キヤノン製レンジファインダー機、キヤノンP型。やや珍しい、50mm f2.2レンズ付。
元箱と日本語保証書に記載されているシリアル番号は、ボディ、レンズともに一致しています。当時の値札も付いており、38,500円で販売されていたことが分かります。保証書スタンプには「36〜37.5.2」の記載があり、昭和36〜37年5月2日という保証期間を表しているものと思われます。よって本品は昭和36年、1961年に販売された個体と推測されます。
P型の由来はPopulaire(ポピュレール、仏語で「大衆の」の意)。高級機の大衆路線カメラというコンセプトで、1959年(昭和34年)に登場。
変倍式のファインダーをやめ、パララクス自動補正付きの35/50/100mm視野枠が常時表示される等倍ファインダーに変更するなどの簡素化により、コスパの高い機種となりました。目論見は見事に当たり、10万台弱が販売された人気モデルとなりました。
トップカバーと底蓋にごく薄い擦れが見られる程度で、全体的に使用感少なくかなり綺麗な外観コンディション。シャークスキンのようなサラッとした貼り革の握り心地も好印象です。
ボディ、レンズともに各部の動作正常です。ファインダーには軽微なクモリが見られますが、見え味は良好です(ご希望により有償にて整備も承ります)。付属のレンズもクモリ無く、スカッと抜けたガラスです。
番号一致の元箱と当時の保証書、値札、取説、保険の案内書面、革ケース、乾燥剤が揃っています。ケース付きの露出計が付属しますが、屋内での光には殆ど反応しておりません。当時の雰囲気を再現するためのひと品として、このままお付けします。
当時の付属品もしっかりそろった、由緒正しいキヤノンP。コレクションに是非!