオールドレンズは以外と選択肢が少なく、ぜひお試しいただきたいレンズです。キヤノン 35/1.5は距離計連動が今ひとつなものが散見されますが、本品はピントも描写もとても安定してい...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Black
11870。308万台。1980年、カナダ製のズミルックス 35mm f1.4、セカンドバージョンです。ライツを代表する広角大口径レンズ。30年以上もの長きにわたって生産され続けた息の長いモデルです。開放付近でのふわりやわらかな描写から、絞り込めば穏やかな空気感を残しつつもシャープな描写、美しい線を描き出します。付属の純正12504フードはシリーズ7フィルターに対応します。純正前後キャップ付。描写良好、綺麗な一本です。 各部の動作正常です。距離計連動バッチリです。外観は...
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Summicron 35mm f2 (M3)
ライツのコードはSAMWO。後に11108。製造番号は192万台、1962年製のズミクロン 8枚玉。ドイツ製。ライカ M3用として設計された通称メガネ付。65cmまで距離計連動で撮影が楽しめます。50ミリのブライトフレームがそのまま35mm枠に変換されます。そもそも凝ったつくりの8枚玉ですが、凝った造りの究極形はこのメガネ付き8枚玉と見るべきでしょう。ライカM3にITDOOフードと共に装着すれば、実に無骨でカタマリ感あふれる出で立ちに。素晴らしいコンディションでコレクシ...
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Angenieux 35mm f2.5 Type R1 (M改)
アンジェニュー 35mm f2.5 レトロフォーカス Type R1。5群6枚構成。1968年の製造です。元はエグザクタ用アンジェニュー 35mmの後期型・自動絞りの黒鏡胴タイプですが、宮崎光学さんによりライカ Mマウントに改造されています。レンズ全体とぐりぐりと回すようなピント操作になりますが、実に操作しやすいことに驚かされます。距離計連動は最短で約0.7mですが、非連動では約0.5mほどまで寄ることができます。見た目はゴツいが、アンジェニューの穏やかな描写がライカで...
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Wide-Angle Lykemar 35mm f3.5 (L)
米コダックがカードン用に製造したと言われる、ライカスクリューマウントの広角レンズ。エルマー35mmというよりは、途中まで沈胴させたエルマー 50mmのような外観。3枚玉です。シリアル番号はEktarと同系列のようです。つくりはややチープな印象で、懐かしの超合金ロボのような仕上がりと言えば良いかもしれません。本レンズは過去にも何度か取り扱っていますが、どれもボケボケの描写で良い印象は全くありませんでしたが、今回の整備によりかなりの後ピンだったことが判明。ピントが出ればそれ...
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Dallmeyer Anastigmat 35mm f4.5 (M改)
Witnessで知られる、英イルフォード社製の35mm判カメラ、Advocateに付属する専用広角レンズのライカ Mマウント改造品。feet表記。距離計には非連動です。淡いブルーのダル・コートが施されています。イルフォードのカラーフィルムと同時に宣伝されただけあり、モノクロのみならずカラーでの描写も昔から定評があります。小振りなレンズからは想像出来ませんが、シャープで描写も良いレンズです。さすがダルメイヤー。M型ライカやミラーレス機に装着してのスナップが楽しい一本。 2...
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Nikkor 35mm f1.8 (M改)
ニコン SマウントのW-ニッコール 3.5cm f1.8を、ライカ Mマウント距離計連動に改造した一本です。ニコン S用は1956年に発売、当時は世界で最も明るい広角レンズでした。5群7枚構成のクセノタールタイプ。35mmではなかなか類の無い構成でしょう。翌1957年にライカ・スクリューマウントも販売されましたが、今となってはかなり稀少です。ニコン Sマウント用はアダプターを介してもライカには装着出来ないので、本品は実にありがたい改造です。当店販売品です。お客様に大切に...
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Nikkor 35mm f2.5 (S)
1952年発売のW-ニッコール・C 35ミリ 前期型です。feet表記。外爪のニコン Sマウント。4群6枚構成。絞り開放付近では、実にガウス型らしい豊かな周辺落ちと流れが見られます。オールド感をたっぷりと味わえる広角レンズと言えるでしょう。ニコンSはもちろんですが、アダプターを介してデジタルミラーレス機でもお楽しみいただきたいレンズです。 前オーナー様の元で、専門業者にてOHがなされており、絞りとヘリコイドの動作良好です。外観は使用感少なめで良好な状態を保っています。レ...
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Summicron 35mm f2 (M3)
ライツのコードはSAMWO。後に11108。製造番号は165万台、1959年製のズミクロン 8枚玉初期。カナダ製。ライカ M3用として設計された通称メガネ付。65cmまで距離計連動で撮影が楽しめます。50ミリのブライトフレームがそのまま35mm枠に変換されます。そもそも凝ったつくりの8枚玉ですが、凝った造りの究極形はこのメガネ付き8枚玉と見るべきでしょう。M3に装着をしITDOOフードを装着すれば、実に無骨でカタマリ感あふれる出で立ちに。本品は素晴らしいコンディションで...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Chrome
OCLUX / 11870。ズミルックス 35mm f1.4 1st。173万台の初期ロット。1960年、ライツ・カナダ製。近年はSteel Rimとも呼ばれています。開放付近での美しく幻想的なベールが印象的な描写。絞っていくと鋭い切れ味のある描写へと豹変するレンズです。少し絞った時の立体感のある描写もたいへん魅力的です。どの世代も秀逸ですが、初代はスタイルもつくりも別格と言えるでしょう。特に専用のOLLUXフードを装着した姿は文句無しにカッコいいですね。ライツ・ファン...
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Summicron-R 35mm f2 (3 cam)
11227。ライカフレックス用に設計されたズミクロン-R 35mm f2 初期玉。278万台、最終にあたる1976年製の先細ズミクロンです。ライツ・カナダ製造。7群9枚構成。コーティングはグリーン系とパープル系が併用されています。3カム化されておりライカR系でも使用可能です。広角系の角形フードに極太の円筒形の鏡胴というインパクトのある造形ですが、外観とは裏腹ともいえる素晴らしい描写が得られる銘レンズ。最短撮影距離30cmという万能選手。純正フードは一部接着補修がされてお...
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Soligor 35mm f3.5 (L)
ソリゴール 35ミリ f3.5、ライカ Lマウント。距離計連動。feet表記。前群3枚貼り合わせの2群5枚構成と言われており、非常に珍しい設計です。ゾリゴールは複数の日本の中小カメラメーカーが共用した輸出用ブランドと言われており、ソリゴールという名称の会社自体は存在しませんでした。重量は実測で154g、小型軽量で使い勝手の良さを感じさせます。Soligor銘の刻印が入った、ねじ込み式の前キャップが付属します。謎の多い稀少レンズ。外観もガラスもキレイな一本で、コレクション...
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Summicron 35mm f2 (L)
SAWOO。後のコードは11008。167万台、1959年製。ライツ・カナダ製のズミクロン8枚玉。8枚玉はMマウント用が殆どですが、ライカ・スクリューマウントも577本のみ製造されました。最短撮影距離は1m。絞り開放ではほど良い甘さを伴った美しい描写、絞りを効かせていくと解像力と立体感のある描写へと変化いたします。今も昔も変わらぬその人気ぶりも納得できる銘レンズ。本品はバルナックライカでもその美しい姿を楽しめる何ともオツなオリジナルLマウント、心豊かになれる趣味の一品で...
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Summilux-M 35mm f1.4 (M)
11870。343万台。1987年、ドイツ製。1961年から1995年までモデルチェンジされずに作られた長寿命レンズ、ズミルックス 35ミリの2ndです。ASPHERICALとなる直前の球面ガラス最終型で、根強い人気のある個体です。描写については各種メディアにて語り尽くされている通りですが、開放と絞った時の大きな変化を味わえるのが醍醐味と言えるでしょう。表現力に幅のある、懐の深さをご堪能頂けます。小型軽量、f1.4の明るさ、個性ある描写力、優れたデザイン性、と類い希な完...
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Canon 35mm f1.5 (L)
キヤノンの大口径広角レンズです。1958年登場。4群8枚構成。ライカスクリューマウント。メートル表記。おそらく写真用としては世界初の35mm f1.5を達成したレンズです。ズミルックス 35mmとも異なった描写が魅力です。ライカで使える明るい35mmオールドレンズは意外と選択肢が少ないのですが、ぜひお試しいただきたいレンズです。本品は外観の使用感は見られますが、非常にピントが良く、描写の安定した一本です。 当店にて販売をさせていただいた個体が出戻ってまいりました。販売時...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Chrome
OCLUX / 11870。ズミルックス 35mm f1.4 1st。176万台。1960年、ライツ・カナダ製。Steel Rimとも呼ばれています。開放付近での描写はベールを纏ったような美しく幻想的な滲みをみせ、絞り込むと切れ込むようなシャープな描写が味わえます。少し絞った時の立体感も素晴らしい。ズミルックスはどの世代も魅力的ですが、1stモデルはスタイルもつくりも別格です。専用のOLLUXフードを装着した姿は実に格好良い。純正UVaフィルターは端に小傷が2箇所見られ...
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Kowa Prominar 35mm f2.8 (L)
1950年代の後半、興和株式会社の製造です。現在でも医薬品や医療機器、業務用機器などを多岐にわたり製造し、光学メーカーとしても日本を代表する企業として有名ですね。4群6枚構成のガウスタイプ。ライカ・スクリューマウント。距離計連動です。当時は専用の35mmファインダーとセットで販売されました。重量は130g。コンパクトで可愛らしい鏡胴とは裏腹に被写体を精緻に描写し、マニアの間での高い評価が納得できる実力派です。製造本数は多くても数100本と言われており、稀少な一本です。 ...
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Summaron 35mm f3.5 (M)
SOONC-M。E39サイズのズマロン 3.5cm f3.5 Mマウント。4群6枚構成。128万台。1955年製。feet表記。フィルター径がE39となり、IROOAやITDOOフードが装着可能です。緻密ながら、しっとりと濃厚な描写が持ち味。ドラマチックな周辺の落ちもオールドレンズ然とした良い雰囲気。E39タイプはM型ライカと見た目の相性も抜群です。バヨネット部は35ミリファインダー枠が表示されるようにツメの一部が切削されています(M2対応)。外観、ガラス共に綺麗な一本...
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Angenieux 35mm f3.5 Type X1 (L)
Type X1。3群4枚構成。稀少なライカ・スクリューマウント。製造番号は91xxx。1946年製。ノンコート。アンジェニュー 35mm f3.5では最初期のロットです。距離表記はメートル。重量はわずか59g、コンパクト軽量で持ち歩きにも便利、気持ち良くスナップをお楽しみ頂けます。X1は片ボケや距離計の連動精度に不安を抱える個体が多く、なかなかおっかないレンズですが、本品は試写結果良好、本来の描写でしょう。ノンコートですので逆光時はやや気をつかいますが、ガラスの状態が良...
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Orthostigmat 35mm f4.5 (L)
ドイツのSteinheil社製ライカ・スクリューマウントレンズ。4群6枚構成、オルソメーター型。f4.5と暗めで周辺落ちしますが、シャープな描写と穏やかなトーンで、実に雰囲気のある画が撮れる良いレンズです。愛称「ミッキーマウス」。耳のように生えた距離調節のノブがとても愛らしいですね。試写結果良好、試写館に作例を掲載いたしました。作例は全て絞り開放にて撮影しております。ご覧頂ければ幸いです。 2020年12月にフルOH済です。丁寧な整備のおかげで、絞りとヘリコイドの操作感...
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Staeble Super Choro 35mm 3.5 (L)
パクセッテ(Paxette)のレンズで知られる、独Staeble社のライカLマウント。パクセッテ・スクリューマウント用(同じく39mm)では無く、純正ライカ Lマウントはかなり珍しいと思われます。ちなみにパクセッテ用はフランジが異なるので、ライカで撮影するとボケボケとなります。銘板に-L-マークが入った本品は、ライカにて距離計連動バッチリ。スペック的には取り立てて特徴は無く、当時は廉価なレンズだったと思われますが、なかなか味わいのある写りを楽しませてくれます。稀少品。 ...
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Summaron 35mm f2.8 (M3)
11106Q。200万台。1963年製。f2.8と半段明るくなった、ニュー・ズマロンのメガネ付 M3用モデルです。もちろんM3以外のライカでも使用可能(ファインダーが縮小されます)。メガネ付なので重量は増しますが、0.65mまで接写可能とアドバンテージも。ITDOOやIROOAフードを装着しM3と合わせると、素晴らしい出で立ちが完成します。これぞドイツ工業製品という機能美と言えるでしょう。実にカッコイイ!キレイな前後純正キャップ、元箱付。元箱はシリアル番号も一致しており...
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Summicron-M 35mm f2 (M) Black
11310。1990年、ドイツ製。1980年登場の第3世代ズミクロン 35mm。通称 7枚玉。5群7枚構成。最短撮影距離は0.7m。海外ではボケ・キングの異名を持ち、豊かなボケ味とズミクロンらしいピント面の描写が魅力です。軽量なボディと徹底的に小型化されたフード、ミニマルデザインが持ち味の一つでしょう。本品は使用感みられず、新品のように美しい個体。番号一致の元箱、革ポーチ、純正の前後キャップが付属します。以前はリーズナブルなレンズでしたが、その描写の良さから近年人気も急...
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Nikkor 35mm f1.8 (S)
1956年9月発売。5群7枚構成。メートル表記。新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉です。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。ニコンSPを始め、各種レンジファインダー・ニコンにとても良く似合うレンズですね。国産オールドレンズの定番。アダプターを介してのライカボディへの装着は、レンズガードが内部で干渉しますので不可です。ミラーレ...
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Summicron-M 35mm f2 (M) Black
11310。297万台。1979年、カナダ製。飛び出したヘリコイドの操作ノブが特徴的なズミクロン 35ミリ、7枚玉の初期型です。5群7枚構成。ズミクロン 35ミリの第3世代。ライカMの広角レンズとして正常進化しています。外観はだいぶ簡素化されましたが、描写はさすがのライツ。濃厚なボケ味と豊かな階調が得られる素晴らしい描写力と、軽量でミニマルな機能的デザインが持ち味です。近年、7枚玉の魅力が再認識されており人気の高まりを感じます。とりわけ近接での撮影にて、濃厚なボケ味がお...
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Kowa Prominar 35mm f2.8 (L)
1950年代後半頃、興和株式会社の製造です。現在でも医薬品や医療機器、業務用機器などを多岐にわたり製造し、光学メーカーとしても日本を代表する企業として有名ですね。4群6枚構成。ライカ・スクリューマウント。距離計連動です。本来は専用の35mmファインダーとセットで販売されました。コンパクトで可愛らしい鏡胴とは裏腹に被写体を精緻に描写し、マニアの間での高い評価が納得できる実力派です。製造本数は多くても数100本と言われており、稀少な一本です。 当店販売品です。お客様に大切に...
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Distagon 35mm f4 (Contarex)
戦後、西ドイツCarl Zeiss入魂のシリーズ、コンタレックス用の広角レンズです。ディスタゴン 35mm f4、前期型の白鏡胴。アダプターさえあれば何でもアリのデジタルミラーレス時代では再評価されるべきレンズでしょう。最短撮影距離は19cm。描写も見事、なかなかすごいレンズです。見事なつくりアルミ製純正フードが付属します。 2020年にフルオーバーホールを行った後に当店で販売した一本です。お客様に大切に使われ、この度出戻って来ました。絞り、ヘリコイドともにしっとりと、...
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Angenieux 35mm f2.5 Type R1 (L)
アンジェニュー 35mm f2.5 Type R1、ライカ・スクリューマウント。距離計連動。レトロフォーカス。5群6枚構成。23万台。1952年製のタイプ R1前期型。距離表記はfeet。アルミ地に細い縦線が刻まれた3本のバンドが、洒落たアクセントとなっています。絞り開放付近ではやわらかめの描写で、周辺部の落ちと相まって良い味わいです。外観、ガラスともに、Lマウントのアンジェニューとしては全体的に良いコンディションです。保護フィルター内蔵の宮崎光学製レンズ・フードが付属...
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Angenieux 35mm f2.5 Type R1 (M42)
アンジェニュー 35mm f2.5 レトロフォーカス Type R1。距離や絞りリングが幅広いローレットで梨地となっている後期モデルです。5群6枚構成。1956年の製造です。距離表記はメートル。M42マウントですので、アダプターを介せば、Sony、Nikon、Canonなど様々なメーカーのミラーレスデジタルカメラでお楽しみ頂けます。スリーバンドがアクセント、端正なデザインも素敵です。 2020年9月にフルOH済みです。絞り、ヘリコイドの操作感滑らかに仕上げて頂きました。...
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Elmarit-R 35mm f2.8 (3 Cam)
246万台。1971年製。エルマリート-R 35mmのType 1。先細。5群7枚構成。3カム。ライカ R用としては寿命の長いレンズで、途中デザイン変更されつつ1979年まで製造されました。最短撮影距離は0.3m、かなり寄れる定番広角レンズです。純正フードとフードキャップ付。委託品。 2020年8月にガラスクリーニング済。中玉にごく僅かにコーティング傷みが見られますが、他拭き傷等は見られず、ガラスはスカッと抜けています。外観は少々の使用感と、絞りリングにごく僅かなブラッ...
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Summilux 35mm f1.4 (M) Black Early
ズミルックス 35/1.4 2ndの初期モデル、ストッパー付。229万台。カナダ製。ストッパーはクロームのタイプ。ライツを代表する広角大口径レンズ。30年以上生産された息の長〜い定番モデルです。絞り開放ではフワッとやわらかく美しい滲み、絞ればカリっと、ズミルクスの写りを堪能できる1本。M9、MM、M240、M10などのデジタル ライカMでも、レンズガードが当たらない事を確認済みです。稀少品。 やや使い込まれた感じの外観で、ブラッククロームの塗装落ちが見られます。2020...
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Summicron-R 35mm f2 (3 cam)
11227。ライカフレックス用に設計されたズミクロン-R 35mm f2 初期玉。278万台、最終にあたる1976年製の先細ズミクロンです。ライツ・カナダ製造。7群9枚構成。コーティングはグリーン系とパープル系が併用されています。3カム化されておりライカR系でも使用可能です。広角系の角形フードに極太の円筒形の鏡胴というインパクトのある造形ですが、外観とは裏腹ともいえる素晴らしい描写が得られる銘レンズ。最短撮影距離30cmと万能選手でもあります。純正フードは一部接着補修が...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
SOONC。フィルターサイズはA36。101万台、1952年製のズマロン 3.5cm f3.5です。meter表記。4群6枚構成のダブルガウス型。コンパクトで操作性も良好なデザインです。ライカ・スクリューマウントの定番、クラシックレンズの王道ですね。中心部の解像力の高さと、ドラマチックな周辺光量の落ち方がとても良い雰囲気を醸し出します。クモリの無いズマロンの描写は実に素晴らしいものです。 各部の動作正常、距離計連動バッチリです。当店デジタルM240では距離計二重像は無限...
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Summicron 35mm f2 (M) Chrome
SAWOM。後のコードは11308。201万台、1963年製。カナダ製のズミクロン8枚玉。最短撮影距離は0.7m。feetとmeter併記。ドイツ工業製品らしい機能美あふれるデザインに惹かれます。操作性もバツグンです。絞り開放では、ほど良い甘さを伴った美しい描写ですが、絞りを効かせていくと解像力と立体感のある描写へと変化していきます。ずいぶん高価になりましたが、その人気の強さを納得できる素晴らしいレンズです。近年、状態の良い個体を見つけるのも難しくなって参りました。 当...
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Distagon 35mm f4 (Contarex)
戦後、西ドイツCarl Zeiss入魂のシリーズ、コンタレックス用の広角レンズです。ディスタゴン 35mm f4、前期型の白鏡胴。アダプターさえあれば何でもアリのデジタルミラーレス時代では再評価されるべきレンズでしょう。最短撮影距離は19cm。描写も見事、なかなかすごいレンズです。見事なつくりアルミ製純正フードが付属いたします。 2020年7月にフルオーバーホール済みです。絞り、ヘリコイドともにしっとりと、上品な操作感です。鏡胴はごく軽微な傷が数ヶ所見られますが、全体的...
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Nikkor 35mm f1.8 (S)
1956年9月発売。5群7枚構成。メートル表記。新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉です。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。ニコンSPを始め、各種レンジファインダー・ニコンにとても良く似合うレンズですね。国産オールドレンズの定番ですね。アダプターを介してのライカボディへの装着は、レンズガードが内部で干渉しますので不可です。ミ...
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Summilux-R 35mm f1.4 (3 Cam)
1984年発表のズミルックス-R 35mm f1.4。3カム。本品は327万台、製造番号からは1983年製となりますので初期の一本と思われます。E67。フード組み込み。開放から美しい描写で、大変評価の高いレンズです。最短撮影距離は50cm。寄って良し、引いて良し。順光良し、逆光良し。素晴らしいレンズです。シリアル番号の揃った元箱と当時の保証書。取説、革ケースも揃います。コレクションにも。委託品。 各部の動作良好です。外観、ガラスともに申し分無く、綺麗です。使用感みられま...
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Summilux 35mm f1.4 (M3) Chrome
OCSUC / 11871。216万台。1966年。ズミルックス 35mm初期玉のライカ M3用メガネ付。ライツ全盛期のつくりをたっぷりとお楽しみ頂けます。50ミリ視野枠をそのまま35ミリに変換させるメガネは、ライツらしく見事な見え味。絞り開放ではフレアやゴーストが出やすいのですが、半段絞るだけで落ち着きが得られます。描写のクセを体得して、描写を作りこむ作業こそがこのレンズを楽しむ真骨頂でしょう。とても状態の良い専用フードOLLUXはシビれるカッコよさ。元箱、後キャップ...
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Summicron-R 35mm f2 (3 cam)
11227。ライカフレックス用。ズミクロン-R 35mm f2、初期バージョン。240万台、1970年製。先細ズミクロン。ライツ・カナダ製造。7群9枚構成。3カム化されており、ライカR系でも使用可能です。うっすらと青い前群のコーティングが特徴的です。広角系の角形フードに極太の円筒形の鏡胴という造形が衝撃的な出で立ちですが、外観とは裏腹ともいえる素敵な描写が得られるレンズです。本品はガラスの状態は今ひとつですが、実写は良好でした。試写館をご覧頂ければ幸いです。 2020年...
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Summilux-M 35mm f1.4 (M) Aspherical
11873。346万台。ノクティルックス 50mm f1.2に続き、非球面レンズが採用された初代ズミルックス 35mm f1.4 アスフェリカル。通称AA(ダブルエー)。5群9枚構成。2群目と5群目に非球面レンズを採用。製造が困難で生産が追いつかず、わずか数年で生産終了してしまいました。1990年にフォトキナで発表されましたが、製造番号から調べると本品は1988年製です。発表後の販売に備えた生産で苦労したのかも知れません。そんな想像に説得力を与えてしまうほど見事な描写力...
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Elmar 35mm f3.5 (L) Chrome
EKURZUP。エルマー 35mmの初期タイプ。製造番号無し。距離はメートル表記。日本では通称ヘビーカム、海外ではスネールカムと呼ばれる、距離計連動カムが極厚で傾斜が付いています。全周タイプ。無限遠ロックは山型の通常タイプ。本来はノンコートのガラスとニッケルメッキの個体ですが、第二次世界大戦後、ライツによる純正改造により、ガラスのコーティング処理とクロームメッキ処理がなされたものでしょう。ヘビーカムでクローム、コート有のエルマー 3.5cmはそうそう無いのでは。珍品。 ...
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Summicron-M 35mm f2 (M) Black
11310。1980年、カナダ製。飛び出した距離ノブが特徴的な、7枚玉ズミクロンの初期型です。5群7枚構成。ズミクロン 35ミリの第三世代、ライカMの広角レンズとして正常進化を遂げました。外観は大分簡素化されましたが、描写はさすがのライツ。濃厚なボケ味と豊かな階調が得られる素晴らしい描写力と、軽量でミニマルな機能的デザインが持ち味です。近年、7枚玉の良さは再認識されており、当店でも人気沸騰中です。実写テストの結果も7枚玉らしく、大変良好でした。近接での撮影では非常に濃厚...
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Summaron 35mm f2.8 (M)
SIMOM-M。後のコードは11306。ドイツ製。208万台。1965年製のニッパチズマロンです。最短撮影距離は0.7m。新種ガラスの採用で、前モデルのズマロン f3.5から半段明るくなりました。アンバー系のコーティング。必要十分な明るさを持ち、絞り開放から解像力も高くシャープな線を結びます。ほど良い周辺落ちも良い雰囲気。スタイルも良く、描写もしみじみ良いレンズだと思います。8枚玉が高騰するにするつれ、ニッパチ・ズマロンの良い個体も最近は少なくなってきました。純正の前後...
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Summicron 35mm f2 (M3)
SAMWO。後のコードは11108。ズミクロン8枚玉、カナダ製。174万台、1960年製。鏡胴の先端部はアルミ製。黄金期のライカらしい素晴らしい作り込みが神々しいレンズです。ITDOO、IROOAなど純正フード装着時の姿も秀逸です。ドイツ工業製品らしい機能美がたまりません。こちらの個体は最短撮影距離は65cm。近接域で得られる描写も代え難い魅力に満ちています。ライツの理想主義が生んだ究極の8枚玉といえるでしょう。純正前後キャップ付。 2020年4月にメガネ部を含めて丁寧...
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Summaron 35mm f3.5 (L)
SOONC。161万台、1958年製。feet表記。ライカ・スクリューマウントのサンハン・ズマロン、フィルター径がE39となった後期型です。以前のA36タイプと基本性能は同じですが、ルックスは少しモダンとなりました。戦後ライツの脂がのった時期に生産されたレンズですので、梨地のメッキも質感高く、極上の仕上がりです。本品はガラスも鏡胴もかなり綺麗な一本です。状態の良いf3.5ズマロンをお探しの方へ。綺麗な純正前キャップ、プラケースが付属します。 2020年4月にフルOH済み...
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Vitor 35mm f2.8 (Ducati)
イタリア製のハーフ判小型カメラ、デュカティ・ソーニョ用の標準レンズ、ビトール 35ミリ、こちらは明るいf2.8。マルミ製のネジ式フィルターが付属しますが、フィルター装着時は絞りの操作ができないのでご注意を。デュカティの標準レンズは単体ではなかなか出て来ません。お探しの方もいらっしゃるでしょう。 メッキの状態も良く、まずまず綺麗な外観です。絞り、ヘリコイドの作動正常です。前玉には拭き傷がやや多めに見られますが、クモリ等は見られずガラスはスカッと綺麗に抜けています。ピントグ...
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Angenieux 35mm f2.5 (M42)
アンジェニュー 35mm f2.5 レトロフォーカス Type R1。距離や絞りリングがアルミの幅広いローレットとなった、中期モデル。5群6枚構成。1954年の製造です。スケールはfeet表記。M42マウントですので、Sony、Nikon、Canonなど様々なメーカーのミラーレスデジタルカメラでお楽しみ頂けます(アダプターは別途必要です)。三本の帯がアクセントになっている端正なデザインが素敵ですね。試写結果良好、試写館をご覧頂ければ幸いです。 絞り、ヘリコイドともに動作...
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Nikkor 35mm f2.5 (S)
W-ニッコール 3.5cm f2.5。ニコン S型シリーズ用広角レンズです。4群6枚構成のガウス型。メートル表記。見た目がf1.8と似た鏡胴の後期型。アルミ鏡胴に黒塗装。純正の革ケースとワルツ製SLフィルターが付属します。使い頃の一本です。 ヘリコイドのグリスアップとガラスの分解清掃済です。ガラスも操作系もすっきりとリフレッシュ致しました。前玉にわずかなコーティングの傷み、後玉に薄い円周状の拭き傷が一本見られますが、ガラス自体はなかなか綺麗です。距離リングには通常の使用...
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Flektogon 35mm f2.8 (Exakta)
ゼブラ鏡胴のフレクトゴン 35mm f2.8。自動絞り。5群6枚のレトロ・フォーカス型。軽量で接写(18cmまで)も出来て、開放付近の柔らかな描写も楽しめる良いレンズです。 レンズ分解清掃とグリスアップ済。中玉周辺には清掃で除去しきれないクモリがわずかに残っていますが、このレンズとしては良好なコンディションでしょう。自動絞りを含め、各部の動作正常です。
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Summicron-M 35mm f2 (M) Black
11310。1991年、ドイツ製。1980年登場の7枚玉ズミクロン。5群7枚構成。ズミクロン 35ミリの第三世代です。海外ではボケ・キングの異名を持ち、豊かなボケ味とズミクロンらしいピント面の描写が魅力。軽量なボディと徹底的に小型化されたフード、ミニマルデザインが持ち味の一つでしょう。試写ではデジタルM型ライカに装着をしましたが、とてもコンパクトで収納性と操作性の良さが撮影現場で光ります。綺麗な一本、付属の12524フードも使用感少な目です。 使用感見られず、とても綺麗...
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Elmar 35mm f3.5 (L)
57万台。1941年製のエルマー 3.5cm、コーテッド。3群4枚構成。m表記。クローム。本品はノンコートの戦中エルマー 35mmを、戦後早い時期にライツでコーティングを施した個体と思われます。ズマロン 35mmにバトンタッチされるまで20年にわたり製造された、ライカのロングセラー広角。バルナックに装着してそのままポケットにも収まるサイズ感で、性能的にも過不足無く、ロングセラーだった理由が伺えます。絞り開放付近では、周辺落ちのある雰囲気の良い作画を見せてくれます。純正キ...