ライカ A型改DIII。製造番号は7万台。1931年製のライカA型を、後年DIIIへとアップグレードした個体です。ライツの純正改造品。海外ではファクトリーコンバージョンとも呼ばれています。
A型改造のボディは、アップグレード専用のパーツを多数用いて製作されるなど、非常に凝っています。こういうところにライツのイズムを感じますね。
DIIIですので、視度補正付きの連動式距離計、吊り環、スローシャッターを装備。実用に十分な機能が揃っています。外観はブラックペイントとニッケルメッキ。程よい使用感と相まって、良い雰囲気を醸し出しています。
カド部にペイント落ちやメッキ落ちが見られますが、全体的にペイントの肌は良い状態です。また、スローダイヤル下部のグッタペルカ(貼り革)にひび割れが見られますが、ボディにはしっかりと密着しており、浮きや剥がれはありません。
DIIIへの改造時期(1930年代)から90年近くが経過しており、大切に大切に使われてきたことが伺える、コンディション良好な一台です。
2026年6月にOH済。シャッターや巻上ノブの動作も快調、とても滑らかです。ファインダーのクモリも除去され、見え味クリアに仕上がっています。距離計の二重像もクッキリしています。
今回のOHでリフレッシュ、実用に好適な1台です!