〜90mm
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Micro-Nikkor 55mm f4 (L)
昭和50年(1975年)頃に特注品扱いで発売された、マイクロ・ニッコール。製造期間は短い様です。4群6枚の前後対称型(オルソメーター型?)。2群、3群目はトポゴンの様に非常に薄いそうです。基準倍率は0.1倍。35mm無孔フィルムを使用する、マイクロ写真撮影及び投影用として販売されました。特筆すべきは、色収差補正波長域が380〜700nmと、紫外線域に踏み込んでいる点。恐らくマイクロ写真撮影装置に組み込んで出荷され、装置ごと廃棄となり、現存数は極めて少ないと思われる産業用...
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Elmar 75/4.5
非常に珍しい距離調節リング付エルマー 75mm。1931年頃の製造と思われます。20世紀初頭、特に1930年代初頭にライツは他メーカーへのレンズ供給に力を入れたようです。有名どころではナーゲル・ピュピレのエルマー付ですが、他にも数社のカメラでエルマー・レンズが採用されています。本品は距離調節機構が付いていることから、ストラット・タイプの645判カメラ用のレンズと思われます。採用レンズの多様さから推測して、恐らくKochmann Korelle P辺りで採用されたレンズか...
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Sonnar 60/1.5 (L)
大戦直後のイエナ製と云われる謎のゾナー。50本だけが製造されたと言われる(出典:Non-Leitz LEICA Therad-Mount Lens P133 / Marc James Small著 、邦訳は朝日ソノラマより)。重い真鍮鏡胴。Carl Zeiss Jenaの番号表(黄本)には出て来ず贋物疑惑もあるが、こんな大玉、そう簡単には作れなさそう。ご存じの方、情報をお願いします。後玉周辺部に少々バルサム剥離有。他、ガラス綺麗です。距離計連動もOK。ピントも良し。珍品...
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Sun Sola M-II 75/3.5 (L)
ノンコート。ライカのエルマー90mmと似たシェイプを持つ、ノンライツ・スクリューマウント・レンズ。Solaの90mmは比較的良く見かけるが、75mmは珍品です。謎の多いレンズだが、このレンズの前身はニッポンカメラ用のXebec 50mmを製造していたK.O.L.社製のプロミナーと思われる。一説にはこの75mmもニッポン・カメラ用として供給されたとも。キャップ、元箱と揃ったコレクション向きコンディションです!キャップのロゴも何ともカワイイですねぇ。珍品。
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Micro Nikkor P Auto 55/3.5
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Angenieux 90/2.5 (Contax)
Type Y1。1947年製。4群4枚構成。珍しいコンタックスマウント。綺麗な青紫色のコーティング。拭き傷も殆ど無く、アンジェニューとしては、かなり綺麗なガラスです。褪色した鏡胴もシブいですねぇ。
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Primoplan 58/1.9 (L改)
1957年頃製のエキザクタ用レンズを、宮崎光学にてライカLマウントに改造したもの。キズやクモリだらけの固体の多い戦後プリモプランとしては、かなり綺麗な一本ですね。ピント良好で近接まで距離計連動バッチリです。派手ではないが、しっとりとした描写で好感が持てます。試写画像をご覧ください。当店スタッフが愛用していたこの一本、諸事情により泣く泣く手放します。。大切に使って頂ける方に。(涙)
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Biotar 58/2 (L)
1948年頃製と思われるM42マウント用レンズを、後年Carl Zeissで改造したもの。距離計連動カムも見事な作りで、連動もバッチリです。銘玉ビオターをライカで楽しめる。これまで何度か同様のレンズを扱いましたが、本品のように丁寧な革張りが施されたものは初めて見ました。当店のお客様からの出戻り品。ガラス綺麗。ピントも非常に良好!
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Astro-Berlin Pan-Tachar 75/1.8 (M42改)
やや珍しいアストロのf1.8。ノンコート。アルミ鏡胴。開放付近では、派手な渦巻き状のボケが見られますが、絞り込めばしっとりした雰囲気ある描写に。クセ玉だが使い込めば楽しいレンズでしょう。前玉に少々拭き傷見られるが、パン・タッカーとしてはまずまず綺麗なガラスです。試写: http://p.tl/eQvJ
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Ross Xtralux 90/3.5 (L)
英Ross社製のライカ・スクリューマウント・レンズ。4枚構成。英国製ノンライツとしては比較的生産本数の多いレンズ。写真史に長い歴史を刻む名門Rossの名に恥じず、良く写ります!ごく軽微な拭き傷見られるが、このレンズとしてはとても綺麗です。ピント良好。やや稀少なレンズ。
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Sonnar 85/2 (M42改)
1945年製のTコーティングゾナーをM42マウントに改造したもの。3群6枚構成。アルミ鏡胴。中玉のコーティングにごく軽微な拭き傷見られるが、実写結果とても良好です。大分昔にM42マウントに改造済、色々遊べる一本。銘玉。
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Biotar 80/2 (M42改)
VPエキザクタ用をM42に改造。1933年製。後コーティングが施されています。前玉に軽微なコーティング傷みが見られるが、製造年代を考慮すればかなり綺麗なレンズです。見事な円形絞り。Sony a7 で試写しました。実写結果、良好です。
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Biotar 58/2 (Exakta)
キネ・エキザクタ用。1936年製。戦後のアルミ鏡胴のものと異なり、真鍮製でどっしり重く丁寧なつくり。ガラス綺麗です。やや稀少。
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Carl Meyer Speed 60/1.5 (L改)
米国の写真用品メーカー?Burke&James社が自社ブランドとして販売した、謎多きレンズ。Carl Meyerはメーカー名ではなくブランド名。鏡胴やコーティング等から1960年頃の製造だと思われるが、詳細は不明です。3群7枚のゾナー型。オリジナルのLマウント非連動レンズにアルミ製のカムを付け足し、距離計連動に改造。羽根14枚の円形絞りの作りも見事。非常にヌケの良い描写で、自然な発色です。絞りによって多少焦点移動が見られるが、開放付近の独特な描写はハマります。珍品。
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Angenieux 75mm f3.5 (L)
Type Z3。純正ライカ・スクリューマウント。3群3枚構成。アンジェニュー特有の淡いブルーのモノ・コーティングの施された最終型。1947年製。欠落しやすいフォーカシング・ノブやリア・キャップもオリジナルです。描写・ピント良好。いぶし銀に褪色した鏡胴がイイ感じ。前玉に浅いコーティング傷み見られるが、実写結果は非常に良いです。珍品。
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Kinoptik Apochromat 75/2 (M改)
仏の名門光学メーカーKinoptik社製の映画用レンズを宮崎さんにてMマウント改造。近距離から無限遠まで35mmフルサイズをカバー。非常にシャープなレンズです。
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Kern Macro-Switar 75/1.9 Midified to M
アルパ用マクロ・スイターで有名な、スイスの光学メーカーKern社のシネ用レンズ。宮崎光学にてMマウントに改造。6群6枚構成。軽量・コンパクトな鏡胴ながら、非常にシャープで解像力の高い描写。色収差も少なく、発色も良好、コントラストも高いです。試写結果ご覧ください。非常に良好でした。
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Biotar 58/2 (L)
M42マウント用レンズを後年Carl Zeissで改造したもの。距離計連動カムも見事な作りで、ピントもバッチリです。銘玉ビオターをライカで楽しめる。2012年10月にOH済み。