ライカ M3前期型、福耳ツーストローク。製造番号75万台、ライツの番号表からは1955年の製造です。三脚ねじは小ネジ。
本品にはその1955年、ロンドン中心部の高級エリア・メイフェアのOld Bond Streetの今は無きカメラ店、Lewis Newcombeで購入したレシートが付属します。
M3前期型の75万台らしく、トップカバーの4本のマイナスねじ、巻き戻しノブの中心がワンドット、ASA200までのバックドアなど、前年の1954年に発売されたM3初期の雰囲気をタップリと残しています。
コレクションにも実用にも良い一台です。
トップカバー上部に2〜3本のごく薄い擦れ、また底蓋には線状の擦れが多少見られますが、アタリや凹みは見られず、全体的にかなり綺麗なボディです。
吊り環にストラップを通した形跡は無く、バックドアの美しさは特筆モノ。綺麗なM3でも革ケースに入れっぱなしでバックドアに斜めの痕跡が残っている個体が散見されますが、本品にはそれがありません。グッタペルカも全面オリジナルで、シボの目もまだまだ立っています。
2026年10月にOH済。丁寧な整備により、各部の操作感はM3前期らしい滑らかさに蘇りました。ファインダーの見え味もスカッとクリア、距離計像のコントトラストも良好です。
当時の英国での領収書、こちらも時がほぼ合致する1954年後期のライカM3の初期カタログなど、眺めているだけでも楽しい紙モノが付属します。純正ボディキャップ付。